ネプギアちゃんとイチャイチャするんだ!(叶わぬ夢)
ネプテューヌとゲームするんだ!(届かぬ想い)
超次元魂があればなにも怖くないんだ!(真っ赤な誓い)
やっほー!強くなれたネプテューヌだよ!
いや本当に強くなれたかは知らないけどね!レベル上がったかもしれないけどどうだろうね?
禍の団に連れ去られて5日目。
困ったことにまだ帰してはもらえない。
これ一生帰れないまである?
もしそうならやっぱり無理矢理動くしかない?
というかお父さんとお母さん心配してない?
一誠やあーちゃんは無理してないかな。
色々な不安や心配がこみ上げる。
これがずっと続いてる。
ヴァーリ達の前では気丈に振る舞ってるけど、やっぱり普段過ごした人がいないのは寂しい。
けど、ここで弱音を吐くのは駄目だよね。
敵の本拠地…みたいなもんだし。
「はぁ…」
「ネプテューヌさん…」
「いーすん…大丈夫!まだ帰れないと決まった訳じゃないよ!
それに黒歌の事もあるから…帰してはもらえると思うんだ。」
「それがいつになるか…ふあんですか?」
「…うん。」
オーフィスだってどうすればいいか分からない。
このままだと利用されちゃうだけ…出来ることなら連れ出したいけどそしたら何も知らないお母さんやお父さんが危ない。
むしろ、このままじっと動かない方がいいんじゃ…?
いやいや、それは無しでしょ。
うじうじしてても仕方ない、ここは…
「プリンを食べて気分を変える、これに限る!」
「たべたいだけでは?(-- ?)」
「ソンナコトナイヨー」
「ふとりますよ?」
「ふ、太らないよ!主人公は太らないという特性があるんだよ!」
「…まあ、ネプテューヌさんのなやみはりかいしているつもりです。ですが、そんなときこそレイセイであるべきです。」
「う~、分かってるよ~」
そんなことは分かってるけど心配なものは心配だよ~
あーちゃんは日本をあまり知らないし、優しいから何かあったら怖いし、一誠はエロいし。
リアスちゃん達だって動いてくれてるだろうけど、それでも…うーん…
プリンを取り出して、食べようと蓋を開けると同時に扉も開いた。
えっ、プリンに新機能追加したの?
「ネプテューヌ。」
「なんだ~オーフィスだったか~」
「逆になんだと思った?」
「プリンの新機能。」
「どういう…こと…?」
オーフィスだった。
よかったぁ、プリンの機能にしては悪趣味すぎるよね。
オーフィスが来たってことはゲームしに来たんだろうね。
「今日は何のゲーム?」
「ん、この格ゲーのリベンジに来た。」
「ほほう、練習もしてないのに私に勝とうだなんて数百年甘いよ!」
「イメトレはしてきた。」
イメトレは怠らなかった…確かに、イメトレは大事だよ。
いや、結果が出るまでは何も言うまい!
自分の愚かさ、その身で味わうといいよ!
数十分後…
「確かにイメトレの効果は絶大だった…プレイングも、指さばきも素晴らしかったよ。でも、まるで全然!私を倒すには程遠いんだよね!」
「また勝てなかった…」
「残念だったね!」
「む、もう一回。」
「ゲームはほどほどにしないとダメですよ!(;゜゜)」
「まだ一時間も経ってないよ!」
「寧ろ五徹しても足りない。」
すっかりハマったね、オーフィス。
五徹って…廃人の道でも辿ろうとしてる?
やばいよやばいよ、廃人には勝てないよ。
そうしてしばらくいーすん監視(あまり効果がない)の元ゲームで対戦してたんだけど…
突然、扉がまた開いたんだ。
ヴァーリ達かなって思って振り向いたんだけど…
長い黒髪の貴族みたいな男の人が入ってきた。
あの、ノックしてください。
「オーフィス、ここにいたのか。」
「ん。」
「あのー…ここ一応、私の部屋なんだけど…」
「…白龍皇が連れてきた女神とはお前か。」
「え、何々?私ってもしかして噂になってる?」
「いい噂ではないがな。それよりもオーフィス、蛇を寄越せ。」
「今プレイ中。」
「貴様…っ!」
「待って待って!一旦ストップ!」
「何だ女神。」
今にも掴みかかりそうな態度の男の人を止めて、ゲームを中断する。
あーもう、なんでこんな血の気が多い人がいっぱいかなぁ?
