冥次元ゲイムネプテューヌ   作:ロザミア

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事件解決!やっとこさの観光満喫! 後編

やほー!皆の隣に寄り添う主人公、ネプテューヌだよ!

観光はとっても楽しかったね!

プリン食べたでしょ?プリン食べたでしょ?プリン食べたね!

あれ、プリンばっかり食べてる?

 

─食べ過ぎです。太りますよ

 

ふ、太らないもん!

ねぷ子さんは主人公補正によって体重問題とは無縁だから!

太るわけないんだなぁこれが!

…運動しとこうかなぁ

お寺やら神社やらも見てて心が洗われる気分だったね!

御朱印とかはしないけど、巡るだけでも楽しいもんだね。

 

おっちゃん達が頑張るって言ってたし、これからが大変だろうからこういう時間は楽しまないとね。

自分にも手伝えることはありそうだもん!張り切っちゃうよ!

 

とまあ、観光を楽しんだ自分たちは旅館に戻って夕食を食べて各自部屋とか温泉とかを楽しんでる。

自分は部屋でのんびりしてるんだけどね。

 

「あーちゃん、膝枕して~」

 

「はい、どうぞ」

 

「わーい!

ああ、適度に柔らかいよぉ…あーちゃんのや・わ・は・だ!」

 

「誤解を招くのでやめてください!」

 

「はーい!」

 

「だらけてんなぁ…まあ、俺からしたらこの姿がいつも通りだけどさ」

 

「それにしたってフケンコウです( ´Д`)」

 

「いいじゃんいーすん!今日くらいこうやってダラダラしても問題ないよー」

 

「色々とありすぎだからなぁ…」

 

「ですね…」

 

「…それもそうですね」

 

四人して、ため息。

何か立て続けに色々と起こるもんだから、だらけたくてもだらけられないよね。

もっとゆっくりでいいんだよ?

 

「今回でようやく一段落ついた感じだよな。

シャルバとか、反英雄派とかさ」

 

「そうですね、後はシャルバさんだけですからね」

 

「あーうん…いや、まだあるんだな、これが」

 

主に、ヴァーリとか美猴に任せっきりな件がね!

いーすんは察したようだけど二人は分からないようで疑問符を浮かべてる。

 

「ほら、禍の団だよ」

 

「え、解体されてなかったの?」

 

「何か話題に出なくなったので終わったものかとばかり」

 

「酷い!?いや、分かるけどさ!

オーフィスの事とか、任せっきりだからさ…」

 

「ああ、ヴァーリさんですね」

 

「アイツ子守り出来るんだな」

 

「ヴァーリさんはメンドウミいいですからね」

 

「…で、本音は?」

 

何だかそれが本音じゃないみたいではないかね一誠どん?

本音も本音なのに!

いや、他にもあるけど!

 

「そりゃー会いたいよー…アオハルしたいよー」

 

「大々的には会えないんだっけか、まだ」

 

「特に大きな事はしてないって言ってたし、今まで助けてくれてたからいいと思うんだけど…」

 

「体裁がありますから…総督さんも本心ではネプテューヌさんと同じことを思ってる筈ですよ」

 

「だといいんだけどなぁ…」

 

…まあ、会いたいには会いたいんだけど、恋人だから…ってだけじゃ無いんだよね。

本当、自分って駄目だなぁ。

何だろ、こういう時何て言うんだっけ?

 

うんうんと考えていると、一誠が急に真面目な顔で話し掛けてくる。

 

「姉ちゃん」

 

「んー?」

 

「姉ちゃんの夢って皆の手を取り合う未来じゃん?」

 

「うん、そうだけど…突然だね?」

 

「悪い、聞いとける時に聞いとかないとって思ってさ」

 

「謝ること無いよ、じゃんじゃんお姉ちゃんを頼ってよ!」

 

「ありがとな。

姉ちゃんは、どうしようもない悪人にも手を差し伸べるのか?」

 

「…うーん」

 

一誠の言うどうしようもない悪い人と自分の思うどうしようもない悪い人は色々と違うと思う。

でも、それを踏まえた上で一誠は聞いている

 

改心する気がない人っていうか…何かこう、本当にどうしようもない、変えようがないって人でしょ?

