蒼青の勇者は盾の勇者を影から応援をする   作:ジェットプテラ

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第九十九話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


逃走と進歩

尚文が持って居るヌエの盾が雄叫びを叫び暫くすると

 

「ひぃいぃいいいい」

 

「うぅうぅ…」

 

「わぁああ…」

 

「いぃいぃ…」

 

貴族のバカ息子と取り巻きが発狂したように苦しみ出した。

 

「何…

何したの…?尚文」

 

「さぁな」

 

尚文が少し動くと

 

「ひぃいいいっ」

 

「さぁなじゃねぇのよ。

この惨状その盾のせいでしょ?」

 

私は取り巻きに近づいて

 

「そうね。

四十八区、恐怖系の精神攻撃したでしょ?」

 

「まあな

俺に敵意がある相手の恐怖心を煽っただけだ。

苦しんでいるのはこいつらの勝手だ」

 

「勝手って…

あきらかに何かに苦しめられてるでしょ…」

 

「多分ラフちゃんの仕業よ」

 

私はラフちゃんの方を指さす

 

「ラーッ」

 

ラフちゃんが威嚇しながら

 

「ラフウゥウウゥゥ…」

 

何かのスキルを発動して居た

 

「ラフちゃん…」

 

「俺じゃないっ」

 

貴族のバカ息子が突然叫び出した

 

「俺はただ…っ

俺の…天女をてにいれたからっ見世物小屋に丁度良いってオヤジが…」

 

随分発狂して顔が歪んでいる。

其れを見た尚文は

 

「いいねぇ

久々だこういうの…」

 

バカ息子の髪の毛を鷲摑みして

 

「見苦しいだよ

フィーロを鳥籠に押し込めてた奴が良いわけか

責任の所在を言うならな

フィーロを捉えた奴

見世物にした奴

其れを金を払って見た奴

見世物小屋(ここ)が堂々と存在するこの町この世界全部同罪だ。

今度は俺が見物してやるよ。

お前がもがき苦しむ様を…楽しいなぁ…?

ああ!?」

 

私はバカ息子が白目向いて涎をだらしているのを気が付いて

 

「尚文気絶しているよ」

 

「ああ?…本当だ」

 

尚文は放すとバカ息子は重力に従って落ちた。

 

「やっぱり尚文ダークヒーロー向いて居るかもね」

 

「俺もそう思っている」

 

「…あーと」

 

絆は辺りを見渡した。

私も見渡すとバカ息子の様に気絶している人もいれば今でも幻覚に苦しんでいる人もいる。

 

「気ぃ済んだ?」

 

「はぁ――――…」

 

「ラフーー」

 

「…まぁこんなもんだろ。

…人間って意外とタフだよな

此れだけの事をしてもまだ死んでいない」

 

「と言っても前みたいな生活は送れそうにもありませんよね?」

 

黄歯菜は其処に在った棒でバカ息子を突っついて居る。

 

「だな」

 

「精神が行っていたからな」

 

カッターとリッキーも黄歯菜と一緒に突っついている。

 

「…私だったらきっと耐えられていないです…」

 

「……」

 

「何だ

絆文句でもあるのか?」

 

「いやぁ

むごい事すんなぁと思って

でもスッとした!

だからあんまし文句言いたくないんだけど…多分

 

絆が戸を開けると

 

「ちょっと騒ぎになっちゃってる」

 

下に騒ぎを嗅ぎづいたのか役人が提灯を灯しながら此処に集まり出していた

 

「ふえぇっ」

 

「コオスイ様それはヤバいんでは」

 

「やばいね」

 

リーシアとリファナが慌てている

 

「長居し過ぎたねぇ~

如何するその盾で乗り切る?」

 

絆が提案するが

 

「ひっ」

 

フィーロが怯えている

 

「いや、その必要はない」

 

私は〔ショドウホン〕を取り出して筆モードでと書く

そして襖が開く瞬間にの文字から膨大な煙が出て来て私達の姿を隠す。

 

シールド(尚文)!」

 

「ああ、ポータブルシールド!!」

 

私達は転移した。

 

「うわっとと…と…此処って…」

 

転移先は

 

「エスノバルトに送ってもらった場所だ」

 

「町の外

え!?