「まずは落ち着こう?いきなりそんな寄越せとか言ったらオーフィスも気分悪いよ。」
「貴様には関係無いだろう。第一、連れ去られた貴様がなぜ敵を庇う?」
「敵じゃないからだよ!それより、一回落ち着いて話し合おう?
ほらほら座って座って!」
「…いいだろう。」
「ほっ…」
取りあえず、面倒なことになりそうだね。
面倒は嫌いなんだけどなぁ…
まあいいや、私とオーフィスに向かい合うように座った男の人…悪魔だよね、たぶん。
カテレアって人と同じかな?
「まず、自己紹介ね!私はネプテューヌ!」
「名乗られたからには名乗るのが礼儀だな。
クルゼレイ・アスモデウスだ。」
「えっと、蛇が欲しいって話だったけど…なんで?」
「決まってるだろう。今の魔王どもを倒し、捕まったカテレアを救うためだ。」
「カテレアを?」
「カテレアは俺の恋人だ。あの会談に居たなら知ってるだろう?」
「いや、知ってるけど…恋人なんだ。」
あの人恋人いたんだ。
うわぉ、びっくり!
「でも、酷い扱いは受けてないと思うよ?」
「何故そう言いきれる?今の悪魔の政権を覆そうとしたテロリストだぞ?拷問の限りを尽くされてないと何故言いきれる。」
「えっと…これは私の印象だよ?だから怒らないで聞いて欲しいな。あの会談にいた二人とは話したんだけど、悪い人って印象はなかった。多分、情報は欲しいけど拷問まではいかないと思う。
セラフォルーに関しては競い合った的な仲じゃないの?だから、それもあると思うし…」
「貴様の印象で全て信じろと?」
「うん、信じて欲しい。」
「ネプテューヌ、人をみる目ある。信じた方がいい。」
「…だが、俺の意見は変わらん。今の魔王を倒す…その為にこの禍の団を結成したのだからな。」
「そもそも、何でサーゼクスさん達を倒そうとしているの?」
「奴らは温い。何故悪魔が堕天使や天使と和平を結ばねばならない?奴らを滅ぼし、悪魔の社会を築けばいいだろうに。
温い奴らに代わり、我々が新たな悪魔の世を作る…それが目的だ。」
…うん、何と無く分かった。
多分、恨みとかあるんだろうね。
前にサーゼクスさんが言ってたけど…旧魔王派は過激な意見が多かったんだ。
「それって悲しいことだと思うよ。」
「何だと?」
「何で争わないといけないの?」
「それは我々悪魔こそが至高の…」
「それって大事?」
「…何が言いたい。」
「私には、分からないんだよ。至高至高って言うけど…戦って勝たないと証明できないの?そんなに血を流したいの?」
「我々は争ってきたのだぞ、それを…!」
「争いが嫌だから和平を結んだんじゃん!悪魔も堕天使も天使もこれ以上戦いたくないから和平を結んだんだよ!ずっと戦って、やっと種族が減ってくだけだって気付いたから…だから和平を結んでこれ以上自分達の種族が減らないようにってお互いの手を取り合ったんじゃないの!?」
「ぐっ…貴様に何が分かる!力で支配する世の何がおかしい!」
「力で支配して、それで何か変わるの?変わらない今を変えたいから協力しようってなったんだよ。クルゼレイ…クルゼレイにもカテレアって人がいるじゃん!カテレアがそんな争いしかない世界で死んじゃったら悲しくならないの?」
「…カテレアが…」
ここまで言って、ようやくクルゼレイは言葉を止める。
目の前に出された紅茶を見つめるだけ。
そうだよ、大事な人がいなくなるなんて嫌だよね。
そんな世の中に自分達で進んでしようだなんて間違ってる。
きっと憎しみとかで前が見えなくなってるんだ。
自分でいいなら、それを晴らして道を照らしてあげたい。
その為なら頭を働かせて話し合うよ、何度でも。
「カテレアも、クルゼレイも…戦ってばかりの世界じゃ幸せになれないよ。手を取り合おうよ、忌々しいと思ってても何処かで折り合いをつけないと苦しいだけだよ。」
「…クルゼレイ、それでも蛇が欲しい?」
「…俺は間違ってるのか。」
「争いだけの世界にするのは間違ってるよ。でも…カテレアを助けたいって気持ちだけは間違ってないと思う。誰かを助ける心に善悪はないと思うよ。」
「そう、か…少し、考える。失礼する。」
クルゼレイはそう言って部屋を出ていった。
少しだけど…この禍の団の事が分かった気がする。
にしても…
「疲れたぁぁぁぁ…」
ぐでーっとソファに横たわる。
オーフィスに頭を撫でられる。
ぎこちない、35点!
