冥次元ゲイムネプテューヌ   作:ロザミア

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ねぷちゃ~ん(挨拶)

北欧編は長引くぞい!



調印式!何も起きない筈はなく!?

やほー!今日も今日とてねっぷりしていってね!

 

あの後、時間が来るまでロスヴァイセも交えて色々な話をしたんだけど、ヴァルキリーって魔法の知識が豊富なんだね。

色々と教えられたよ!

いいのかなって思って聞いたんだけど、教え子が出来たみたいで嬉しいとか。

オーディンからのお咎めも無しだし、よかったのかな。

 

ロスヴァイセはアースガルズ系の術式魔法っていうのを使うんだけど、攻撃系の魔法の知識が特に豊富だったね。

逆に、防御系はあんまり?いーすんの方が詳しかったかも。

 

オーディンはそんなロスヴァイセよりも魔法の知識が多いんでしょ?やっぱり凄いね。

いーすん曰く、知識が欲しくて片眼を泉に差し出したって言うけど…自分にはちょっと怖くて出来ないかなぁ。

 

「ありがと、ロスヴァイセ!」

 

「いえ、私の知識が役に立ったのなら何よりです。」

 

「うーん…何だかスッゴい教えて貰ったのに何も返せないのは何だかなぁ…」

 

「私が好きで教えたことですから……ああ、なら、一つだけいいですか?」

 

「お?いいよいいよ!じゃんじゃん聞いちゃって!」

 

「ネプテューヌさんは何を司る神なのですか?」

 

「司る?」

 

「はい、例えば豊穣とか戦とか…そういった概念を身に付けているのが神ですから。」

 

「ホクオウは、そうですね…オーディンさまはちしき、センソウとシ、まじゅつのカミでしたね。」

 

「うむ、よく存じておるようじゃな。やはり欲しいのう…その史書の全ての知識を得たいわい。」

 

「いくらオーディンさまといえど、キャパシティがもたないかと。」

 

「ほほう?それほどまでに内蔵してあるとな…興味深いわい。」

 

何を司る、かぁ…

信仰ってのも違うよね。

信仰は神様なら誰でもとはいかなくても大抵が受けているものだもん。

だとしたら…うーん…

 

「絆かな。」

 

「絆ですか。」

 

「後、幸運でしょ?出会いでしょ?えーと…」

 

「お、多いんですね。」

 

「主人公ですから!そう、殆どの素晴らしい的な要素を司っちゃってる系の女神だからね!」

 

「なるほど…?」

 

「ロスヴァイセさん、ハンブンほどだまされてることにきづいてください。ネプテューヌさん、キズナはわかりますがホカのヨウソはどうかと…」

 

「え、割と真面目に言ったことを否定された!?」

 

「真面目に言ったことだったのか…俺はてっきりネタかとばかり。」

 

「何か今日二人して酷くない!?私そんなに普段からボケてる?」

 

「ああ。」

 

「ですね。( ・-・)」

 

「あれれー?おかしいぞー?」

 

自分はそこまでボケたつもりがないのになぁ。

最近はぶっ壊したくても自分事情のせいで壊せないからシリアス貫いただけで解決したからシリアスキラーの称号を取り戻すつもりなだけなんだよ?

 

「よっし、そろそろ行くぞお前ら。」

 

「お、ついに来たね!」

 

「では、頼むぞい。」

 

「おう、任せな。」

 

おっちゃんに連れられて皆で調印式の会場まで向かう。

それにしても、オーディンもだけどおっちゃんもよくこの件に乗ったよね。

大変だと思うんだけどなぁ…

 

後、リアスちゃん達は元気かなぁ。

一誠とあーちゃんに関しては朝から見てないよ。

うう、早く会いたいよー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とうちゃーく!

ここが皆がいるハウスだね!

っていっても外なんだけどね。

こういう式ってあれだよね、外でやる時多いよね。

 

キョロキョロと周りを見渡す。

 

見覚えのある姿を見かけたから走って近づく。

 

「皆!やっほー!」

 

「ネプテューヌ、来てたのね。」

 

「ねぷ姉ちゃん!」

 

「おっす!おっちゃんに連れられて来たよ!」

 

「あら…そうですのね。」

 

「ん~…?」

 

「どうかしたんですか?」

 

「…ううん、何でもないよ!プリンの在庫はどうだったかな~ってボンヤリと考えてただけ!」

 

「ねぷ姉ちゃんらしいぜ。」

 

「これから重要な式だというのに能天気な…」

 

「そうは言うけど、これは重要だよ!私からプリンを取ったらその人は一日中泣いて震えるだろうね…!」

 

「食べ物の恨みは恐ろしいと聞くからな…間違いではないのか?」

 

「そうそうさん、アナタまでそちらがわにいかないでください!」

 

いーすんがツッコミ役が減ることを防ごうと曹操を説得してる。

 

うーん、咄嗟に誤魔化したけど…気のせいじゃないね。

朱乃ちゃんのおっちゃんを見る目が強いっていうか…恨んでるみたいな…?

