冥次元ゲイムネプテューヌ   作:ロザミア

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退くことだけは出来ません!(挨拶)

今回はねぷ子達出ません!

ところで、皆さん、この章の名前覚えてます?






あの人は今!ってえぇぇ!?

役に立たない小者を一人切り捨てたあの時。

私は確信したのだ。

 

悪魔よりも、堕天使よりも、天使よりも。

何よりも恐ろしい存在は奴なのだと。

美しくも狂ったあの女神なのだと。

 

故に、私は渇望する。

奴とのゲームを。

破滅するのはどちらなのか…それを私は知りたいのだ。

 

私が勝てば冥界をリセットし、新たなステージへ進める。

奴が勝てば…さて、どうなるのだろうか。

 

勝ち負けは大事だ。

だが、その過程で何を得たのかが重要なのだ。

奴と同じ視点を得なければ勝てない。

 

次の一手を読めない。

奴より先へ、奴より上へ。

魔王も神も二天龍も何もかもが下らん。

奴との戦い、それだけに私は注力するのだ。

 

『次世代の女神、何と面白い存在か。

君はそれに勝ちたいのかい?』

 

『ああ、私は勝つ。勝たねばならない!でなければ私の終わりは決して訪れはしないだろう…!』

 

『何故?魔王を倒せれば君は超越者を越えた真なる魔王となるのに。』

 

『そんなもの最早どうでもいい。』

 

『どういう心境の変化だい?』

 

『力ではない…奴の強さの根底はその繋がりにある。

他者を繋げるあの精神こそが奴の強さそのものなのだ。』

 

お前(ネビロス)には分かり得ない。

分かるわけがない。

私という一度底辺に堕ちた者だからこそあの光を見て尚拒める。

 

繋がる力、シェア。

それは信じるという心そのもの。

それが奴を強くする…だが、シェアだけで強くなる訳ではない。

体が急な成長に追い付けるか?突然赤ん坊から大人に変わった時、果たしてその赤子は正常な判断が下せるのか?言葉を発せられるのか?

 

恐るべきはあの精神。

諦めることをしない、したとしても這い上がるだけの強靭な心だ。

 

狂気すら感じるあの心こそが強さなのだ。

奴は未だ成長過程、より強くなるだろう。

私も以前に比べればかなり強くなれただろうが…直接奴に挑めば勝てる保証はない。

 

殺して死ぬようなら悪神諸とも死んでいる。

 

周りの存在も邪魔だが…やはり、奴は特異点だ。

奴の周りに何かが起こる。

意識していなくとも、あり得る筈の無い事象があり得てしまうのだ!ああ、何という理不尽か。

 

そして、何と素晴らしき事か。

一人の悪魔として、感服する。

あの精神こそ、あの時の冥界に必要なものだった…

あの戦争、あの時代において…これこそが。

 

だが、それも全ては過ぎ去った時間だ。

 

私は奴に挑む。

生きていると実感できる時間…奴の視点を考え、策を練る時だ。

以前の私では想像もつかぬ。

 

女神一人にここまで…

 

『シャルバ、君はどうしたい?』

 

『私一人では奴の繋がりに敵わないだろう。

絶対なのだ、これは。火を通せば肉は焼けるという現象が起こる位に絶対なのだよ。

…故に、私は禁忌に手を染める。』

 

『禁忌?』

 

『なあネビロス。

命を造ることは可能か?』

 

『…本気のようだね。』

 

『無論だとも、素材は私が揃えよう。』

 

『君に出来るかい?』

 

『無茶無謀は承知の上だ。

そう、これくらいの事を出来ずしてあの女神に勝てる筈もない。

さあ、言え!』

 

『ハハハ、君はイカれている悪魔だ。

そうか、そうか…私の興味を埋めるためにも働いてもらおうかな。』

 

鍛えに鍛えた。

何にしても私自身が弱い。

故に、強くならねばならない。

 

そして、次に技術を。

ネビロスの真似ではあるが、私だけの技術を手に入れた。

 

最後に…

 

必要なのは、遺伝子と核、そして力だ。

偶然だった。

偶然にも、使役していた蝿が奴の血を手に入れていた。

 

