おっ、そういや同じ声優やったわ。性格嫌いじゃないし、ダン持て要素ちょい有りの清少納言登場作品読んでみたいわ→誰か書いて→この業界だと言い出しっぺの法則が→書いたら出るらしい→書いたわ←今ココ
性格が……難しい……。
正直一発ネタと謳ってなければ投稿してなかっただろうなぁ……。しっかり考えて組むのは前作で疲れたんで、なにも考えずに書いた所存です()
それでも良ければどうぞ!
書いたら出ました(素振り)
書いたら出ました(素振り)
現在14:55
世は燃える
「イェーイピースピース! やっぱあたしちゃんってば超映えるわ! 座だから時間概念とかねー……のは逆に辛くねッ!? あたしちゃんって今どのくらい座に居座ってんの!?」
『……清少納言とのリンク、完了。英霊召喚システム起動。汝との契約を結ぶマスターを確認。清少納言、応えよ』
「いや普通にやっすわ。だって傷つくんしょ? 痛いんしょ? ファンデとかコンシーラーじゃカバー出来ないレベルの傷もありえるんしょ? 座であたしちゃん磨いてる方が得じゃん。記録から干渉して他の鯖ちゃんとも交流会出来るし!」
『……清少納言、この座に於いては時間概念が存在しない。あるのは全ての世界線に於ける記録保持のみ』
「? それがどしたの、ガイアちゃん」
『……記録そのものの抹消を行えば、汝の存在は座からも消滅する』
「───へ?」
『……無論、相応の記録を積めば強固な存在として確立させられる。しかし記録を積まねば、強固な記録に押しつぶされ、いずれ汝の記録は抹消されるだろう』
「マジで?」
『マジだ』
「……い、いやでも……弱いあたしちゃんが召喚されても迷惑だろうし……」
『……汝がサーヴァント抜きで人肌に触れたのは何時だったろうな』
「ひうっ」
『……自分を磨くだけの存在に振り向く者はいるのだろうか』
「にゃうっ」
『……汝はいつまでギャル処───』
「分かったからやめてぇ! テンションあげぽよで行きたいのにつらたんモードとかちゃんマスにも失礼っしょ!? 召喚される前に精神攻撃とか何考えてんのガイアちゃん!」
『……召喚システムに接続。清少納言とのリンク、完了。世界線、確定。英霊召喚を始める』
「あ、やっぱ真面目ちゃんだぁ。クソォ、実物があれば肘打ち食らわせてやんのに! ってちょっと
『……記録は固定概念ゆえ、消滅する事などあり得ないのだが』
「おいコラ最後に嘘告すんじゃねっ」
「……マシュさん、英霊召喚ってこんなに長引くものなのかな?」
「ど、どうでしょうか……。私の記憶にある限りだと、英霊召喚は準備さえ済んでいれば、後は召喚詠唱を唱える事で完了します。時間が掛かるのは、恐らく英霊召喚システムに負荷が掛かっている。つまり強大な魔力による召喚が行われている……から、かもしれません」
『いや、どうやらマシュの推測は外れている様だ。確かにサーヴァントの反応を感じるが、強大な魔力反応はないよ。だから考えられるのはもう一つ。英霊としての確立に手間取っているって事じゃないかな?』
「ロマニさん。それは要するに、サーヴァントとしてはあやふや……という事ですか?」
『そういう事になるね』
まさか英霊の座で拒否を起こしていたなどとは思わない彼らは、この獄炎の地にて光り続ける陣を見ながら考察を立てる。
特異点F。カルデアが崩壊し、漂流した先に存在した世界。現代とは遠く離れた地獄絵図。それがこの場所だ。
「というかロマニ、どんな英霊が現れるかの推測くらい立てられないの?」
『む、無茶を言わないで下さいよ所長。カルデアの記録に残されている英霊のデータは少ない。既存のデータと一致するか、よほど有名な英雄ならば可能でしょうけど……』
「使えないわね」
「まあまあ、そう言わず。……あ、ほら。そろそろ現界する様ですよ」
光り輝く盾の上にサークル上の光線が広がり、中心に収束し、形と為す。幻想的な光景。誰もが目を奪われるその場所で、派手な髪色をした一人の少女が目を閉じて現れる。
「ったくあのガイアちゃんめ今度会ったら右ストレートくらわせんごっふごっふ───召喚に応じ、参上致しました。アーチャーのサーヴァント、清少納言と申します。既に筆を置いた我が身ではありますが、このあふれる知識が……役立つ……?」