 

「うん、そうするよ」

 

するかなぁ…いやまあ、自分はどうしようもなく弱いから、直面したら分からないけど…それでも、諦めたくないよ。

一誠は自分の答えを聞いて、少し顔を歪める。

 

「…俺は、そんな奴に手を差し伸べて、姉ちゃんが取り返しのつかない怪我をするのが嫌なんだ。だから、切り捨てるって言って欲しかった」

 

「イッセーさん…」

 

…それが普通だと思う。

多分、何処かおかしいのは自分なんだろうから。

ネプテューヌになった時か、その前からかは分からないけど…心が弱いのに、何処かイカれてる。

それが自分なんだと思う。

 

それに、切り捨てるってことは…そういうことだよね。

 

「一誠、今から私が言う事はどうしようもなくおかしい人の発言だから参考とかにしちゃ駄目だよ?」

 

「姉ちゃんがおかしいわけ無いだろ!」

 

「ううん、おかしいよ。

本当、どうしようもないくらいイカれてるんだ、ねぷ子さんって」

 

「そんな自分を罵倒するようなこと…」

 

「今は聞いて、ね?」

 

「…」

 

本当に一誠はいい子だね。

よしよし、と落ち着かせる為にも頭を撫でる。

身長も伸びて、男の子って感じだよね。

きっと、もっと逞しくなるんだろうなぁ。

 

「殺しちゃう事だけはね、したくないんだ」

 

「そんなの普通ですよ、ネプテューヌさん」

 

「自分の手を、汚したくないから殺したくない。

殺すくらいなら腕をあげてもいい、足をあげてもいい」

 

「…それは…」

 

目でも、舌でも、何でもあげていい。

何なら、女神の力でもこの命でもいい。

それでいいのなら、安いと思えてしまう。

そりゃ、死にたくはない。

死にたくはないけど、それしかないなら()()()()()()()()

 

「殺しを手段にしたくないんだ、私」

 

「…」

 

「一度でも、それをしちゃうとね。それが選択肢に入るんだ。

手が取り合えない、じゃあ殺そう。…そんなの、嫌じゃん?」

 

「俺は姉ちゃんが傷つく位なら…」

 

「うん、ごめんね。

傷付くことに戸惑いがないからこうなっちゃうんだろうね。

私の理想は大事だけど、何よりも大事なのは皆だからさ!」

 

だから、守れるのならそれを戸惑いもなく差し出せると思う。

手を伸ばすのと同じように命を出せる。

きっと…そうだと思う。

 

多分皆を悲しませちゃうけど、それでも誰かを殺める事だけは出来ない。

 

「…もっと強くなるよ、姉ちゃんが安心して手を伸ばせるように。

俺も強くなって、姉ちゃんの道を切り開く」

 

「私も、癒すことしか出来ませんが…それでもお役に立てるなら」

 

「ありがとう、二人とも。

いや~お姉ちゃんはこんなにいい弟と妹を持って恵まれてるね!

うんうん、これぞ家族愛!」

 

「姉ちゃんが心配ってか、俺達がいないと突っ走って転びそうじゃんか」

 

「一人だと何するか分かりませんから」

 

「そのとおりですよ、ネプテューヌさん」

 

「あーん三人とも酷い!!」

 

「だって、なぁ?」

 

「はい」

 

「ヒテイざいりょうがありません(;-Д-)」

 

「あはん」

 

これが自分のしてきた無茶の結果だよ!

皆はこうなっちゃ駄目だよ!

信頼は得れても心配は絶えないからね!

 

「うーっすネプ子~」

 

そんな感じでシリアスは終わってまたのんびりとしていたらおっちゃんが入ってきた。

 

「どしたの?」

 

「いやよぉ、休憩くれてやったとかで俺のところに寄越してきやがって、外で待ってるんだが…」

 

「アザゼルさん、だれが、というのがぬけてます(´・ω・`; )」

 

「ああ、そうだったな。少し急いでたもんで…まあ、今回の件でお前に会いたい奴なんて分かりきってるだろ?」

 

そう言うおっちゃんに、自分は少し考えて納得。

昨日の今日だけど、いいのかな。

でも、そっか、会いに来てくれたんだね。

 

よし、と立ち上がると一誠とあーちゃんも立ち上がる。

 

「あれ、二人も?」

 

「一人で行くなんてイッセーさん許しませんよ!俺も行くからな」

 

「ですです」

 

「…あきらめましょう、ネプテューヌさん」

 

「はーい…外?」

 

「おう、俺も行くから心配すんなって」

 

「いや、アンタはもうちょい反省の色を見せろっての!」

 

「行動で示す。言葉じゃどうにもならんよ」

 

まあ、よくあるメンバーってことだね。

それなら善は急げと少し駆け足で外に向かう。

うーんうーん、何て言うべきなんだろう?

