冥次元ゲイムネプテューヌ   作:ロザミア

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モチベーション低下及び家族との色々があって執筆する手が止まってしまったこと謝罪します。

これを機にもう少し執筆の手が早くなればなぁ、と思います


邪竜前哨戦だよ!あれ、他にもあるの?

化物共を生成する刀を振るい、斬り伏せていきながら周囲の状況を把握する。周りの味方は俺のように龍達への特攻を持っていない。

といっても俺も扱うのに誤魔化しが必要だが… 

 

「トリスタン!」

 

『そう五月蝿くしないでください…ただでさえ周りが五月蝿いんですから』

 

「すまん。俺の方に援護頼む!だが俺ごと巻き込むつもりで良いぞ!」

 

『最初からそのつもりでした。死んでもパラケルススに私は謝りませんよ』

 

「何故そこでパラケルススが出る。まあいい、上等だ!」

 

俺が声を張れば、耳に付けた小型通信機越しにトリスタンへと話し掛けると静かな声で声量を下げろと言われる。

しまった、耳がいいトリスタンには普通で良かった。

俺ごと、と言ったのには理由がある。狙いを定めるには少しばかり多いからな、俺を巻き込んでくれる方が手っ取り早い。幸い、避けれる自信はあるし俺以外周りにいないからな。

こういう時に悪魔で良かったと思ってしまうな、目が良くて助かる。

 

『射ちました』

 

「■■■───!?」

 

声と共に直ぐ様音の刃が飛んできて、事前に跳んで刃から逃げる。

化物共は刃に気付くこと無く向かってくるが…気が付けばその首が体から次々と離れていく。これと戦ってアーシア殿を奴の元まで運んだゼノヴィア殿…確かに猪突猛進だな。

 

血の海に足を着け、周囲を見る。幾分か減り、後ろの味方も持ちこたえられるだろう。…といってもトリスタン側は俺の場所よりも安全だろうが。何せ…無双の英雄がいるからな。

 

「ならばリーダーの俺が負けてられんだろうさ。

この身は度しがたくも未だ悪魔…人外の身なれば!」

 

「■■─!」

 

「それにしても…数の多い!!」

 

向かってくる化物共は知能自体は高くないようで突撃をしてくる位だ。邪龍と言われるだけあってそれだけでもかなりの脅威だが…他の攻撃がないのなら対処も楽だ。

二刀を薙ぐように振るって左右の邪龍を裂き、遅れてこちらの喉笛に牙を向ける邪龍を胸から刀を生成してその切っ先で脳天を突き刺す。

殺しても殺してもキリがない。量産された存在…と見るのが正しいか?元の龍が生きているかはともかくとしてこれではあまりにも邪といえど龍の名折れだ。

 

それにしても…

 

「独りで戦うのに慣れているとはいえ、やはり寂しさがあるというものだ」

 

 

 

 

 

「なら、ここからは二人だなァ、くそリーダー!」

 

俺の真横に水渦過ぎ去ると共に生意気げな声が聞こえ、後ろを確認すること無く問う。

 

「カイネウス、お前、担当場所はどうした!」

 

「うるせぇ!曹操に文句言いやがれよ!『槍が被るから頼光の方に行ってきたらどうだ?』とか抜かしやがって来たんであの馬鹿と居られるかってんで来てやったんだよ」

 

「それは何とも…」

 

曹操も、中々にカイネウスと相性の悪い男だ。

まあ、何だっていい。カイネウスがいればこちらの防衛は更に楽になるな。特な、一人より二人…これに勝るものはなかろう!

 

「だが──」

 

「あ?」

 

カイネウス……の後ろから襲い掛かる龍を刀を突き出して貫く。

絶命までそう掛からず、すぐに倒れてくれるのはサマエル毒の強力さに感謝だな。

刀を引き抜いてからカイネウスへと笑いかける。

 

「もっと周囲を見てくれんと曹操の元に戻す。いいな、カイネウス」

 

「ハッ…上等だくそリーダー。悪魔の親玉には流石に部が悪かったが…この程度、我が槍の渦の前では塵芥当然!いっそテメェと俺で数でも競うか?」

 

「首取りか。…興が乗った、たまにはお前と競うのも悪くはない!」

 

槍を振るい、海神の槍より放たれる海水の渦が邪龍を飲み込む。

聖なる武器に該当するそれは邪な存在の前では確かな殺傷力だな。

それを俺の真横に放ったのは殺す気かと言いたいが、外す女にも見えん。

心労も絶えんとは恐れ入った!