そういう感情に呑まれたからいち早く気付けたんだろうけど、何があったんだろ?

 

「朱乃ちゃん?」

 

「どうかしましたか、ネプテューヌちゃん?」

 

「ううん、緊張してる?何だか険しい顔してたよ?」

 

「…あら、バレました?ええ、こういった場は慣れませんから。」

 

「そっか!気分悪くなったら言うんだよ?」

 

「朱乃、大丈夫なの?」

 

「ええ、ネプテューヌちゃんの言う通り緊張していただけですわ。」

 

誤魔化すような言葉。

触れられたくない案件なら触れないのが一番かな?

ただ、おっちゃんが何かしたようには見えないかな…

やってたら居心地悪そうにはなる筈だし。

 

考えるのは苦手なんだよね。

 

あ、そういえば

 

「おっちゃん!幹部の人は?」

 

「ん?あー…そのだな、アイツは…」

 

何だか言いにくそう?

チラリと朱乃ちゃんを見たね。

関連がある?

 

よし、空気読まずに聞いちゃおう。

 

そう思ったけど…

 

「必要ありませんわ、あんな人。」

 

「あ、朱乃ちゃん?」

 

「堕天使は信用なりません。ネプテューヌちゃんもそう思いませんの?一誠君も、アーシアちゃんも襲われた身ですわ。遠ざけたいと思うのは当然ではありませんか?」

 

珍しく突っぱねるような言葉。

本当に必要ないと思ってるようで、舌打ちすら聞こえそうな程普段の朱乃ちゃんからは想像できない声。

 

「いや、俺は…」

 

「私は、もう気にしてません。それに、和平を結んだのですから協力していきませんと…」

 

「んー、朱乃ちゃん。あんまりそういうこと言うのは良くないよ。」

 

「あら、そうですか?堕天使は狡猾で欲望にまみれてる種族。

この調印式にまた(・・)堕天使総督の制御が外れた輩が暴れる可能性も…」

 

「怒るよ?」

 

咄嗟に出た言葉がそれだった。

 

自分のその時の声が低かったのか、朱乃ちゃんは息を呑むような感じになっちゃった。

でも、良くないよね、そういう言い方って。

 

「嫌いなら嫌いって言えば良いじゃん。

おっちゃんはこの調印式をしっかりと終わらせたいから幹部の人を派遣したんだよ?それを狡猾だなんだって…酷くない?」

 

「おい、ネプ子。」

 

おっちゃんに言われて、気付く。

言い過ぎた!注意する程度の筈が…あーもう、本当にここ最近感情のコントロール出来てないね。

これじゃ駄目だ。

 

「…ごめんね、ちょっと言い過ぎちゃった!でも、そういう態度はやめようね!皆で協力してこう?以上、終わり!」

 

「そうね。魔王様もそろそろ来る筈、静かにしてましょう。」

 

「…ええ、すみません。」

 

駄目だ、これじゃ好感度とかが下がっただけで何の解決にもならない。

 

朱乃ちゃんの抱えている闇っていうのかな…

堕天使関連だと思うけど、そういったものを解決できるならしてあげたい。

じゃないと、前に進めないままだもん。

 

…でも、まずは調印式だよね。

 

おっちゃんが気まずそうに頭を掻いていたけど、何かに気付いたようで、「おっ」と声を発する。

 

「ようやっと来たな。」

 

「サーゼクスさん来たの?」

 

「あーいや、今回は違ぇんだ。外交だからな。」

 

「どゆことだってばよ?」

 

「四人もいる魔王が仕事を分担するのは当然だろ?」

 

「それもそっか!」

 

そうして、来た人物は自分も知ってる人だった。

オーディンはやってきた人物を待って、その人もオーディンの前まで歩く。

 

「お主が外交担当か?」

 

「ええ、お待たせして申し訳ありません。四大魔王、外交を担当してます、セラフォルー・レヴィアタンです。」

 

「うむ、北欧が主神 オーディンである。」

 

セラフォルーさん!?

しかも会談の時の雰囲気だし!

