冥次元ゲイムネプテューヌ   作:ロザミア

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姉妹の戦いも終わりへ─




次世代の戦い 後編

再開から10秒後、私は背後からの一撃で吹き飛ばされていた。

何が、とはならない。

ただ目に見えない速度で後ろに回り込まれて刀で斬られた。

漠然と理解して、同時に奥歯を噛み締める。

 

カオス化、話には聞いていたけど…強い。

女神化が本来の力を底上げする状態なら、カオス化は混沌の力を外付けとして強化したような状態。

女神化の先、その可能性の一つがカオス化…!

 

体勢を立て直したものの、あの速さとパワーに追い付けないようじゃ話にならない。

…今の私にはその為の力は無い。

でも、追い付く必要はない。

私には本来の前提を覆す力がある。

それをどう使うか…何とかしてそれを届かせないといけない。

なら、捨て身で?ううん、それだと押し切られる。

多分、隙を窺いながら戦う余裕もない。

それくらい、今のお姉ちゃんは強い。

 

「今のが本当の戦いなら、死んでいたわね」

 

「…」

 

言い返せない。

今ので対応できなかった私は本来ならもう…

でも、今は違う。

 

一体どれだけあの姿になるために頑張ったんだろう。

私じゃ想像も出来ない程の事をしたんだと思う。

お姉ちゃんは凄い。

普通なら、カオス化は良いものじゃないって判断して切り捨てる。

でもお姉ちゃんはそれを手にして制御してる。

並大抵の覚悟じゃ出来ない。

お姉ちゃんは自分が望む未来のために行動で示したんだ。

だからカオス化をしても何ともない。

 

何かをするためには覚悟を示さないといけない。

私にはそれが足りない?

それでも、私はお姉ちゃんがカオス化してもいいも思えるくらいにまで成長している。

 

「…それでも、私は強くなりたい。今よりずっと」

 

お姉ちゃんはそれでも遠い。

カオス化とかじゃなくて、精神的にお姉ちゃんは強い。

挫ける時もあるけど、この度に柱を強化して立ち上がる。

誰かの為に一生懸命になれる。

私に出来ないと思えるお姉ちゃんの凄いところ。

 

ふと、お姉ちゃんが微笑む。

 

「いいのよ、ネプギア。焦らなくてもいいの」

 

「え?」

 

「あなたは頑張ってるじゃない。

機械作りも、戦いの特訓も…頑張りの成果はこうして出ているわ。

焦って何かをするよりも、コツコツと頑張ればいいのよ」

 

「でも、私…強くなれてるかな?」

 

「強くなれてないなら、私に一発も与えられないわ。

でも、私はカオス化までしている…強くなれてないなんて、私まで自信無くしちゃうわよ?」

 

「そ、そんな!」

 

「それにね、私みたいになろうとしなくていいのよ」

 

「──ぇ」

 

 

─何かが、崩れそうになる。

 

お姉ちゃんみたいに、ならなくていい?

それは…それは、私の否定なんじゃ…?

だって、私はお姉ちゃんに勝つために生まれた女神で…お姉ちゃんに取って代わるために造られたのに?

 

「ネプギア、最後まで聞いて」

 

「─はっ」

 

思考の波に浚われそうになって、お姉ちゃんの言葉で浮かび上がる。

そうだ、全否定されてないのに何をそんなことを考えているの。

お姉ちゃんがそんなことする筈無いよね。

 

「駄目よ、私になるのは。それだけは駄目。

それをしたら、あなたは耐えられなくなる」

 

「なんで…?お姉ちゃんは今も耐えているのに?」

 

「それはね、ネプギア─」

 

 

 

「─この世界が、汚いからよ」

 

 

 

悲しそうに、それでも慈しむように笑みを私へと向けてくる。

それは…それはっ…

 

「それ、は…」

 

言い返そうとして、言い返せない。

言葉のボールを返すことが出来ない。

だってこんなにも重い。

 

そうだ、お姉ちゃんは私よりも生きている。

それなりの物を見てきている筈なんだ。

それでもその在り方を崩さず、曲げずに手を伸ばす。

…異常だ、どうしようもなく異常なんだと気付かされた。

手を伸ばして取ってもらえるかも分からない、もしかしたら派手にはね除けられるかもしれない。

今だと、リゼヴィムがそうだ。

なのに…なのにどうしてそれが出来るの?

