冥次元ゲイムネプテューヌ   作:ロザミア

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ねぷねぷしよ!(挨拶)

長かった反英雄派の戦い。
最後は当然この二人です。





勝利を刻め、ネプテューヌ!

刀が振るわれる毎に毒々しい光は辺りにも鱗粉のようにばらまかれる。

肌に付着した部分が少し焼けるように痛くて、腕を見ると少し赤くなっていた。

間違いなく、毒の類いだね。

ばらまかれる光だけでこれなら、直撃はまずい…!

それだけは避けないと。

 

シェアで少し防御にも回してるからいいけど、本当の生身ならどうなることやら。

 

カオスフォームのお陰で刀自体の硬さもかなりの物だからそう簡単に折れはしないけど…

様子見をし過ぎても仕方無い!

何が相手でもねぷ子さんはねぷ子さん!

 

刀に炎を纏わせる。

炎は青く燃え盛り、カオス化の強化がどれだけ凄まじいかを物語っているよう。

 

闇の力って感じがするよね!

ダークチップヲツカイナサイ…

 

「燃え尽きないでね?」

 

「…上等!」

 

そうでなくてはとばかりに笑みを深める頼光に自分も口元を緩める。

さあ、行くよ!

カオス化したねぷ子さんの技、とくと見よ!

 

「カオスフレイムブレイド!」

 

刀を横に振るい、青い炎が波となって頼光へと迫る。

ばらまかれていた光さえも飲み込む業火を頼光は熱さを感じているのか汗を浮かべながらも二刀を構えて

 

「ハァァァァ!!」

 

それをクロスするように振るって、自分に迫る炎をかき消した。

流石…と言いたいけど!

 

「まだまだ!」

 

「っ!」

 

しっかりと打ち破ってくれるって信じてたから炎の後ろでスタンバってました!

今度は刀に黒い雷を纏わせる。

 

「痺れるわよ、カオスサンダーブレード!!」

 

黒い雷が走る。

刃と共に雷が振るったばかりの頼光を捉える。

 

「まだだ!」

 

「っ!?」

 

もう少しで届くといったところでとても嫌な予感がして後ろへ飛ぶ。

その予感は当たったようで、頼光の腹部から刀が突き出てくる。

 

まさか、自滅…なんてことがあるわけもなく、突き出た刀が消える。

頼光も無事みたい。

 

「そんな芸当も出来るのね…」

 

「俺も試すのは初なんだが…何、やってやれないことはないさ」

 

「そうね。諦めれば、そこで終わりよ」

 

やっぱり、属性頼りは良くないね!

こうなったら力と力でぶつかり合うしかない!

 

─解析できました

 

(流石いーすん!どう?)

 

─…サマエルという存在の毒のようです

 

(サマエル?)

 

─『エデンの蛇』『神の悪意』『神の毒』と称される存在です。ドラゴン殺しという点においてグラムを超える毒をその身に宿し、ドラゴン以外であっても猛毒の類いです。直撃すれば女神であるネプテューヌさんも無事では済みません

 

(そうなんだ…ありがとね)

 

─戦う貴女に比べれば、これくらい大丈夫ですよ

 

サマエル。

うーん、龍喰者(ドラゴン・イーター)ってとこかな!

そのサマエルの毒を頼光は自分に使ったんだ。

ただの禁手じゃ、手が届かないから毒さえ飲み込んだ。

どれだけ苦しかったんだろう、痛かったんだろう。

 

自分にはかもしれないという憶測しか出来ない。

だけど、これだけは言える。

頼光は死ぬ可能性を考慮しても乗り越えてみせた。

届かない筈の場所に伸ばせた。

 

「貴方は凄いわね」

 

「唐突だな」

 

「それだけの毒を貴方は飲み込んでも生きて力に変えた。

貴方のその覚悟と行動には感服する他ないわ」

 

「…なるほど、理解したのか。流石は女神といったところか」

 

「相棒のお陰よ」

 

