冥次元ゲイムネプテューヌ   作:ロザミア

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I LOVE NEP!(挨拶)

北欧編も終わりが近づいてきましたよ!


助けて、思いを繋いで、その先へ行こうよ!

必要なのは以下の三つ。

遺伝子、核、そして、安定させうる力。

かの者は実に協力的だった。

顔すら見せぬ癖に技術には貪欲だ。

 

何でも構わない。

あちらに何の利があろうとも構わない。

利用すべき同志もいない今、無駄に貪欲な者の方が信用できる。

 

役立たずは役立たずとして消える運命ではあったが…

要は使いようだ。

役に立つようにその場だけ、こちらにだけ利益をもたらす駒にすればいいだけの事。

 

これによって遺伝子は手にいれた。

まあ、上質とは言いがたいが。

 

感情の渦が力となることは既に確認済み。

力に関しては現状を見れば幾らでも隙はある。

選り取り見取りだ。

 

問題は核だが…さて。

こちらの思い通りに動いてくれるといいが?

祈ろうではないか、ハハ。

 

既に戦いの幕は上がった。

互いに平穏無事という事はあり得まい。

魔王一派…力のある四人は確かに強い。

だが、強いだけに過ぎない。

奴等には狡猾さが足りぬ、泥を啜る覚悟が足りぬ、何より誇りが足りぬ。

誇りなくして魔王は名乗れない、名乗らせない。

 

学ばせてもらったとも、女神。

お前の存在が特異点のようなものであり、お前の行動は(ネビロス)であっても予測しきれぬ物だろう。

 

故にこそ私はお前さえも利用して見せよう。

お前という超次元の存在さえも零にしてみせる。

最初は私の勝ちだ。

次の一手はどちらが制すかな。

楽しみで堪らない。

憎悪だけが我が身にあると思っていたが…なるほど、こうして自分を俯瞰するというのはとても重要だ。

 

お前の手札に何がある?見え透いた手札で切れるカードにジョーカー足り得る物はあるか?

あるとすれば、私もまたその札を出すだけの事。

 

ならば…後は札の価値が勝敗を決めるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戻ってきた一誠は少しスッキリした様子だった。

でも…何だろうね、ちょっと怖さが残ってるような…シスコンとかじゃなくて…うーん?

 

一誠の事だから大丈夫、だよね?

弟を信じるよ。

 

今はいつ襲撃が来てもいいように皆でなるべく被害の出ない場所にいる。

ロキが来るにしても、一人では来ない筈…

フェンリルが居なくても、別の何かが来るかも。

 

ただ、神殺しの牙っていうのが無いのは安心だよね。

オーディン曰く、神に該当する者なら例外無く殺されるとか。

自分、あの場にいなくてよかったっぽいね…

 

正直、この場にオーディンと魔王のセラフォルーさんがいるなら来るって言ってたけど…わざわざ罠だって分かってるのに来るのかなぁ…?

 

疑ってる訳じゃないんだけど、ロキだって賢い筈だし…

 

そうやって待ってる訳で…

 

「うーん…」

 

「やはり不安か?」

 

「あれ、ゼノヴィア?どうしたの?」

 

「コミュニケーションというやつだ。私もわざわざ来るのかと疑問には思っている。」

 

「そうだよね…」

 

「だが、今のロキは精神汚染の術をくらっているのだろう?」

 

「うん。」

 

「もしかすれば…戦力を用意して突っ込んでくるかもしれないな。」

 

「…」

 

「朝食の時の元気はどうした?お前らしくもない。」

 

「なんていうかさ、儘ならないよね。」

 

「そんなものだ。私は主の死も知らずに主の為にと剣を振るってきた…だが、今や悪魔だ。なるようになるしかない、というやつだよ。」

 

「そうなのかな。」

 

「結局、何かを持っていても別の何かに振り回される。

教会の戦士として生きていた私が学んだのはそれだ。

力が強くても、頭が良くても、万能などある筈もない。

万能を目指しても万能には辿り着けない。」

 

「うーん、難しいね。」

 

「そうだな、難しい言葉を私は珍しく使ってるな。

分かりやすく言うと、Lv120を目指しても限界値のせいでLv100までしかいけない。」

 

「おお、分かりやすい!」

 

「だろう?」

 

ゼノヴィア…そういう難しい台詞言えたんだね…

素直に脳筋極めてると思ってたからごめん…

にしても、ゼノヴィアから話しかけられたことはあんまりないから新鮮だね。

 

これはもしかして…好感度がレベルアップしたと見た!