 

でも、もう戦う必要はないから気楽でいいよ

 

あーなんでこの廊下短いかな!

もう少し台詞を考えたかったんだけどなー!

取りあえず靴を履いて、外に出る時に大きな声!

これだ!!

 

よし、ネプテューヌいっきまーす!

 

「どうもー!超絶美少女女神系主人公ネプテューヌでーーっす!」

 

 

 

「……なんだ、上手い反応が出来ずすまない」

 

 

 

勢いよく外に出て挨拶すると、上手い返しが出来なくて居心地が悪そうな頼光がいた。

後ろには…他の反英雄派の皆も。

あ、あの子が呂布かな?わー、普通に可愛い女の子だ。

 

「ごめんごめん、ちょっと気楽に行こうかなって」

 

「随分と、切り替えが早いんだな」

 

「あはは、色々とあるから慣れちゃった、みたいな?」

 

「なるほど、そういうものか」

 

「そういうものだよ!それで、どうしたの?」

 

「一言だけ言いたくて来た。他も同様だ」

 

ありゃ…頼光ってお堅いね?

もっと気楽に接してくれていいんだけど…

あれかな、これが素とか?

 

頼光は真っ直ぐに自分を見つめていた。

真面目な雰囲気だから、自分も見つめ返す。

 

「…お前の理想、俺はそれを信じよう。

俺が捨て去った物も、お前ならば…やり遂げるかもしれん。

故に、俺はお前の助けになろう」

 

「…いいの?人外はいるよ?」

 

「俺は既に負けた身ではある…が、悲劇を許す気は毛頭無い。

三勢力がこれからも変わらぬつもりであるのなら…恥を晒そうと、俺はまた刀を取るだろう。

…そうならない、させない為にお前は動くんだろう?」

 

「うん、私はハッピーエンド主義者だからね」

 

「俺には出来ん考えだな」

 

「それは頼光が私には出来ない考えがあるって事だよ。

協力すれば、もっと出来ることも広がるよ!」

 

「そう、だな…その通りだ。

こうして敵であった俺と話してくれること、嬉しく思う」

 

「ううん、私も話せてよかった!これから、よろしくね!」

 

「ああ。…堕天使総督、頼むぞ」

 

「おう」

 

頼光はもう話すことはないと後ろに下がった。

他のメンバーがこっちに来る。

か、カイネウスはまだ怖いかも…

 

「よぉ、女神」

 

「や、やっほー…」

 

「なんだ覇気がねぇな。

…まー、なんだ…悪かったな。神らしくねぇとは思ったがマジで違うとは思わなかった」

 

あれ?

確かに曹操が謝るよう言ったらしいけどやけに素直だね。

うーん…そうだね、自分も知らない事ばかりだよね。

 

「いいよいいよ!勘違いって分かってくれたら十分!

あ、でも私カイネウスの事全然知らないや!

英雄だったんだよね?」

 

「ああ、前世はな」

 

「なら、英雄譚とか聞かせて欲しいな!何をしたとか、色々!」

 

「…ハッ、気が向いたらな」

 

何だかさっぱりしたような笑いで頼光の方に背中をド突きに行った。仲良いんだね~

っと、まだいるね。

 

呂布とトリスタンが一緒に来た。

 

一誠がちょっとジッと睨んだけど呂布は気にも留めてない。

のほほんとした感じ。

 

「…敗北は敗北です。

ここで自殺するのは恥でしかないでしょう。

曹操と頼光…二人があなたについていくのであれば私もついていくのが道理。今後ともよろしくお願いします」

 

「うわすっごい他人行儀。

まあ、うん、よろしくね!あーでもあんまり心とか読まないで欲しいな~…」

 

「……ふふ、ええ、ええ。分かりました。」

 

「あなたが誰かを心から信じられる日を待っていますね」

 

「…やはりあなたは悪女だ」

 

「ん、次は私の番。取りあえず、これあげる」

 

「あ、お煎餅」

 

「お近づきの印」

 

「うん、ちょっと違くない?」

 

「私と女神は初対面。問題なし、グッ」

 

いやサムズアップされても。

何だろ、意外と天然?

