冥次元ゲイムネプテューヌ   作:ロザミア

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メアスケfinal、だとぉ!?
ネプテューヌじゃなかったけど、寂しくなるなぁ。

それはそうと忍ねぷどうなったよ。


和平成立、やったーって何か来た!?

前回のあらすじ!は前書きさんに任せたよ!

 

というわけで守護女神宣言をした自分。

周りの皆の反応は様々。

複雑な顔をする一誠とか、喜び半分寂しさ半分なおっちゃんとか、これでもかって位喜んでるミカエルさん…って。

 

「ね、ねえミカエル…?」

 

「はい?」

 

「凄い嬉しそうだけど…」

 

「妹のような存在ですからね、こうして自分で道を定めたことがとても喜ばしいのです。」

 

「…そういうことね。」

 

ミカエルさんは聖書の神に創られた天使だもんね。

そうなると兄妹みたいなものなのかな。

あれ、おっちゃんもじゃない?

天使から堕天した訳だし…おっちゃんが兄…なのはちょっと嫌かなぁ。

 

「おい、今なに考えたよ。」

 

「何も。」

 

「ふーん…なあ、人の味方…って言えばいいのか知らんが…そういうことだろう?」

 

「…セラ、君の意見は?」

 

「この中に人の味方になれる存在がいるのはありがたいわ。」

 

えっ、誰この人。

さっきまできゃるーんって感じだったのに。

もしかして仕事になるとスイッチ入る系?

 

流石~…っといけない。

人の味方であるって感じなら提案しないと。

 

「私からも、1ついいかしら?」

 

「構わないよ、なんだい?」

 

「…一つだけ。」

 

自分は言わなきゃいけない。

人を守る女神であるなら、大事なことなんだ。

 

「人へ危害を加えないことを…三勢力の代表としての三人に同意して貰いたいわ。」

 

「…ま、そりゃそうなるわな。」

 

「分かった、悪魔の代表として同意しよう。そして、悪魔がそれを行ってるかどうかの調査も。終わり次第、嘘偽りなく報告することを悪魔として誓うよ。」

 

「天界を代表し、同意します。…聖剣計画のような事もありますからこちらも調査をしておきましょう。」

 

「堕天使総督として同意する。コカビエルや下級堕天使の件もあるからな、シェムハザ達に調べさせとくわ。」

 

「ありがとう、皆。」

 

まだ言葉という形だけでも、こうして同意して貰えたのは嬉しいかな。

だって、あっちからしたらさっき守護女神を名乗ったばかりだよ?

 

あ、そうだよ言い忘れてた!

 

思い出して、ミカエルさんに話しかけようとすると、ミカエルさんが先におっちゃんに話し掛けてしまった。

 

「アザゼル。和平締結をした後に聞く形になりましたが…多くの神器保有者を保護したり神器を研究していたのは何のためですか?

貴方の趣味、といえばそれで終わりですが…」

 

「備えていたのさ。」

 

「備えて…?」

 

「ああ…禍の団(カオスブリゲード)っていう組織が──」

 

 

 

「─口が過ぎますね、アザゼル。」

 

 

 

瞬間、何かの力が働いたように感じる。

よく見たら、何人か動きが止まってしまっている。

これは…ギャー君の…?

 

「…おいでなすった。」

 

魔法陣が現れて、そこから女性が現れた。

この人が禍の団のメンバー…?

見たところ、多分悪魔だよね。

 

「…貴女は?」

 

「初めまして、次世代の女神。貴女の事も、この和平の事も全て聞かせて貰った。私は、カテレア。カテレア・レヴィアタン。」

 

「カテレアちゃん…どうして?」

 

「貴様…どうしてだと!」

 

カテレアという人がセラフォルーに怒りの形相…サーゼクスさんにもその視線が向いてるところを見ると魔王に怒ってる?

レヴィアタンって確かセラフォルーもだよね?