へぇー…外交担当だったんだ。

初めて知ったよ。

 

セラフォルーさんは、オーディンに紙を差し出す。

 

「では、北欧との同盟を。」

 

「うむ…善き未来の為に。」

 

オーディンが自分の名前を記入しようとする。

 

 

 

「─その調印式、中止にさせてもらおう。」

 

 

 

「むっ!?」

 

突然、空から魔力弾が降り注ぐ。

刀を生成して弾き飛ばす。

皆、咄嗟とはいえ攻撃を防ぐことに成功したようだね!

 

でも、同盟のための紙が…

 

何か起こるかなって思ってたけど、本当に来るなんて。

 

誰か、なんて確認。

上から降りてきたのは黒いローブを身につけた目付きの悪い男の人だった。

 

「ぬぅ…ロキ、お主…」

 

「他神話と同盟など、腑抜けたことを宣うものでな。邪魔しに来た。」

 

「おっちゃん、ロキって?」

 

「ロキっていうのは北欧の悪神でな。トリックスターとも呼ばれる神だ。」

 

「何で北欧の神様が?この調印式って北欧の神様達も納得してたんじゃ?」

 

「納得などするものか!!」

 

「うわぁびっくりした!聞こえてたの!?」

 

ロキが自分の言葉に反応して声を荒げる。

 

そんな叫ばなくてもいいじゃん!

ねぷ子さん驚きすぎると死んじゃうよ!

 

「聖書の連中が北欧に何をして来たか…忘れた訳ではあるまい!

奴らは自らの神話を拡大させようと我々の領域にまで手を出した!何故それで手を取り合う等と言える!」

 

「むぅ…!」

 

「え、そうなの?」

 

「主に天使陣営で一部の狂信的な奴等が…な。」

 

「ねぷ姉ちゃん、これは戦いの予感がするぜ。」

 

「うん、それはちょっと分かってるけど…納得はしないよ!説得フェイズを試みるね!」

 

「ちょっと、ネプテューヌ、危険よ!?」

 

「だいじょーぶ!」

 

いーすんと曹操を連れてロキの所まで走っていく。

 

オーディンの前に立ち、ロキと対面する形になる。

ロキは自分達の姿を見て、冷たい表情。

 

「貴様、ただの小娘ではあるまい。その気配、神に属する者か。」

 

「趣味で女神と主人公やってるネプテューヌだよ!」

 

「女神…なるほどな。我が名はロキ、北欧の悪神だ。

さて、女神が何故オーディンの前に人と共に来たのか問おうか。」

 

あれ、何か話しやすい感じ。

てっきり邪魔だ他神話がぁ!とか言われるかと思ったよ。

 

「えっと、ロキはこの調印式に反対なんだよね?」

 

「如何にも。理由は分かるな?」

 

「うん、聖書の人達が北欧に迷惑を掛けたからだよね。」

 

「そうだ、あちらから仕掛けてきて、それを我らが主神に尻尾を振らせるような真似がどうして出来る?寧ろ、奴等から何かあって然るべきであろう?」

 

「…そうだね。私も、良くないことだと思う。」

 

「話が分かる女神だ。北欧に来る気はないか?」

 

少し気分が良さそう。

でも、自分は北欧に行くためにこうして前に出たんじゃない。

聖書が何をしてしまったかをまた知れた。

 

神様も関わってたんだと思う。

だから、これは自分の問題でもあるよね。

 

「ううん、ごめん。私はこっちだから。」

 

「そうか…」

 

「ネプテューヌさん…」

 

「ロキの言い分も筋は通ってるよ。だから、私は謝らないといけないんだ。」

 

「謝る?何故貴様が謝罪など…」

 

「無関係じゃないからね。こう見えて、難しい身の上らしいけど、ねぷ子さん的にはあまりそこら辺は丸投げでいいかなって!」

 

ここはしっかりと謝らないといけない。

だって、本当に謝らないといけなかった神様がいないんだから。

娘に回ってきても仕方ない。

 

頭を下げる。

 

「もういない聖書の神様に代わって、娘の私が謝罪させてもらうね。北欧の皆に聖書が迷惑をかけたこと…ごめんなさい。」

 

「…聖書の神の、娘…?」

 

「…うん。」

 

「…聖書の神は死んでいたか。」

 

「うん。」

 

「お前は、聖書の神を名乗るのか?」

 

「…ううん、それは出来ない。私は、自由でいてほしいって言われたから。だから、私なりの方法で、人を、家族を、友達を…皆を守るよ。」

 