 

異常性を理解した瞬間、数々の疑問が浮かび上がる。

 

だって─

 

震える声で、体までは震わせまいと堪えて疑問を投げ掛ける。

 

「なんで、それでも…信じるの?」

 

お姉ちゃんはその疑問を予想していたのか、数瞬もせずに返す。

今度こそ、本当の笑顔で。

 

「どんなに汚くても、どんなに辛い世界でも。

それでもきっと残ってる筈なのよ、ネプギア。

綺麗で、尊いと思える…そんな心が。

本当に悪い人なんていないと、私は信じているのよ」

 

まるで読み聞かせるようだった。

 

信じる。

どれだけ苦しいんだろう、辛いんだろう。

だって、信じるってことは裏切られることもあるってこと。

お姉ちゃんは全部飲み込んでそれでも信じる人だから、裏切られた時のショックは大きい筈なのに。

それでもやめない、やめることをしない。

 

「だからね、私にはならないで。

あなたは、あなたしかいない。

こんな私になろうだなんて、思っちゃ駄目よ」

 

「…」

 

…私は、なれない。

憧れるお姉ちゃんにはなれない。

強いお姉ちゃんに近付けても、それの代わりにはなれないんだ。

 

…ごめんなさい。

少しの想像をした私でも出来そうにない。

 

「…お姉ちゃん、私は私のまま、強くなるよ」

 

「それでいいのよ。…戦いの途中なのにこんな話をしてごめんなさい。今じゃないと出来ないと思ったのよ」

 

「ううん、いいよ。

私も、少し履き違えてた」

 

お姉ちゃんが異常なら、お父さんも多分異常なんだと思う。

お姉ちゃんは眩しすぎる。

光を目指して歩くなら、当然それに目を向けないといけない。

お父さんは光を見すぎて、焼き付いてしまったんだろう。

 

「再開しよう、お姉ちゃん」

 

「ええ…あなたの全力、見せてもらうわよ!」

 

「うん!」

 

まだ試験段階だけど…それでも今出来る全力を!

シェアを行使して、更に魔力を解放する。

これで勝利を刻んで見せる!

 

 

 

「ビットズコンビネーション!」

 

 

 

異空間から二つの大きなビットを出現させてお姉ちゃんに向かわせて、私もMPBLを手に全力で飛翔する。

ビットを見たお姉ちゃんは驚きと喜びが混じった顔で、それでも油断の無い瞳が私を捉える。

 

「私には出来ない戦い方…機械を駆使した戦術ね」

 

「そう、これが今の私の全力!」

 

斬りかかりと同時に二つのビットが横からビームを発射する。

お姉ちゃんは、後ろに飛びながら刀に青い炎を纏わせる。

青い炎…かなりの高温ってことだよね。

 

「カオスフレイムブレイド!」

 

「っ、熱…!」

 

大振り、だけどビットを巻き込もうとするのに最適な動きが私もろとも飲み込む程の大きさの炎が迫ってくる。

ビットを下がらせながら真下に落下して事なきをえるけどそれでも熱さは伝わってきた。

炎でお姉ちゃんが見えなかったけど、上から来る!

 

「せぇい!」

 

「ふっ!」

 

頭上から振り下ろされる刀をMPBLで受け止める。

 

ビットもお姉ちゃんを狙ってビームを発射する。

 

「楽しくなってきたわ!」

 

「(無茶苦茶な!?)」

 

私へと詰めながら、踊るように刀を振るう。

その動きでビームを避けながら攻撃するなんて…!

これじゃ、牽制にもならない。

 

けど…!

威力自体は大したこと無い、腕に来る負担は重みあまり無い。

こっちの体力を削ろうとする算段?

それなら…!

 

「オーバーフロー覚悟で!チームワークで…!!」

 

ビットの出力を更に上げて、スピード上昇。

縦横無尽に放たれるビームにお姉ちゃんは対応するように躱す。

だけど、そこに私がいけば!

 

「なるほど…!」

 

「ハァァァ!!」

 

全力で剣を振るい、お姉ちゃんに果敢に攻める。

ビームと私の対処に追い付かなくなり始めてるのか苦い顔をしている。

このまま…!

 

その背中に追い付きたい!

強くなったって分かってる。でも、その思いも越えたい!!

どこまでも強くなって…どこまでも高く飛んで見せるんだ!!

 

「くっ…っ!!」

 

「!、そこ!!」

 

ようやく見せた隙、ビームを避けきれずに肩に当たってよろめいた所を刀を狙って振るって弾き飛ばす。

そして、間髪入れずにお姉ちゃんへと腕を伸ばす。

 

これさえ、決まれば!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「…えっ?」

 

後少し、後少しのところで腕が動かない。

動かそうとすると、ジャラジャラと音が鳴る。

どうして、と腕を見る。

 

「カオスバインド…後一歩だったわ」

 

「そん、な…!」

 

鎖が腕に巻き付いて…ううん、体に巻き付いて動けない。

ビットも同様に、鎖に縛られて地面に落ちている。

後一歩なのに…後一歩で…!

