冥次元ゲイムネプテューヌ   作:ロザミア

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いえーいピースピース。

四女神オンライン過疎ってるぞどういうことだ!(当たり前です)
くそ、魔法使いネプギアちゃんに癒されるとするぜ…!


ネプー・ポッター 不死鳥の(チームを倒す)騎士団
婚約騒動!?止めるんなら穏便に…無理だよねー!


ゲームスタート!

 

新挨拶やってみたよ!

というわけでネプテューヌだよ!

前回の続きだけど、あらすじは前書きに頼んであるから大丈夫だね!

 

で、部室に突然やってきた他社作品だとオ・ノーレって叫びそうな声の人だけどリアスちゃんの知り合いっぽいね!

 

話し掛けようかなって思ったけどリアスちゃんがウンザリした様子だし、何かあるね。

 

「ライザー…貴方と結婚はしないって言ってるでしょ?」

 

「おいおい、俺じゃ不満か?」

 

「不満も不満、大不満よ。お父様が言うには酒に酔った勢いって話じゃない!真に受けるなんてどうかしてるわ!」

 

「だが、正式な飲みの席でした会話だろう?そういうのが罷り通るのもまた貴族社会って奴だリアス。」

 

うーん、リアスちゃん困ってるっぽい?

助け船出した方がいいのかな…

 

そう考えてると一誠がちょんちょんと自分の肩を指でつつく。

 

「どったの一誠?」

 

「いや、部長に婚約者なんていたのか?ショックで叫びそうになったんだけど…」

 

「私が知ってたら一誠にも伝えるに決まってるでしょ?」

 

「ところで、二人はあの人のことは?」

 

「うわ、突然参加してきたな木場。無いぞ?」

 

「だよね。あの人はライザー・フェニックス。フェニックス家の次期当主でレーティングゲームの実力者の一人だ。」

 

「レーティング…ゲーム?」

 

「レーティングゲームというのは王を含めたチームが戦って先に王を討ち取った方の勝利という冥界のゲームだよ。」

 

「はえー…冥界って凄いんだね~…」

 

木場君の話を聞いていると、あっちの話もヒートアップしてるようだ。

困ったことに、ライザーって人は婚約をそのまま押し通そうとしてるらしい。

 

まあ、リアスちゃんの家も色々凄そうだもんね。

 

「ところで、お前の眷属はこれで全部か?」

 

「そうだけど、それが?」

 

「いやなに…少ないなと思ってな。俺みたいに増やせばいいものを。」

 

ライザーが指を鳴らすと一杯女の人が現れる。

全部女の人じゃん!一誠が暴れちゃう!

 

というか、この部室広いよね…

 

「お、おのれ…ハーレムを築いているだと…」

 

「一誠、どうどう…」

 

「…それで?そこの人間はなんだ?」

 

「私?」

 

「ああ、人間なんぞが何故この場にいる?悪魔だけだと思ってたが…」

 

「私はネプテューヌ!よろしくね!この物語の主人公で超絶美少女だよ!」

 

「お、おう…」

 

「ちなみに、何て呼べばいい?私としては、あだ名を付けるのもありだと思うけど本人の了承とかあった方がいいかなって!」

 

「なあリアス、この人間凄い気安いんだが。」

 

「私の部員よ。」

 

「そうか…」

 

自己紹介してから握手を求める自分にライザーは自分の手を叩く。

少し痛いけど、ショックの方が大きかったり小さかったり…

 

「気安いぞ、人間。何の事情でリアスの庇護下にいるかは知らんが俺は下等な人間と喋る口を持ち合わせていないんでな。」

 

「でも、今喋ってるから持ち合わせてるよね?」

 

「…ふっ。」

 

「朱乃?」

 

「いえ…何も。」

 

「私としては、そういう差別的なのはポイント低いよ?ちゃんと話して理解しないとしっかりとした家庭は築けないと言いますか!

リアスちゃんだって勝手な人は嫌だもんね?」

 

「え、ええ。ネプテューヌの言う通りよ、私は私として見てくれる人と居たいの。悪いけど、この話は無しにして。そもそも、卒業してからでもこの話は遅くないでしょう?」

 

「リアス…俺はフェニックス家の悪魔だ。お前もグレモリー家の悪魔だろう?どこの馬とも知れん奴よりも、純血同士で繋がった方がいいと俺は思うがね。」

 

「そうやって拘って、何になるのかしら。」

 

「頑固なのは汚れだけで十分だと思うけどなぁ。

ほら、今日はいい切っ掛けになるだろうから一回穏便にリアスちゃんと話をしようよ!」

 

「ええいさっきから喧しい!これは貴族同士の話し合いだ!