「…ロキよ、この者は過酷な運命を受け入れた強い女神じゃ。

自らの知らぬ、自らの親がしでかしてしまった事をこうも純粋に謝罪することは容易いことではない。

儂もまた、聖書を完全に許したわけではない。

ロキ、お主の言う通りこうするのは間違いであるのやも知れぬ。

だが…」

 

「他神話へ侵攻を開始しては聖書と同じ、か。」

 

「うむ…分かってはくれんか?どちらかが歩み寄らねばこれは終わらぬ。儂らは主神なきこやつらよりも年長の者…なればこそ謝罪を後に受けようと思っておった。」

 

「…ネプテューヌといったか。」

 

しばらく考え込むような間の後、ロキが自分の前へ来る。

 

「お前の謝罪をもって聖書への怒りは取り消す。娘を想う心は俺とて分かるつもりよ。」

 

「本当!?」

 

「二言はない。少しでもあの謝罪に悪意があるものならその首を跳ねに行っていたが…ああも無いようでは悪神としては満点をくれてやる他無かろうさ。」

 

「よかった…皆、これで争わなくていいんだね!やったよいーすん、曹操!」

 

「ああ、冷や冷やしたぞ…」

 

「おなじくです…ですが、おみごとです、ネプテューヌさん(^∇^)」

 

ロキとオーディンがこうして争わなくて済んで良かったよ~!

これで一件落着だね。

セラフォルーさんもこっちに来る。

 

「ネプテューヌちゃん、貴女のお陰で調印式が無事に進みそうね。ここにいない三人の魔王も含めてお礼を言わせてもらうわ。」

 

「うん!私の活躍、しっかりと皆の目に焼き付けばそれでいいよ!これで人気投票一位は間違いなしだね!」

 

よかったよかった。

平和が一番だもんね~!

じゃあ、ちゃっちゃと調印式やっちゃおう!

 

「では、調印式を再開します。」

 

「うむ、頼むぞい。」

 

改めて紙を用意したようで、オーディンはそれに今度こそ記入する。ロキも今度はそれを難しい表情で見ている。

仕方ないよね、すぐに仲良くすることは出来ないよ。

でも、これから仲良くなっていけば─

 

 

 

─突然、体を強引に退かされる感覚。

 

「えっ─」

 

横にどかされて、地面に倒れこむ。

 

一体何が、と思ってどかされた方を見る。

 

「─…っ、ぬぅ…!」

 

胸の辺りを抑えるロキの姿がそこにあった。

もしかして、自分を庇って…!

 

急いで立ち上がってロキに駆け寄る。

 

「ロキ!?」

 

「近寄るな!」

 

「ねぷっ!?」

 

「…く、これは…精神汚染の類いか…!!」

 

「ロキ、お主!」

 

「チィ…!誰だ!」

 

周りの護衛をしていた人達、一誠達も誰がやったのかを探している。

その最中にもロキは汗を大量に流しながら踞る。

 

「貴様ら、離れろ…神である俺の抵抗を貫く程の術…!」

 

「ロキ、そんな…何とか出来ないの、オーディン!?」

 

「ぬぅ、暫し待て!」

 

 

 

「グ、ォォォォォォォ!!」

 

 

 

オーディンが解除しようとするも、ロキがそれをはね除けて叫ぶ。

苦悶の表情…ただ見てるしかない自分の無力さが分かる。

 

ロキはその後、さっきまでの苦しそうな様子が嘘のようにスッと立ち上がる。

 

「…ロキ?」

 

「聖書の…者共…貴様らを…皆殺しに…!」

 

「いけません、ネプテューヌさん、はなれて!」

 

「ネプテューヌ!」

 

いーすんと曹操の言葉と共に曹操に引っ張られてロキからより離れる。

あの顔は…よくない顔だ。

凄く強い憎しみに汚染されてる!

 

「ロキ…!」

 

「オーディン様!お下がりください!」

 

「来たれ、我が息子!」

 

ロキの言葉と共に魔法陣がロキの前に浮かび上がる。

その魔法陣から光と共に現れたのは…

 

「グルルルル…」

 

大きな狼だった。

それを見た途端に、身震いがした。

あの狼は、天敵だ。

そう感じ取った自分は何とか気持ちを切り替えて刀を再び生成する。

 

「…ロキ、助けるからね…!」

 

せっかく、いい展開だったのに…こんなのって無いよ!

 

だから、絶対に助けてみせる。

こんな酷い展開も、全部壊して救ってみせるよ!

だって、自分はネプテューヌだからね。





ロキには悪いが今後のためにもここで精神汚染されてもらおう。

大きな狼…一体、何リルなんだ…
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