 

お姉ちゃんの安堵した顔を見るに、本当に後一歩だったのが分かる。

分かるからこそ、悔しい。

だって…やっと追い付けたと思ったのに。

 

「終わりよ、ネプギア」

 

「…ううん、終わりじゃないよ」

 

「…」

 

「ちゃんと、私を倒して、お姉ちゃん。

じゃないと、私は何度でも斬りかかるよ」

 

「………分かったわ」

 

目と言葉で訴える。

せめて、しっかりと倒してほしい。

私を…ちゃんと斬って。

じゃないと納得しない。

 

お姉ちゃんは分かってくれたようで刀を上へと振り上げて──

 

「─お姉ちゃん、私…強くなれるかな」

 

「─ええ、なれるわ、どこまでも」

 

そうして振り下ろされた刀に鎖ごと斜めに斬られ、私は気を失いそうな程の痛みと共に落ちていく。

ああ…届かなかった。

 

ふと、視線を地上の皆に向ける。

 

何人かは、そうなったかという顔とそうなるだろうといった顔。

 

だけど一人だけ。

一人だけ本当に悔しそうに、応援していてくれたことが分かるくらい、顔を歪めていた。

何だか、胸が暖かい。

ああ、最初から…ずっと応援してくれたんですね─

 

 

 

 

 

「─一誠さん」

 

 

 

 

 

その光景を最後に、受け止められる感覚を感じながら意識が沈んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…」

 

落下していくネプギアを抱えて皆の前に降りる。

…危なかった。

戦い方を咄嗟に戻さなかったらどうなってたことか。

まだまだ強くなる必要があるね~…それこそ…新しいフォームを獲得とかそういう特撮系の成長が必要とみたね。

 

皆がこっちにやって来る。

シャルバは…いないね。

 

「ネプギアさんは大丈夫ですか?」

 

「目だった傷はないと思うけど、念のため治療をお願いね」

 

「はい!」

 

「勝てたか、ネプ子」

 

「そうね…もっと強くならないといけないことは分かったわ」

 

「向上心があるようで結構」

 

「あらあら、ネプテューヌちゃんも真面目ですわねぇ」

 

「本当はゲームとかしたいけど、仕方無いわね」

 

あーちゃんにネプギアの治療を任せて、皆の思い思いの言葉に返していく。

一誠は…悔しそうにしてるね。

焚き付けたらしいけど、結構面倒見いいんだねぇ。

 

「ネプテューヌ」

 

「どうかした?」

 

「…その格好、やめられないか?」

 

「カオスフォームの事?どうして?」

 

「大勢にお前の肌を見られているようで嫌だ」

 

「あら、妬いてるの?」

 

「そういうわけでは…」

 

妬いてるんだ~?へー、ほー、ふーん?

ヴァーリに詰め寄ってから耳元で囁いてみる。

 

「私の心は、あなたに夢中よ?」

 

「そういうのはいい!いいから、解除してくれ…!」

 

「ふふ、はいはい」

 

気恥ずかしそうなヴァーリから言われて、カオス化を解除する。

女神の姿は維持するけどね、まだ言いたいこととかあるし。

ホッとしたため息をつくヴァーリに可愛い彼氏だと思いながら一誠に近付く。

 

「…ネプギアが負けたのが悔しいのね」

 

「…そう、だな。

おかしいよな、俺らしくないよ。

普段なら姉ちゃんを応援するけど、今回はネプギアを応援したくなって…負けた時、俺の事じゃないけどすげぇ悔しかった」

 

「そうね…お父さんがサッカーでチームを応援してて、そのチームが負けた時に一緒に悔しがるのと一緒な感じかもね?」

 

「そういうもんかな」

 

「それは分からないわ。

でも、一誠。あなたはあなたの心に従いなさい。

それが今後のためにもなるわ」

 

一誠の成長にも、心が一歩進むためにもなる。

そろそろ、誰かのためよりも自分のために何かするのもいいんじゃない?

お姉ちゃん応援するよ!