「ふっ、俺のこれもパラケルススのお陰で禁手に至れた。

毒に苦しむ俺を三日三晩寝ずに看病してくれてな」

 

「私が言うのもなんだけど、貴方酷いわね」

 

「ぐっ…返す言葉もない…俺のような男についてきてくれた皆には感謝してもしきれない」

 

会話をしながらも、いつでも斬りかかれる準備位は互いにしている。きっと、頼光の憎悪を知っているから皆ついてきたんだね。

目的がどうあれ、頼光はちゃんと認められてるリーダーだったんだね。

 

「故に、負けられない。この戦いを始めたのは俺で、ついてきてくれた仲間がいるからこそ…折れてはならんのだ。

俺一人であれば諦めもしただろうが…そういう運はあった」

 

「…人外が憎い?」

 

「俺は日ノ本を守るために軍人として生きてきた。

だというのに…悪魔どもは俺を転生させ、奴隷としたのだ。

それだけならば主を始末したあの日で終われた。

己だけが被害者ならば己を始末すれば全てに片がついた。

だが!あろうことか奴らは他の人々を…日ノ本の民だけでなく、他の国の者にまで手を伸ばした!」

 

頼光の憎悪が滾る。

決着をつける前に、知っておきたかった。

何を見て、何をしてきたか。

 

「俺達は確かに動物を殺し、食ってきた。

それらに殺されるのであれば納得もした!

だが実際はどうだ、悪魔は人を承諾もなく転生させ、堕天使は人の想いすら踏みにじり殺し、天使は人を騙し利用した!

俺はこの目で確と見てきた!愚かさを、醜さを!

確かに、いい悪魔もいよう、堕天使もいよう、天使もいよう!

しかし、その善を塗り潰す程の悪を見て…俺は希望を捨てた。

無駄な期待をしていた己が一番の愚かだったのだ」

 

「だから、こうして人外をせめて日本からだけでも排斥しようと?」

 

「この生が続く限り、日ノ本より追い出し奴らの棲みかに全てを押し込めてやる。

かつて敵であった国ですら、奴らの魔の手は伸びている。

この戦いを、天照大神や三勢力の代表が見ているだろう。

奴等も理解する筈だ!自らがどれだけ首を絞めてきたか!」

 

期待を捨てる。

どれだけの絶望だったんだろう。

それでもと希望を持った頼光が見てきた物がそれをさせるに至った。

今が良ければ全部いいなんて綺麗事は言わない。

過去につけてきた傷を、どうやって癒すかも考えなきゃいけない。

罪を罪のままに終わらせていいわけがない。

 

だから、サーゼクスさんたちは償わないといけないんだ。

 

自分達のしてきたことを、見つめ直して、修復の一歩を歩まないといけない。

そのためにも。

 

「私には貴方の絶望は分からない。

辛いことも苦しいことも、貴方にしか分からないことだから。

排斥することを決めた貴方にはそれ相応の理由があるから、私はそれを否定しない。けど、肯定もしないわ。

貴方の憎しみも、私は飲み込んで先に進む」

 

「なぜ庇う?無駄なことだ、どうせお前も裏切られる。

奴等はそうして期待を無下にしてきたのだ」

 

「それでも私は信じる。

今よりもずっといい未来が皆となら作れると信じたい。

だって…期待も希望もしないで生きるなんて、私には出来そうもないわ」

 

裏切られるとしても、自分は信じたいんだ。

その人が、きっといい人であると願いたい。

絶対に悪い人なんていないって信じたい。

 

誰かにとっての悪は、誰かにとっての善だって思いたい。

 

「貴方は裏切られるということを知っている。

それを飲み込んで、私とは別の未来へ導こうと決意した貴方を…私は切り捨てられない」

 

「誰かを犠牲にするという事が許せないか。ならば…その先へ行く前に俺が引導を渡してやる!」

 

頼光が動き出す。

手には二刀を持ち、確かな殺意を向けてくる。

 

自分もまた刀を握りしめシェアを行使する。

 

「32式エクスブレイド・八連!」

 

背後に剣を八つ生成して迎え撃つ。

手数だって負けるつもりはないし、意志でも負けるつもりはないよ!

