ロクでなし魔術講師と禁忌教典と火拳(ロクアカ×ONE PIECE)   作:迷子の鴉

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 遅くなりました
 投稿します。


3話 ダメ講師が『魔術』講師に

「昨日は……まぁ、すまんかった」

 翌日、何があったかダメ講師グレンが白猫システィーナに頭を下げ謝罪した。

「まぁ、オレの方が悪かったていうか少し一方的に言い過ぎたし」

 頭をガリガリ掻きながら面目ないようすでシスティーナと向き合う。

 

「何だ? なんかあったのか」

「昨日、エースくんが帰ったあとに色々あったんだよ」

 エースの疑問にルミアが答える。

 

「あの後、先生がシスティと喧嘩してね。魔術は人殺しの道具だって言うから、システィが怒って出て行っちゃってね。その後色々あって私からシスティに謝って下さいってお願いしたの」

「フーン」

 

「さぁて長らくお待たせしました俺の授業ってことですが、これが今使ってる教材か……」

 

 教科書をパラパラめくり次第に顔を顰めていく。そして、教科書を閉じ窓を開け、

「そーい」

 ポーンッ

 教科書を投げ捨てた。

 

 

 

 

 

『え──!!!』

 グレンの奇行に生徒達は目を疑う。

 大事な教材を捨てるとは何事か。

「最初に言っておく」

 ニヤつきながら口を開く。

「お前らってほんとアホだな」

 

「そうだなぁ」

『否定しろよ! 認めんなよ!』

 エースの声にみんな口を揃える。

 


 

 

「とここまでが『ショック・ボルト』の基礎構造だ。分からないやついるか〜」

 ダメ講師グレン覚醒。その噂は瞬く間に学院中に広がった。

 

「グォォォォ……」

「聞けや!」

 エースは相変わらずいびきをかいて居眠りをしていた。

 

「ったくこいつは俺が来た時からこうなんだな」

「あはは…すいません。先生が来る前からいつもこうで、システィでも諦めちゃったので」

 呆れた目線でエースを見つめる。

 

「なぁ、こいつどうやって学院に入学したんだ? 試験なんて受かりそうにないだろう」

 グレンの疑問にカッシュが答える。

「ああそういや前に聞いた時は『特別枠で来た』て言っていたような」

「特別枠? そんなものこの学院にあったか?」

「いやー聞いたことないっすけど」

 

 一同共に首をかしげる。誰も聞いたことがない措置だったようだ。

 

 

「とにかくだ。もう授業は終わったから消すぞー」

 グレンが黒板に書かれた解説をクリーナーでゴシゴシ消していく。

「ああ!ちょっと待ってください先生!まだ書き終えて」

(キラーン)

「おりゃおりゃおりゃ――‼」

 システィーナの願いもむなしく、グレンは勢いよく消していく。

「ああぁ!ちょっと先生!まだ書き切れていないのに!」

「だはははは!どうだ白猫!もう半分消えたぞー!」

「子供ですか!あと、白猫じゃなくてシスティーナです!」

 

ダメ講師の授業はこんな感じで賑やかに騒がしくなっていった。

 

 

 

 

寝ているエースの口は少しだけ笑っているように見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では予定通り後日ということで」

「ああ」

「了解。へへへ」

 フェジテの町はずれ。

 暗がりの場所で四人の男たちが会合していた。

 




 
 次回、ようやく戦闘シーンに入る…かも
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