デジモンリリカルアドベンチャー始まります
今、冒険と魔法のゲートが開く
デジタルワールドではガブモン達が
光が丘へのゲートを閉じる作業をしていた
一方火田家では伊織とティアナが
伊織の父、浩樹の仏壇に手を合わせていた
ぐぅ~~
主税「ん、なんの音じゃ?」
机の下に隠れているアルマジモンの腹の音を
そばにいた伊織の祖父、主税に
聞かれてしまう
伊織「い、いえ!なんでもありません!」
ティアナ「気のせいですよきっと!」
主税「いや、確かにここから聞こえたような…」
主税は持っていたチューチューゼリーを
机の下に入れる
アルマジモンはうっかりチューチューゼリーを
食べてしまう
主税「なんと!動いた!」
アルマジモン「伊織、ティアナ
ごめんだぎゃ…」
主税「喋った!」
アルマジモン「目の前に出されて
我慢できせんかったがや…」
伊織「もういいんです、アルマジモン…」
ティアナ「…リボルモン、ちょっと来て」
リボルモン「なんだよティア…
あ、伊織のじいさん」
リボルモンは生クリームをかけた板チョコを
食べながら部屋に入ってくる
伊織「お祖父様
今まで隠していてごめんなさい…」
ティアナ「私もごめんなさい…
実は…」
主税「ふむ…やっぱりそうだったか」
伊織「えっ?」
ティアナ「やっぱりって
どういうことですか?」
主税「ただのぬいぐるみではないと
思っていた」
主税は部屋を出てベランダに行く
伊織達もベランダに行く
主税「そのアルマジモンとリボルモンは
どこか別のデジタルな世界の生き物か?」
ティアナ「おじいさん!
デジタルワールドの事を
知ってるんですか!?」
主税「デジタルワールドというのか…
伊織にはいつか話そうと…いや
話さなければならないと
思ってはいたんだが…
実は亡くなったお前の父親が
そういったデジタルワールドのような
ところへ行きたいとよく言っておったのだ」
伊織「僕のお父さんが!?」
主税「ああ、お前の父浩樹は
幼い時からテレビゲームの中の
キャラクターに興味があっての
他の子ども達には見えないものが
見えていたようじゃった…
しかもそのキャラクター達が
自由に生きていくことができる世界の存在を
信じるようになっていったんじゃ」
伊織「お父さんが…」
主税「浩樹の考えていた通りじゃったな…」
「伊織、ティアナちゃん」
そこに伊織の母、富美子がやってきて
アルマジモンとリボルモンは隠れる
富美子「今日も出かけるつもりじゃ
ないでしょうね?」
伊織「お母さん…でも僕達…」
富美子「昨日も一昨日も出かけていって…
こんな騒ぎなんだから
うちにいてちょうだい」
ティアナ「…ごめんなさい!
でも私達今日も」
主税「心配しすぎじゃよ富美子さん
伊織は今日わしと一緒に
剣道の稽古に行こうとしていたところで
ティアナちゃんも見学に行きたいと
言っておったんじゃよ
じゃあ2人とも、急ごうな」
主税は伊織達を連れていく
伊織とティアナは心の中で
主税に感謝した
そして伊織達は京とホークモンと合流する
伊織は京達に休憩するようにいい
京達は飲み物を買いに行くと言い
去っていった
伊織とティアナは暗黒の種を植えられた
子どもの家を複雑そうに眺めていた
伊織「いやだな…盗聴しているみたい」
ティアナ「伊織…」
リボルモン「なんか、だんだん暗黒の力が
強くなっていってるな…」
及川「どうだね?暗黒の種は順調に
育っているだろう?」
ティアナ「及川悠紀夫!」
伊織「!」
そこへ及川がやってくる
伊織は持っていた竹刀を持ち、構える
及川「いくらお前らが選ばれた子どもだとして
どうすることも出来ないだろう?
どうだ?歯がゆいか?」
伊織「みんなを、元に戻してください!」
及川「なぜ?みんな自ら望んで
種を植え付けられたんだ
私は子ども達の願いを叶えたまで
どうだ?お前らも人から羨まれるような
優秀な人間になりたくはないか?」
ティアナ「暗黒の種を使って?
そんなのごめんよ!
種に頼ってまで優秀な人間に
なろうとは思わないわ!」
伊織「優秀な人間と言うのは
人から羨まれるかどうかではなくて
多くの人の役に立てるかどうかで
決まるんです!