 

そういった理由かな。

 

「我々旧魔王派を追いやり、魔王になった気分はさぞ心地がいい事でしょうね…だからこそこの禍の団!我々は現魔王を倒し、新たな魔王として君臨する。」

 

「穏便に出来ないかしら。何も力だけでやる必要は無いでしょう?」

 

「お優しい女神様らしい意見ね。もう話し合いをする域を越えたのよ、私達は…奴等が我々を追いやったあの日から!」

 

「カテレア、君は誤解している…過激な行いは必ず火種を生む。

だからこそ君達に考え直す時間を与えたんだ。」

 

「何を馬鹿な事を…大王の狗が!」

 

サーゼクスさんやセラフォルーがカテレアと話してる間にリアスちゃん達の方へ向かう。

よかった、動ける子が多いね!

ゼノヴィアは何か自分を見たときびくっとしたけどどうしたんだろ?

 

「ネプテューヌ、これは…ギャスパーの。」

 

「多分、カテレア達に何かされたと見ていいわ。

ここは私達に任せてギャー君を…」

 

助けに行って、と言おうとしたらまたいくつかの気配を察知する。

いったいどうなってるの~!?

 

「ネプテューヌさん、まほうつかいたちのシュウゲキもカクニンしました!(;゜゜)」

 

「外にいるみたいね…」

 

「誰が手引きした。この会談はトップしか知りえない!」

 

「誰かが裏切ったということですか。」

 

「おいセラフォルー、雑魚殲滅は得意だろうがお前が行けよ。」

 

「えー…いいけどカテレアちゃんは?」

 

「俺とミカエルで相手する。他の奴等は入ってきた奴等を倒してこい!」

 

「お兄…魔王様!眷属の一人が…ギャスパーが利用されたかもしれません。助けに行ってもよろしいですか。」

 

やっぱりギャー君も巻き込まれた!?

それなら、自分も行った方がいいよね!

 

おっちゃん達が心配だけどここは友達を…

 

「ネプテューヌさん!」

 

「ッ!くぅッ!?」

 

『DIVIDE!』

 

横から来た拳を咄嗟に腕で防いだもののそんな音声が聞こえた瞬間、体が急激に気だるくなる。

 

自分はそんな感覚に陥りながら犯人を睨み付ける。

いい人だと、思ったんだけどな!

おっちゃんもその行動に咎めるような視線を向ける。

 

「…ヴァーリ、どういうつもりだ。」

 

 

 

「─どういうつもりも何も、俺の為だよ。」

 

 

 

「こ、れは…?」

 

「『白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)』…触れたものの能力を半減させる力です。」

 

「ネプテューヌさん、大丈夫ですか?」

 

「ええ…そのようね。ヴァーリ、何が目的なの?」

 

「まだ立てるか、流石は俺の見込んだ女だ。それとも…意地か?」

 

「ねぷ姉ちゃん!テメェよくも!」

 

「一誠、来ては駄目!」

 

「けどよ、姉ちゃん…!」

 

ねぷ姉ちゃんと呼ばない時は余程の時、だったかな。

でも、駄目だ。

…多分、ヴァーリは自分を実験台にしようとしてる。

赤龍帝の一誠は仲間想いだし、シスコンだからそういったところを刺激すれば…

 

二天龍の戦いは避けられない。

 

この学校の被害だけでなく、下手したら…!

それは避けないといけないんだ。

 

「リアスちゃん達はギャー君の救出を、サーゼクスさん達は雑魚の掃討をお願い!出来るだけ…殺さないように。」

 

「難しい注文だが…君は?」

 

「私なら大丈夫…と言いたいけど。一誠、私に譲渡してくれる?」

 

「…ギャー助を助けて周りの奴等を倒したらすぐに戻ってくる!」

 

『Transfer!』

 

半減された力が一誠の譲渡のお陰で元に戻る。

 

そっか、だから半減と倍加だから決着がつきにくいんだ。

…でも二天龍の戦いとか今だと迷惑だと思うんだけどなぁ。

 

一誠達が会議室から出ていく。

残ったのはミカエルとおっちゃん、自分…ヴァーリとカテレアだね。

 

「ヴァーリ、世界の敵になれとは言ってねぇぞ。」

 

「魅惑的な誘いがあったものだからな。それと…」

 

ヴァーリが自分に視線を向ける。

え、なに?

