聖剣編は大事だからしっかりやっていきます(フラグ)
しっかりとねっぷりするからよろしくな!
ゼノヴィアっていう教会の戦士が助力無し…つまり二人だけでの聖剣奪還をするって言ってきた。
皆が絶句する中、リアスちゃんが二人を呆れた視線を送る。
「馬鹿なの?堕天使コカビエルは大戦でも生き残った伝説の堕天使…それだけじゃない、盗まれた聖剣を使うフリードや他の仲間。
それを二人だけでやる?死ぬ気なの?」
「神のために死ぬのなら、悔いはない。」
「死なないに越したことはないけどね。死にたくないし…」
「愚かね、事の発端が重要なのではないわ。教会から盗まれたから教会の戦士が派遣された。そこまでは分かるわ。
けれど、それを現地の管理者…この場合は私だけど、それに手出しは無用と言うのは信仰だのどうだのは関係の無いことよ。」
「悪魔と組めと?それこそ我々教会の戦士を愚弄する!」
「面子だとかプライドもあるかもしれないけど…それを抜きにして考えなさい。一般市民の命が関わっているのよ!この町の管理を任された者として愚かと言わずして何と言うの!」
リアスちゃん…!
凄いしっかりしてるリアスちゃんだ!これは頼りになるよ!
自分や他の皆が感動してる中、やっぱり木場君の視線は剣にいってる。
「少し考えれば分かることでしょう。教会は貴女達を使い捨ての駒としか見てないのかしら。」
「黙って聞いていれば教会まで馬鹿にするのは許せないわ!」
「イリナちゃん、落ち着いてよ!昔はそんなじゃなかったじゃん!」
「!……ふぅ、そうね。でも、悪魔になった一誠君といい、悪魔と一緒にいるネプテューヌといい…一体何があったの?」
「それはまた後で話すよ。ねぇ、危険な相手なんだよね?協力して倒すことは駄目なの?」
「…まあ、普通ならそうでしょうね。」
「こうして否定したけど、教会の考えが分からない訳じゃないわ。ネプテューヌ、いい?教会が悪魔と手を組んだら教会にとっては汚点になり得る。それを避けたいが為にこうしている…そうでしょ?」
「そうよ。」
「でも、奪還できなかったら意味ないじゃん!考え無しにも程があるよ!」
「そうだぜ、汚点だか何だか知らねぇけど、死んじまったら何もかもおしまいじゃねぇか!」
「…うじうじ悩む位なら手っ取り早い方法があるよ。」
「木場君…?」
今まで黙っていた木場君が発言する。
自分は気になって顔を見上げると、苛立ちを隠しきれてない木場君がいた。
一誠もドン引いてるよ…
「決闘をして、勝った方の言うことを聞く。シンプルじゃないか。」
「祐斗、何を言って…」
「…ほう、勝てると言いたいのか。」
「ゼノヴィア?」
「そっちは二人、ならこっちも二人。一対一を二回やる…ほら、簡単だろう?」
「木場君、落ち着いてよ!」
「ネプテューヌ先輩、貴女に言われたから少しは抑えようと思いました。ですが…こうも長いだけの話…うんざりだ。」
一応、抑えようとはしてたみたい…でも、イリナちゃん達が死んでもいいとか言ってるのに苛立ちを覚えたのかな。
でも、手っ取り早い方がこの際いいのかもしれない。
自分としてもこの場は木場君だけじゃなくて他にも良くない雰囲気だし。
あっちも一人やる気だし。
「…ねぇリアスちゃん、ここは木場君の話に乗るのもありじゃない?」
「…頑固者が相手にもいるしね。祐斗、一誠がやりなさい。いい?」
「お、俺!?」
「こういった経験も必要、ということよ。」
「そ、そういうことか…はい!」
「祐斗、分かっているとは思うけど…」
「殺すような真似はしませんよ。…武器破壊はあるかもしれませんが。」
「あらあら…結界を張りますわね。」
「ええ、お願い。…そういうことよ。殺傷無しの模擬戦だけど、構わないわね?」
「いいだろう。」
「ちょ、ゼノヴィア…もう、分かった。」
あっちも乗ってくれたし、後は勝つだけだね。
でも…今の木場君、大丈夫かな。
あの武器、エクスカリバーに目がいきすぎな気がするんだよね。
「木場君…」
「…すいません、僕はやっぱりあれを無視することはできない。」
「なら、無理はしちゃ駄目だよ。」
「…はい。」
本当は自分が出た方が手っ取り早いんだろうけどリアスちゃんの決定だからね、口は出さないよ。
それに、さっきの戦えない一般人の皆を思う気持ちは伝わったし!