いやぁ…割り切ってるみたいな感じかな。

 

切り替えが上手いんだね。

 

「うん、これからもよろしくね!」

 

「よろしく。後、今度ゲーム教えて」

 

「お?いいよいいよ~!しっかりと教えてしんぜよう!」

 

「おー」

 

何かノリいいねこの子。

でも一誠曰く戦ってる時は鬼みたいに強かったそうだし…

頼もしいや!

 

二人とも、後ろに下がって行った。

…仲良いのかな?どうだろ。

 

そう考えてると、パラケ…かな?すごい美人さんとパンドラが

やってきた。

パラケはとても申し訳なさそうにしてて、パンドラは自分をただ静かに見ている。

 

「パラケかな?」

 

「…はい、パラケルススです女神様。今回の件は…」

 

「ねえパラケ」

 

「っ、はい」

 

とても苦しそうに喋るものだからつい止めちゃった。

うん、駄目だよ。

そんな辛そうに喋るのを見過ごせない。

 

だから、少し背が高いけど背伸びして頭の上に手を置く。

 

「誰かに、助けを求めて皆に拒絶されるのが怖かったんだよね」

 

「…はい」

 

「本当は、皆にこんなことして欲しくなかったんだよね」

 

「…はいっ」

 

「…うん、お疲れ様。よく頑張ったね」

 

「──ッ!!」

 

パラケの膝が崩れて、抱き付いてくる。

自分は吐き出させた方が良いと思って、背中を優しく擦る。

…優しい人だもんね、辛かったと思う。

 

「…ごめん、なさ…ごめんなさい…!私が、私が止められていれば…!頼光に、毒を呑ませることも…パンドラに、あんな…あんな!」

 

「大丈夫、大丈夫だよ。皆無事だから、もう大丈夫だよ」

 

「私は…わた、しは……!私自身が…許せない…!」

 

ただただ善良な人。

才能があって、それが出来てしまう。

皆の事も分かっているから止めにくい。

そうしてやってしまってから後悔したんだ。

 

どうしてあんなことを、って後悔して、後戻りは出来ないってなって。

助けを求めることが余計怖くなって…

 

だから、自分は叱らない、叱れない。

 

よく頑張ったねって、お疲れ様って言う。

心が潰されなかったこの人は、とっても強い人だから。

 

よしよし、と頭も撫でて溜め込んでいた事を吐き出させよう。

パラケの泣いている姿に驚いているのか目を少し見開くパンドラに話し掛ける。

 

「パンドラは、何かある?」

 

「……私、の…」

 

「うん」

 

「私のような…子を…もう、出さないように…してください…

当たり前の幸せを、奪うことがないように…」

 

「…うん、分かった。

皆に言うね。こんなことが無いように、パンドラのような子が出ないようにって」

 

ちょっと手を伸ばして頭を撫でようとして届かなくて困っているとパンドラが近付いてきた。

よかった、届く。

 

綺麗な金髪を撫でる。

 

「…ぁ…」

 

「どうかした?」

 

「………撫で方が…お母様、みたい」

 

「…そっか」

 

それは多分、パンドラにとっての悲劇の一つで。

この子から笑顔を取った要因の一つなんだと理解した。

もう、撫でられないんだと。

 

撫でていると、次第にパンドラの目からポロポロと涙が溢れる。

 

「…もう、私を撫でてくれる人がいないの…」

 

「…」

 

「お父様も、お母様もいないの…私を、忘れちゃったの」

 

「……ごめんね」

 

「神様は、私が嫌いなの?」

 

「…ううん、そんなことないよ」

 

「どうして?」

 

「私が、嫌いじゃないもん」

 

「…変なの……でも…」

 

 

 

「…ありがとう、女神様」

 

 

 

叫ぶわけでもなくて、ただポロポロと涙を流すパンドラを撫でて、涙と一緒に辛さを吐き出すパラケを泣き止むまで抱き締めた。

おっちゃんも、一誠も、あーちゃんも、いーすんも。

何かを言うわけでもなくただ見ていた。

目に焼き付けるように、ただ。

 

