冥次元ゲイムネプテューヌ   作:ロザミア

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邪龍戦線が始まると言ったな、あれは嘘だ(ウワァァァ)
まあ急かすなよ…たまには胃もたれを引き起こす物じゃない話だってあげるさ…ククク


皆でゲーム!お喋り!これぞ日常!

朝。

ボーッとしながらも起きて、時計を見て今の時間を理解する。

いつもなら目覚ましでもっと早い時間で起きるんだけど…まあ…いっか。

 

おはよー…今日はのんびりネプテューヌだよ~

 

「おはようございます、ネプテューヌさん。」

 

「んー…おはよう、いーすん。」

 

「眠そうですね?」

 

「まあねー…」

 

「アザゼルさんから言われてしまったからですか?」

 

「んー…だね。休め、だっけ?」

 

昨日、おっちゃんから言い渡されたのはただ一つ。

 

『お前ら、一回しっかり休め!』

 

これだけである。

多分、これからもっと大変だろうから少しでも英気を養っておけって事なんだろうけど…いいのかな。

そんな自分の心配を察したのかいーすんは微笑んだ。

 

「こういう時間も必要ですよ。

確かに皆さん張り詰めすぎでしたから…アザゼルさんの判断は正しいと思います。」

 

「そう?そんな張り詰めてた?」

 

「はい、頑張りすぎは体に毒ですよ。

いざという時、何も出来なかったら困るでしょう。

今はしっかり休みましょう?」

 

「そうだね…よーし!」

 

いーすんの言葉に頷いて、休日を満喫することにした。

…といっても、何をすればいいんだろ?

起きたばかりの頭では何も思い付かない。 

あーちゃんは…あれれ、もう起きたんだ、いないや。

そうして少しボーッとしていたら、ドタドタと階段を上がる音がして…バンッと部屋の扉が開けられる。

 

「ねぷっ!?」

 

「はうっ!?」

 

「ねぷ姉ちゃん!!」

 

「い、一誠!?な、何事、敵襲!?」

 

「目覚ましイッセーだっ」

 

「ややこしいよぉ!」

 

「たわばっ!?」

 

いーすんと私はビックリして一誠を見たら、ウキウキ顔で目覚まし宣言されたので枕を投げた。

見事顔面クリーンヒット!一誠の目覚ましの旅は終わりを告げた!

 

閑話休題

 

何だかんだと休日を楽しもうと思い、下でご飯を作っていたお母さんとあーちゃんを手伝ってから朝御飯を食べる。

 

「今日はなにしようかなぁ…」

 

「ゲームしようぜ。最近全然してないしさ」

 

「私も良いですか?」

 

「お、ねぷ子さんに勝とうって事かな?いいよ!ふふん、年季の違いを見せてあげるよ!」

 

「本来の年齢の話かな?」

 

「それ以上いうとねぷ子さんは一誠をどうするか分からないからしっかりと考えて言ってね!」

 

「ハイ、スミマセン」

 

「あはは…そういえば、ネプギアさんを昨日から見ませんが…」

 

「ネプギアなら、おっちゃん達の技術を物にするって張り切ってたし研究所じゃない?」

 

というか、研究所にいる時のネプギアって機械を見たりすると喜びに満ち溢れてるっていうか…今すぐにでも触りたい!っていう感情が丸見えなんだよね…

あーちゃんも今日は家でゆっくりするんなら、ゲームしようかな?

 

そんな感じで皆についてとか今日はどうしようとか話しているとお母さんがふふっ、と笑う。

 

「お母さん?」

 

「三人とも、本当に仲が良くて嬉しくて、ついね」

 

「そんなの当たり前だよ!私達は家族なんだから!」

 

「そうそう!」

 

「…おかわり」

 

「オーフィス、よく食べるね…」

 

「食はいい文化。イストワールもそう言ってる」

 

「毎度涙が出そうです」

 

「そ、そんなに…?」

 

「シェアは…味がないので…」

 

「ああ…」

 

いーすん、食に目覚める。

本当に涙流しそうなのがまた悲壮感が…何だろう、どうして補給先変えたってだけで未亡人みたいな感じがするんだろう。

それにしても…うんうん、ご飯をのんびりと食べるの、何か久しぶりだなぁ。

何かと急いで食べて、特訓に行ってたし。 

 

のんびり…っていうのを最近はしてなかったし…

久々だな~何しようとか考えちゃうほどには。

ねぷ子さんらしくもない、かな?

