よし、ねぷねぷの時間がやってきました。
楽しんでいけぇ(超絶上から目線)
冥界へ着いた自分といーすん、曹操、おっちゃん。
ミカエルさんは流石に冥界に天使長一人でいくのは問題があるしやることがあるから来れなかったよ。
けど、互いの信頼関係を築けたからあの時間は大切だったね。
シェアも着々と増えていってるし、そろそろじゃないかな。
後は自分といーすんの想い次第だと思う。
どう想えばいいのかは分からないけど…シェアを信じるよ。
北欧神族との調印式。
勿論、代表はオーディンらしいけど…冥界でやるんだ。
前回みたいに危ないんじゃって思っておっちゃんに聞いたら、今回は魔王もそうだけどおっちゃんの組織からも幹部を派遣してるらしい。
うーん、よっぽどが無ければ何とかなるのかな。
「このままオーディンの所へ行くんだよね?」
「ああ、アイツらもお前に助けて貰った分もあるだろうから文句はねぇだろうよ。」
「普通に駄目そうなら私も諦めるけど…」
「しかし、なぜオーディンほどのカミがサンセイリョクと?」
「いい機会なんだそうだ。あの爺さんの言うことを読もうとしても面倒なだけだ。こっちに不利益だけってなら北欧で勝手にやってろって感じだったが…まあ、北欧の技術が手に入るからな。」
「そんなに凄いの?」
「ああ、オーディンの術もそうだが、その直属の部下であるワルキューレ達の魔法はすげぇよ。他にもあるが…それはまた今度な。」
「えー、教えてくれてもいいじゃん!ケチ!」
「堕天使だからなぁ。」
むむむ…おっちゃんの逃げの常套句!
でも実際それで説明つくから何も言わない!
ねぷ子さんは決着ついた事でうじうじ悩まないんだからね。
え、コカビエル?し、知らないかなー…
「でも、これで同盟が出来たらいいことだらけってこと?」
「それがそうでもねぇのさ。」
「どゆこと?」
「北欧神族との付き合いが今後始まるってこった。」
「それって悪いこと?」
「前に言ったろ、神ってのは面倒くさいのさ。」
気紛れ。
基本、神はそういう存在だという。
何と無く最近の事で理解してる。
人に迷惑をかける神のせいで自分も被害被ってるしね!
ポセイドンって神なんだけどね?
「やっぱりギリシャに文句言いに行きたい気分。」
「お、なに面白そうな事言ってんだ?」
「面白そうか…?どうも喧嘩売りに行く言葉に聞こえたんだが。」
「ギリシャもデカイ神話だからな。そんなギリシャに文句言いに行くなんざ面白そうだと思わねぇか?」
「だって…私関係無いもん。」
「カイネウスのこと、すっかりきにしてますね…(;^^)」
「カイネウス?どういうことだ?」
「それについては、俺に責任がある。説明させて貰おう。」
調印式の会場に向かう最中に、曹操が離反したメンバーの事を話す。
おっちゃんは先程とうって変わって聞き手に回る。
しっかりと聞いているから、おっちゃんにとっても無視できない件って事だね。
まあ、そうだよね…
「なるほどな…反英雄派っていったところか。」
「反英雄派、か…今後はそう呼ぼう。」
「おう、採用ありがとよ。にしても…マジで俺らの罪だな。」
「おっちゃんはどうするの?」
「堕天使の独断で決めれることじゃねえさ。奴さん達の事情をしっかりと把握しないことにはな。俺らのやらかしの被害者って事しかまだ分かってねぇ…それだけでも十分なんだけどよ。」
三勢力の罪。
神器を得たことによる迫害、教会による神話への侵食、神器保有者の殺害、望んでいない悪魔化、はぐれ悪魔。
他にも、色々とある筈。
いーすんの史書の機能を頼ってもいいけど…
いーすんにも心がある。
三勢力がやってしまったことを全部知ったら心を痛めるだろうし…
それに、これはちゃんと大人達から聞くべき案件だよね。
「それはまた今度考えようよ。今は調印式でしょ?」
「…それもそうだな。上手くいくといいんだがな。」
「不穏な言い方だが、何か絡んでくると?」
「イッセー…この場合は赤龍帝か。ドラゴンは厄介事を招くもんさ。」
「弟がそういう風に言われるといい気しないよ?」
「そういうもんだと覚えて貰うためにも言ってるのさ。
呼ばなきゃいいだろって言われるんだがな、そういう場合。」
「ああ、調印式に何か起これば事だろう?」
「まあ、な…だが、上手くいけば
「おっちゃんもなに考えてるか分かんないかな。」
「俺は人並み以上の欲があるってだけだぜ?ついでに堕天使。
面白いの大歓迎なおっさんだよ。」
「見た目はイケオジなのにこれだからね~…」
「ネプテューヌにはヴァーリがいるだろ?」
「べ、別にヴァーリは何でもないでしょ?」
「ホントか~?」
「しつこいよーおっちゃん。私は別にそういうのいいって!」
というか、考えすぎると意識しちゃうからまた会った時に笑顔で挨拶出来ないでしょ!