確信にも似た何かだった。

これさえあれば全てを手に入れられる。

 

ともかく、遺伝子は手に入れた。

 

核は、悪神という極上の素材を手に入れた。

私は今、()()()()()

 

力は、女神を庇った白龍皇から少々いただいた。

 

女神(ハード)、悪神の核、白龍皇の力。

 

…ああ、かくして揃ったのだ。

全てがな。

 

『まさか本当に揃えるとはね。

…なら、私もそれに応えよう。これで不良品を出したらネビロスの名が泣くからね。』

 

『ああ、苦労したんだ。

頼むぞ、貴様の腕を信頼しているんだ。』

 

…そうして、ようやく出来た。

 

あの女神に対抗するための力が!

パープルハート、いやネプテューヌ。

お前を倒すための力を手に入れたのだ。

 

あの人間どもよりも、私こそがお前の好敵手足り得るのだ。

 

なるべくしてなった世界を受け入れないあのような青二才どもとは違う。

私こそが、いや…私達こそが。

 

 

 

巨大なカプセルに入れられた一人の()()が私の元へ送られた。

これこそが私の切り札。

 

 

 

カプセルの中の少女はうっすらと目を開ける。

 

生きている。

当たり前だが、何と素晴らしき技術だ。

ネビロスの…貴様は本当に狂気の悪魔だよ。

 

隠居したあの男(メフィストフェレス)ではなく貴様を選んで正解だった。

鍵は揃った、これこそが新たなる戦火への鍵だ。

 

カプセルを開き、少女を出す。

 

「気分はどうだね。」

 

「……私、は」

 

覚束ない言葉。

 

…奴め、面倒な部分は押し付けたな。

だが、それもいい。

シェアシステムを搭載できずとも、分かるぞ。

この少女の力はあの女神に対抗、いや!勝つことが出来るのだと!

 

「自分がどのような存在か、分からないか。」

 

「は、い」

 

光のない目で、私を見つめる。

 

紫の長い髪は遺伝子由来か。

何、じっくりと育てるさ。

 

 

 

「君は、新たなる女神だ。

そう…君の姉であるネプテューヌを越える、真の次世代の女神なのだよ。」

 

「女神…私、が…?」

 

「そうだ。」

 

「ネプ…テューヌ……私の…お姉ちゃん……私、は?」

 

「名前か。」

 

少女はコクリと頷いた。

そうか、名前か。

 

…考えたこともなかった。

使い潰すつもりでもあった。

だが…ここまで苦労すると、使い潰すのも惜しい。

私の力になるべき少女だ。

 

…親の真似事か。

 

ネプテューヌの妹…私の力となる存在…望みへの、歯車。

 

「君の名前は──」

 

 

 

 

 

 

 

「─ネプギアだ。」

 

 

 

「ネプギア…私の、名前…ネプギア…」

 

「そうだ、君の名前だ。君だけの名だとも。」

 

「私、だけの…!」

 

目に活力が宿る。

唯一性が欲しかったのか?

いや…それとも、名前という自己を構成する要素を求めたに過ぎないのか。

 

ネプギアはゆっくりと歩き、私の手を取った。

 

「私は、ネプギアです。」

 

「…ほう。」

 

清らかな声だ。

まさしく穢れなき女神のようではないか。

ここまでとはな…

 

改めて、奴を敵に回したくなくなった。

お前は恐ろしい奴だよネビロス。

 

細い腕、華奢な手で私の手を取るネプギアは微笑む。

 

「私はシャルバ・ベルゼブブだ。」

 

「…私の、お父さんですか?」

 

お父さん。

なるほど、そう認識したか。

それもよかろう。

 

利用される相手ではなく、教えてくれる相手としての認識。

 

…何にせよ、ピースは揃った。

 

私は片膝をついて、頭を撫でる。

 

「その認識で構わないとも。」

 

「お父さん…私のお父さん!」

 

非情に嬉しそうにするネプギア。

 

…これから、どう教えていくべきか。

下手な事を教えてはいけない。

曲がりすぎると、何があるか分からないからな。

 