「一誠、頑張ってね!」
「おう、やってやんよ!」
「あ、
「なん…だと…!?あの胸を見てくれよ…あれはどう考えても使うべきだ!」
「ねぷ子さん、幼馴染みを皆の前で剥くような弟は嫌いかな。」
「ぐ…やってやろうじゃねぇかこの野郎ッ!」
「一誠君、シスコン抜けてなかったんだね。」
「そこうっさいですよ!」
ライザーとのレーティングゲームの時、やっぱり何かをやらかしてたらしく…それが
なんでも、女の子の服を破く為だけの技だそうで…その場にいたらぶん殴ってたと思うな。
イリナちゃんが昔のようにからかうような笑みを一誠に向ける。
「でも、昔はねぷ姉ちゃんねぷ姉ちゃんって手を繋いでたじゃない。」
「いやーっ!?子供の頃の話はやめよう!精神的攻撃はセコいよ!俺泣いちゃうよ!」
「あの時は一誠もイリナちゃんも可愛かったなぁ。イリナちゃん、大きくなったね。」
「そういうネプテューヌはいつになったら身長伸びるのよ。
とはいえ、そろそろ始めないと抑えが利かない二人が暴れそうだし…一誠君の力、私が確かめてあげるよ!」
「空気がね、あっちとそっちだと色々と違うよね。」
「…まあ、色々とあるのよ、私も…教会も。」
「イリナは…信じていいのか?」
「私達と戦って、共闘してもいいかなって思えば改めてこっちから頼む。でも、思えなければ…手出しはしないで。
元々二回戦しかないからどっちかが二勝しないと終わらないし、こんなんでいいでしょ。」
「そうね。」
「部長、結界の準備整いましたわ。」
「ありがとう。」
こうして、結界の中へと入って観戦することになった。
一誠は何となくやる気が出てきてるからいいけど、木場君は空振らないか心配だなぁ。
「ネプテューヌ先輩。この勝負、どう見ますか。」
「うーん…小猫ちゃんは?」
「教会に選ばれた戦士…それも、あの武器は木場先輩の表情からエクスカリバーですよね。そうなると…まだ判断は難しいですね。」
「私は木場君達を応援するよ!イリナちゃんにも頑張ってほしいけど…ここは皆のためにもね。」
「なるほど…私も木場先輩と兵藤先輩を応援します。」
心配は心配だけどそれはそれ。
勝ってくれるって信じてるよ!
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僕は聖剣に復讐を誓った。
それは皆のため、馬鹿な実験を繰り返さないようにするため…自分のため。
少し考え直す機会があった。
僕のために悲しんでくれる人がいる。
部長は僕のために良くしてくれた。
けれど…聖剣を見た時、僕の心に憎悪がまた芽生えた。
僕はこういう生き方しか出来ないのかもしれない。
それを改めて実感した。
…そんな僕を抱き締めてくれた。
心から心配して、心から慈しむような。
そんな優しさを感じ取った。
ネプテューヌ先輩はお人好しだ、自分とは真反対と言ってもいい。
僕の拒絶をものともせずにズケズケと入り込んでくる。
普通なら迷惑だと怒るものだけど、相手を想う心に嘘が1%も混じっていないと分かるとそんな気も失せた。
嬉しかったんだと思う。
こうして自分の内側に入ってきてまで心配する人がいて。
少し周りを見ようと思えた。
一誠君やアーシアさんが慕う理由も分かる気がする。
だから、少し手荒な方法を取った。
あの場だとネプテューヌさんや部長は誰かが傷つく方法を思い付かない。
こういうのは今の僕が楽にやれることだ。
幾分か心が軽くなったお陰か聖剣を見ても怒りで前を見失うような事はない。
壊したいという心は失せてないけど、ただやられることは無くなったと思う。
「準備は出来たかな。…そのエクスカリバーを破壊される準備が。」
「面白い冗談だ。エクスカリバーを随分と目の敵にしているようだが…何者だ?」
「先輩だよ、君達の。」
目の前のゼノヴィアという教会の戦士に敵意の視線を送る。
この言葉が全てを物語っている。
僕は逃げてきた。
でも、力を身に付けてきたんだ。
…今ならきっと壊せるはずなんだ。
「その忌々しい聖剣を壊す。覚悟はいいかい。」
「貴様のその剣では聖剣であるエクスカリバーを壊せはしない。
逆にその思い上がりを矯正してやろう。」
「どうかな…やってみなくちゃ分からない。」
「…いくぞ!」
魔剣を手に迫ってくるゼノヴィアの聖剣…これは破壊の聖剣か!