自分が原因!?

なんかした!?謝った方がいい!?

 

「パープルハート、女神であるお前が欲しくなった。」

 

「えっ。」

 

…ごめん、ちょっと待って欲しい。

 

えっと…

 

欲しくなったってどういうこと?

力が欲しくなったってこと?

あーそうだよね。シェアって自分しか持ってない力だし、興味あるよね。

 

うんうん、とっても分かるよ。

ネプ子さんなら放っておかないね。

ころしてでもうばいとるって奴!

 

…うん、違うよね。

 

おっちゃんも呆然とした様子から立ち直る。

 

「おいおい、どういうこった。それなら一層こんなことする意味がねぇだろ。」

 

「欲が深いんだ、俺は。闘いを捨てることは出来ない、けれど女神も欲しい。なら、奪い取ってでも手にいれるのは当然のことだろう?」

 

「ネプテューヌ、お兄さんはああいうのは認めませんよ。」

 

「お父さんそんな子に育てた覚えねぇぞ!」

 

「親離れ子離れの時期という奴だ、残念だったな。」

 

「…本気?私、こういうことをする人と付き合う気はないわ。」

 

当たり前だけど、テロリストな人と付き合う気は毛頭無いよ!

主人公にも選ぶ権利はあるんだよ!

というか、戦いたいっていう感情が凄い見えるから怖いよ?

 

「いーすん、貴女からも言ってよ。」

 

「パープルハートさまにきゅうこんするヒトはまえにもおおくいましたから…( ´-`)」

 

「そんなしみじみと言わないで!前の私の事は覚えてないんだから…」

 

「赤龍帝はいいってか?」

 

「正直惜しい…とは思ったが、今の彼の実力じゃ俺には勝てない。」

 

「白龍皇、無駄話が過ぎますよ。」

 

「…仕方ない。何処まで戦えるか楽しませて貰うぞ、パープルハート!」

 

「…おっちゃんとミカエルはカテレアを倒して。私が相手するわ。

おっちゃんは辛いでしょ?」

 

「…おう、すまねぇ。」

 

「ネプテューヌさん、サポートします!」

 

いーすんが光となって自分の中に入り込む。

ってちょっと待って、本ごと入れるもんなの!?

ふぁ、ファンタジーだなぁ。

いや、自分が言えることじゃないけど。

 

─ネプテューヌさん、史書の力を使ってネプテューヌさんのシェアを強化します。

 

(あ、漢字使ってる。)

 

─今は気にしないでください。それより、来ますよ!

 

「無視とは酷いな!」

 

「無視なんかしてないわ。」

 

飛んでくる拳と脚を避ける。

うーん、洗練されてるっていうのかな、強いね。

一発貰うごとに半減使われるんでしょ?なにそれチート!?

 

そういう力を振るっていいのはラスボスとかでしょ。

 

まあ、そろそろ攻撃に出ようかな!

攻勢に出る時に役立つ技といえば…

 

「パワースラッシュ!」

 

「む、強いな。」

 

『DIVIDE!』

 

拳を刀で弾いて強く鋭い一撃を放つ。

基本、刀って言ってるけど刃はないから斬り殺しちゃったみたいな展開はないけど…

物も半減できるのは聞いてないよ!?

 

そのせいでヴァーリに一撃かましたけど何かヒビ入ってるし!

 

チート行為も程程にしてよ!

 

でも、今は愚痴を口に出すよりも行動だよね!