いやもう取り返しつかないレベルまでしっかりと自が出ていたのだが、そこはそれ。サーヴァントはサーヴァントらしくあれ。相応の取り繕いをして自己紹介をしていたが、その目を開けると同時に言葉は失速する。
その目は獄炎の地を移した。つまり、崩壊した世界。特異点を目の当たりにし、清少納言は硬直する。
「かえりゅ」
「え、ちょっと!?」
「いやだよー無理だよー! なんで人理崩壊してんの!? そんな世界なんて聞いてないよガイアちゃん! てっきり普通の聖杯戦争で多少なりとも現代生活できるんじゃないかと期待しちゃったじゃん! 告白されっぱであたしちゃんイケてる風潮期待したのに!」
「……これは」
『なんとも奇妙な英霊を引き寄せてしまった様だね……』
突然の帰還発言に驚愕するマシュと、駄々をこねる様に首を振る清少納言。オルガマリーは冷たい目で見ており、ロマニ・アーキマン───通常ロマンは、苦笑して事態を認識する。
オルガマリーは駄々をこねる清少納言を見て、目を閉じて、視線を立香へと移した。
「藤丸、こと契約に於いての全権利は貴方に託されているわ。この子をどうするかは、貴方が決めなさい」
「分かりました」
マスター適性が薄く、サーヴァントを召喚出来るほどの器量がなく、実力はあるが相応の自信を持てない。それがオルガマリーという魔術師だ。
しかし、それに見合わぬ程の冷静沈着さを見せる今のオルガマリーに、ロマンは違和感を覚えた。こう言っては何だが、目の前にいる英霊がとても
確かに英霊だし、相応のスペックはあるのだろう。でもオルガマリーが安堵を覚えるレベルの能力を有してるとは思えない。というか、自分の護衛すら命じさせず、ただただどうするかを立香に任せるという事実自体にも納得がいかないのだ。
一体
「清少納言さん」
「何さ! 貴殿があたしちゃんのちゃんマスですかいッ!?」
「うーん、多分そうなるのかな」
最早喋り方すら統一しなくなっている。
しかし特に気にした様子もない立香。彼は
恐らく、この20と生きていない人生の中でそれ程までに癖の強い人種と対話してきたのだろう。多少喋り方に特徴があったり、見た目が特殊だろうとも、全く気にしない素振りで普通のコミュニケーションが取れるのは、一種の才能だ。
「こんにちは、清少納言さん。僕は藤丸 立香。宜しく……って言いたい所だけど、あまり気は乗らないかな? 英霊とは言え、流石に僕も無理はさせたくない。貴方が望むなら、戦闘はなるだけ避けるよ」
「えっ、サーヴァントに戦闘命じないの!? どゆこと!?」
「貴方も生きていた人間だ。だったら傷付きたくないっていうのは当然だよ。サーヴァントだからとか、魔術師だからとか、そういう分け隔てはなるべく無くしていきたい」
やりたい事をやれるのが一番だからね、と。この人理崩壊まっしぐらの時に、なんとも平常心でいる立香。清少納言はその安心させられるような声音と、爽やかな笑顔に、一瞬で堕ちた。
「あの……契約します……♡」
『凄いな藤丸くんっ!? ……ん?』
「本当かい? じゃあ僕は最大限、尽力するよ! そう、最大限……サイ……」
『話の途中でごめん、敵反応! この魔力値は……恐らくシャドウサーヴァントだ! 全員戦闘準備───」
「はいッッ!! サイドチェストォオオオオ!!!!」
「へ?」
『えっ?』
「やっぱり、相変わらずの化け物っぷりね」
「流石です、先輩!」
───拝啓、ガイアちゃん。
抑止力が嘘を吐いて一人の少女を追い出した後、いかがお過ごしでしょうか? ……あ、時の概念ないんならお過ごしも何もねーわ(笑)。
リアルタイムで観察してんのよな? いや、既に記録として残ってる? イェーイイェーイ見てるぅ? なんかね、魔術師でもないらしいマッチョマンが、汚染されてるゆーてもサーヴァント相手に殴り勝っちゃったんですわ。これ人理的にどうなの? ……セーフ? 人理ガバガバだから? 水着でクラスが変わる世界で既存の記録なぞ無意味? なにそれ?
いやね、もうなんというかね。人理修復なんて出来るわけないやんと。そう絶望した矢先に爽やかイケメンスマイルですよ? 直後にマッチョマンですよ?
いやー……。
(思考するの)無理ぽよ
何の成果も! 得られませんでした!(訳:星4すら当たらなかったです)現在15:01
これが……「あわよくばブラダマンテも欲しいなぁ、不夜キャスピックじゃなくてこっち引こ!」と欲張った人間の末路……。
いと爆死。