人間が口を挟むな!」

 

「ねぷ姉ちゃんは変なこと言ってねえだろ焼き鳥!」

 

「や、焼き鳥!?」

 

「ふっ…ふふ…!」

 

「朱乃?」

 

「何でも、何でもないのよリアス…!」

 

一誠の焼き鳥発言にライザーの眷属が少し怒ってるっぽい雰囲気。

困ったなぁ、穏便に解決したいんだけど…自分のために怒ってくれてるっぽいから叱れないといいますか。

 

「眷属の躾がなってないようだなリアス…俺がやってやろうか?」

 

「やめなさい、ライザー!」

 

「やいこの焼き鳥!部長が嫌がってるのに迫るだけに飽きたらずねぷ姉ちゃんを人間人間って呼びやがって!名前を教えたんだから呼べやコラァ!」

 

「おおう…一誠?何もそこまで怒らなくてもいいんだよ?

しかも怒るところそこなの?」

 

「…口の利き方に気を付けてもらおうか。やれ、ミラ。」

 

「御意。」

 

「いいっ!?」

 

ライザーが視線を遣り、指示するとミラって人が棒を持って一誠へ向かってくる!

 

おっとぉ、それを黙ってみてるねぷ子さんじゃないよ!

 

一誠の前に移動して、振り下ろされる棒を白羽取りする。

ふふん、このくらい主人公には普通だね!

 

「なっ…」

 

「言い過ぎたのは一誠の代わりに謝るけど、暴力を振るうようなら私も容赦しないよ!」

 

「人間の癖にやるな。…いいだろう、リアス。こういったことはレーティングゲームで決めようじゃないか?」

 

「…レーティングゲームを決め事に使うのはよくないと思うけど?」

 

 

 

「それに関しては問題ありません。」

 

 

 

「ねぷ!?また誰か来た!?」

 

今度は銀髪のメイドさんが現れた。

 

こら一誠、嬉しそうにしない。

今大事なシーンだよ?

私もシリアスシーンかどうかを見極めてる最中なんだからね!

 

「リアス様、ライザー様。レーティングゲームによって婚約を破棄するか否かを決めることを魔王様はお許しになりました。」

 

「…かの最強の女王様からわざわざありがとうございます。

聞いたなリアス。では、そうだな…一週間後、今後について決めようじゃないか、力でな。」

 

「…ええ、分かったわ。」

 

「そこの人間。ネプテューヌ、だったか…貴様もかかってきてもいいんだぞ?」

 

「そう言うってことは自信ありなのかな?」

 

「人間一人加わって、勝てるとは思えんがな。」

 

ライザーはそう言って眷属達と去っていった。

 

うーん、こうなるとは思わなかったけどチャンスなのかな。

一誠を殴ろうとしたのは事実、ぶっちゃけイラッと来たけど…それを理由に参戦するのは、うーん…

 

「ネプテューヌ様は、如何なさいますか。」

 

「参加できるの?」

 

「非公式であるこの試合だけを見れば…参加は出来ましょう。」

 

「そっか…うーん、分かった!やるよ!」

 

「ねぷ姉ちゃん!」

 

「かしこまりました。では、私はこれで。」

 

「ええ、ありがとう。」

 

「…」

 

「ねぷ?」

 

今、メイドさんから一瞬だけ視線を感じたような。

 

話し掛けようにも、もう行っちゃったし。

…気のせい、かな?

 

「こうなった以上、勝ちにいくわ。皆、力を貸して!」

 

「言われずとも、ですわ。」

 

「了解です。」

 

「騎士として、王に従います。」

 

「部長のためにも全力でやります!」

 

「えっと…頑張りますね。」

 

あーちゃんは戦いを経験してないから仕方ないよね。

まあ、自分も言える位経験してる訳じゃないけどね!