破壊の聖剣の一撃は重い筈だ。魔剣で真っ正面から打ち合えば負けるのはこっちだ。
とにかくかわして隙を窺おう。
騎士の速さなら避けれる範囲の攻撃ばかりだ。
問題はない。
痺れを切らした相手の一撃をかわして魔剣の力を解放する。
「吹き荒べ!」
「風の魔剣…!くっ!」
「貰った!」
体勢を崩した時、聖剣を狙って今一番攻撃力の高い魔剣を創造して振るう。
ガキンッという金属製の物が壊れた音が響く。
「…残念だったな。」
「チッ…これでも駄目か。」
届かない。
これでもまだ聖剣を壊せない。
足りない。
多分、何度やっても同じ結果だろう。
そんなことは分かってる。
こうなる可能性があったのも分かってる。
『一人で無理しちゃ駄目だよ。』
ネプテューヌ先輩をチラリと見る。
勝利を信じてるのと心配するという半々の感情が見てとれる。
器用な人だ。
仕方無い。
昨日良くして貰ったこともあってこの戦いでこれ以上聖剣に固執してたら負ける。
新しい魔剣を創造して斬りかかる。
当然受け止められてしまう。
「いいのか?聖剣は目の前にあるぞ?」
「本来の目的を見失うわけにはいかないよ。色々と恩があるしね。」
「…なるほど。」
ゼノヴィアが後ろへ跳んでから構えを解く。
僕は意図が読めずに剣を握りっぱなしだ。
「どういうつもりだい?」
「貴様の力量は問題ない…と私は判断した。今回はそれが試合終了の条件だろう?互いに本気は出せまい。」
「…それもそうだね。」
「さて、イリナはどうなっただろうか。あの悪魔とは知り合いであったようだが…」
互いに剣をしまって一誠君達の方を見る。
どうやら、あっちも終わったようだ。
傷だらけになりながらも立ってる一誠君と傷らしい傷はないけど疲れてる様子のイリナという教会の戦士がいる。
お互い、武器をしまってるところから見て、認められた感じかな。
「一誠君…強くなったね。」
「…」
「一誠君?」
「すいません今スッゴい痛いの我慢してるんで待ってもらっていいですかね…!」
「イッセーさん!治療します!」
「サ、サンキューアーシア…」
アーシアさんが駆け寄って、神器で回復をする。
その時、隣のゼノヴィアが眉をひそめる。
「あれが魔女か。」
「あまり、変なことはしない方がいい。」
「…ふん。」
「木場くーん!」
ネプテューヌ先輩や塔城さんがこっちへ来た。
ネプテューヌ先輩に至ってはこっちに突っ込む勢いで抱きついてきた。
「うわっ…と、どうかしましたか?」
「良かったよぉ無事に済んで!怪我はない?大丈夫?」
「…先輩、心配しすぎです。」
「だって、木場君の事を知ってる身からすると心配になるのは当たり前じゃん!」
「分からなくはありませんが、抱きつくのはどうかと。」
確かに。
抱き付かれると昨日の件もあって多少気恥ずかしい。
純粋に心配してくれているのは分かる。
こういう悪意の欠片もない善意には…何だか泣きたくなる。
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木場君と一誠が無事…いや一誠は傷だらけなんだけど。
まあ、これでリアスちゃん達の力量を認めてくれるということらしい。
やったね、これで皆協力できるね。
駄目だったら私だけでもやろうと思ってたよ!