さあ、どうなっていくか楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物事を正しく教えていく。

今までの私からは想像もつかぬ姿だ。

教鞭を取るわけではない…が、娘に教える父の気持ちにならねばならない。

 

ネプギアは純粋だった。

悪事に向くかと問われれば否と言わざるを得ない。

 

…そこだけはクレームを叩きつけたい。

 

だが、ネプギアは多くの知識を水を吸うスポンジのようにどんどんと覚えていった。

真面目、というのだろう。

それとも親に褒めて貰いたい一心か。

 

「お父さん、これは?」

 

「触れるなよ。それは悪魔の駒…独自のルートで入手したが使う宛のない物だ。」

 

「どういう物なんですか?」

 

「それは多くの種族を悪魔へと変える道具だ。」

 

「どうしてですか?」

 

「さて、それは私にも分からない。だが、これを作った奴はろくでもない者に違いない。」

 

「…」

 

こういう物にも興味を示した。

正直、片付けを怠った私が悪い。

今度片付けでもしておこうか。

 

「お父さんも悪魔ですよね。」

 

「そうだとも。」

 

「じゃあ、お父さんもこれで?」

 

「いいや、私は純血の悪魔だとも。

紛い物の悪魔とは違う。」

 

「そうなんですね…」

 

教えを乞う時のネプギアは淡々としていた。

しかし一語一句全てを記憶するような姿勢は常だった。

 

故に偏らせてはならないのだ。

全てを覚えた末にどちらかに傾くようなことは。

 

「お父さん、冥界は楽しいですか?」

 

たまに、このような事も聞いてくる。

子供故か、残酷な質問だ。

まるで私を知ってるようではないか。

 

「何故そのようなことを?」

 

「お父さんは私とずっと居ますから…冥界は楽しくないのかなって…それとも、私のせいで…?」

 

滅ぼしてやりたい、とは口が裂けても言うわけにはいかない。

だが…よく思っていないのも確かだ。

下手な隠し事は通用しない。

洞察力も優れているとは、恐れ入る。

これもあの女神の遺伝子か?

それとも、悪神か。

 

ネプギアの頭を撫でてやる。

 

「今の私は、この時間が一番大切なのだよ。」

 

「本当ですか?」

 

「本当だとも。昔の私もよく分からぬことがあれば教えてもらった物だ。」

 

「私は、迷惑じゃありませんか?」

 

「何を言う。娘を邪険にする悪魔ではないよ、私は。」

 

「…良かったです!」

 

純粋な少女だ。

 

いざという時、戦えるのだろうか。

そういう不安が私にはあった。

だが、それは杞憂に終わった。

 

少女は生まれながらにして才覚があったのだ。

 

女神の姿となったネプギアの姿は鮮明に思い出せる。

 

あれは…鬼神だ。

振ったことも無いだろう剣を振るい、魔獣を瞬殺した時はゾッとした。

強いなんて物ではない…この娘は最強だ。

 

あの女神すら打ち倒せる…!

 

女神化したネプギア…パープルシスターと呼ぼう。

パープルシスターは憐れみの感情を露にしながら魔獣を斬り殺した。

殺すことが慈悲とでもいうように。

 

そして、女神化を解除し、私の元へと駆け寄る。

 

「大丈夫ですか、お父さん!」

 

「ああ…まさか、戦えるとは思わなかった。」

 

「私もです。」

 

「どういうことだ?」

 

「えっと…」

 

言葉を探しているようだった。

焦らせてはいけない、ゆっくりと喋って構わないと伝えるとありがとうございますと言ってから言葉を探す。

 

「…あの姿になって、剣が出てきた瞬間…こう振るえばいい、みたいな感覚があって…それで、やってみたら、勝てました。」

 

「何と…」

 

天性の戦闘センスだ。

いずれ磨くべきと思っていたが、より一層磨くべきと判断した。

 

こうすれば勝てるという漠然とした感覚をより確かなものとするために。

 

私は戦うことも覚えないかと提案した。

 

「戦い…」

 

「そうだ、それは埋もれるべきでない才能だ。

ネプギアさえ良ければだが、私がその為の施設を用意しよう。」

 

「…お父さんは、私が強くなれば嬉しいですか?」

 