転移使えたの!?」

 

「直接行って登録した場所三カ所に飛べるというだけのスキルだ

エスノバルトが送ってくれた此処なら…と念のために登録しておいた」

 

「あの街には運よく妨害魔法が無かったって事か」

 

「其れに暫くはフィーロの健康状態を見ながら行こう」

 

「だな。

行こう」

 

私達は移動した

 

~翌日~

 

絆と黄歯菜は川で

 

「…よっ

しょっと」

 

「はい!」

 

魚釣りをして

 

「あっわわわっ」

 

「「ほいさ!」」

 

リーシア、カッタナ―、リッキーがキャッチした。

 

「流石キズナさんとキハナさん…!

次から次へと…」

 

「「よ、国一」」

 

「へっへー」

 

「私は能力追加で釣りのスキルを手に入れただけですから」

 

「でも、流石にちょっと釣り過ぎたかなーと思うけど…」

 

絆がある方向を見ると

 

「ん~!

美味しい」

 

フィーロが焼き魚を食べ乍ら

 

[ぐうううぅぅぅぅ]

 

「食いながら腹を鳴らすな」

 

尚文は魚を焼き

 

「でも元気で良かったです」

 

リファナが魚に串を指して

 

「今まで食べられなかった分を食べさせましょう」

 

私は魚の内臓と骨を取り除く

 

「全然足りなそうだね…」

 

「これじゃ焼くのも追いつかん!

フィーロ!

お前はもう生で食え生で!」

 

「え~~~」

 

「なら今から刺身にする?」

 

「おう刺身を出せ」

 

私は直ぐに三枚おろしをして刺身を作る。

 

「まぁ流石にもう此処ではこれ以上釣れないかな

魚がいなくなっちゃうよ」

 

絆はそう言いながらフィーロに近づいて

 

「ね!フィーロちゃんのレベル上げにもなるし。

お姉ちゃんと少し狩りに行こっか!」

 

「お姉ちゃん……」

 

尚文が小さくそう言うと

 

「あ”?

何か文句ある?」

 

絆は聞き問えていた。

 

「行く行く~!

釣り竿のお姉ちゃん~!」

 

「フィーロ

其れを言うなら狩猟具の人が正しい」

 

「お姉ちゃん」

 

「……ツッコムとこ其処かよ」

 

「ハッハッハッ

絆落ち着いて」

 

「???」

 

「…キズナお姉ちゃんで良いと思いますよ」

 

「へへへ!」

 

「……

まぁ兎に角さっさと成長して俺達の足になってもらわないとな」

 

「足?」

 

「フィロリアルは移動に欠かせない鳥だ。

おれ達の世界では馬車を引いてた。

フィーロで移動できるようになれば人探しもぐっと楽になる」

 

「尚文、其れは出来ないと思う」

 

「どうしてだ?」

 

「ああ、オレも氷水、に同意見だ」

 

「絆まで」

 

「オレが思うに…

フィーロちゃんフィロリアルて奴じゃなくてハミングフェーリーだと思うよ」

 

「は?」

 

「ほらフィーロが捕まって居た時の姿の奴」

 

「そうそれ、この世界の魔物の鳥だよ

其の雛

オレも人化する前の姿はそう見えたよ」

 

「別の魔物…?」

 

「ハミングフェーリーは空を飛ぶ歌声が綺麗な魔物だよ

出世魚みたいに成長に従って色んな呼び名があるくらい」

 

「ごしゅじんさま!」

 

フィーロが突然立ち上がり

 

「みて!」

 

翼を広げて羽ばたくだけで空を飛んで

 

「どう?」

 

尚文は唖然して

 

「…凄いな」

 

そう言って

 

「…この世界にはフィロリアルはいないのか?」

 

「うん馬車を引く鳥の魔物とかはね…」

 

飛び上がったフィーロが着陸して

 

「あのねごしゅじんさま、フィーロね。

いまあんまり馬車キョーミないんだ。

でもでもねさっき空を飛んでみたらね。

楽しかった!