あなたの言っていることは
間違っている!」
及川「なんだその目は…!?」
及川は伊織のそばにある着替え袋に
書いてある伊織の名前を見て驚愕する
及川「火田…伊織…!?
まさか、浩樹の!?」
ティアナ「えっ!?」
伊織「どうして、お父さんの名前を…?」
ホークモン「どうなってるんですか!?」
京「あたし達がいない間に!?」
及川「ち…!」
そこへ京達が戻ってきて
及川はその場から走り去っていった
伊織達はただ唖然としていた
次の日、子どものうちの1人を監視していた大輔
賢、フェイト、伊織、ティアナ
大輔「なぁ、あの子様子が
変じゃないか?」
ブイモン「大輔あれ!」
ブイモンは子どもを指差す
子どもからなんと暗黒の力の芽が
でてきた
ワームモン「賢ちゃん大変だ!
種から芽を出した!」
賢「首が光ってるのしか見えない…!」
見えていたのはデジモン達だけで
大輔達には見えていなかった
そして芽は成長し、花が咲いた
及川「フフフ…」
フェイト「及川!」
そこに及川、アルケニモン、マミーモンが現れ
子どものそばへいく
大輔「あいつら!」
ティアナ「なにをするつもりなの!?」
リボルモン「多分花を奪うつもりだ!」
賢「大輔!」
大輔「よーし!」
エクスブイモン「ブイモン進化!エクスブイモン!!」
スティングモン「ワームモン進化!スティングモン!!」
『ジョグレス進化!!』
パイルドラモン「パイルドラモン!!」
アスタモン「リボルモン超進化!アスタモン!!」
パイルドラモンにジョグレス進化し、
リボルモンがアスタモンに超進化する、
パイルドラモン「デスペラードブラスター!!」
アスタモン「ヘルファイア!!」
マミーモン「うわっ!?」
アルケニモン「ぐう!?」
パイルドラモンとアスタモンの必殺技が
アルケニモンとマミーモンに当たる
その隙に及川は子どもを担ぎ
大輔達から距離をおく
大輔「やめろパイルドラモン!
今攻撃するとあの子が危ない!」
ティアナ「アスタモンもやめて!」
フェイト「君!早く逃げて!」
「なぜ逃げる必要があるの?」
賢「駄目だ!及川に
支配されてしまっている!」
アルケニモン「みんなそこで大人しくしてな!」
「及川様、お願いします…」
及川は子どもから咲いてる暗黒の花に
手をかざす
すると花は及川に吸収されていく
アルマジモン「誰か止めるだぎゃ!」
伊織「やめろ!」
及川「なに!?」
伊織「僕はあなたのしている事を許せません
許せない!!」
及川「うるさい!」
伊織「ああ!」
ティアナ「伊織!!」
及川に向かっていった伊織だったが
及川に突き飛ばされてしまう
そして花は吸収されてしまい
子どもは気を失ってしまう
及川「もう用はない
くれてやる」
及川は子どもを投げ捨て
それをティアナが受け止める
及川「お前達もそんな正義を
振りかざしていないで
自分の能力を有効に使った方が
いいんじゃないか?」
伊織「僕のお父さんの友達だったあなたが
どうしてデジモンを使って
悪いことをしているんですか!!」
マミーモン「なんだって…!?」
及川(…似ている
その正義感溢れる目は
浩樹にそっくりだ…
あいつはもういないんだ!)
すると及川から暗黒のオーラが溢れ出る
アスタモン「気をつけろ!
あの子どもから吸収した
暗黒の花の力だ!」
Bウォーグレイモン「うおおおおおおおお!!」
すると上空からBウォーグレイモンが
やってくる
フェイト「Bウォーグレイモン!」
Bウォーグレイモン「お前達の好きにはさせない!
ガイアフォース!!」
アルケニモン、マミーモン「「うわあああああ!!」」
アルケニモンとマミーモンは
Bウォーグレイモンのガイアフォースを
受けてしまう
太一「みんな!」
そこへ太一とウォーグレイモンが
駆けつける
ウォーグレイモン「Bウォーグレイモン
なにをするつもりだ?」
Bウォーグレイモン「心配するな
俺は俺なりのやり方を
試したいだけだ
及川!俺はお前に用がある!」
及川「まだうろうろしていたのか?