 

「ネプテューヌ、ありがとう…人間の貴女を悪魔の問題に巻き込んで…」

 

「いいのいいの!私だって一誠を殴られそうになって怒ってたりするしね!特訓でしょ?頑張るよ!」

 

「ええ…特に、変身した貴女との特訓なら無駄になるなんて事はない筈よ。」

 

「へ、変身するの!?疲れるから嫌だな~」

 

「あら、貴女の大好きな百個限定プリンを買ってあげようと思ったけど…やめておいた方が良さそうね。」

 

「そんなこと無いよ!やる気十分!私でよければ特訓に付き合うよ!」

 

(チョロいなぁ)

 

(チョロいですわね。)

 

(羨ましい…)

 

(ネプテューヌさん…)

 

(おお、ねぷ姉ちゃんの変身が見れるのか!あまりしてくれないから期待大!)

 

うん、微妙な視線を感じるけど気にしない。

気にしないったら気にしない。

 

にしても特訓かぁ…どうするのかな?

 

「特訓…つまり、合宿ね!」

 

「…え"っ」

 

「あら、どうかしたの?」

 

「いやぁ…ゲーム持ってくのは?」

 

「駄目よ。」

 

「えー!?」

 

「…と言いたいけど、まあ、少しだけなら。」

 

「リアスちゃん大好き!持つべきは友達だね!」

 

「調子いいんだから…」

 

特訓、合宿。

中々のイベントだね!これは全力で行かないと損だね。

 

この後、明日の合宿に向けて早々に解散することにした。

 

でも、教えられるほど強いのかな、自分。

 

帰り道で、一誠とあーちゃんと歩いていると一誠が話し出す。

 

「ねぷ姉ちゃん、明日から頼むぜ。」

 

「んー…分かったけど、あんまり期待しないでね?」

 

「いやいや、ねぷ姉ちゃんの強さは俺が一番知ってるんだ!

だから、自信持ってくれよ。」

 

「そうですよ、ネプテューヌさん!」

 

「あはは、二人に言われたらポジティブに行っちゃうよ!」

 

「それでこそねぷ姉ちゃんだぜ。」

 

一誠はきっと悩んでる時期なんじゃないかな。

フリードにも粘るのが精々だったって言ってたし、今回だってミラって人の攻撃に対応できてなかった。

 

男の子だから、悔しいよね。

 

「一誠、私は厳しいよ?」

 

「…おう、その代わり、強くしてくれよな!」

 

「わ、私も頑張ります!」

 

「うん、皆で打倒ライザーだよ!えいえいおー!」

 

盛り上がりながら、帰宅。

お母さんとお父さんに部活の合宿があることを伝えると少し寂しくなるとか言われてしまった。

うーん、そう言われると弱いんだよね。

でも、今回はリアスちゃんの為にも心を鬼にするよ!

 

 

 

 

 

 

・  

 

 

 

 

 

 

翌日になって、合宿先に向かう自分達。

荷物を最低限にしておいたお陰で荷物はそこまで重くないんだけど…

 

「疲れた~休~憩~」

 

「もう少しだから頑張りなさい、ね?」

 

「そう言って10分経ったよ!へとへとだよぉ…死んじゃうよ~!」

 

「そう言ってる内は死なないわ。ほら歩く!」

 

「うへぇ…鬼!悪魔!リアスちゃん!」

 

「悪魔だけど、鬼じゃないし私の名前を悪口みたいに言わない!」

 

「いひゃいいひゃい!ゆふひふぇー!」

 

疲れたんだよぉ!

宿はまだ?ゲームしたい!プリン食べたい!

このままだとねぷ子さんのHPが先に尽きちゃうよ!

 

愚痴りつつしっかりと進んでいると、大きな建物が見える。

 

間違いない、あれだ!

 

「着いた?着いたよね!?ヒャッホーイ!」

 

「急に元気になりましたわね。」

 

「全く…」

 

「俺も疲れたぜ…」

 

「すいません、イッセーさん…荷物を持っていただいて。」

 

「いや、それはいいんだ。それよりも、一旦座りてぇ。」

 

「中に入ってからね。」

 

さて、中へ入ると…いやぁ、リアスちゃんもお金持ちの家なんだねぇ。

広い!デカイ!高い!の三段式!