自分がとことん我儘だって知らしめるチャンス!

 

「面白い!」

 

向かってくる頼光に剣を射出しながら自分も駆ける。

こういう時は飛ばずに足で行った方がやりやすい。

頼光は二刀で二本を弾くも弾いた二刀も砕ける。

 

「オォォォォ!!」

 

けれど、砕けた刀が新しい刀に変わるのに一秒もかからない。

続けて生成した二刀で弾き、砕ければ補充し、足を止めない。

全てを弾き終えるのと自分が距離を詰めたのは全くの同時だった。

 

「その首、斬り落とす!」

 

「貴方にやれるかしら?」

 

「やれるやれないではない、やる!」

 

「だから気に入ったッ!!」

 

二刀との打ち合いが始まる。

手数では分が悪くても、単純なパワーは自分が遥かに上だ。

打ち合いで一刀を弾いてもう一刀を振るうのにはラグが生じる。

女神な自分に感謝!弾いてすぐに斬られるなんて事にならなくて安心した!

 

「改めて実感する…お前は強い!どこまで強くなる!その力で何を救う!」

 

「皆となら、どこまでも強くなれる。

そして、その力で私の手の届く全てを救う!」

 

「傲慢だな!!」

 

「あら、知らないなら教えてあげるわ」

 

何十と続く打ち合いの途中で不意を突くように後ろに飛んで刀にシェアを纏わせる。

この戦いだって、遊びでやってるんじゃないんだよ!

毒が強くても、意志が強くても!

 

有利なのは、自分なんだ!

 

「主人公っていうのはね、傲慢じゃなきゃ務まらないのよ!!」

 

後ろに飛びながらΔのようにシェアの斬撃を飛ばす。

頼光は全力で振るった一刀が空振ったせいですぐに動けない。

デルタスラッシュが頼光に当たる、その時。

 

「いいや、まだだ!」

 

また体から刀が生えて二発の斬撃を防がれる。

けれど、一発だけ、一発だけ頼光の右腕にぶつかり、爆発する。

続けて攻撃しようと接近する。

 

「ぐ、おォォォ!!」

 

腕が吹き飛ぶとまではいかなくてもこれで右腕は全力で打ち合える程の力は出ない。

けれど、頼光は痛みを誤魔化すように叫んで自分に左手に持つ刀を向けて毒の光をビームのようにして放つ。

 

「くっ!!」

 

スレスレで体を逸らして直撃は避けながら近付く。

かすった箇所が形容しがたい痛みに襲われるけど、今更こんな痛みで止まる自分じゃない!!

 

刀を握ってない左手にカオスエナジーとシェアを集中させる。

 

「カオスバインド!」

 

左手を頼光に向けると何本もの黒い鎖が放たれる。

 

「く、ぐぅ!?」

 

四本ほどは落とされたけど、それでもまだある鎖は頼光の四肢を縛って地面に先端を埋める。

まるで、逃がさないというように。

 

これで決めるよ!

 

「勝利を刻むわ!」

 

「っ!」

 

刀にシェアを纏わせ、頼光との距離を更に詰める。

抵抗するように体から毒の刀が射出されるけど、自分も剣を生成して射出して相殺する。

 

この力は、皆の力!

皆の想いがシェアになる!!

 

「パープルハート……ネプテューヌゥゥゥゥゥ!!」

 

「いつだって私は一人じゃない!皆が私と共にある!!」

 

 

 

 

 

 

 

「ビクトリィースラッシュ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

Vの字に刀を振るい、頼光を斬る。

勿論死なない程度に、でも死ぬ程痛いよ!

形はどうあれ皆に迷惑をかけたのは事実だから!