 

「ネプテューヌ…ロキを救えると思うか?」

 

「救うよ。」

 

「どうやってだ?」

 

「どうやっても、私達で助けよう?」

 

「…お前は苦労する道を戸惑い無く選ぶな。」

 

「それがネプテューヌちゃんですもの。」

 

「ねぷっ!?び、吃驚した!朱乃ちゃん!?」

 

「はい、朱乃ちゃんですよ。」

 

背後から声が聞こえたと思ったら意外と近くに居たようで、朱乃ちゃんに驚いた。

ちなみに、ゼノヴィアもそうっぽい。

 

「気配もしなかったが…」

 

「うふふ、淑女の嗜みですわ。」

 

「淑女…なるほど、戦士ということか。」

 

「違うよ?」

 

「違うのか。」

 

「え、急にキャラ戻るの?」

 

「何の事だ。」

 

て、天然だ!?

リアスちゃんの胃がキリキリ痛む原因は自分だけじゃなかったんだね!

あーちゃんと木場君が癒しってぼやいてたけど、そういうことなんだね…

ギャー君もあれだもんね…

 

「ネプテューヌちゃん、あの後父様と仲直りが出来ました。

ありがとうございます。」

 

「ううん、私はただ背中を押しただけだよ。

あの時、一歩踏み出したのは朱乃ちゃん自身なんだから、お礼なんていいよ。一誠には言ってあげてね?」

 

「それはもちろん。ですが…貴女も私のお礼を受けとるべきなのよ?背中を押すことは、とても大変なこと…全部とは言わないけど、その大変さは分かってるつもり。だから、自分はいい、なんて言っちゃダメよ?」

 

「う、うん…分かった。」

 

「よろしい。」

 

何だか、朱乃ちゃんしっかりしてるね。

より、って付けるのが正しいのかな?

多分、バラキエルさんと仲直りしたから心に余裕が出来たのかもね。

 

「ちょっとオーディンの所、行ってくるね。」

 

「はい、私はお礼が言いたかっただけですので。」

 

「私も話がしたかっただけだ。行ってくるといい。」

 

「ありがと、頑張ろうね!」

 

「ああ。」「はい。」

 

話を終わりにして、オーディンの方へ向かう。

 

オーディンはロスヴァイセの近くに少し険しい表情で立っていた。

 

「オーディン。」

 

「む?おお、ネプテューヌか。」

 

「何だか、怖い顔してたよ?」

 

「むぅ、すまぬな。」

 

「ううん。…ロキの事、心配?」

 

「そうじゃな、その通りじゃ。…奴は悪神じゃが、絶対悪ではない。

必要悪でしかないのじゃ。友ではないが、敵かと聞かれれば少し考える…そのような奴じゃ。」

 

「じゃあ、助けないとね。」

 

「うむ。…フェンリルが居ないとはいえ、まだ奴には多くの術と戦力はある筈。油断はするなよ。」

 

「大丈夫!仲間がいるもん!」

 

「ハハハ、その通りじゃな。ところで、白龍皇はどうした?」

 

「ヴァーリ?んー…どこいったんだろうね?いっつも神出鬼没だから分かんないや!」

 

「そうか…」

 

ヴァーリ、本当に来るよね?

こうも遅いと何かあったのかなって心配になる。

後、黒歌もいないし…

黒歌もふらっと現れてはふらっと消えるから気にしてもしょうがないけどさ。

 

「あのさ、オーディン──」

 

 

 

「─何だ、悪魔どもがいると思えば魔王と女神、オーディンまでいるではないか!」

 

 

 

「っ、ロキ!」

 

前回と全く同じ登場の仕方。

でも、前回と違うのは…

 

ロキの側に2体のフェンリルに良く似た、でもフェンリル程の大きさはない狼。

そして、ドラゴンの頭、蛇の胴体…一体どれぐらい大きいのか。

 

巨大なドラゴンも共に転移してきた。

 

「ミドガルズオルムか…」

 

「量産型だがな。本体は怠惰の限りを尽くしている。だが、侮れば貴様らの五体は無事では済まんぞ。」

 

「フェンリルの子狼…スコルとハティですか。

ネプテューヌさん、あの二体も神殺しを継承しています。」

 

「うむ、お主はロキと相対せよ。」

 

「オーディンは?」

 

「そうじゃった。では、儂は年寄りらしく逃げるかのう。」

 

オーディンはそう言ってスタコラサッサと何処かへ行っちゃった。

でも…

 

「間に合ったか。」

 

「ヴァーリ!」

 

「すまん、少し情報を漁っていた。…やはり子狼とミドガルズオルムか。」

 

「ミドガルズオルムは量産型だって。」

 

「なるほど、本体ならば考えものだったが量産型ならば幾らか力は落ちてるだろうな。」

 

ヴァーリが入れ替わるように自分のところに来た。

良かった~…情報を漁ってたってことはロキの事かな?