 

荷物を置いて座布団の上でぐで~と横になる。

 

「疲れた~寝ていい?」

 

「お風呂でもご飯でも寝るでもしていいわ、特訓が終わればね。」

 

「ひえ~!無情だよぉ!これから誰と特訓するかも聞いてないのに!」

 

「とりあえず、一通りお願いするわ。この中で一番強いのは貴女ですもの。」

 

「そんなこと…あると思うけど、今日中に全員?」

 

「それは流石に辛いでしょう?今日は祐人と…」

 

「ねぷ姉ちゃん!頼む!」

 

「…イッセーの希望でイッセーね。」

 

「よろしくお願いします、ネプテューヌ先輩。」

 

「アドバイス出来るか分からないけど主人公に任せたまえ!」 

 

木刀は持ってきたし、何とかなるなる!

 

限定プリンのため仲間のため!

今日からバトルティーチャーネプテューヌでいくよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まずは一誠からいくよ!」

 

「ああ、容赦は要らねぇぜ。」

 

神器を構えた一誠に自分は木刀を持って自然体。

構えとか、そういうのはあまりしない主義なんだよね!

 

「一誠の強くなりたいっていう心、私には分かるよ。だから手加減はしないでボコボコにするから頑張ってね!」

 

「ねぷ姉ちゃん…俺はいい姉を持ったぜ!うおぉぉ!」

 

一誠は自分へと殴りかかって来るけど、半歩動いてかわして木刀で一閃!

木刀は一誠の腹へ当たり、一誠は呻き声をあげながら数メートル吹っ飛ぶ。

 

「ぐぇっ…!」

 

「単調な動きじゃ見切られてカウンターを喰らうよ!」

 

「なら…!」

 

『Boost!』

 

「おお!速くなったね!でも…」

 

倍加した一誠の速さはそこそこのものだけど…目で追えちゃうんだよね!

さっきより隙の少ない拳。

 

それでも師匠キャラが簡単にやられるわけにはいかないんだよね!

 

拳を木刀で弾いてから勢いのまま回し蹴り!

 

「ぐあ!?まだまだ!」

 

「うわわ!危ないなぁ!」

 

食らった上で食いしばり、足を掴もうとしてくる。

お、何か見つけたかな?

 

かなり強引だけど、木刀を杖代わりにしてもう片方の足で腕を蹴りあげる。

 

シェアの応用って奴だよ!

 

「そう簡単にいかねぇか…!」

 

「敢えて耐えたってところかな?」

 

「…ああ、俺はまだまだ技術とか無いからな。だから、気合いと根性で耐えてカウンターがいいんじゃないかと閃いた。」

 

「うんうん、なるほど…なら、耐えれる攻撃と耐えれない攻撃を見極めないとね!」

 

「判断しやすいのじゃ駄目か?」

 

「じゃ、例えば…この木に私が二回攻撃するからどれがやばいか判断してね!」

 

まず一発目。

 

「パワーエッジ!」

 

力を少し込めて木に木刀を振るう。

木はガサリと揺れる。

 

次に二発目。

 

「パワースラッシュ!」

 

力をしっかりと込めて同じように振るう。

 

すると木はガサガサと先程よりも強く揺れる。

 

ついでに自分の手もビリビリする。

 

「どう?」

 

「どうって言われても、二発目の方が強かったよな?」

 

「そうだよ!でも、どっちが危なそうな一撃か木に当たる前に分かった?」

 

「…分からなかった。そうか、そういうことか!」

 

「全部とは言わないけど、こういう見極めは出来るといいかもしれないね!」

 

「ああ、ありがとなねぷ姉ちゃん!」

 

「感謝される程のことはしてるけど、気にしなくていいよ!

じゃあ、次は木場君行ってみよう!」

 

「続けてですが、大丈夫ですか?」

 

「ふふん、ねぷ子さんは元気だよ!遠慮せずに全力で来てね!」

 

「そうですか…では、胸を借りるつもりでいきます!」

 

木場君が剣を出し、構える。

 

魔剣創造(ソード・バース)だっけ。

木場君の神器は魔剣を創る神器。

戦う速さと手札を活かしたスタイルだね。

 

これは変身も考慮にいれようかな。

 

そう考えていると木場君の姿がブレる。

 

騎士の駒の特性のお陰で結構速いね。

自分は右に木刀を振るう。

すると、ガキンと物と物がぶつかる音がした。

 

「…流石です、ネプテューヌ先輩。」

 

「速くても、音で分かっちゃうかな!」

 

木刀の一撃を剣で防がれる。

 

「ですが…」

 

「ねぷ!?」

 

防いでいる魔剣が突然雷が発する。

喰らったらやばいかなと思い後退。

そこに透かさず迫ってきて剣を振るってくる。

 

木刀で何度も来る攻撃を防いでいるけど、これじゃまずいね!