先走ったせいか、いーすんが本のままふよふよと浮いてこっちに来てる。
─急ぎすぎですよ。
「あ、ごめんいーすん!」
─構いませんが、木場さんが困惑しています。そろそろ離してあげては?
「それもそうだね!ごめんね、木場君!」
「いえ…」
「…本?」
「本じゃなくて、いーすん!」
「いーすん…なるほど、そういう本なのだな。」
「そうだけど…そうじゃないっていうか。」
─声が聞こえないと浮いてる本ですからね、私。
「悲しいなぁ…」
「…兵藤先輩の方へ行かないんですか?」
「ああそうだった。じゃ、また後で!」
手を振って一誠とイリナちゃんの方へ向かう。
傷が多かったけど、イリナちゃんへ真っ直ぐ向かう姿勢は頑張ったと褒めたいし。
まさか、剣が盾に変わったり鞭に変わったりするとは思わないよ。
「二人とも~!」
「おう、ねぷ姉ちゃん。何とかなったぜ。」
「何とかされたって言えばいい?…ところで、アーシアって言ったわよね。貴女が、悪魔を治療した魔女?」
「っ…今だって治してますが、そうです。」
「…まあ、私はとやかく言わないけどね。ただ、自分の行いには責任を持った方がいいわとだけ。」
「え…」
「この町には任務で来てるけど…こういった話なら教会の戦士としてじゃなくてもいい訳だし?あんまりそういう事言う気は起きないし。一誠君が悪魔なのもネプテューヌが悪魔と一緒にいるのも訳があるんでしょ?」
「いや、その…私はそうだけど。」
「俺は夢のために悪魔になりました。」
「え、ちょ…何でそんな申し訳なさそうなの!?」
「その…ハーレムのために。」
「はぁ!?え、本当に言ってます!?」
「うん、言ってる。」
「うわぁ…無いわ、色魔の類いだったよ。」
姉として申し訳ない。
イリナちゃんの発言に一誠は正座してる。
うん、そうだよね。
今思えば色々とぶん投げてたもんねあの時。
「…ま、まあ…過ぎたことを気にしても仕方無いわ。
あ、ネプテューヌ。この後そっちの家に行ってもいい?」
「いいよ!イリナちゃんが来てくれるならお母さんもお父さんも喜ぶだろうし!でも…」
「知らないんでしょ?こっち側の事。」
「うん…」
「悪い、言わないでくれるか?」
「二人の事だし、言い出せないって分かってるよ。言わないって約束する。」
「ありがとう、イリナちゃん!」
「ありがとな。」
「イッセーさん、服…」
「え…あー!?服が所々破れてらっしゃる!?」
「お母さんに言わないとね、これ。」
「派手にスッ転んだ…で誤魔化せる範囲じゃねぇな。」
「ま、黙ってる罰だと思って怒られなさいな。」
「うぃっす…」
項垂れる一誠に苦笑する。
「終わったようね。」
「激しい戦闘にはならなくて安心しましたわ。」
「でも、祐斗が自分を抑えるとは思わなかったわ。何かあったの?」
「うーん…もしかして…」
昨日の言葉のお陰だったり?
そんなことないか。
自分としてはそうであってもそうでなくてもいいけど。
そうこう考えてたら木場君とゼノヴィアもこっちに来た。
「まあ、それはいいとして…コカビエルの件、こっちも手を出させて貰うわよ。」
「ええ、お願いするわ。」
「やったー!これから一緒に頑張ろうね!」
「悪魔と和気藹々とする気はない。」
「でも協力するなら相互理解は必要、みたいな!私はネプテューヌだよ、よろしくね!」
「…ゼノヴィアだ。」
「うんうん、じゃあこれから…」
家に行こうと言おうとしたら、携帯が鳴る。
誰だろうと思ったらおっちゃんだ。
どうしたんだろう?
