冥次元ゲイムネプテューヌ   作:ロザミア

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ねぷねぷしろ!(挨拶)

英雄派、いったいどうしたというんだ…(親父ぃ)


仲間が増えたよ!やったねネプテューヌ!

始まりはあの槍を手にしてからだった。

 

貧相な村の生まれで、なにがあるわけでもない。

けれど、ある日化け物に襲われ、無意識の内に力を欲した。

それが神器と呼ばれる物だと知るのはかなり後の事だった。

化け物を簡単に倒せた俺は自慢しようと思い、親に話した。

それがいけなかったのだろう。

対して愛情も無かった親は俺を裏の者に金と交換で引き渡そうとした。

 

それで、ちょっと家出をした。

自分には何か才能があるのではないかと、昔から見上げた山を登った。

その山を登りきった時、拍子抜けだったがそこから見える景色は今でも一番綺麗だと思える。

 

そこから、この山を登ったように自分はどこまで人としてやれるのかを試したくなった。

家には、帰ることはなかった。

 

学んだ、学べることを自然から、人から、歴史から学んだ。

そして、学び、調べる内に自分が曹操という英雄の子孫ということを知った。

 

もしかしたら、他の英雄の子孫もいるかもしれない。

 

共に高みを目指す仲間を探すことにした。

そうして、俺は何人もの英雄の子孫、魂を継ぐものを見つけた。

中には虐げられていた者もいたが、助けた。

 

皆、俺について来てくれた。

憧れのような目を向けながら。

 

何回か異形の者と戦う内に仲間を失ったこともある。

人間はやはり弱い生き物だ。

だから、最大限の対策をしないといけない…そう思った。

 

皆、俺について来てくれた。

闘志を宿しながら。

 

信頼を利用するかのように実験台にしたりもした。

そのお陰で新たな発見がいくつもあった。

進んで実験台になる者もいた。

躊躇わなかった。

そうして異形の者を倒して、まだ強いものがいることを知った。

それらと戦うならテロリストになるのが早いと思った。

今思えば…調子に乗っていたのだと思う。

仲間の全員が賛同してくれたから。

 

皆、俺について来てくれた。

どこか恐ろしいものを見るような目を向ける者がいた。

 

そうして、俺は外道へと堕ちていく…筈だった。

 

『曹操はもう、英雄なんだよ?』

 

諭してくれた。

正しくない、それは間違っているとはっきりと言ってくれた。

英雄になる…その目標から遠ざかっていく俺を、俺達を止めてくれた。

方向を示してくれた。

 

叱咤された友が言葉をくれた。

 

『曹操…あの方の言う通りだ。俺達は道を間違えてしまった。

けれど…罪を償うことはできる。』

 

『…ペルセウス。』

 

『皆もだ。愚かな行為の犠牲者である仲間に許して貰えるその日まで…償いをしなくてはならない。』

 

『けれど、ペルセウス…僕達は何をすれば。』

 

『分からない。だが、この罪から逃げることだけはしちゃいけない。外道にだけはなってはいけない。』

 

そこから、皆で悩んだ。

戦って、強さを証明する。

それが俺達の今までだった。

だから、どう償えばいいか分からないのは必然だった。

 

それが正しいと全員で思っていたからだ。

 

だから、必死に考えた。

何が正しくて、何が間違っているのか。

頭のいいゲオルグも答えを見つけられない。

 

…けれど、1つだけ思い付いた。

 

『恩返しだ。』

 

『恩返しって…あの女神に?』

 

『道を踏み外した俺達を戻そうとしてくれた。

皆、話し合って間違いを自覚した、そうだろう?