 

まあまあ、色々と考えながらでいいから今日一日を楽しもう!

うん…あ、ついでにヴァーリも呼ぼう。

うん、こういう時に彼氏も交えてゲーム!

黒歌とかもその内来るでしょ。

早速とばかりに携帯を取り出してヴァーリに通話を…

 

『どうした?』

 

繋がった。

声が聞けるだけでも嬉しい。

これはつまり、姿を見たら元気百倍ねぷ子さん!

 

「これから皆でゲームするんだけど、良ければどう?」

 

『分かった、朝のトレーニングが終わり次第行こう』

 

「…汗流してよね?」

 

『当たり前だろう』

 

「じゃ、また後でねー!」

 

「…姉ちゃん、まさか今のヴァーリか!?」

 

「そうだけど…?」

 

「絶対にゲームでボコボコにしてやる…大乱闘だ姉ちゃん!」

 

「これは荒れる予感、我は詳しい」

 

なら止めてよ!?

オーフィスもだけどあーちゃん…ああ、あーちゃんが苦笑いしながら距離取ってる!

いーすん!ああ、いーすんご飯に夢中!

お母さ、ああ、皿の片付けに逃げた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠を何とか宥めてから上に上がって、ゲームを起動する。

うわぁなんか緊張する…久しぶりすぎて緊張する!

コントローラーが軽い…軽すぎる!

もしや、これなら出来なかったあれも…!

 

そう思って、キャラクターを選んで操作するんだけど…

 

「ギャー!?吹っ飛ばされた!?な、何をするだぁーッ!許さん!一誠!」

 

「やられるのが悪いんだよぉ!俺が上、姉ちゃんが下だ!」

 

「貴様が下だ!我が弟一誠~!!」

 

「あ、えいっ」

 

「へ?アーシアさん!?あ、復帰出来な…」

 

「ナイスアーシア、さよならイッセー」

 

「オーフィスゥゥゥ…!!」

 

思うようにいかないどころかマジもんの大乱闘に…ってあーちゃんとオーフィスが密かな協力体制を!?

な、なんてこったい…一誠は一誠で自分を狙ってくるし…これはまずいのでは?

でも私にはこれがあるよ!

 

「キャーーッチ!」

 

「姉ちゃん…まさか…やめろ、やめてくれ…!」

 

「私と一緒に地獄に落ちよう一誠…」

 

「嫌だぁぁー!」

 

秘技、妹に勝利を譲りに行くの術!

ふっ、一誠…どうせ私達は日向の道を歩けない(ストックゼロ)

一誠と共に落っこちて、自分の最下位は確定。

よし、あーちゃん行くんだ!道を切り開くんだよ!

オーフィス遠慮しない!?遠慮して!いやめっちゃ上手い!当てこすり上手い!あーちゃんも何か上手い!

 

「あっ」

 

「え、えい、えいっ」

 

「アーシアが!運送で!画面端ぃ!」

 

「復帰を読んで、まだ殴るぅ!」

 

「アーシアのメテオ決まったァー!」

 

「これは聖女は聖女でも殴ルーラー」

 

「鉄拳聖裁」

 

「我が負けた……アーシア…さてはやりこんでいる…!?」

 

「こ、答える義理はありません!…えへへ、どうですか?」

 

「うちの妹可愛い」

 

「尊い」

 

「お前に負けるなら悔いはないさ…」

 

オーフィスと一誠、自分がバタンと倒れる。

駄目だ、勝てるわけがなかったんだ…強すぎる、もう駄目だ、おしまいだぁ…逃げるんだぁ勝てるわけがないYO…

このままだと聖なる可愛さに心臓が停止する!