 

そうして俺はカイネウスと共に最前線で邪龍達を屠りながら通信を入れる。

 

「呂布、そちらの防衛は!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「問題ない、どうぞ」

 

『ふざける余裕があるならいい!引き続き頼むぞ三國志最強!』

 

「了解…」

 

武器を振るえば私は強い。拳を振るっても、私は強い。何故なら私は呂布だから。

呂布である事に誇りはないけど、呂布であることは有り難い。そうじゃなかったらきっと私は強くなかったから。

 

「私一人で事足りる。後ろに退がれ」

 

「そうはいかない。こちらは数が多い、如何に神器が強いといえど協力すべきだ」

 

退けと言ったのに悪魔に断られた。

おじさんな見た目だけど、優しめ…悪魔なのに、私を嫌がらない?

蜥蜴を斧で凪払って殺してから魔力を込めた弾で蜥蜴を殺しているおじさんに訊いてみる。

 

「おじさん、何故私を嫌わない?」

 

「時代だよ」

 

「時代?」

 

「私はこうして少し長く生きているが…魔王様達は人と協力…いずれ駒無き世界で手を取り合えればと動いている。始まりは罪でも、償い、贖えば我々もいつかは若い世代に罪を被せる事もなくなる…ならば私は戦う!」

 

「■■■■…!」

 

おじさんは熱のある声でいくつもの弾で蜥蜴達を撃ち抜き、倒していく。この人、未来を信じてる。手を取り合う……私も、女神に貸しがある。その女神もそれが好きだった…なら、私もそれに付き合う。

恩を仇で返すのは、嫌だ。

 

「その夢、手伝う」

 

肉体に剛力を宿し、斧を振るい、衝撃波だけでも蜥蜴達を凪払い、打ち砕いていく。

私は強い。でも、私は頭とかはよくない…だからこそ、それが良いと感じた方に突き進む。それは良いことだ。それは助けても良い。

 

「…ありがとう」

 

「構わない。どのみちこれは倒すもの…さっさと片付ける」

 

「それなら、俺も協力しよう」

 

その言葉と共に、拳が邪龍を葬る。

そこに立っていたのは筋肉質の男。悪魔っぽくない悪魔…?

 

「すまない、見たところここが一番邪龍が多いように見えたからな。助太刀させてもらおう」

 

「必要はない。全て私が凪払う」

 

この男、強い。

けど、ここは私の持ち場。

後、少し悪魔は嫌いなのもあって突っぱねてしまった。

 

「それはそうかもしれないが、負担というのは軽減するに越したことはない。勝手に手伝わせてもらうぞ」

 

「…仕方ない。お前、名前は?」

 

「俺か。俺はサイラオーグ・バアル…若手で最も強いと自負している」

 

「なるほど。なら…勝手に手伝え。私に裂かれても文句は言うな」

 

「…中々豪胆なお嬢さんだな。良いだろう!」

 

戦うことが私の在り方。

それが役立つというのなら例え独りであっても戦おう。

命果てるまで、己の武を示さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらら、やっぱり急造の邪龍じゃ雪崩れ込む位しかやれないか。

かといって本場のを今出しても面白くないなぁ…どうしようかな、手札を切るかな?

 

「おイ、俺ヲ戦わセろ」

 

混ざったような声が聞こえて、振り向く。

振り向いて、これがいたなと口元が弧を描く。

これなら遊べるかな、多分。

 

「んじゃ、ちょっと暴れてきてよ。頼むよー?君には結構混ぜたんだからただボコられるのはやめてよね?」

 

「当たリ前だ、あノ、クソ女神を殺す…」

 

「恨み買ってるねぇ、紫ちゃん。まあ、結構理不尽な恨みだけどサ」

 

とはいえ、今ここでこれを使うのは気が引けるなぁ。

…んー、調整不足で役立たずで終わりました~が一番嫌なんだよねぇ…さてさて…どうするかな…

 

「…あーやっぱ無し。君まだ動かないで」

 

「あァ?」

 

「聞こえなかった?動かないでって言ったんだよん」

 

「くそ悪魔…俺に指図するんじゃネェ、テメエと俺ハ協力してタだけだ」

 

「んじゃぁその力あげたお礼ってことでここは一つ言うこと聞いてよ~。お願い!いっしょーーのお願いだからサ!」

 

手を合わせて頼み込む。

まあ心なんてこもってないんだけど、利害関係は一致してるし?