 

ということで…

 

「速さを活かした、連撃!流石だね!じゃあ、少し本気出しちゃうよ!」

 

「!」

 

強引に木刀を払って剣ごと木場君を後退させる。

 

シェアエネルギーを手のひらに。

そして、自分の内へとシェアを。

 

「刮目せよ、なんてね!」

 

「来るか…!」

 

自分の姿が変わる。

木刀を刀へと変え、それを手にとって構える。

パープルハートに変身完了!

 

疲れるけど、ここは特訓のためだから張り切っちゃうよ。

 

「さあ、特訓はここからよ。」

 

屈んでから地面を蹴って一気に近付く。

 

「クロスコンビネーション!」

 

「速い!」

 

一撃目の斬りかかりに剣で防がれるけど、変身した自分の力は伊達じゃないよ!剣ごとぶっ壊す!

 

バキン、と砕ける音と共に魔剣が消え失せる。

 

「くっ…!まだ!」

 

「魔剣の生成が早くなってるわね、防ぎきれるかしら!」

 

二撃目、三撃目と魔剣を犠牲に防いでくるけど…なら、これはどうかな。

刀を振ると見せ掛けてパープルキック!

 

説明しよう!パープルキックとは、敵を吹っ飛ばすためのただの蹴りだよ!

引っ掛かった木場君は魔剣で防ぐも吹っ飛んだ。

 

そこに後ろに回り込む形で追い付いて一閃。

 

背中を殴られた木場君は地面に倒れる。

 

「ぐぅ!…参りました。」

 

「大丈夫?少し気分が乗ってしまったわ…立てる?」

 

倒れてる木場君に手を差し伸ばすと木場君は手を掴んで立ち上がる。

 

「…それで、どうでしたか?」

 

「魔剣による意表を突く攻撃は確かに驚いたわ。その後の攻撃もね。ここで問題。私はさっきの訓練で貴方に教えたいことをしたわ。思い出せるかしら?」

 

「…フェイント、ですか?」

 

「そう。さっき私が刀を振ってくると思ったでしょう?だから剣を来るであろう位置に構えておいた。」

 

「ええ…そうです。僕に足りないのは攻撃の中にフェイントを入れること、ですか。」

 

「経験の浅い私としては、だけどね。一直線に来るだけの攻撃じゃさっきの一誠みたいに迎撃されてしまう。だからと思って言ってみたけど為になったかしら?」

 

「はい、ありがとうございます。…やっぱり性格変わってますよね?」

 

「見た目も変わってるんだし、性格だって変わるでしょう。」

 

「いやそれはどうかと…」

 

そう?

自分としてはこれも自分って感じだけど…まあいいや。

 

「背中、痛むでしょう?歩ける?」

 

「大丈夫ですよ。」

 

「そう…」

 

歩いてあっちに行ってしまった。

うーん、まだ心を開いてくれない…

何でだろう?

 

まあ、仕方ないよね。

 

その後、パープルハートのまま特訓を続けた。

これ大変だなぁ…明日は誰なんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねぷ姉ちゃんとの特訓後、飯とか風呂とか一通り済ませて明日に向けて寝るだけとなった。

ただ…

 

「えーいいじゃんこういう時くらい一誠と寝ても~!姉弟の仲なんだよ!?」

 

「駄目よ、家ではいいかもしれないけどイッセーだって男子なのよ?」

 

「だいじょーぶ!一誠はヘタレオブチキンだから!」

 

「泣いていい?」

 

「あはは…ネプテューヌさん、代わりに私が寝ますから、ね?」

 

「うー、あーちゃん聖女!疲れたし寝るね!」

 

「そうね、私達も寝ましょうか。」

 

「はい、おやすみなさい部長。」

 

「おやすみなさい!」

 

そうして残ったのは男子である木場と俺だけ。

ヘタレオブチキンって言われたのめっちゃ傷付いたわ。

いやそうだけど、言わないでもよくない?