ヴァーリはヴァーリでこっちの精神状態お構いなしなんだから…
もしかして親子でそうだったりする?
おっちゃん譲りの可能性あり?
あり得るなぁ…
そうして歩いていくと大きな館に辿り着いた。
「ここでオーディンが待ってるの?」
「ああ、まだ時間があるからな。ほれ、入るぞ。」
「はーい。」
「北欧の主神か…ペルセウスしか会ってないからな、気になっていたんだ。」
「ただのエロ親父だよ。」
「ネプテューヌさんはセクハラされましたからね…」
「一神話の主神がそれでよく…いや…何でもない。どこも同じだったな…」
「聞かれたら何言われるか分かんねぇから静かにしとけよ?」
「うー分かったよ。」
またセクハラ…ああ、でもこの姿の自分ならされないかな。
うん、こういう時子供体型で良かったよ。
普段は気にするけどこういう時は気にならない!
こういう柔軟さも大切なのが主人公ってもんだよ!
中に入って、少し歩く。
おっちゃんが部屋の前に立ってノックする。
『カラスの小僧か、入って良いぞ。』
「おう、失礼するぜ。」
中に入るとオーディンが座ってワインを飲んでた。
ええ…昼間からお酒…これはもう駄目神じゃ?
いや、酔わないと思うからいいけどさ。
「何じゃ、女神と人間も連れてきおってからに。それに、妖精か?」
「はじめまして、シショのイストワールです。」
「俺は曹操だ。女神であるネプテューヌの護衛をしている。」
「ほほう…神滅具保持者か…最近の史書は人型で浮くんじゃのう…」
「やろうと思えば出来るだろうがよ。後、ネプ子もそうだがイストワールにも手を出すなよ?」
「分かっとるわい、前のは出来心じゃ。そう警戒するでない。」
「本当かなぁ…」
「それより、オーディン殿。護衛が見当たりませんが…」
「ああ…そうじゃのう。」
「ヴァルキリーの一人や二人ほど連れているのでは?
まさか、戦乙女が職務を放棄するということはないでしょう。」
「うむ、その通りじゃ曹操よ。ロスヴァイセには少し周辺を警戒して貰っておる。どこぞのカラスが護衛を放棄したもんでな。」
「悪いって。」
ロスヴァイセっていうだ、その女の人。
前にオーディンが言ってた人もその人かな?
女の人だよね?ロスヴァイセって名前だし、戦乙女っていうし…
これで男ならあの時のミルたん事件と同じ悲劇が…
「女の人、だよね?」
「うむ、とても残念なヴァルキリーじゃが。」
「よかった~…」
皆が首を傾げるけど、これは一誠と自分だけの真実でいいんだよ。
うん、これはね、流石にね。
取り敢えず、ベッドの上に座る。
「調印式まで時間があるんだよね?」
「うむ。」
「なら、オーディンにも聞きたいことがあるんだけど…」
「ほう、言ってみよ。」
「自分の負の感情…っていうのかな、そういうのが暴走する時、どうすればいい?」
「…ふぅむ。」
少し考える様子のオーディン。
難しい質問なのかな。
気紛れなのが神だから負の感情とかもあんまり無いのかな?
どうなんだろ。
「お主は自分が制御できない時があったのじゃな?」
「うん。カオス化っていうのかな…それに一回呑まれちゃって。」
「怒り、憎悪、嫉妬…他にもあるが、このような感情は普段からあるものよ。儂にも当然ながらある。」
「そうなんだ?」
「うむ、神は万能ではないのじゃネプテューヌよ。聖書の神もそうであろう?凡そ便利であっても全てを制すことは誰にも出来ぬ。」
「うん…そうだね。」
「感情のコントロールが上手くいかない時はある。お主の場合はそれが人格にまで影響を及ぼしてしまったのじゃろう。」
「ネプテューヌさんはむかし、キカイテキでしたから…」
「備わった感情はまだ成長途中という事じゃろう。
しかし…そのカオス化の時に発生した人格は付き合ってく他あるまい。」
「感情の暴走で人格が増えるとかってあり得るの?」
「似たような症例はあるぜ。防衛本能が働いて別のものとして分ける、とかな。お前の場合は力も別のカオス化したお前がいるってことだ。何をしたら出てくるかは…分かってるだろ?」
「うん。」
多分、あの時程の怒りや憎しみが出てきたら…かも?
トリガーはあれぐらいの強い負の感情だと思う。
ディオドラの時はなりかけたけど…ディオドラ自身が所謂小物だったから。
「ま、お前の自制心を信じるさ。やばいと思ったら気絶させてでも止めてやるよ、俺や周りがな。」
「うーん、優しくしてほしいなーなんて!」
「アホか、んなことしたらこっちが死ぬわ。」
「またまた、そんなこと言っちゃって!おっちゃんの方が私よりも強い癖に~」
「まだな。」
何だかいつか越えちゃうみたいな言い方されてるけど、まだまだ勝てるとは思えないけど…
というか、カオス化した自分の強さがよく分からない。
感情がトリガーなら、その感情が激しければ激しい程強くなるのかな。
何にしたってオーディンにも聞けてよかったよ。
こういうのは年長者に聞くに限るもんね。
「調印式、上手くいくかな?」
「さあな、上手くいくようにするさ。」
「堕天使の総督や幹部に加え、魔王もいる。並大抵の者では太刀打ちできないだろうな。」
「曹操ならどう?」
「俺か?…粘れはするが、数で攻められればどうだろうな。」
「粘れるんだ…」
やっぱり曹操は強い。
自分ならボコボコにされちゃうと思う。
戦い方が巧いのかな?