 

あ、一誠達もこっちに来た。

 

「ねぷ姉ちゃん、あのデッカイ蛇は俺に任せてくれ!」

 

「大丈夫?」

 

「おう、ドラゴン相手なら何とかしてみせるぜ!」

 

「それなら、僕も行こう。」

 

「ジーク…そっか、グラム!」

 

「北欧の魔剣が北欧のドラゴンを滅ぼすのは当然だろう?」

 

「うん!一誠、ジーク…頑張ってね!」

 

「おう、やってやんよ!」

 

「君は君のやりたいことをすればいい、僕たちもそうする。」

 

魔剣グラム…ジークのとっておきのようだけど、ジークの神器は龍の手だから相性が良くない。

でも、ジークはそれでもグラムを頑張って扱おうとしてる。

 

一誠もミカエルさんからアスカロンっていう聖剣を貰ったらしい。

何か籠手に収納されてるらしいから、普段は見ないんだけどね。

 

うん、二人なら大丈夫だよね。

 

「なら、あの狼は私かしら。」

 

「速いだろうし、僕もかな。」

 

「あら、二体いるんですもの、私と父様も参加しますわ。」

 

「ああ、獣狩りは経験がある。任せて貰おう。」

 

バラキエルさん、ジャンヌ、木場君、朱乃ちゃんがスコルとハティの相手をするらしいけど…

 

「あーちゃんは後ろで怪我人の手当てね。誰か運べる人…」

 

「私も戦いたいんだが?」

 

「ゼノヴィアだね!」

 

「聞けぇ!」

 

「え、でも…ゼノヴィアが戦いながら怪我した人を運んだらカッコいいよ?」

 

「何?」

 

ゼノヴィアが反応した。

 

「カッコいいのか?」

 

「カッコいいよ!ね?」

 

「え、はい!ゼノヴィアさんのカッコいい姿を見てみたいです!」

 

「そ、そうか…カッコいい姿を見たいなら、仕方ないな!

やってやろう!」

 

((((ちょろい。))))

 

作戦成功だね!

ゼノヴィアは考えるのが苦手だけど臨機応変の動きは出来るから色々と動いて貰った方がいいんだよね。

後、ゲームをやらせてからカッコ良さを追求するようになったんだよね…RPGのラストら辺でうおぉぉぉ!!って言いながら主人公達に感動してたもんね。

 

「ヴァーリ、ねぷ姉ちゃんを守れよな。」

 

「言われるまでもない。曹操も居るからな。」

 

「勿論だ。…というか、一ついいだろうか?」

 

「どしたの?」

 

「いや、こういうのはお約束の部類なんだろうが…かなり会話してて攻撃もされないのかと疑問に思ってな。」

 

「曹操、RPGで編成中に殴りかかってくるボスはあんまりいないんだよ。」

 

「ああ…そういうことか。しかし、グレモリー達はどうする?」

 

「私は素直に後ろで援護よ。小猫はイッセーとジークフリートと協力して。」

 

「はい。」

 

「ギャスパーは…」

 

「あの狼はこ、怖いですけど…止めてみせます!」

 

「そう…分かったわ、お願いね。」

 

「セラフォルーさんとおっちゃんの援護もあるだろうし、頑張ろう!ファイト、ファイト!」

 

作戦会議終わり!

後はやるだけやる!

 

「ふん、下らん作戦会議は終わったか?」

 

「うん、待たせたね!」

 

「貴様らが足掻いたところで、この悪神を殺すこと能わず。

我が術に翻弄され、消え去るがいい…!」

 

ロキが杖をこちらに向けると、スコルとハティ、ミドガルズオルムが咆哮の後、こちらへ向かってくる。

今、助けるよ。

 

皆の力があればどんな困難だって乗り越えられる。

 

だから!

 

 

 

「刮目しちゃってよ!」

 

 

 

その為なら、自分は女神の力を使う。

今までよりも、ずっと多いシェアを感じながらいつものように女神パープルハートになる。

 

「さあ、ロキ。ここで終わらせるわ!」

 

「抜かせ、終わるのは貴様らだ!」

 

刀を向け、曹操とヴァーリ…二人と共にロキへと向かっていく。

この後、一誠のミョルニルをぶつけることが出来るかは…一誠達次第かな!