なら、俺達は彼女を、あの人に返しきれない程の恩義がある。』

 

『…俺は賛成だぜ。』

 

『ヘラクレス。』

 

『アイツは俺に怯まず、言葉を叩き込んだ。ただ真っ直ぐで優しさを感じる言葉をよ。…俺は俺の目を覚まさせてくれた奴に恩を返してぇ。』

 

ヘラクレスの言葉を皮切りに皆が賛同する。

本当に間違っていたのか、まだ分からない者もいる。

けれど、あの人は俺達を力でなく言葉を用いた。

誰にでも出来ることじゃない。

 

『いつか、許される日まで。』

 

気高い精神を感じた。

それを信じたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

や、やっほー。

何かダイナミック土下座をかまして騎士にして欲しい発言にどうすればいいか分からないネプテューヌだよ。

 

「え、どうしてそうなったの?」

 

「俺達は間違えた。その償いをしようにも…恥ずかしながら何をすべきか分からない。だから…だから、まずは貴女に恩を返したい。」

 

「いやいや、私そういうことをしてほしくてしたんじゃ…」

 

─ネプテューヌさん。

 

珍しく本の状態のいーすんから話し掛けられる。

 

─彼らの為にもこの話を受けてもいいと思います。

 

(どういうこと?)

 

─どうすればいいか分からない状態の彼らを導けるのは現状では貴女しかいません。最後まで面倒を見るのも大事だと思いますよ?

 

そう言われるとそれもそうかと思ってしまう。

確かに、言うだけ言って後はそっちでなんて都合が良すぎるよね。

 

…何をするのが償いになるのか分からないのは、仕方無いよね。

 

「うん、分かった!」

 

「本当ですか!」

 

「うん!でも、恩返しの中で何が償いに繋がるのかを見つけたらそっちを優先して欲しいな。後、敬語禁止!普通にネプテューヌって呼んで欲しいな。」

 

「…分かった。ありがとう、ネプテューヌ。」

 

「よろしい!」

 

協力者が増えたってことでいいのかな。

だとしたら、動きやすく…あ、なら。

 

「ねえねえ、英雄派の皆はオーフィスをどう思ってる?」

 

「オーフィス?いずれ超えようと思ってた相手だが…いや、今はそういうつもりはない。となると、何を考えているか分からないといったところか。」

 

「やっぱり?オーフィスって表情動かないから分かりにくいよね。」

 

「それで、オーフィスがどうかしたのか?」

 

「最近良くここで遊んでるんだけど私も帰らないといけないから。だから…」

 

「利用されないように守る、ということか。」

 

「うん、お願いしていい?」

 

「それぐらいなら、ジャンヌとゲオルグ、ヘラクレスの三人…いや、レオナルドも一緒に居させよう。」

 

「レオナルドって、あの男の子だよね?」

 

自分の質問に曹操は頷く。

 

「ああ。感情に乏しい者同士、気が合う事もあるだろう。

それに…きっと成長する筈だ。」

 

「精神的にってこと?」

 

「ああ。幼いのもあるが、神器のせいで何処かの組織に実験台にされていたのが大きいだろう。」

 

「実験台…!?どんな神器なの?」

 

魔獣創造(アナイアレーション・メーカー)。魔獣を造り出すことが出来る神器だ。本人が制御できていればとてつもない魔獣を造り出すことすら可能だろう。だが…」

 

「制御出来ていないんだね。」

 

「ああ…精神的な幼さ故だろう。だから、ここはオーフィスと共に成長して欲しいと思うよ。」

 

…本来の曹操はこういう優しさがあるんだね。

うん、憑き物が落ちた感じもするしいい感じだね。

 

そのレオナルドって子ともいつか話してみたいな。

今は難しいかもしれないけど…

うん、でもこれでオーフィスの事は心配要らないね。

皆強いらしいし!自分よりよっぽど強いと思うよ。

 

─ネプテューヌさんの強さは力だけでは語れませんがね。

 

(ま、主人公だからね。私ほどになると口と精神こそが武器になっちゃう的な!)

 

「そうだ!昨日はあれだったからさ…」

 

「ん?」

 

「皆で遊ぼうよ、一回!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゲオルグ、このゲーム…やったことがあるな!?」

 

「経験者…とでも言っておこうか。」

 

「恐ろしく早い指さばき…僕でなければ見逃しちゃうね。」

 

はい、やっぱりゲームだね。

 

親睦を深めるために自分の部屋で色々なゲームをして遊んでるよ!