僕ちゃん達は持ちつ持たれつ…だっけ?そういうもんだよね?

 

「……好きにしろ!!」

 

ありゃりゃ、椅子蹴ってどっか行っちゃった。

…あの椅子、日本円にして15万はするのになぁ…おじさん、泣きそう。どうしてこう出費がかさむかなぁ?誰のせいなんだ、ぷんぷん。

まあいいか。

 

それじゃあ、使うのはこっちにしよっと。

チェス盤をぶん投げて、テーブルから出てきたそれを押す。

ポチっとな。

 

「聖杯で蘇らせた邪龍のエネルギー…ちゃーんと利用しなきゃ損だったしねぇ、いやぁどんな塵でもリサイクルする儂様はもしかしたら偉いのかもしれんねぇ!…ん?」

 

…おんや?

これは、これは……ああ、それは面白そうだねぇ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦いが始まって1時間は経過したかな。

倒しても倒してもキリがない。けど、聖杯の出力も限度があるってネビロスは言ってた。

となればねぷ子さんの意地の見せ所だよね!

困っちゃうよね…いつまで経ってもこうだと!だから、ちょっと多めのシェアを使って…!

 

「32式エクスブレイド-12連-!」

 

剣を12本生成、そのまま飛ばして自分も突っ込む。

エクスブレイドは邪龍達を自動で貫いていき、自分もまた刀を振るって斬り裂いていく。飛べるっていう持ち味を活かして空に逃げながらのヒット&アウェイ!

それにしても、ここからまだまだ巻き返せそうではあるね。

なんせこっちの拠点はまだ攻撃されてないし!

地上は一誠と黒歌が迎撃してる。

一誠はいつもの力押しだけど、オーラを纏うとかいうどこぞの野菜人みたいな感じで攻撃を受けないようにしてるし、黒歌はひょいひょい動いて攻撃を避けながら一撃をお見舞いして倒しているね。

あーちゃんは拠点で負傷者の回復。

呪いの一撃を受けていなくても邪龍の攻撃は普通にやばいもんね!

 

「じゃあ、このまま攻めて──」

 

─ネプテューヌさん!

 

攻めていきましょう、と言おうとしていーすんに言葉を遮られる。

どうかしたの?と訊く前にそれは起こった。

 

「■■■──…!」

 

「お、おいおい邪龍がグロテスク…っていうか溶けていってるぞ!」

 

「違うわ!これは…ねぷっち!邪龍達が合体していく!このままだととてつもない事になる!」

 

「っ、いーすん!解析!」

 

─急ピッチで進めています。しばらく時間をください!

 

『おおいネプ子!聞こえるか!』

 

「おっちゃん?」

 

通信機から連絡があり、おっちゃんの声が聞こえる。

少しばかり焦っているようであり、事態は深刻だと言っているようなものだった。 

 

『イストワールの解析があるだろうから、取りあえずマジの詳細はそっちに任せる。いいかネプ子、そいつは直ぐ様倒さんといかん!』

 

「そうね、邪龍合体だなんて戦隊物ならやり合いたくないものね」

 

『いやそうなんだけど少し違うだろ…というか戦隊物ならメンバー偏りすぎだろ!』

 

そのツッコミ、的を射てると言ってもいいね!

それはそうとどんどん肥大化してるし、このままだとちょっとブレス吐くだけで首都に被害が……

 

ここは先手必勝、変身中の攻撃はご法度だけど誰かが言ってた!

タブーは破るためにあるって!つまりこれは攻撃してもその人の言葉に従った自分は悪くない!…こじつけだけどね!