「おつかれさまです、ネプテューヌさん。」
「いーすんもどうして何も言ってくれなかったの~いーすんの方が頭いいんだからさ~」
「わたしがはつげんするとどうしてもリロンテキになってしまいます。かんじょうてきなネプテューヌさんのコトバだからこそ、とどいたのだとおもいますよ?」
「うー、そう言うけどさぁ…」
「ネプテューヌ。」
「うん?」
「我、間違ってる?」
「…帰りたいっていうのは誰でも同じだと思う。私だって家に帰りたいよ。でも…どうして追い出されたのかを考えないと、同じことの繰り返しだと思うな。」
「どうして、追い出されたか?我が邪魔だったから?」
「ずっと同じ場所にいたのに今更そうするのかな?」
「…分からない。」
「そっか。大丈夫!これから分かっていこう?そうすれば、きっと良いことがあるよ!」
「…ポジティブ?」
「まあ、ポジティブ…なのかなぁ?私としては、前向きに考えないとどんどん思考の沼に沈んじゃうからこうしてるだけなんだけど。」
「そう。」
会話が途切れた。
オーフィスは関心のあることは熱心に聞いてくるけど何と無く分かるとそれ以降同じことを聞いてこなくなる。
それは学んでるから。
物事も、感情も。
だから、特に気にすることはない。
クルゼレイの時も、その時の関心がゲームに向いていたから投げ槍な対応だったんだ。
まだ、子供なんだ。
色々なことを周りから学んでいる子供。
もしかして、グレートレッドは…
いつか、聞けるなら聞こうと思う。
最強の片割れの真意を。
まだ自分の事も分かってないことがあるから…それが終われば。
もう全部が話し合いで解決するとは思わない。
今までも結局は戦ってた。
でも、出来るなら、話し合って解決したい。
うん、そうしよう。
・
・
・
「そうか、旧魔王派の奴と話したのか。」
「うん、あんな感じなの?」
「話したことがあまりないから、多くは知らないが…ほぼ全員がああして現魔王を恨んでいる。」
「そっか…」
ヴァーリがやってきて、何でか自分を膝の上に乗せながら話す。
…うん、まあ、諦めたよ。
頷く気はないけど、少し強引だし。
抵抗するのも疲れるし…
オーフィスはゲームを黙々とやってる。
隣でいーすんがここはこうするべきです、とかの指示を出してる。
結構相性が良さそう。
「あいつらとも穏便に、と思ってるのか?」
「おかしいかな。」
「俺はお前の理想をとやかく言わないさ。お前なら何やかんやでやり遂げると信じる。」
「…毎度思うけどさ、どうしてそんなに私の事評価してるの?」
「別に好きだからという訳じゃない事もないが…」
「どっちなのさ。」
「好きだ。
…お前は力としての強さ以外の別の強さを持っている。それを信じてるだけだ。」
今すごいど直球で告られたけど無視する。
無視するったら無視!
顔赤くなんてなってないんだからね!
「ヴァーリは、美猴達の事を大事な仲間だと思ってる?」
「…そうだな、あいつらと過ごす時間は嫌いじゃない。」
「素直じゃないんだね、そこは。」
「お前の場合は想いが止まらないだけだ。」
「ええ…」
もういいや。
そこはもういいや!
もう動揺しないよ、うん。
それに今は他の話題があるんだからね!
「というか、私を帰す気ある?」
「………………ある。」
「今の長い間は何!?」
「正直、帰したくないさ。だが、これ以上義母と義父に迷惑をかけるわけにもいかない。」
「しれっと結婚してるのやめない?」
「バレたか。」
「寧ろバレないと思ったその精神を私は疑いたいよ!」
何でこう、暴走列車かなぁ。
自分にそんな魅力があるようにも思えないし、自分よりも大切にしてあげれそうな人はいる筈なんだけどなぁ。
何がそんなにいいんだか。
まあ、ねぷ子さんは超絶美少女だから惹かれてしまうのも仕方無い…のかな?