ゲオルグがレースゲームで無双してヘラクレスとジークが慣れない感じでプレイしてるね。

ちなみに…

 

「ああ、窓に、窓に!」

 

「匂い立つなぁ…」

 

「SANチェック失敗しての発狂ロールプレイに磨きがかかるな。」

 

「3ターンほどでいいですよ。」

 

こんな風に自分から深淵を覗きに行く人もいるね。

いーすんがGMしてるけど生き生きとしてるね。

自分もしたことあるけど、シナリオ温めておいたのかな?

 

ちなみに、レオナルドはというと…

 

「2マス進んで…あ、お金が増えるね!」

 

「我よりも金持ち…レオナルドのターン。」

 

「…。」

 

「おお、6マス!?さっきから運がいいね…あ、家族が増えるね。

はい、この車にもう一人乗せようね。」

 

「…うん。」

 

自分とオーフィスと一緒にボードゲームをしてるよ。

オーフィスも途中から来て、ボードゲームに切り替えたんだよね。

ちなみにそれまではポーカーしてたよ。

勝てなかったよ!

 

他の皆ともゲームしてたんだけどね。

やっぱりこっちの方が心配だったから。

 

仲が良さそうなオーフィスとレオナルド。

相性がいいのかもね。

 

「レオナルド、楽しい?」

 

「…。」

 

静かに頷くレオナルド。

 

うん、よかった。

感情に乏しいっていうけど…環境が必要だったんだ。

何が楽しいのかを分からなかったんだ。

 

頭を撫でる。

魔獣創造、いーすんの話だと神滅具の1つ。

それを宿したから酷い目に遭った。

一誠も、似たようなもんだよね。

神器は…人を不幸にするのかな。

 

「レオナルドは、魔獣創造が嫌い?」

 

「…?」

 

「分かんないか~。仕方無いね!」

 

「レオナルド、無口。」

 

「多分、話すことを知らないんだと思うよ。」

 

「知らない?」

 

「実験台にされて、曹操達に助けられて…でも、そのまま。

だから、まだ成長をしてないんじゃないかな。」

 

「…なら、これから育つ?」

 

「どうだろうね?でもね、レオナルド。」

 

「…。」

 

自分よりも小さなレオナルドは少し見上げるように顔を動かす。

じっと見てくる目は言葉を待っているよう。

 

「きっと、その魔獣創造は誰かを助ける力になると思うんだ。

だから…誰かを守ってあげてね。ねぷ子さんとの約束、出来るかな?」

 

「……うん。」

 

少し考え込んだ後、しっかりと返事をした。

 

うん、言葉を理解してると思う。

いい子だから頭を撫でる。

うんうん、何だか無口な弟みたいな?

 

曹操曰く、何人か自分についてきたいらしい。

正直、頼もしいと思う。

 

「…ネプテューヌ?」

 

「オーフィス、もう無闇に蛇を渡しちゃ駄目だよ?」

 

「…ん、我、学んだ。蛇で手にいれる力は一時的な物。

ネプテューヌの特訓を通じて学んだ。」

 

「じゃあ、もう大丈夫かな。」

 

本当はもう少し居たかったんだけど…

ちょっと大所帯になっちゃうから警戒されちゃうよね。

打ち切りかな。

 

名残惜しいっていうのは拐われた所から始まったにしてはおかしいけど…でも、大事な日々だったよね。

 

「ごめん、ちょっと外出るね。」

 

オーフィスとレオナルドが頷く。

 

何となく、察したから扉を開けて部屋を出る。

 

「…昨日の今日だが、探索は終いでいいのか?」

 

ヴァーリが壁に背を預けていた。

待っていたといわんばかりに。

入ってくればいいのに、変なところでキザったらしい。

 

「ごめんね、私が言い出したのに。」

 

「構わないさ。そういうドタバタしたところもお前らしい。」

 

「そうかな~…そうかも!」

 

「丸く収まるならそれでいい。それに、黒歌の事もあるからな。」

 

「うん、そこは頑張るよ。」

 

「ならいい。」

 

でも、その前に。

確かめないといけないことがあるよね。

 

「この為だったんだね。」

 

「何がだ?」

 

「ヴァーリが私をここに拐ってきた理由。

オーフィスの為だったんでしょ?」

 

「なぜそう思った?」

 

「ヴァーリは優しいからね。利用されるだけのオーフィスが可哀想だった。だから、私を連れてきた…みたいな?」

 