 

「クロスコンビネーション!」

 

「流石の速さだ!」

 

「なら、まだ上げていくわよ。」

 

シェアで自分の力を引き上げる。

主人公補正って奴だよ!

主人公はこれくらいしても許される!

でもそっちは許されないよ!

 

でも、ヴァーリは強い。

クロスコンビネーションの連撃を全部かわしてくるものだから途中で中断する。

 

困ったなぁ。

というか、戦いに集中しにくい。

 

「1つ聞きたいことがあるわ。」

 

「何だ、答えられることなら答えるが。」

 

「その、何で私なの?」

 

「他者に好意を持つのに理由がいるのか?」

 

「そうだけど!」

 

「ふっ、冗談だ。」

 

こ、この…!

ネプ子さんのなけなしの乙女心を馬鹿にした!

ネプ子さんの 好感度が 少し下がった!(2ぐらい)

 

「最初は強さが目についた。その後、お前の戦う姿が。」

 

「見事に戦いの事ばっかりね…」

 

「許せ、戦いが好きな性分なんだ。だが、あの戦いの後、俺はお前の事を考えなかった日は無い。」

 

「戦いたかっただけじゃないの?」

 

「いいや、戦いの高揚ではない別の胸の高鳴りを感じる。

この感情、まさしく恋だ!」

 

「カテレア、テメェ!ヴァーリになに吹き込んだごらぁ!」

 

「何も吹き込んでないわよ!くそ、オーフィスの蛇を使った私が何故!?」

 

あっちではミカエルとおっちゃんが順調にカテレアを追い詰めている。

こっちはヴァーリが自分に惚れた理由を聞いてたりする。

うん、戦いの場で何してるんだろうね。

 

─愚か者ここは戦場だって言えばいいですか?

 

(何だかSAN値直葬しそうなのが主犯になりそうだからやめて?)

 

─それにしても、彼の想いは本物だと私は思うのですが…?

 

それなんだよ。

でも、テロリストになっちゃったんだよ?

仲良くなろうとも思ってたのに…振るべき、なんだろうなぁ。

それに、人の味方をすると言った手前それを脅かす人とは一緒になれないよ。

 

「ヴァーリ、貴方の気持ちは伝わったわ。でも…」

 

「そこから先は言わなくてもいい。」

 

「…そう。なら─」

 

「お前を連れていく。」

 

「!」

 

迫る拳を咄嗟に刀で防いでしまった。

そのせいで刀が壊れてしまい、その拳が自分の体へと到達する。

 

まずいと思った時には遅くて。

 

『DIVIDE!』

 

「っ、あぁ!」

 

半減の力が自分に働いて、体が脱力すると共に拳によって吹き飛ばされる。

壁にぶつかって、強い衝撃が背中から全身へ。

 

普段なら、そんなに痛いものじゃないのに…耐久力諸々も半減されてる…!

 

─ネプテューヌさん!

 

「ま、だ…大丈夫よ…!」

 

「油断しすぎだな、パープルハート…いや、ネプテューヌと呼ぼうか?半減された状態のお前が俺に勝てるものかな?赤龍帝ならば半減を無理矢理倍加することで戦えるだろうが…先程の様子を見るにどうすることも出来ないだろう。」

 

「だからって…諦めるような質じゃないわ。」

 

「だろうな。」

 

─ネプテューヌさん、もう一度半減を受けたら危険です。どうか気を付けて…!

 

「っ…!」

 

「体が重いか?半減されたせいで自分の体とは思えないだろう。」

 

「ええ、かなりね。」

 

「手荒なことはしたくない。お前の意思で来て貰うのが一番なんだが。」

 

「従うとでも?」

 

「…そうか。なら、仕方無いな。」

 

まだ負けてない。

攻めに出たら負けだよ、これ。

 

カウンター主体の戦法に変えて戦うしかない。

でも、本気じゃないなんて嘘でしょ、強すぎでしょ。

一誠、戦って勝てるのかな…

 

ヴァーリが魔力弾を放ちながら近付いてくる。

刀をもう一度創ってそれで弾く。

重い…!