ねぷ姉ちゃんだからと割り切ってるけどさ。

 

「一誠君は…」

 

「ん?」

 

「ネプテューヌ先輩と仲がいいよね。」

 

「そりゃお前姉弟だからな。」

 

「それもあるけど…」

 

「何となく言いたいことは分かるぜ。」

 

ねぷ姉ちゃんは殆どと仲良くやれるけど俺には他よりもずっと遊んでもらった記憶がある。

それに…

 

「ねぷ姉ちゃんに憧れてるんだ、俺。」

 

「そうなのかい?」

 

「ねぷ姉ちゃん、強いだろ?昔からそうなんだ。俺の背がねぷ姉ちゃんと同じくらいの時、山で遊んでたら熊が出てさ。」

 

今でも思い出す。

憧れの切っ掛けって奴だ。

小さくて今よりも弱い時、熊に襲われた。

 

その時の事を木場に話し出す。

 

『──!』

 

『う、うわぁぁ!?』

 

『一誠!』

 

その時、怖くて叫ぶしかなかった俺とは違ってねぷ姉ちゃんは俺の前に立って太い木の枝を持って熊と睨み合ってた。

 

『ね、ねぷ姉ちゃん?』

 

『私がいるよ!熊なんか、すぐに撃退しちゃうから!』

 

『──!』

 

『う、うん!』

 

『よぉし、このひのきの棒があれば怖いもの無しだよ!』

 

そう言って熊を撃退したんだ。

本当にするとは夢にも思わなかった。

 

危険がなくなって泣き始めた俺にねぷ姉ちゃんは優しく抱き締めてくれたんだ。

 

『怖かったよね。でも、大丈夫だよ!私が守るからね!』

 

その時から、俺はねぷ姉ちゃんを助けられる位強くなろうと決めたんだ。

いつまでも守られてちゃカッコ悪いし。

 

そう、話した。

 

「その時から、ネプテューヌ先輩は強かったんだね。」

 

「ああ。…堕天使に殺されそうになった時分かったんだ。

まだ一歩も近付けてないんだって。庇って貰ってばかりで、まだ弱いって実感したよ。」

 

だから、この特訓で俺は強くなって見せる。

強くなる道筋って奴を見つけてみせる。

 

「強くなるぞ、木場。」

 

「うん…そうだね。」

 

「そうと決まれば寝る!」

 

布団を被り、目を閉じる。

明日はもう少し強くなってみせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーちゃんは戦うの嫌でしょ?」

 

布団に入った状態であーちゃんに話し掛ける。

 

「はい…戦うなんて…人を傷付けるなんて怖いです。」

 

「だよねー。私もなんだよね!」

 

「ネプテューヌさんも?」

 

「当たり前だよ~。誰も傷付けなくていいなら私は茨の道でもそうするよ!前の出来事とかは無理だったけどね。今回も無理そうだし、困ったなぁ。」

 

「それでも、友達のために戦うんですよね。」

 

「主人公ですから!私ってば人気だよね!」

 

「そうですね、ネプテューヌさんは人気です。」

 

「だよねー!」

 

まあほら、自分はこう見えて色々出来ちゃう系の主人公だから引っ張りだこなんだよねこれが。

あまりの人気にゲームが出来ちゃうね!

 

「だから、傷付けたくないならしなくていいんだよ?」

 

「え?」

 

「逃げることだって戦いみたいなものでしょ?ひたすら逃げることも大事だよ。そうして虎視眈々と勝利を狙うとかでもいいし。逃げながら仲間を回復とかでもいいんだよ。」

 

「でも…いいんでしょうか、私だけ。」

 

「得意不得意は誰にだってあるよ!私だって料理苦手だよ?プリンしか作れないもん!」

 

悲しげかな、自分がキッチンに立とうとするとお母さん達全員に止められるくらいなのだ…

これもまた、他の仲間を引き立てる為…でいいのかな?

 

「じゃ、私は寝るね!おやすみ!」

 

「…はい、おやすみなさい、ネプテューヌさん。」

 

明日も同じ感じなのかなぁ、大丈夫かなぁ…

自分、アドバイス出来てるよね?出来てるといいなぁ!

 

自分も新技開発しようかなぁ。




ネプテューヌは主人公だけど、ネプテューヌがヒロインな時があってもいいのか?
急に乙女してもいいのか?
そこに悩む今日この頃。
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