 

─ネプテューヌさん、ボコボコでしたね

 

(そこぉ!言わないお約束!?)

 

─主人公なのに、負けたままでいいんですか?

 

(や、やってやろうじゃん…)

 

いーすんに闘志を刺激されて今、覚醒の時!

再開、と思ったら扉が開く。

 

「…どういう状況だ?」

 

「あ、ヴァーリ!ほら早くコントローラー持って!

ねぷ子さんとコンビでいくよ!」

 

「愛の共同作業だな?了解した」

 

「ねぷぅ!?や、やめてよちょっとそんなうへへへへ…」

 

「だらしない顔だぞ~姉ちゃん…それはそうと来やがったなヴァーリぃ…お前を仕留めるために俺はトレーニングを重ねてきたんだ…イメージでな」

 

「せめてそこは普通に練習をしろ。お前はなんだ、想像したら実現するハ○ヒ的な存在か?」

 

「ある~晴れ~た日~のこと~」

 

「やめろぉ!」

 

「カオス…カオス…」

 

「とにかく、やりましょう?ね?」

 

よーし彼氏来たらもう負けないよ石破ラブラブ天驚拳で一誠達を沈める!勝ちは譲らない!後、先頭の景色もゆずらない!

ねっぷねぷにしてやんよー!

 

と、意気込んだはいいものの…

 

「なんでオーフィスとあーちゃんそんなに強いのぉ!?」

 

「な、何となく?」

 

「やり込みが違う。落ちろ、カトンボ」

 

「ぬおっ…!?」

 

「ヴァーリが死んだ!」

 

「この人でなしー!あ、一誠隙あり」

 

「どうしてスマッシュしたんですか?」

 

「まあ、ヨシッ!」

 

「どうしてヨシッて言ったんですか?」

 

「勝てばいい、それが全てだよ一誠!」

 

「力こそが正義…いい時代になった…」

 

あ、オーフィスがこっちに来た、って何その動きぃ!?

小ジャンプ刻むなんてプロい事をぉ!あ、ガーキャン掴まれた…

やばっ、運ばれる…くっ!

 

「シェア強化!」

 

─ネプテューヌさん!?

 

「うぉぉぉ負けられないんだ!」

 

「これは…通常の速度の三倍…!赤い彗星…」

 

「これが私の!全力全開!うぉぉぉ!大乱闘スマッ○ュブラザーズでも主人公は私だぁぁ!!」

 

「行け、ネプテューヌ!誰かのためではなく、お前自身の願いのために!」

 

「ヴァーリてめぇ!火に油を注ぐんじゃないよぉ!?」

 

「くぅおぉぉぉぉ…ッ!!」

 

「(ところでこれは我がゼルエル?)」

 

「(さ、さあ…)」

 

「今だ!くらえオーフィスぅ!」

 

「うぇ…ぁあっ…」

 

「勝ったぁぁ!!」

 

やったよ、冥次元、完!!

成し遂げたんだ…全てに終わりがついたんだよぉぉ!

吹っ飛ばした操作キャラクターを見て、遠い目になったオーフィスはそっとコントローラーを置いてからお菓子をポリポリと食べ出した。

 

「あ、ネプテューヌさん。私残ってます」

 

「へ?」

 

「えいっ」

 

「ほわぁぁぁぁ…!!?」

 

「ネプテューヌがやられた!」

 

「この人でなしぃ!」

 

「また一位、やりました~♪」

 

「だ、大乱闘なのが間違いだったのか…!?俺達は怪物と戦っていた…ッ!」

 

「ならパーティー物にすればいいのでは?」

 

『アルビオンもそう思うぞ』

 

『白いのが壊れた…』

 