そうして泣き止んだパラケが我に戻って恥ずかしそうに離れる。

 

「もう大丈夫?」

 

「はい…ごめんなさい、みっともなく泣いて…」

 

「ううん、大事なことだよ。私だって泣くんだから!」

 

「…ありがとうございます。

…頼光達同様、これからは皆さんの助けになりたいと思います」

 

「…約束、してくれる?」

 

「うん、約束だよ。信じてくれる?」

 

「…うん」

 

「ありがと!」

 

笑いかけると、パンドラはやっぱり笑わなくてパラケの後ろに隠れる。

パラケは何だか優しい微笑みでパンドラの頭を撫でると一礼して頼光達の元に戻っていった。

 

手を繋いで、親子みたいだった、なんて言えないかな。

 

そうして、頼光達は戻っていった。

まだ、八坂さん達に働かされているんだろうね。

会いに来てくれて良かった。

 

…少し、安堵するとガクンと態勢が崩れて傍にいたあーちゃんに支えられる。

 

「ネプテューヌさん!」

 

「ね、姉ちゃん!?」

 

「大丈夫か、ネプ子!」

 

「あ、れ?ごめん、ちょっと気が緩みすぎてたみたい」

 

「緩みすぎてたじゃねぇよ!もしかして、ずっと頼光達のこと考えてたのかよ!」

 

「そりゃ、気にしちゃうよ~…ごめん、あーちゃん。もう大丈夫だか……あっ」

 

支えてくれてたあーちゃんに謝って、一人で立とうとしたのに上手く立てない。

足が言うことを聞いてくれない。

あれ、あれあれ…?

 

─ネプテューヌさんが考えてるよりも、体はまだ休息が必要なんでしょう。観光するだけの余裕はあっても、昨日の相手との会話やカウンセリングのようなものまでしたのです。もう休むべきですよ

 

「…ごめん、ちょっと立てないや」

 

「自分のことは鈍いぜ姉ちゃん……アーシア、俺が背負うから頼む」

 

「はい、夕食はお部屋に運んで貰いましょう」

 

「そんな、皆で食べてよ!私は一人で…」

 

「ネプ子、俺達のせいとはいえ…二人の気持ちも、考えてやってくれや」

 

そう言われて、二人の顔を見る。

 

一誠は自分を背負ってるからよく見えないけど、あーちゃんはとても心配そうに…それも少し泣きそうな位だった。

一誠も、なのかな。

 

あー…駄目だ、これじゃダメダメだよ!

 

「…兵藤家で食べよっか」

 

「ああ、そうしようぜ」

 

「ですね、きっと美味しいですよ」

 

─食べたらお風呂、その後はすぐに寝てくださいね

 

(はーい…)

 

…ホントだ、体疲れてるや。

鈍感だなぁ、自分。

もっとしっかりしないとね。

 

そうして、一誠に背負われて部屋に戻った。

 

いーすんも含めて四人で食べた夕食は、とても美味しかった。

あーちゃんとお風呂に入って、体を洗って貰っちゃったや。

その後、自分を挟む形で布団で寝た。

 

とても安心できる夜だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…今、何と言った?」

 

『珍しい、理解が遅い感じかな?』

 

「戯れ言はいい」

 

久方ぶりにネビロスから連絡があったと思えば、不愉快な情報が耳に入った。

少し頭が追い付かず、もう一度聞く形になったが…ネプギアがいなくて良かった。

 

『じゃあ、もう一度言うよ──』

 

 

 

 

 

 

 

 

『─リゼヴィム・リヴァン・ルシファー、彼が動いた。

僕も誘われちゃったや、どうしようか?』

 

…遂に動いたか、惰眠を貪っていた奴が今更何故…?

 

何に興味が湧いた…?

今代の二人か?いや…ならばもっと早くに…

…女神、か?

だとすれば、何故今になって……いや、それよりも…

 

「絶対に協力するな」

 

『…あー…ごめん…一回だけ()()しちゃったんだよね』

 

「何を渡した!」

 

少し声を荒げて聞く。

それ相応の対価は得た筈だが、それはそれだ。

私とて今まで払ってきたのだ、少し位聞き出せる筈だ。

 

『まあ、話すけど…───だよ』

 

「……そう、か」

 

脱力する。

安心ではなく、不安による脱力。

…何故、今になってなどどうでもいい。

 

超越者リゼヴィム…貴様、狙ったな…?