どう答えるべきか。

正直に言えばお前は戦うための存在だと言うようなものだろう。

 

難しいものだな。

 

「君次第だとも。」

 

「…なら、私、強くなりたいです!」

 

「…分かった。」

 

強い意思を感じ取った。

そうか、強くなりたいか。

選択は大事だ。判断力が鍛えられる。

いざという時、誰かに判断を頼る者ではいけない。

 

不思議なものだ。

こんなことをしている暇など無いと以前ならば思ったのだろうが今はそんなことを思っていない。

むしろ、この時間すら楽しんでいる。

 

あの女神とのゲームの準備期間だからか。

それとも…

 

いや、止そう。

 

心とは移ろうもの。

故にこそ、面白い。

 

ネプギアの成長を、楽しんでいる?

…否定はすまい。

その成長が私を勝利へ導くのだからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お父さん、大丈夫ですか?」

 

「ああ…問題はない。眩しいが…」

 

…地上に来るのは殆ど無かったが、ネプギアが一度見てみたいと言うので来てみた。

金は一応あったが…

 

相変わらず忌々しい太陽だ。

地上に来るなど滅多に無い私には多少毒だ。

 

だが、あまり気弱な姿は見せられない。

 

何せ、ネプギアは純粋だ。

人間に何か誘われても断りきれるかどうか。

しっかりと手綱を握らねば。

 

…しかし、ここまで目を輝かせるとは予想外だ。

このまま何処か走り去るのではないかとすら思う。

それはないだろうが…

 

「ネプギア、何に興味がある?」

 

「えっと……取り敢えず、歩きましょう!」

 

「……分かった。」

 

この太陽の下歩くのか…以前ならば絶対に断った。

ぬぅ…しかし、これも勝利のためか。

地上を知ることも大事だ。

これは私のためにもなるだろう。

 

そうして、私はネプギアと人間の街を歩いた。

 

ネプギアは贔屓目等を抜きにしても美しい少女だ。

周りの人間どもの視線は嫌でも分かった。

まあ、私がいるからか特に絡まれることはなかった。

面倒がなくて助かった。

 

…ふと、ネプギアが足を止めてある一点を見つめていた。

 

「お父さん、これは?」

 

「これか。

これは機械だ。この機械は…テレビという物だな。

機械は人間の知恵の結晶…誇れる点の1つだろう。」

 

堕天使共が渡した技術だとしても、それを発展させたのは紛れもない人間だ。

素直に称賛に値する。

 

もっと言えば人間は空よりも上に飛んだという。

あの月にまで…他の星、か。

長くはない命だからこそそれを燃やせるのだろう。

私にはない情熱だ。

 

堕天使や天使であろうとそれを馬鹿にはできまい。

悪魔などもっての他だろう。

 

…下等生物とは呼べんな。

 

今思えば、人間は古くより悪魔と接点があった。

契約、使役、支配…どう言った形であれだ。

いわば、隣人のようなものか。

 

物思いに耽っているとネプギアは機械の店へと入ろうとしていた。

慌てて共に入る。

 

「入る時は声をかけなさい。」

 

「ご、ごめんなさい!気になっちゃって…」

 

「…夢中になれるものか。まあ、許そう。」

 

入った店はよく分からなかった。

機械に詳しくはないから何ともいえない。

ネビロスなら何か言っただろうが。

 

ネプギアは目を輝かせ、機械を見ていた。

 

…そういう成長もありか。

 

「機械に興味が出来たのか?」

 

「あ…ごめんなさい、つい…」

 

「構わない。それで、どうなんだ?」

 

「はい!凄く、興味があります!