 

それにしても…来なかったね、シャルバ。

でも案外どっかで見てたりしてね。

 

 

 

 

 

 

・  

 

 

 

 

 

 

……

………負けた、か。

 

カメラより流れる映像を見て、ふぅ、と一息。

 

『負けちゃったねぇ。悲願は遠くなったんじゃない?』

 

「…近くなった」

 

『ほう、それは?』

 

ネビロスの軽い態度に苛立ちながらも質問に答えることにする。

 

「今回はネプギア自身の道を明確にするための戦いだ。

そして、その戦いはネプギアの中で大きな糧となった。

ならば…収穫はあったということだ」

 

『そうかい?』

 

「そうだ」

 

『……シャルバ、君はどうしたいんだい?』

 

ネビロスのその言葉は、今更目的を問うものでもないだろう。

だが、私はその言葉に明確な言葉を返すことはできない。

そう、出来ないのだ。

何をどうしたいかなど…最初から分かっている筈なのに。

 

冷たくなった紅茶を飲もうとして、やはりやめる。

 

「…私はどうしたいのだろうな」

 

『冥界を一度崩すんじゃないのかい?』

 

「…そうだな、その筈だ。

私は…確かにそのためにネプギアを造り出した。

だが……今のこの生活に満足している己もいるのだ」

 

『冥界を崩す意志もなくなってないと』

 

「その通りだ。

…どうすればいい?」

 

『…とりあえず、リゼヴィムを倒してから考えようじゃないか。

あの子との今後はね』

 

…私の心の決着はさっさと着けろということか。

何と難しいことか。

疑問ではなく、立ち往生。

私は進むのを拒んでいるのか?

今更何を?神すら殺しておいて、何を?

 

『それで、行かないのかい?』

 

「…そうだな、あの女神との戦いは私が発端だからな」

 

そう言ってから、私はネプギアの寝かされている研究所へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暖かい何かが被さっている。

意識が浮き出てきた時の最初の感想はそれだった。

それから目を開けると白い天井が映って、負けちゃったんだと思い出す。

…でも、前よりも強くなれたことは実感できた。

 

「起きたか」

 

「え…?お、お父さん!?」

 

横から声がしたと思ったらお見舞いに来てくれてたのかお父さんが座っていた。

体を起こそうとして、肩を掴まれて優しく寝かされる。

 

「まだ休んでいなさい」

 

「え、でも…」

 

「治療されたとはいえ、疲れまでは取れん。

ここは言う通りにしなさい、いいな?」

 

「ぅ…はい」

 

確かに体が少し気だるいのは事実だった。

お父さん…来てくれたんだ。

…気まずい。

お父さんの目的を想えば、私が負けたことはよくないことの筈なんだ。

だから…話を切り出せずにいた。

 

「ネプギア」

 

「っ、は、はい」

 

「怯えなくてもいい。

負けたことで私に負い目を感じているのならそれは違う。

私の期待を裏切ったわけではなく……違うな、そうではない」

 

「…?」

 

何か言葉を探してるような、そんな感じでああでもない、こうでもないと独り言を続ける。

それが十分は続いたけど、言葉がうまく見つからなかったのかため息をついて

 

私の頭を優しく撫でた。

 

「何が言いたいのかというとだ…よく頑張った。

父として、私は誇らしく思う」

 

何度もやった筈なのにぎこちない撫で方。

それでも私を労るようにそう言ってくれるお父さんに嬉しくて、でもやっぱり勝てなかったことが申し訳なくて、悔しくて。

自然と、目からポロポロと涙が溢れてきた。

 

ぎょっとしたお父さんが心配そうにしている。

 

「だ、大丈夫か?」

 

「ううん、大丈夫です…!

ただ、頑張ったって言ってくれたことが嬉しくて…悔しくて…!」

 

「勝てなかったことが悔しいか」

 

「はい…!」

 

「…強く成長するのだ、私も、お前も」

 

それから、私は声を殺して、静かに泣いた。

お父さんは泣き止むまで頭を撫でるのをやめなかった。

 

そうして、泣き止んだ後

 

「私、強くなります…今よりも、ずっと強く!」

 

「そうだ、その意気だ」

 

お父さんもお姉ちゃんを倒すために強くなる。

私もお姉ちゃんを越えるために強くなる。

私は…まだまだ強くなれる。

 

決意を新たにしたところで、別の話題に移ることになった。

 

「最近、あの赤龍帝と仲が良いようだな」

 

「はい!一誠さんがあのとき私の悩みを聞いてくれなかったら今回の戦いはなかったですし、それに…一誠さんも、私の憧れなんです」

 

「…そうか。憧れ、か」

 

「真っ直ぐなんです、凄く。

お姉ちゃんの弟であることを誇らしく思ってて、絶対に諦めないって意志があって…」

 

「…しばらく、私とネビロスは別行動をする。

お前は女神と共に行動しなさい」

 

「え…」

 

「何、問題はない。

私は私で先手を打たねばならないからな…」

 

お父さんやネビロスさんが心配だけど…こういう時、私がいたら却って邪魔になるかもしれないから従っておこう。

迷惑はかけたくない。

それに、皆さんといれば参考になることが多い筈だ。

 

「…行っちゃうんですか?」

 

「すまんな、事態は刻一刻と動いている今…行動しないわけにはいかぬのだ」

 

「うん、気を付けてくださいね!」

 

「ああ」

 

お父さんは部屋を出ていってしまった。

…無茶しないといいんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あー疲れたよぉぉぉ…!