「締まらないな…だが、概ねその通りだ。」

 

オーフィスが心配だったから…だから自分を連れ去った。

何で自分かは分からないけど…それでも、ヴァーリの考えに自分から乗ったようなもんだしね。

 

「お前に任せてよかった。英雄派とも和解するのは予想外だったが…」

 

「何で私だったの?」

 

「何となくだ。惚れたのもあるが…お前なら出来るんじゃないかと思っただけだ。」

 

「拐われる私の身にもなって欲しいよ。」

 

「…悪かった。」

 

謝罪してくるヴァーリを意外に思ったけど…出会いもあったしいいかな!仲間も増えたしね!

 

「帰して貰えるんだよね?」

 

「ああ、自宅に直接とはいかないがな。」

 

「そうなの?」

 

「ああ、冥界に向かう。そこでグレモリーに拾って貰うといい。」

 

「冥界に?」

 

「ああ、何でも次期当主となる貴族悪魔達の集まりがあるらしい。」

 

「そっか、なら仕方無いね!」

 

「…よく信じるな?」

 

「ヴァーリはこんなことで嘘つかないよ。そうでしょ?」

 

「ふっ…お見通しか。」

 

「流石にこれくらいは分かるよ!」

 

この数日で分かったことがいっぱいある。

それはリアスちゃん達の側にいたら分からなかったこと。

何も知らずに倒すだけだったかもしれない所をこうして連れてきてくれた。

今はそれに感謝してるくらいなんだよ、ヴァーリ。

 

…まあ、言わないけどね。

言ったらまた何かされそうだし!

 

「すぐ行くの?」

 

「黒歌がうるさくてな。」

 

「そっかぁ…まあ、持ち帰る物とかは特にないし、いいかな!」

 

「なら、イストワールや他の連中に伝えてくるといい。」

 

「うん、少し大人数かもしれないけど…いいよね?」

 

「あまり大事にはしたくないが…仕方無い。」

 

「ありがと、ヴァーリ!」

 

「よせ、叫びたくなる。」

 

「分かったやめる。」

 

叫ばれたら迷惑だし…それにしても、黒歌が急かすのも仕方無いよね。大切な妹に会うチャンスだし…

でも、白音ちゃんの方はどうなんだろう。

 

はぐれ悪魔扱いされてる黒歌の事を…知ってるのかな。

 

まあ、そこは行ってからだよね。

 

「じゃあ、ちょっと皆に言ってくるね!」

 

「ああ。」

 

部屋に戻る。

いーすんが楽しそうにGMしてるけどプレイヤーのペルセウスと曹操がもう許してくれって言ってるところを見るに地雷踏んだね。

ジャンヌは落ちたかな?

 

「皆、ちょっといい?」

 

自分の一言に、皆がこっちを向く。

 

「今日で私はここから出ていくことになったんだ。」

 

「…ネプテューヌ、帰る?」

 

「うん、お母さん達が心配だしね。」

 

「そう…寂しくなる。」

 

「ゲームは置いていくから楽しんでね。」

 

「ネプテューヌ、俺達もついていっていいのか?」

 

「うん、ヴァーリに頼んでおいたよ!でも、私の家にはちょっと…」

 

「そこはいいんだが…そうか。

ジャンヌ、ヘラクレス、ゲオルグ、レオナルドの四名は先程話した通りここで待機だ。」

 

「おう、任せてくれ!」

 

「こっちはこっちでやるわ。」

 

「…まあ、守りや世話は心配するな。」

 

「…。」

 

「その他はネプテューヌとヴァーリ達と同行する。異論はないか?」

 

「ああ、無いよ。」

 

「同じく。」

 

「よし。…俺達は準備万端だ。」

 

「うん!」

 

英雄派の皆も味方になると頼もしく見えるね。

オーフィスの護衛も大丈夫そうだし。

いざとなったらってのもあるし。

勿論、殺傷禁止だよ!