 

頼光の自分を見る表情は、別の何かを見ているような驚く顔で。

 

斬られる瞬間に、頼光は一言だけ。

 

 

 

 

 

「─進化の刃、か…」

 

 

 

 

そう言って、素直に斬られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の意志に、揺らぎはなかった筈だった。

故にどんな相手にも屈せず、腕が失くなろうと喉元に食らい付く…そんな覚悟すらしていた。

死ぬのならば、せめて相手も道連れにしていく。

 

そう決めていた。

 

トリスタン、呂布、カイネウス、パンドラ…そして、パラケルスス。

別の道を歩めば楽だったろうに、俺についてきてくれた仲間達。

何故俺についてきてくれたのだろう。

パンドラは…俺に依存していたとはいえ、他の生き方を見付けられなかったのだろうか。

諭してやれていなかったのだろうか。

俺といることはないと告げたのに、ついてきた。

 

カイネウスとトリスタンはよく俺を罵倒しながら接してきた。

怒らないラインを超えないまま接してくるものだからその距離感が心地よかった。

呂布は…あまり話さなかったな。静かなのが好きだから俺のようなうるさい男は好かれんだろう。

パラケルススは本当によくついてきてくれた。

サマエルの毒を浴びることを決めた時は何度も口煩く止めるよう進言されたが…結果的に折れてくれた。

そのせいで涙を流させての治療を強要してしまったのは本当に申し訳無く思っている。

 

ここまでされたのだ、勝たなければならない。

退くに退けない理由が増えた。

ありがたい、まだ俺の足を支えてくれるのか。

 

俺にとって、この五人が最高の仲間だった。

やることは誉められた物ではないが、日ノ本の為にと耐えてきた。

誰かがやらねばならない。

分からせてやらないといけなかった。

魔王どもに、堕天使の総督に、天使長に…理解させねばならなかった。

貴様らがしてきたことはこうなんだと。目を逸らすなと。

 

お前さえいなければ、俺の意志が僅かでも揺らぐなどある筈が無かったのだ。

ネプテューヌ、俺の切り捨てた理想を捨てなかった女神。

 

お前は…何故耐えられるんだ?

何故溢れ落ちる物にすら手を伸ばすんだ?

 

俺には分からない。

俺はもう諦めた。

溢れた物よりも、今ある物をと無視してきた。

 

なのにお前は違った。

死ぬと分かっている者にすら向かっていくお前は眩しかった。

聖剣の光など生温い程の眩しさだった。

 

俺には分からないんだ。

どうして、あの時。

北欧の神、ロキを見捨てなかった?

見捨てれば、楽だったろう。

お前の力でも無理なものは無理だと理解すべきだと思っていたというのにお前はそんなことは知らぬと手を伸ばした。

 

そして今、お前は俺の目の前に立っている。

女神としてでなく、一人の理想を掲げる者として俺の前に立っている。

嗚呼、やっぱりだ。お前は眩しすぎる。

 

誰も見捨てない、切り捨てず手を繋ぐ未来。

 

そんなものはまやかしだ。

あり得ないと俺は早々に諦めた。

だが実際はどうだ。

目の前の女神はそれをしようと傷付きながらも立っているではないか。

 

お前は何を見ているんだ?

何がお前をそうさせる。

誰かに誓ったのか?それとも使命感か?

 

…違う、こいつは心からそれを求めている。

綺麗事だ、妄言だ、幻想だ。

誰もが手を取り合うなど、誰にも叶えられない理想だ。

何かを排斥しなければ何かを守れはしない。

お前だって、そうしてきたんじゃないのか?