ねぷ子さんが本気出して出番なくしちゃうかも!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場面代わって一誠さんのターンだ!

 

ヴァーリの野郎に任せるのはムカつくがこいつの相手は俺の方が適任だかんな、仕方ねえ!

 

「さて、赤龍帝君。僕に合わせる気は?」

 

「個々でやった方が強い、違うのか?」

 

「中途半端にもならない協力するよりそうした方がよろしいかと。先輩はただ突っ走るのが得意なので。」

 

「酷くない?毒舌だったっけ?」

 

「そうですよ。」

 

「そうだった。」

 

「ハハ、面白いメンバーだ。じゃあ、荒々しいドラゴンには荒々しい力で相手をするとしようか!」

 

グラムって魔剣を取り出したジーク、拳を構える小猫ちゃん。

俺も、禁手をさっさとして倍加をしまくる。

 

『グラム、か。隣にいるだけで寒気がするな。』

 

「こんなのよりもねぷ姉ちゃんの期待裏切る方が怖いわ!」

 

「先輩だけです。」

 

「そのシスコン、少し直した方がいいんじゃないかい?」

 

「■■■■■!」

 

うわうるさっ!

無駄にデカイ体で突進を仕掛けるんじゃないよ!

 

と思ってたら小猫ちゃんが前に出て受け止める構えをする。

 

「無茶だぜ、小猫ちゃん!ここは俺が…!」

 

「黙っててください。」

 

聞く耳持たず。

いざとなったら譲渡しようと思ったが…

 

小猫ちゃんを轢き殺すには十分な体躯をしたミドガルズオルムを小猫ちゃんが二本の腕で止めようとしている。

 

いけるのか?

 

「姉様に仙術を習おうとしました。

まだ体の問題や精神が整ってないだの言われて却下されました。

魔法を使おうとしました。ぶっちゃけ才能ありませんでした。

なので、しばらくある方法で鍛えてました。」

 

ズドン、と迫る巨体を細い二本の腕で受け止め、後ろに地面を抉りながらさがる。

やっぱりダメかと思ったが、小猫ちゃんは辛そうな表情をしていない。

 

…すると。

 

ピタリ、とミドガルズオルムの体が止まった。

いや、止められた。

 

 

 

「腕立て伏せ100回、上体起こし100回、スクワット100回。

ランニング10km。これを毎日やりました。」

 

 

 

「いやそれ別の漫画ぁぁぁぁぁ!!」

 

「これは、驚いたな…まさかあの巨体を…」

 

「■■、■…?」

 

嘘、マジ?みたいな顔をミドガルズオルムもしている。

俺もしている。

ジークもしている。

小猫ちゃん…いや、小猫さん…凄いっすね…

え、なに?俺もそれしたらいける?

強くなれる理由を知れる?

 

無論、受け止めるだけではなかった。

 

「正直、脳筋枠を取られた気分だったので…怒りを乗せた、一撃!」

 

無防備な腹へと力を込めた拳がめり込む。

 

ミドガルズオルムの肌だってそんなに柔じゃない筈なのに拳はその耐久を貫通してめり込み、ミドガルズオルムの巨体を何メートルかぶっ飛ばした。

 

「■■■■…!!?」

 

「…と、突撃ぃぃぃぃ!!」

 

「飽きないなぁ君達といると!」

 

取り合えず、ぶっ飛んだミドガルズオルムにジークと俺が突撃。

アスカロンを籠手から出して、二人で斬りかかる形となった。

 

『お前ら、締まらんな。』

 

「「うるさい!!」」

 

泣きたいのは男二人なのは言っちゃいけない…!

 

まさか、小猫ちゃん活躍回だと誰が思った!

俺とジークがカッコ良く龍退治すると思ったらこれですよ!

あー忘れてた!

こういうノリもあったね!

最近シリアス多かったから忘れてましたよ畜生!

 

おのれフリード!

絶対に許さんぞ!

 

心で涙し、まだまだ元気なミドガルズオルムに男二人、剣を手に挑むぜ!




フリード「誠に遺憾でござんすね。」

エクソダス氏が宣伝をしてくださるのでこちらもまたお返しに。
エクソダス氏の小説、「大人ピーシェが頑張る話。」を是非みてくださいね。
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