 

「いーすんは平気?」

 

「ええ、つづきはだつらくしたジャンヌさんぬきになりますが…」

 

「最後まで見れないの悔しいんだけど!」

 

「諦めるんだな。俺も最後までいけないかもと諦めてる。」

 

無事に仲良くなれたみたいだね。

よしよし…

 

「じゃあ、早速行こう!」

 

「はい。」

 

「ネプテューヌ。」

 

「って、どうしたのオーフィス?」

 

「ん…また、ね。」

 

ぎこちないけど笑みを浮かべて手を差し出すオーフィス。

またね。

…うん、成長してるね!

 

「うん、またね!またゲームしようね!」

 

「ん。次は、負けない。」

 

握手をして、また会うことを約束する。

 

それまでは、少しお別れだね。

ちょっと大変かもしれないけどハッピーエンドの為なら努力は惜しまないよ!

普段しないからだけど!

 

部屋を出て、ヴァーリの方へ。

 

そこにはもう黒歌と美猴もいた。

 

「お待たせ!」

 

「待ったにゃん。」

 

「まあそう言うなって。頑張ったようだなネプ助?」

 

「うん、ちょっとね!」

 

「さあ行くわよ、白音が私を待ってるわ!」

 

「待ってるかは分からないんだぜぃ。ネプ助次第なのも分かってるのか?」

 

「分かってる分かってる。」

 

「本当なのか不安だぜぃ…」

 

口調が真面目だし、分かってくれてるとは思うけどなぁ。

 

ともかく、準備は万端。

冥界に行って、リアスちゃん達と再会してから…サーゼクスさん達に話をつけよう!

 

「じゃあ、行くぞ。」

 

「転移か?」

 

「ああ。…冥界か、キナ臭いな。」

 

確かに。

次期当主が集まる場だ。

何かあるかもしれないよね。

 

また波乱があるのかもしれないという予感と共に自分達は転移の魔法陣の上に立つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、やってきました冥界!

二度目だね!

何かすごい歪な感じなのかなとか思ったけどそんなことはないみたい。

ここは…森かな?

使い魔の森とは違うっぽいね。

 

「到着?」

 

「ああ、ここから目立たないように森から会場まで向かう。」

 

「そっか、見つかったら危ないもんね。」

 

「…ゲオルグに姿隠しの魔術をかけて貰うべきだったか。」

 

「隠密系の魔法ならあるにゃん。」

 

黒歌が魔法を使う。

…あれ、でも変わらないよ?

 

「認識阻害の魔法にゃん。見つかりづらいって感じね。」

 

「なるほどぉ…」

 

魔法かぁ、習ったのとは違うし練習しないとだね、使うなら。

 

まあ、今はいっか!

皆で森から会場まで移動する。

たまに変な生物がいるし…触らぬ神に祟りなしってことで!

 

そうして、会場近くと思われる場所まで来たけど…これからどうしようか?

 

あ、でも…自分なら。

 

「ネプテューヌ、待て。」

 

「うん?」

 

「グレモリーなら分かるが…他の貴族悪魔に突っ掛かられる可能性もある。少しでもリスクは避けるべきだ。曹操達がいるとはいえな。」

 

「そっか…でも、どうすれば?」

 

「黒歌。」

 

「ねぷっちに行かせるのもありだも思ったけど、私の方が自然かぁ…仕方無いわね。」

 

黒歌が黒猫の姿に変わる。

あ、これ特訓でもやられた奴だ。

黒歌は猫の妖怪だから化けられるんだね。

 

黒歌はチラリとこっちを見た後会場まで走っていった。

 

「認識阻害の魔法は切られたみたいだな。隠れておこう。」

 

「ネプテューヌ様も。」

 

「あの、その様は要らないんだけどなぁ…」

 

「堅苦しいと思っていただいて結構です。」

 

ペルセウスだけは様付けとか敬語が抜けなくて…

いや、まあ本人がそうしたいなら止めないけどさ。

慣れないなぁ。

 

しばらく待ってる間、いーすんが話し掛けてくる。

 

「ネプテューヌさん、もうジッカンしてるとはおもいますがシェアがかなりふえています。」

 

「うん…私もビックリだよ。」

 

シェアが凄い増えてるんだよね。

ねぷ子さん的にレベルアップかな?