それから、しばらくゲームは続いた。

お昼を食べてからも、皆でワイワイとはしゃいで、お菓子とか食べながら騒いで。

たまに来るお母さんも笑ってて。

いーすんも途中から参加はしたけどコントローラーが大きくて無理ってなってオーフィスと一緒にトランプとかして…

黒歌がやってきたと思ったらトランプ勢増えたし。

 

ヴァーリがやりたいものあるっていうから聞いてみたら一人用のRPGだし。だから皆で交代交代でやって、待機してる組は指示出したり野次を飛ばしたり。

 

すごく楽しくて、平和な時間で。

 

周りには笑顔ばっかりで。

皆楽しいんだなって…分かるくらい、騒がしくて。

 

「姉ちゃん?」

 

「ネプテューヌさん、泣いて…?」  

 

「…え?」

 

一誠とあーちゃんの心配そうな顔が目に映って、潤んでる視界に気付く。

お、おかしいな…涙が…?こんなに楽しいのに、なんで…

 

「ごめん、何でだろ…私、楽しいのに…」

 

「ねぷっち…」

 

「…かけがえのない時間だからだろう。

お前や、俺達が守りたい時間だからだろう」

 

ヴァーリに言われて、ストンと納得が降りてくる。

涙は止まらない。

こんなにも楽しいのに、楽しいから…止まらない。 

皆と一緒にいる時間が大好きで、笑顔で溢れているのが私の望みだから。

 

気付いたら、皆が抱きついてきた。

この時間が大切だって知ってるから。

これから来る時間を知ってるから。

だから今が愛おしくて、これからもこうしたいって…守りたいってなる。

 

「守ろうな、姉ちゃん」

 

「この時間を、また皆さんで…」

 

「ネプテューヌさん、私達がいますよ」

 

「皆がいれば、乗り越えれる。でしょ?」

 

「今まで通りだ。皆がお前についてくるさ」

 

「うん…うん…!」

 

涙は、しばらく止まらなかった。

楽しい時間を守りたいって改めて決心がついた。

友達も、家族も、どんな人だって…きっとこれから繋がる人達のためにもリゼヴィムを止めよう。彼とも手を繋ごう。

もう何も失わないためにも、暗闇の先を照らすためにも。

 

今思いきり泣いておこうって思って…それからしばらく泣いた。

 

「…ごめんね、皆。続き、やろっか!」

 

「おう、次の番誰だっけ?」

 

「俺だったと思うが」

 

「ヴァーリ…なら、早く進むとこまで進む。隅々まで探索しすぎ」

 

「穴埋めはしたいだろう」

 

「隠し通路とか見つけたい人種だわこれ…」

 

「あ、ヴァーリ!そこは…」

 

「「「「「「「あっ」」」」」」」

 

ヴァーリ選手、辛い相手にボコされた~!

無言で一誠へとコントローラーを渡した後、ヴァーリは自分の隣までやってきて座った。

あー…セーブする前までだからまたマップの埋め直し…

 

「ここに当たれば大ダメージの技があるじゃろう?」

 

「いやそれ当たった試しないにゃん」

 

「分からないだろ!ここで当たるかもだろ!」

 

「当たって倒せるんですか?」

 

「分からないからやるんだ…よっしゃいけぇぇぇうわぁぁぁ!?」

 

「フラグ回収早すぎ」

 

「あ、あぁ…一誠…!」

 

一誠が運ゲーに勝てずにボコボコにされた…

一誠はあーちゃんにコントローラーを渡して、フラフラと立ち上がる。

 

「何て声…出してやがる…姉ちゃん!」

 

「だって…運ゲー何かのために!」

 

「騒ぐんじゃねぇ!運ゲーに負けるのはゲーマーの常だ……俺はやめねえからよ!お前らが運ゲーをやめねえ限り、その先に確率確定はあるぞ!だからよ……外すんじゃねぇぞ…」

 

「一誠ぃぃぃ…!!」

 

「…ただのRPGですからね?」

 

こうして、負けたらスンッ…と遠い目でコントローラーの代わるゲームパーティーは夜まで続いた。

何だかんだと、盛り上がって中盤までいって…セーブしてやめた。

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