 

「ふっ!」

 

「…これで!」

 

素早く突き出された拳。

半減された状態だから余計に早く見える…けど、それを何とかかわして刀を腹にぶつける!

 

「…!」

 

「半減前ならくらっていた一撃だったが…甘いな。」

 

そう言われてから、すぐに刀を手放そうとした。

けど、それよりも早くヴァーリの手刀が自分の首に当たる。

 

『DIVIDE!』

 

─ネプテューヌさん!

 

「あ…」

 

首に衝撃が来ると共に更に半減の力が働いて大きな気だるさと共に女神化を維持できなくなる。

意識が段々、朦朧と…

 

「──!」

 

「──…!」

 

ミカエルとおっちゃんがこっちを見て焦ったような顔をしてるけど…何を言ってるか分からないや。

カテレアはどうにかなったのかな?

 

自分は勝てなかったや。

でも、一誠が戦うのだけは阻止しないと…

 

「いー…すん…」

 

─しっかり…!

 

「ごめ…」

 

─ネプテューヌさん!

 

そこで、自分の意識はプツンと途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャー助を助けて、ねぷ姉ちゃんの所に戻った俺達。

そこで目にしたのは…

 

アザゼルとミカエルに倒されて気絶しているカテレア。

ヴァーリに抱き抱えられている変身の解けて気絶してるねぷ姉ちゃんだった。

 

「遅かったな。」

 

「ヴァーリ…テメェ!」

 

「よくもネプテューヌを…」

 

「おっと、それ以上近付かないでもらおう。」

 

「っ、人質のつもり?」

 

「…好いてる相手をそういう風に使うのは心苦しいが、まあそうなる。」

 

「は!?」

 

なに言ってだこいつ?(ん抜き言葉)

好いてる相手を普通気絶させねぇだろ馬鹿!

 

「堕天使に好意持った相手を気絶させろって教わったのかお前。」

 

「ウチはマトモな事しか教えてねぇ。」

 

「じゃあ何でああなってんだよ。」

 

「知らねぇよ。むしろ俺が聞きてぇよ。惚れたのだって今知ったんだぞ。」

 

「私の妹に当たる存在なんですが、拐うのはやめてもらえませんか?」

 

「悪いが無理だな。」

 

「ええい融通の利かない奴だ。」

 

くそ、ねぷ姉ちゃんを助けなきゃいけねぇってのに姉ちゃんが人質なんてズルい奴だ…!

狙うなら赤龍帝の俺にしろよ!

 

ヴァーリはカテレアを見て、溜め息をつく。

 

「それにしても、カテレアは負けたか。オーフィスから蛇を貰ってもあの程度なら仕方無いが…」

 

「無限の龍神か…何のためにオーフィスが協力してる?」

 

「俺にも話せないことはいくつかある。目的も済んだ撤退させて貰おう。」

 

「逃がすと思ってるのかい。ネプテューヌ先輩を返して貰おうか。」

 

「ふっ、これ以上女神を半減させたらどうなると思う?」

 

力を半減させるのがアルビオンの能力、だったか。

ドライグから聞いたけどここまで厄介だとは思わなかったぜ。

ねぷ姉ちゃんが何も出来ずに負けたっぽいし…相性が最悪だったんだろう。

くそっ、どうすれば…

 

『相棒。』

 

「何だよ…!」

 

『下手に動けばそれこそ事だぞ。…今は自分を抑えろ。

白いのの宿主が真に女神を好いているなら下手打つことはせんだろう。』

 

「姉ちゃんを見捨てろってのか。」

 

『お前の実力ではいくら禁手したとしても差がありすぎる。

取り戻せるチャンスは必ずくる。歴史のもついている筈…俺を信じてくれないか。』

 

「…」

 

確かにドライグの言う通りだ。

魔王様達もそれが分かるからこそ動けないでいるんだ。

ヴァーリを逃がすしか手はねぇ…。

 

禍の団…姉ちゃんに何かしようものなら絶対に許さねぇぞ!