家に帰ってきて部屋に戻って早々にベッドにダイブする。

 

「今日はもう動かないよぉ…」

 

「お疲れさまです、ネプテューヌさん」

 

「うん…」

 

いーすんからの労りの言葉でもっと楽になる。

一誠にはあの後ヴァーリと組手やらして先に帰っててくれって言われちゃった。

熱心だなぁ…応援してたし、自分も強くなろうとしてるんだね。

 

「…一誠さんも、ヴァーリさんも次の段階にいける筈なんですけどね」

 

「どういうこと?」

 

「それだけ、お二人の想いは神器に影響を与えているということです。後は、お二人次第ですね」

 

「きっかけってこと?それなら大丈夫だよ」

 

多分、もうすぐその機会も来るだろうしね。

自分も、その機会が来るかも?

可能性、かぁ…どうなるかなぁ。

今、どれだけ強くなれてるんだろうね。

自分ってば結構無茶ばっかりだから色々と力量無視してる気がするし、実際どれくらいなんだろ。

 

むげんかぁ…むげんってなんだろね。

どうなるんだろう、不安かも。

 

「…寝るかなぁ…」

 

「夕御飯に起こしますね」

 

「お願い、いーすん」

 

「はい、お任せください」

 

いーすんもおかんだなぁ。

こんな自分に世話焼いてくれるんだからねぇ。

もっと自分のために生きてもいいと思うんだけど。

 

明日はどうしようかな。

明日の自分に決めようかな。

そうしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

「ネプステーション!!」

 

「のコーナー!」

 

「はいはいやって参りましたネプステーションのお時間だよ!

司会はもちろん私ことネプテューヌ!

今回のゲストは~?」

 

「ネプギアです!何回か私出てるけど、いいのかなぁ…」

 

「いいのいいの!今回はネプギアメインな話だったんだし!

それにしても、戦った私が言うのもあれだけど頑張ったねネプギア!頼もしいし、誇らしい!二つ合わさってタコらしい!」

 

「合わせちゃ駄目な言葉だよお姉ちゃん!?

えっと、重要なお知らせがあるんだよね?」

 

「うん!えっとね、実は作者が新しくコラボのお誘いを受けてて、今それを先に投稿してくれているダグライダーさんの作品!

『刀使ノ指令ダグオン』とのコラボ!ということなんだけどね!

ちょうどいい機会ということで…」

 

「本編とコラボおよび番外編を分けようってなったんです。

だから、本編は『冥次元ゲイムネプテューヌ』だけど、コラボとかは別の短編作品として投稿します。

今あるエクソダスさんとの『大人ピーシェが頑張る話。』もあっちに移します」

 

「あっちの方も随時投稿していくから是非見てほしいな!

コラボだから私も外面内面合わせてはっちゃけるからね!」

 

「お姉ちゃんの場合は曇るの間違いなんじゃ…?」

 

「ねぷ!?そ、それはいいんだよぉ!

じゃあ、本編次回予告!後書きでコラボ予告するからね!」

 

「えーっと…これかな?

様々な事があったけど、これも始まりに過ぎなかった。

次に襲い掛かるは邪龍!邪悪なドラゴンが復活していく中、リゼヴィムの狙いはある一体の龍のようだけど…?

どんなに強い邪龍でも、私達の想いと力があればきっと越えられる!そして、ついに覚醒する力!

次回、冥次元ゲイムネプテューヌ!『邪龍戦線』!」

 

「次回もネプネプファイト、レディーゴー!」




「後書きでも忙しい!それがネプ子さん!!
コラボ予告だよぉ!
突如として次元が崩れて混ざり合う、そこで出会う異世界の戦士、ダグオンと刀使!力を合わせて、私達の世界を取り戻そう!
『冥次元ゲイムネプテューヌ×刀使ノ指令ダグオン』!
お楽しみに!!」



・「強く成長するのだ、私も、お前も」
ジョジョの奇妙な冒険第二部『戦闘潮流』のシーザー・ツェペリより

・もっと自分のために生きてもいいと思うんだけど
お前が言うな(ねぷっ!?)
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