「ネプテューヌは帰ったら何をするんだ。」
「え、何してたか話すのと、二人に抱きつくのと、一誠とあーちゃんに何か無かったかの確認を本人達含めてするのと…」
「─あの家で、皆でプリンが食べたいな。」
「…結局、そこか。」
「うん、それが私だしね!私らしいでしょ?」
「そうだな…お前らしい。ここ数日でやっと理解したよ。」
「主人公な私だからね、理解するのに数日を要するのは仕方無いというべきか遅いぞというべきか!」
「元気なことだ。」
「ねぷっ!?」
頭を撫でられる。
うむむ…一瞬驚いてしまった、これは負けた。
不意打ちはずるいと思うんだよね、自分。
でもなんだか心地いいので特別に、とーくーべーつーに!
少し好きにさせてあげようと思う。
ねぷ子さんは寛大なのだ。
「お前は、女神より人が似合う。」
「え?」
「どうして女神として戦うことを選んだ?人としての日常こそがお前の望みだろうに。」
核心をつくように言われた言葉。
驚いた、本当に理解されてる。
そんなに見られてたり?恥ずかしいなぁ。
「その日常を守りたいから、じゃないかな。
せっかく女神っていう存在なんだしさ、皆を守れるなら戦うよ。
だってほら、ハッピーエンドは仲間が誰一人欠けないで迎えるからハッピーエンドなんだよ!」
「…俺には出来そうにない考えだ。」
「当然だよ!何故ならこれは主人公オブ主人公…つまり私の使命だからね!」
「そう言って誤魔化すのはどうかと思うが。」
「ご、誤魔化してないよー」
というわけで早く帰りたいなぁと思うのと、禍の団の事をもっと詳しく調べられないかなっていう二つの考えが拮抗してる自分。
…でも、オーフィスの事も放っておけないしね。
ここは少し我慢しよう。
クルゼレイの事や、他の禍の団のメンバー…もう少し調べよう。
思ったよりも複雑そうだし。
もしかしたら、味方…というか、改心させられるかもしれない。
無駄な戦いは避けるためにも、やれることをやろう!
「ヴァーリ、協力してくれる?」
「何をするんだ?」
「分かってる癖に~」
「ハッピーエンド、だったか?それのためか?」
「うん!」
「…ふぅ、惚れた弱みだな。分かった、俺に出来ることなら協力する。元々そういうつもりだったしな。俺の判断でいいか?」
「うん、信じてるよ!」
「信じてる、か…」
何だか煮え切らない、みたいな感じ?
どうかしたのかな…?
…でも、話したくないならいいや。
うん、もうヴァーリ達を信じてもいいよね!
こっちから信じないと、相手も信じてくれないもんね。
頑張るよ!えいえいおー!
「あ、オーフィスさん、そこはこのワザがユウコウです。」
「攻略本イストワール、ありがとう。」
「ナマエおかしくないですかΣ(゚ロ゚;)」
「気のせい。…あ、倒せた。余裕の勝利だった。」
「いえ、これまだダイイチケイタイですね。」
「…!?」
「ノコリのHPをかんがえると…ツミ、ですかね(>_<)」
「まだだ、まだ終わらんよ。」
仲良いなぁ、あの二人。
というか、オーフィス…アニメとか見てるせいでそっちに言葉がいってない?
少し心配になる、ねぷ子さんなのであった。
──────────────────────────
「ネプステーション!!(起動音声)」
「始まったな。」
「はい、というわけで今回のゲストは?」
「白龍皇兼ネプテューヌとカップルのヴァーリだ。」
「はい違うからねー!
今回は三勢力会談から禍の団に連れ去られるまでの話だったね!」
「何だかんだで適応力が高いお陰で助かってたな。
旧魔王派のクルゼレイへの発言はどうなったか…」
「まあ、良い効果が出ると願って!次回予告!」
「俺と協力して禍の団をより知ることを選んだネプテューヌ。
そして、そんな矢先にある男が接触してくる。
ネプテューヌ、お前の心と行動でシリアスを粉砕してくれ。
次回、『冥次元ゲイムネプテューヌC─混沌へのコネクト─』」
「熱き闘志にチャージ・イン!」
今回でWILL BE VENUS編も終わりです。
色々とありましたが、次回から禍の団編。
主人公のネプテューヌならハッピーエンドに導ける筈!