取りあえず出ようかな。
「ごめん、ちょっと電話!」
「ええ。」
少し離れてから電話に出る。
「もしもし?おっちゃんから掛けてくるなんて珍しいね!」
『ネプ子、無事か。』
「え?ど、どうしたの?」
『いや…最近俺の周りが騒がしいからよ。そっちももしかしたら何かあるんじゃねぇかと思ってよ。』
「そっか…大丈夫!何もないよ!」
『そうか…ならいいんだがよ。無理だけはすんなよ。』
「うん!ありがとね!」
『ああ。』
通話が終わり、皆の方へ戻る。
…おっちゃん、タイミングがよかったけど、そういうことだったりするのかな。
そうじゃないとは思うけど、うーん。
その後、イリナちゃんとゼノヴィアを家に誘って今日のところはお開きという形になった。
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「イッセーさん、大変そうでしたね…」
「いやぁ、流石に言えないし…怒られても仕方無いよ。」
イリナちゃんが来た時のお母さんの反応はもう凄かった。
可愛くなったとか大きくなったとか、トウジさんは元気かとか…色々と質問責めだったけどイリナちゃんも楽しみにしてたようで楽しげに喋っていた。
その間、一誠は正座をさせられてて、イリナちゃんとの話が終わってから説教が始まった。
取りあえず、喧嘩したらこうなったということにしたらしい…哀れ一誠。お姉ちゃんは味方だからね。
「ところで、今更だが私まで上がったのはいいのか。」
「いいよ!私としてはあーちゃんとも仲良くしてほしいし、難しいこと考えないで遊びたいし!」
「楽観的だな…そこの元聖女と話すことなどない。」
「ネプテューヌ、それはいいんだけど一つだけ聞かせてほしい。
聖剣を異様に壊したがってた悪魔…彼は?」
「木場君の事?うーん…詳しくは木場君のためにも伏せるけど、聖剣の被害者…かな。」
「聖剣を壊せば教会が黙ってません…ですよね?」
「どうだろ。」
「えっ?」
「おい、イリナ?」
ゼノヴィアの咎めるような視線を気にせず、イリナちゃんはお茶を飲む。
おやつはもちろんプリンだよ!
「ゼノヴィア、私達は聖剣の奪還が目的。そうでしょう?」
「ああ、そうだ。」
「別に、状態の事は言われてないのよ。」
「…何を言ってるか分かってるのか?」
「そう怒る事じゃないと思うけど。あっちが聖剣を少なくとも3本は握ってる。対処のために壊してしまいましたが奪還には成功しました。うん、これが一番じゃない?」
「イリナちゃん、凄い!それならお互いに優しいプランだよ!」
「しかしだな…」
「壊さないに越した事はないけど、もしもの話よ。
それに、コカビエル単体で教会の聖剣を三本も盗めるのかってなると…引っ掛かるしね。」
「…それもそうだ。」
「何はともあれ、木場君の悩みを解決できそうで良かった!これで後はカキピーを倒すだけだね!」
「コカビエルです、ネプテューヌさん!」
「えー…言いにくいよ。なんでコカビエルなの?コカピエルならまだ言いやすいよ。濁点付けるとかあり得ないよ!」
「ネプテューヌも言いにくいけどね。」
「え、そうなの?」
今明かされた衝撃の真実。
そんなに言いにくい?
ええ…そんなぁ。
その後、戻ってきた一誠も交えて皆でゲームをした。
イリナちゃん、ゲーム上手くなってない?
おかしいなぁ、前は楽勝だったのに。
ゼノヴィアは猪突猛進な操作だし…
でも、何となく仲良くはなれそうで良かったかな!
ちょっとした裏話
イッセー「ねぷ姉ちゃん、いーすんの力でドライグの声って聞けるように出来ないか?」
いーすん「3日かかります。ついでにそれで聞けてもネプテューヌさんだけです。」
ねぷ「だってさ。」
イッセー「そっかー。」