曹操自身、技巧派だって言ってたし。
「オーディンは、どうして同盟に?」
「あの三勢力が和平を結ぶ、と言っても若いお主には分からぬじゃろう。長い間いがみ合っていた者達が矛を納めるのはそう簡単な事ではない。儂ら神話の者達も変わる時が来た…そう感じ取った儂は取り敢えず三勢力と同盟を組もうと思っただけよ。」
「反対も多かったんじゃねぇの?」
「然り。しかし、どちらかから歩み寄らねば争いは止まらぬ。
謝罪は後からでも受け取ることが出来るが、命とは基本一度限りなのじゃ。」
「なるほど…」
オーディンにはオーディンの主神としての考えがあるんだ。
北欧の神様達もそれを信じてくれたってことなのかな。
じゃあ、尚更この調印式は成立させないとね。
主人公な自分が来たからにはシナリオ的に勝ちは確定だけどね!
しばらくして、部屋の扉が開く。
おっちゃんやこの中の誰かが出るために開けた訳じゃない。
入ってきたのは一人の長い銀髪のお姉さんだった
「オーディン様、周囲の警戒が終わりました。」
「うむ、ご苦労であった、ロスヴァイセ。」
「はい…それで、この者達は?堕天使の総督は分かりますが…」
「この者達は新たな女神とその護衛の者じゃ。」
「恒例の自己紹介ターイム!私はネプテューヌ!主人公な女神やってます!」
「はじめまして、ワタシはイストワール。シショです(^-^)」
「俺は曹操だ。」
「ヴァルキリーのロスヴァイセです。」
真面目な感じだけど…うん、オーディンが言うには残念らしい。
幸薄系?それとも酔ったらやばい系?
どっちにしても苦労はありそうだね。
「…それにしても、新たな女神と言いますがどこの神話の…?」
「えっとね…聖書かな?」
「聖書?一神教では…」
「あー違うぜ、ネプ子は全く別の…そう、コイツこそが新たな神話って奴!そうだよな?」
「え、私は…」
「(いいから口裏合わせろ!)」
「(は、はーい!)バレちゃった?まあ、お茶目なねぷ子さんを許してよ!」
「え、ええ…なるほど、新たな神話、ですか…」
納得してくれたっぽい?
にしても、何で今更自分の正体を偽る必要が…?
あんまり、嘘をつきたくないんだけど。
おっちゃんが耳打ちをしてくる。
「(いいか?オーディンはギリギリOKだがな、他においそれとお前の存在を公にするわけにはいかねぇんだ。)」
「(ええ?何でよ?)」
「(一神教ってことは聖書の神だけがこっちにとっての神。
つまり、お前が聖書の女神を名乗ると色々とヤバイんだよ。
新しい神話ってのも間違ってねぇから…我慢してくれ、な?)」
「(うーん…分かったよ。)」
一神教の宗教に二人目の神様とか登場するのは良くないってことね。
難しいなぁ…
でも、ここはおっちゃんに従っておこう。
一部の人は知ってていいんだけど、それ以外には隠さなきゃいけない…平気かな?結構女神女神言ってた気がするんだけど。
主人公って名乗ってる回数の方が全部の回を通して多いとしても二番目くらいに多くない?
「そういえば、一誠達は?」
「おー、アイツらはリアスの実家にいるんじゃねえか?」
「そうなんだ…うーん、まだ時間があるならそっち行きたいなぁ。」
「まあ、行って少し話すくらいの時間はあるが…またここ離れるのもなぁ。」
「あ、そっか。ならいいよ!」
「ワタシひとりでいく、というかとおもいましたよ。」
「同感だ。」
「二人とも、私をなんだと思ってるの?私だって見た目少女で一般人なねぷ子さんが冥界を歩いたら良からぬ結果になるのは分かるよ!」
まったく失礼しちゃうよね!
寧ろここ最近知性の高さを発揮してると思うんだけどな!
INT高いと思うんだけど、その辺どう思われてるか分かった気がする。
いーすんと曹操は呆れたような顔をしている。
「ふだんのげんどうをおもいだしてください。( ;-`д´-)」
「お前はもう少し自分を振り返るべきだな。」
「えー?」
そんな言動してたかな。
……うん、してたかも?
自重した方がいいかな?いや、ない!
これをやめた瞬間、主人公ポジションが誰かに掠め取られる気がする!
何にせよ、調印式は成功して、明るい未来に一歩近づきたいね!
ここ最近、楽しんで貰えてるか不安になってたりするけどそれはそれとして頑張るのだ。