今でも許さねぇけど更に許さねぇ!

 

「…分かった。」

 

「イッセー!?」

 

「それでいいのかよ、赤龍帝。」

 

「俺だって嫌だ。けど…下手打つわけにはいかねぇんだ。

おい、ヴァーリ。ねぷ姉ちゃんに変なことするんじゃねぇぞ!」

 

「約束しよう。」

 

「毎日プリン食わせろ!あと、ゲーム時間管理しろ!風呂にも入らせろ!」

 

「…分かった。」

 

(((お、おかん…?)))

 

…よし、最低でもこれだけやらせたらねぷ姉ちゃんも困らねえ筈だ。

むしろ、何だかんだで帰ってくるかも知れねぇ。

ここは姉ちゃんを信じるしかねぇ…!

 

あ、待ってくれ。

 

「紙とペンください。」

 

「え、ええ…」

 

「えーと確か…」

 

「…あ、イッセーさん。これ違います。これは前に買いましたよ。」

 

「マジか、流石だなアーシア。」

 

「はい!」

 

「…おい、これ。」

 

取り合えず、書いたやつをヴァーリに投げ渡す。

ヴァーリは、それを怪しみながらも受け取る。

今は見ない、か。

隙出来るかもと思ったけど仕方ねぇ。

 

「これは?」

 

「長いからあっちで見ろ。」

 

「そうか。では…また会おう。義弟君?」

 

「ああ!?」

 

「怖い怖い。退散させて貰うよ。」

 

ヴァーリはそう言って飛んで去っていった。

 

その後、俺は膝をつく。

 

「イッセーさん!」

 

「くそぉ!俺が強ければ…!」

 

「今は、ネプテューヌを信じましょう。」

 

「ああ、カテレアも無力化できた。情報を吐かせれば…あるいは。」

 

「せっかくの和平の場がよぉ…俺の責任だ、すまなかった。」

 

各々が後悔を抱きながら、その日は解散した。

 

母さんと父さんには部長が催眠をかけて友達の家に泊まりに行ってるって事にして貰った。

部長に謝ると、これも自分の責任だって言ってた。

 

アーシアは部屋に姉ちゃんがいないから寂しいだろうな。

俺もだけどよ…

 

絶対強くなってやる。

そんで、姉ちゃんを取り戻す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ます。

少し体が気だるいけど、何とかなる…。

体を起こすと、どうやらベッドに寝てたっぽい。

 

あれから、負けて…

 

「ネプテューヌさん、おきたんですね!(^∇^)」

 

「いーすん…ここは?」

 

「それが、わかりません…しらべてもボウガイをうけてるようで…」

 

「そっか…」

 

考えても仕方無いよね。

禍の団のアジト、みたいな所かな?

困ったな…どうしたらいいのかな。

 

悩んでたら、ガチャリと扉が開く。

ヴァーリかな、と思ったら…

 

 

 

「ん、起きた。」

 

ゴスロリ衣装の黒髪の女の子…ってなんで胸のところ×マークのテープだけなの!?

風邪引くし危ないよ!色々と!

 

「女神。」

 

「えっと…誰?」

 

「ネプテューヌさん…このかたは…!((゚□゚;))」

 

「イストワール、久しい。」

 

「あー…私はネプテューヌ、君は?」

 

「我?我、オーフィス。」

 

オーフィスちゃんって言うんだ。

うん、さっきから感じてたんだけど…

 

この子、凄く強いよね?

ヴァーリとか目じゃないくらい。

 

どどど、どうなるの!?




はい、禍の団…ヴァーリの所へと連れ拐われたヒロインなネプテューヌ。
これからどうなっていくのか!
頑張れ主人公!絆を築け!
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