私も、作ってみたいなー…」

 

…ここまで興味が出るとは。

これは学ばせるべきだろうか。

 

「作ってみたいか?」

 

「はい!」

 

「そうか…ならば、そうするか。」

 

「え?」

 

それから、一部便利そうな機械を買った。

帰った私は機械について色々と知ることにした。

知識を集めるのは実に何十年ぶりか。

 

色々と本も買った。

 

難しい。

素直にそう思った。

だが…ネプギアならば、どうだろうか。

 

「お父さん、これは…?」

 

「作ってみたいのだろう。」

 

「い、いいんですか?」

 

「出来るところまでやるといい。応援しているよ。」

 

「ありがとうございます!!」

 

感極まったようにネプギアは私に抱きついてきた。

 

…それほど嬉しいか。

だが、もしかしたらこれもまた強さに繋がるかもしれない。

好きにさせてみよう。

そう思った。

 

それからネプギアは機械に没頭した。

強くなるための鍛練は欠かさなかったが、機械の勉強はそれよりも時間を取っていた。

 

…私に聞くことも少なくなったな。

 

没頭できるものがあるのはいいことだ。

私の打倒女神への策を練る時間と同じだろう。

私の場合は丸三日通して考えたからな。

 

次に、ネプギアが頼んできた。

 

「お父さん、この部品が欲しくて…」

 

「ついに作れるまでになったか!」

 

「ま、まだ分からないよ?でも、ちょっとだけ試してみたいっていうか…」

 

うむ…本当に凄まじいな。

人間界でいう所の大学なんぞすぐに出れるだろう。

人としての生活もさせるべきか。

感性も成長するだろう。

 

だが…あの女神に近づきすぎるのは駄目だな。

 

難しいものだ。

 

そう考えながら、承諾した。

金ならある。

むしろ、使い道がないのでどんどん使って構わない。

 

そうして、ネプギアは機械弄りを始めた。

 

見ていても分からないのでネビロスと会話することにした。

 

『どうだい、彼女は?』

 

「素晴らしい成長だ。機械を作れるようにまでなった。

家事も自分から率先して覚えるのは予想外だったが…とにかく凄まじい吸収力だ。」

 

『えらく高評価だね。』

 

「しないわけがない。

この前など私に隠し事をしたとはいえオムライスを作ったんだぞ。」

 

『へえ、オムライス…うん?なんて?』

 

「耳が腐ったかネビロス。オムライスだ。」

 

『あーうん…』

 

「…まあなんだ、ネプギアの強さは凄まじい物だった。感謝しよう。」

 

『いや、君は私の興味を埋めてくれた。それだけで十分だとも。』

 

相変わらずだ。

興味があればその研究か…

 

『それにしても、機械か…』

 

「何だ、話してみたいのか?」

 

『遠慮しておこう。万が一もあるからね。』

 

「用心深いことだ。」

 

『越したことはないよ。では、また。』

 

通信が切れる。

アイツめ、そそくさと通信を切ったな。

…しばらく暇を潰すか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネプギア、それが私の名前。

そう教えてくれたのはお父さん(シャルバ・ベルゼブブ)だった。

ネプテューヌ…お姉ちゃんの妹、それが私。

次世代を担う女神。

 

次世代が何かは分からない。

お姉ちゃんの顔も分からない。

 

お父さんは、色々なことを教えてくれた。

無知な私に、言葉を、生活を、勉学を、歴史を教えてくれた。

優しさを感じた。

 

でも、きっとそれだけじゃない。

 

だとしても、私はお父さんを信じたいと思う。

 

色々なものを与えてくれた。

過ごしていて、嫌なことはなかった。

我が儘も許してくれた。

 

感謝の気持ちはあっても、拒む理由はないよね。

 

それにしても、と機械を弄りながら考える。

剣を握って、何かが流れ込んできた時…

 

あの姿は…

 

紫の女神、私とは違う、女神。

 

あれがお姉ちゃん。

ネプテューヌ…パープルハート。

剣を振るって、槍も振るって、斧も振るって、刀も振るって。

何でも使えていた。

 

戦いの記憶だった。

 

きっと、これのお陰で戦えていたんだ。

でも、それを抜きにして戦えるようにならないと…

お父さんを守れない。

 

強くならないと。

 

「これが完成すれば、その一歩になるよね…」

 

頑張るんだ。

生まれたばかりの女神である私に教えてくれたお父さんのためにも。

 

…でも、いつかお姉ちゃんにも会いたいなぁ。




ネプギアちゃん誕生です。
やったね!
強くなるのじゃ…

シャルバさん女神育成奮闘記

次回は二天龍決着です。
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