 

「ネプテューヌ」

 

「ヴァーリ、どうにか出来そう?」

 

「…半減を使ってもいいが、触れるのも儘ならんな。アルビオン曰く、あれは触れるだけでも呪毒に蝕まれる可能性があるようだ」

 

「なにぃ!?俺戦えないじゃんか!?」

 

「殴る蹴るが主流の一誠からすれば天敵ね。ドラゴンであるならアスカロンやグラムで…それ以前に吹き飛ばせないかしら」

 

『いや、接近は難しいだろうな。そもそも近付くべきじゃねぇよ』

 

─アザゼルさんの言う通りですね。あれだけの呪いの塊です、近くにいるだけでも相当でしょう……ただの人間のジークフリートさんには厳しいでしょうし、一誠さんも同様です。悪魔としては脆い方ですから…

 

「…となると遠距離ね……私がやるわ」

 

「遠距離ってんならドラゴンショットでもやれそうだな。よし、ブッパは正義って言うしそうするか」

 

「それもそうだな…生半可な攻撃ではなく全力を振るうぞ。万が一も考えるとな」

 

首都を潰されるとまずいしね。

でも、魔王の皆は戦えないのが惜しい…だってサーゼクスさん達がいてくれたらもっと対処が楽だったと思う。…ううん、国民を守ってるのは自分達だけじゃない。避難させた場所で魔王直々に守ることも必要…だよね。

早速やろう!そうして動こうとして…

 

邪龍が凍った。

遅れて、寒さがやってきて、一誠はぶるりと体を震わせる。

な、なにぃぃぃ!?いったい何が起きて…時間でも停止してた!?

 

 

 

「はぁい☆健闘してる皆、悪いドラゴン倒す為!魔王少女が参上!魔王少女マジカル☆レヴィアタン!」

 

 

 

空から声がして、見上げれば…魔法少女衣装を着た魔王セラフォルーさんが居た。も、もしかしてあれはセラフォルーさんの魔法!?

圧倒的ではないか我が軍は!

 

「といっても、長くは持たない。だから今のうちに粉砕しちゃって!」

 

「唐突すぎて驚いたが、助かった。ネプテューヌ、兵藤一誠!」

 

「分かってらぁ!ありがとうございますセラフォルー様!」

 

『Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!』

 

「ええ、行くわよ!」

 

自分はシェアを込めて、一誠は倍加して、ヴァーリは手に入れていた力を注ぎ込んで…放つ。

凍り付けから解放されようとしているのか、氷にヒビが入って紫色の毒々しい光がそこから溢れている。

そんな邪龍目掛けて全身全霊を!

 

 

 

「決めるわよ、デルタスラッシュ!」

「「ダブル・ドラゴンショット!!」」

 

 

『■■■■■───!!』

 

Δの文字を描くようにして放たれたシェアの斬撃と二人から放たれた魔力球。それを迎え撃つように凍り付けから解放された邪龍は脅威と判断したのかこちらへ極太のブレスを放ってきた。触れたら一貫の終わりの呪いのブレス…けれど、自分達には絆の力がある!

今一度シェアに力を込めて…刀身に眩いばかりの光を灯す。

光を纏った刀身の切っ先を突き出し…ブレスに向けて一条の光をぶつける。

 

「くっ、ぅううううっ!」

 

「姉ちゃん、受けとれ!」

 

『Transfer!!』

 

拮抗どころか押されかけていたところを一誠の譲渡が助けてくれた。強化された自分は力の限りシェアを注ぎ…ブレスを押し込み始める。そこに先程放った二人の技がブレスへとぶつかり…一気に邪龍の口付近まで押し込まれたそれは弾け、そこにデルタスラッシュが追い撃ちのごとく直撃し…爆発。

 

「■───■■────…」

 

邪龍にかなりのダメージを与えたようで、その体がどろどろと溶け始める。

…グロい!それはグロいよ!?バイオな世界じゃないんだからもう少しやられ方を工夫して!