 

全身に力を入れて、心で喝を入れる。

 

『さて、どうするんだい?』

 

「決まっている」

 

誰だろうが、関係はない。

超越者が相手ならば…手間が省けた。

貴様から葬ってくれる。

 

私の獲物だ、私の戦争相手だ。

 

それを横から掠め取ろうとする鼠が貴様だろうと容赦はせん。

 

 

 

「全身全霊を以て潰す。手を貸せ、対価は払ってやる。

奴への協力拒否の分も入れてな」

 

『ワオ、魅力的。

なら、悪巧みといこうかシャルバ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねー、俺スッゴく気になってることがあるのよ」

 

「何でしょう。下らないことなら戻りますが」

 

「やぁー酷いね。これでもかってくらい君対応が雑だよね。

まあいいんだけど…ほら、いるじゃん。最近活躍してる…」

 

「女神パープルハート、ですね」

 

「そうそう、紫ちゃん!俺ずーーーーっと気になっててさぁ…

やってみようと思ってね?」

 

「やる気になったと思えば…まあ聞きますよ」

 

「そんなどうでも良さそうに聞くなよー性癖全世界にばら蒔くゾ?いやね…」

 

 

 

 

 

 

 

「女神様とやらが何処まで足掻けるか、見てみたくない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ネプステーション!」

 

「スタートです!えっと、これでいい?」

 

「OKOK!バッチグーだよ!

というわけで久し振りのネプステーションのコーナー!

まあ、これが始まるってことは章の終わりなんだけどね!

司会は勿論ねぷ子さんことネプテューヌ!

ゲストは~?」

 

「ネプギアです、よろしくお願いします!」

 

「いやぁ…遂になっちゃったね。

ネプキャラだけのネプステーション。

ここだけクロスオーバー関係無いよね」

 

「それを言ったら駄目だよ、お姉ちゃん」

 

「だねー。

というわけで提供して貰ったキャラこと反英雄派の皆との戦いは終わってこれからは仲間に!」

 

「これからも登場しますが、一つの区切りとして…ですね。

提供してくれた方、ありがとうございます。

これからの頼光さん達の活躍、見ていてくださいね」

 

「そして、ネプギアも本格的に参戦が決まる次章だけど、不穏だねー…リゼヴィムって誰さ!?」

 

「それは次章にならないと分からないよお姉ちゃん。

ここで言ったらネタバレになっちゃうよ」

 

「それもそっか!

じゃあ、待ちきれないから次回予告!」

 

「うん、えっと…

『久し振りの平穏に元のだらけっぷりが帰ってきたお姉ちゃん。

でも、そんなある日、またまた久し振りのフリードさん!?

取り敢えず戦うけど…何だか不穏です。また波乱の予感!

え、私が頑張るんですか!?』

次章、冥次元ゲイムネプテューヌ。

『sister generation!』」

 

「次回の私たちも!」

 

 

「「刮目せよ!/してください!」」





さてあとがきこと裏話。

えー、最初は相容れない相手として最後まで手は伸ばすけど駄目だった…つまり、殺すしかないってなる展開を作ってました。
けど、そんな道理も蹴り飛ばすのがネプテューヌでないといけないと思い、作り直しました。

なので大幅なプロット変更のために時間を要した次第です…申し訳無い。
パンドラについてなのですが、弟の設定もなかったんですよね…はい、私が作りました。
何というか、悲劇的ならここまでしようぜってなって…うん…反省はしてない、後悔もしてない。むしろスッとしてる。

そして、ようやく一段落着きました!
次章からより激しい展開が始まりますが、一段落!
リゼヴィムはD×Dを書く上で外せませんね、何処までゲスとして書けるか楽しみです。
ネプギアちゃん、君が次章頑張るんだよ。
何故ネプテューヌでなくネプギアちゃんかって?
…詳しく言いませんが、そういうことです。

無駄に長いのもやめにして、ここからは欲望垂れ流し。

コラボ等の御誘い等は随時受け付けております!
この時のねぷ子を使わせて欲しい!そういう要望もOKです!
皆さんと繋がる事が出来れば嬉しい限りです。
もしよろしければ、御誘いください。

では、また次章会いましょう!
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