多分これは…曹操達や、オーフィス。

後はヴァーリかな。

 

「でもまだまだ昔の私には程遠いよね。」

 

「セイショのカミのしんこうをシェアにかえていたわけですから…しかたのないことです(^-^;)」

 

なら、もっと頑張らないとね。

昔の自分に笑われちゃうよ。

 

そんな感じで話していると黒歌が戻ってきた。

 

小猫ちゃんと一誠を引き連れて。

 

お、おお…!一誠!

何かがっしりとしてるけど、頑張ったんだね一誠!

 

「小猫ちゃん、一人じゃ危ないぜ!」

 

「…姉様、ですか?」

 

一誠の心配する声を無視して黒歌に話し掛ける小猫ちゃん。

黒歌は猫の状態から人の状態に戻る。

うん、揺れたね、何がとは言わないけど。

 

一誠の興奮が見えるけど、性癖は直らないんだね…

 

「会いたかったにゃん白音。」

 

「姉様…やはり…!」

 

「おお、ナイスバディ…じゃねぇや。小猫ちゃんのお姉さんなのか?」

 

「…はい、黒歌姉様です。」

 

「そうなのか…お姉さん、一人で小猫ちゃんに会いに来たのか?」   

 

「そういうわけじゃないにゃん。出てきていいわよ。」

 

お、ゴーサイン!

皆で頷いて木の影から出る。

 

ちゃんと一誠達に手を振ってね!

私は帰って来たぁぁぁ!

二人とも、驚愕の表情。

 

「ね、ね…」

 

「やっほー!会いたかったよ一せ──」

 

 

 

「ねぷ姉ちゃぁぁぁぁぁん!!!」

 

「ねぷぅぅぅ!!?」

 

思いっきり泣きそうな顔で突進してきて抱きつきに来た!

突然の事すぎて反応できずに抱きつかれて地面にダイブ。

や、柔らかい地面で助かったよぉ…

 

「ねぷ姉ちゃん無事だったんだな!おお、俺は心配で心配で…!」

 

「ねぷ…ねぷ…!」

 

「い、イッセーさん!

ネプテューヌさんがイキできてません!(;´゚д゚)ゞ」

 

「お、おお!いーすんも無事だったか!っと悪いねぷ姉ちゃん…!」

 

「ぜー、ぜー…死ぬかと思ったよ馬鹿一誠!」

 

取りあえず一発叩いておく。

嬉しいのは同じだけどここまで苦しむ羽目になるとは思わないでしょ!

シスコンすぎるのも困りもんだね…

 

「そろそろいいかな、赤龍帝君。」

 

「ヴァーリ!あの時のねぷ姉ちゃんを拐った恨み、ここで晴らして…」

 

「ストップストップ!曹操達も困惑してるじゃん!

黒歌の為にも待って欲しいな!」

 

「…ねぷ姉ちゃんはいいのかよ?」

 

「いいも何も、あっちでも楽しくやれてたからさ。

心配かけてごめんね?」

 

「…まあ、ねぷ姉ちゃんが許すならいいけどよ。」

 

「凄まじいシスコンだな…」

 

「今代の赤龍帝はある意味凄いね…」

 

ふう、じゃあ一回仕切り直しをしよう!

 

抱きつかれた時に分かったけどかなり鍛えたんだね。

何ていうか、男の子!みたいな感じになってたよね!

感心感心!

主人公の弟だもんね!

 

「じゃあ、小猫ちゃんや一誠の為にもちゃんと─」

 

 

 

「─イッセー、小猫?ここにいるのかしら?」

 

 

 

あ、リアスちゃんの声だ。

こっちに向かってきてるっぽい?

 

と思ったらもうこっち来た。

リアスちゃんは自分達を見ると驚いた表情。

 

「ね、ネプテューヌ!?」

 

「リアスちゃん!お久しぶり!心配かけてごめんね!」

 

「それはいいけれど……貴女は!」

 

リアスちゃんが突然手に魔力を集中させる。

あ、これはやばい雰囲気になる。

 

「禍の団…そして、SS級はぐれ悪魔の黒歌!」

 

ちょっと良くない雰囲気…でも、そんなんで怯むねぷ子さんじゃないよ!

ちょちょいと解決しちゃうからね。

帰って来た主人公ですから!




英雄派まさかの味方ルート。

レオナルド君には頑張って貰おう
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