ムリヤリの時はイヤだったけど今は楽しかった!」

 

「…そうだな。

お前が楽しいならまぁ、いいか…」

 

尚文は何かを諦めてクリスとラフちゃんの案内を徒歩で移動して別の街に到着した

掲示板に行き

 

「…どうだ?

 

「多分これでしょ」

 

私はある記事を指さす。

 

「氷水、正解

見世物小屋の天女盗まれる。

犯人未だに捕まらず」

 

「窃盗扱いかよ」

 

「まぁしょうがないよ。

殆ど奪取したからね」

 

「ピピィ…」

 

「あ、あのこれ…」

 

「この人相書きね…」

 

「尚文が目撃者を全員ビビらせながら気絶させたお陰で似ていないし

私に関してはルパンブルーだし」

 

「それでも人が多いトコでフィーロちゃんやクリス達を大っぴらにしなければそう気づかれないようにしないと」

 

「毎度思うがこの程度の情報で良く捕まえられえると思うよな」

 

「前に見たラフタリア達の人相書きもまだあるし」

 

「まぁオレ達は暗がりと煙で見られて居ない筈だから」

 

「そんなもんかね」

 

「まぁ目立たないに越したことはないよ。

クリスたちやフィーロちゃんは人前に出さないようにして…」

 

「他にめぼしい記事は?」

 

「えっと刀の眷属器の選定式行われる…かな」

 

「眷属器の選定式行?」

 

私はそう言って

 

「歩きながら説明するよ」

 

私達は町の外まで歩き

 

「確認だけど刀の眷属器ってあの眷属器か?」

 

「はい、ラルクさんやグラスさんが持って居る奴です」

 

黄歯菜が答えた

 

「国が管理している眷属器だけどまだ所持者がいない場合は選定式ってのをやるらしいんだ

所有者がいて初めて使える物だしね。

そういう選定式っは誰でも参加できるもんじゃないし

そのうえ眷属器に選ばれないとなれないからなかなか見つからないんだって

オレ達の立場的にはこの国では一生見つかって欲しくないね」

 

「国と国とのパワーバランスが崩れるってことか」

 

「最悪戦争になりかねなりますので」

 

「そうそう」

 

「流石に俺達も戦争は御免だ」

 

私達が札になっているラフちゃんの案内通りに歩いて居ると目の前に人だかりが出来ていた。

その先を見ると

 

「道が塞がっている…?」

 

門が閉まっていた。

私は聞き耳を立てると

 

「…ここからは通れない」

 

「引き返すしか…」

 

そう言う言葉が聞こえてくる

私達に気が付いた引き返そうとする通行人が

 

「あんたたちも帰んな!

都につづく道は全部ダメだよ!」

 

「全部?」

 

「何故だか門が全部閉じてるらしいのさ」

 

通行人がこっちに来て

 

「この先へ行っても馬車やら人やらで引き返すのもままならなくなるのよ」

 

「都を丸ごと封鎖!?

なんで…」

 

「こっちが聞きたいよ。

今日中に荷を届けなきゃならんのに…

此れじゃ中の奴らも干上がっちまうだろうに…」

 

私達は少し移動して絆はクリスの札を出して

 

「おそらく探し人達はあの先にいると思う。

龍刻の砂時計も其処に在るしね。

うまく転移できるのであればそれで良いけど都を封鎖なんてまともじゃない」

 

「何かが起きてる…?」

 

「そう見ても良いね」

 

「だね」

 

「刀の選定…

そう言えばあの記事…刀の選定の結果が書いてなかったよな…

所有者が選ばれたのか選ばれなかったのか…それを外…他国に知られたらマズい事が有るとすれば…刀の眷属器がもし第三者に奪われていたとしたら――」

 

沈黙が少し支配して

 

「よしなんとかして都に入るぞ」

 

私達は都の方を走り出した

 




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみください(^O^)/
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