俺に、教えてくれ。

お前はどうしてそこまでやれるのかを。

お前の覚悟を、強さを見せてくれ。

俺の覚悟など上回っていると証明してくれ。

 

…結果として、お前は俺に勝った。

 

迫り来る紫の刃とそれを放つ女神の姿が見える。

正真正銘、詰みだった。

体から刀を生やそうにも、そうすぐに出来るものじゃない。

今もなお、俺は悪魔の身だ。

薬の効果が切れたのか、聖剣が俺を蝕む。

 

だというのに、お前の刃は苦しくない。

目に写るお前は…強かった。真っ直ぐだった。

曲がらない姿を俺に見せてくれた。

 

刀を振るい、未来を掴むお前の姿に、俺は…

 

 

 

 

 

「─進化の刃、か…」

 

 

 

 

 

未来を見た。

今とは違う、別のお前を俺は見た。

強く、真っ直ぐで、美しい女神の姿を俺は見た。

幻だろう。

だが、俺にはそれが現実にすら思えた。

体を刻まれる感覚に、不思議と痛みはなかった。

むしろ、心地よさすら覚える。

そうして、理解する。

 

これは、ネプテューヌという女神が関わってきた者達の想いだ。

この光は、ネプテューヌだけの力ではない。

 

嗚呼、なるほど。

俺が勝てる道理など無かった。

1%だって、可能性は無かった。

毒が強かろうと、技の冴えがあろうと…勝てない戦いだったのだ。

だってそうだろう。

俺は一人なのに、目の前のこいつは何人もの想いと共に俺に向かってくるんだ。

そんなの、弱いわけがない。

 

叩きつけられた一撃は、俺の捨てた筈の理想で。

俺はそれに未来を見たんだ。

 

すまない、皆。

すまぬ、日ノ本よ。

俺は……今、折れてしまった。

俺の目指したかった永遠はあって、それに手を伸ばした者がいた。

届かぬ筈はないと、手を伸ばし続けた者がいたんだ。

 

そうして、意識が朦朧とする中、俺は。

 

「共に、行きましょう」

 

その言葉と共に微笑む女神が伸ばした手を、掴んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手を握ってすぐに気を失った頼光を木に寄り掛からせてから女神化、カオスフォームを解除する。

疲れがどっと出て、その場に座り込む。

 

─体内の毒を消さないといけません!まだ倒れないでください!

 

(もうヘトヘトなんだけどなー…)

 

─分かってますが、少しの辛抱です。私の指示通りにシェアを使ってください

 

(うん、分かったよ)

 

いーすんの指示を聞きながら、体の毒をシェアで消す。

体の痛みが楽になる。

…頼光にも、ある程度シェアでの回復をしておく。

何だか、憑き物が落ちたような顔で気を失ってる。

 

空を見ると、やっぱり薄暗いままで。

 

でも実際の外は星空なんだろうな、と思った。

 

「…届いたね、いーすん」

 

「…はい、おつかれさまでした、ネプテューヌさん」

 

「いーすんも、ありがとね」

 

「ワタシはアナタのサポートがヤクメですから。

それに…ワタシはネプテューヌさんのアイボウですからね」

 

誇らしげないーすんに、いーすんもそう思ってくれてる事が嬉しくて自分も何だか自分が誇らしくなる。

ああやっぱり、相棒はいーすんだけなんだなって。

 

でも、今回は本当に疲れた。

本当なら頼光を担いで戻りたいんだけど…

疲れちゃって、それどころじゃないや。

 

「ねえ、いーすん…任せていい?」

 

「──…はい、おまかせください、メガミサマ」

 

自分の言葉に何かを感じたのかとても優しい微笑みで承諾してくれたいーすんに安心感を感じて、自分は大の字で地面に倒れる。

達成感と、安心感が今までの不安を拭ってくれる。

やっと、進めたんだ。

 

「一人きりじゃ超えられない時は、皆で。

悲しみで溢れた時は…私が希望を灯す」

 

その誓いを、守れてるのかな。

頼光に、希望を届けられたのかな。

敗北も届けたかもしれないけど、それでも新しい可能性を見せられたのかな。

 

頼光にしか分からないけど…それでもやれることはやった。

 

この後もまだゴタゴタがあるだろうけど…今は。

この戦いが終わった事を喜んでいいよね。

 

ああ…よかった。

 

自分もまた、やりきったという想いと共に目を閉じる。

 

 




後書きのお時間…ですが!

頼光戦で書くことはありません。
長いようで短いあの戦いが全てです。
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