 

それから動く気配が無かったので降りてきたセラフォルーさんに話し掛けることにした。

 

「セラフォルーさん、ありがとう。私達だけだと被害があったと思うわ」

 

「いいのいいの~☆皆冥界の為に頑張ってくれてるんだから私達も動かないと☆」

 

「でも、避難の方は?セラフォルーさんも誘導していたんじゃ?」

 

「それは終わったから平気っ☆サーゼクスちゃん達もやるべき事をやりに向かったわ☆」

 

やるべき事…それを詳しく言わないって事は言うべきではないって事なんだろうね。それにしてもあんなに強いなんて…頼もしいなぁ、これなら邪龍達にも普通に勝てそうかも?

 

─楽観視は感心しませんね。

 

(うぐ…反省します…)

 

「じゃあ、皆を集めようぜ姉ちゃん。俺達疲れたぜ…」

 

「へばるのが早いな。そんなことではこの先が思いやられるな?」

 

「あぁん…?」

 

「はいストップ。二人ともやめなさい。全く…すぐに売り言葉に買い言葉なんだから。」

 

まあ、その分息も合うようだけどね。

良いと思うよ、男の友情っ!

それから皆を集めたんだけど、何だろう…胸騒ぎがするんだよね。

邪龍達は一旦倒したんだから安心して良い筈なのに…なんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リアスさん、結局どうして冥界に?」

 

「そうよ、理由をそろそろ教えてよ。」

 

冥界に戻ってきて、ネプギアとイリナに訊かれる。まあ当然よね、寧ろこれに関しては私が悪いわ。

でも急ぎだったから…

 

「取りあえず、向かいながら説明するわ。

…さっき天界で聞いた話、教会の戦士と悪魔の恋愛。その結末について…これはまだ、決着が着いていないわ。」

 

「え、でも…何年も前の話ですよ?」

 

「そう、何年も前の話。でも、ある一人にとっては忘れ難い、停滞させてしまう程の問題だったのよ。」

 

ベリアル、と聞けばレーティングゲームを嗜む者なら誰しもが思い浮かぶ人。

レーティングゲームにおいて、格付けというものはやはりある。

一番上を目指すのはプライドの高い貴族達にとっては当然のもの。

 

「クレーリア・ベリアルには兄がいる。」

 

「…それって。」

 

「ええ、そうよ。クレーリアを失ったその人はきっとまだ調べている。でも天界と関わりを持てていなかったからその真実に今一歩足りなかった……」

 

「待って。それはつまり貴女がその真実を伝えるの?」

 

「…正直に言うと、どうすべきかはの分からない。会ってどう話すべきかも、分からないけど…でも、確実に言えるのはリゼヴィムにとって利用しやすい人物ということよ。」

 

それだけはさせない。

聖杯の力を使えば、といった甘言をあの悪魔は平気でやるでしょうね。それはさせない。

先手を打つ…それしかない。そうしないとどんどん引き抜かれるわ。

 

邪龍と同盟を組む男だもの、同時にスタートして勝てるとは一切思っていない。

ネプテューヌ達を頼れない今、私達がやらないといけない。

 

 

 

そうして、その人の元に辿り着く。

戦いとはまた別の場所に、何故かは分からないけれど、くまなく探しても居なかった果てに、ルシファードのコロッセオに辿り着いた。

 

その灰色の髪は間違いなくその人だ。

 

「ここにいた…」

 

「結構走ったわね……」

 

「おや…君達かな、私をここに呼んだのは?」

 

「…え?」

 

「違うのか?…そうか、だとするとまた別の用なんだね。

自己紹介をしないといけないな。私は…ディハウザー・ベリアル。

レーティングゲームで『皇帝』と呼ばれてもいるかな。」

 

優しげな面持ちで自己紹介をしたのは、探していたもう一人のベリアル。

ディハウザー・ベリアルがそこにいた。

 

…呼ばれた…誰に?

 

リゼヴィムが、もうそれを見越していた?

いえ、いくらリゼヴィムでも未来を見通すことはできない。

これは、もしかすると…いえ、それでもよリアス。

私は一歩進んで、ディハウザー様に向かい合う。

 

「お初にお目にかかりますディハウザー様。私はリアス・グレモリー……あなたに、お伝えしないといけないことがあります。」

 

 

 

 

 

「─隠蔽されていた、真実を。」




裏で動き出す思惑。
リアス達はそれを阻止できるのか?

次回の執筆頑張るゾイ!
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