ちょうどいい、お前を作った
ダークタワーの力も利用してやる!」
Bウォーグレイモン「これ以上好き勝手には
させない!
俺はお前を止める!!」
及川「作り物のお前に
なにができる?」
Bウォーグレイモン「ではお前はなぜ
アルケニモンを作り
マミーモンを作ったのだ?
1人がそんなに嫌か?」
及川「バカな!
違う違う!私はそんな弱い人間じゃない!」
はやて「太一兄!みんな!」
そこへはやて、ヒカリ、京
タケル、ギンガ、デジモン達が駆けつける
ホークモン「なんだか
すごいことになっていますね!」
タケル「Bウォーグレイモンは
及川をどうするつもりなんだ?」
伊織「それは…」
Bウォーグレイモン「お前は力が欲しいのか?
1人の寂しさから逃れるために…
そんなことをしても無駄だ!
力をかき集め、この世の全てを
自由にすることが出来たしても
それはお前を孤独にするだけだ!」
及川「う……うわああああああああ!!!!」
及川は苦しそうに叫び声をあげる
主税「そういうことじゃったか!」
そこへ主税がやってくる
伊織「お祖父様!」
主税「…やっぱり君は
及川悠紀夫くんだったか
昔から無口で、友達の少ない子じゃったが
こんなことになっているとは…」
及川「お前は…?」
主税「伊織の祖父というより
君の友人、火田浩樹の父と言った方が
よいだろう」
及川「浩樹の、お父さん…!?」
主税「君達はデジタルなキャラクターが
自由に生きていくことのできる
世界の存在を
信じていたようじゃったが
わしは自分の息子のそんな姿に
不安を感じて、そんな夢みたいな話を
することを禁止してしまったんじゃ…
その時の悲しそうな顔は今でも覚えておる…
それから、青年に成長しても君たちは
デジタルな世界の存在を信じて
2人だけで夢を膨らませていたんじゃ
だが浩樹の突然の死…あの時の君の
落ち込みようは普通じゃなかった…
考えてみれば当然のことじゃ…
君にとって友人と言えるのは
浩樹だけだったからな…
あの時、わしがもっと
君の力になってやれたらとそう思うとな…
今さらこんなことを言うのもなんじゃが
わしの友人になってくれんか?」
及川「え…?」
主税「浩樹の子どもの頃の事を
一緒に話す相手が、欲しいんじゃ…」
及川「…浩樹と一緒の頃…おじさん!…うっ!?」
主税「悠紀夫くん!どうしたんじゃ!?」
突然及川の様子が変わる
及川は主税に手をかざす
ティアナ「おじいさん!
逃げてください!」
及川「フン!」
及川は暗黒エネルギーの攻撃を
主税に放つ
Bウォーグレイモン「ぐわあ!!」
フェイト「Bウォーグレイモン!!」
しかしBウォーグレイモンが主税を庇い
Bウォーグレイモンは重傷を負ってしまう
及川「…そうだ、やっぱり私は
1人でなければならない
今までも、そう
これからもずっと
私は暗黒の種を刈り取らなければ
ならない
デジタルワールドに行くために!」
フェイト(今、及川からなにか
別の気配が…!?)
フェイトは今の及川に疑問を感じるが
及川はその場から去っていく
Bウォーグレイモン「させない…
絶対に、あいつの思い通りになど!」
ウォーグレイモン「Bウォーグレイモン!」
Bウォーグレイモン「俺の身体はもうだめだ…
ダークタワーから作られた
この命もこれまでだ
しかし、俺に出来ることが
まだある…!」
太一「もういい!喋るな!」
Bウォーグレイモン「この身体を使って
光が丘からデジタルワールドへの
ゲートを封印することが
きっと出来る…!」
Bウォーグレイモンは飛び立とうとする
フェイト「やめて!!」
するとフェイトがBウォーグレイモンの
身体にしがみつく
Bウォーグレイモン「行かせてくれフェイト…
俺のちっぽけな命が
終わるだけなんだ…
だから」
フェイト「バカっ!!」
フェイトの心からの叫びが木霊する
フェイトの目からは大粒の涙が
流れていた
フェイト「どうして君は自分を
ちっぽけな命だなんて言うの…?
自分が作り物の命だから?
そんなことは関係ないよ!
作り物だろうと君は
ちゃんと生きてるんだよ!?
私やアグモン達と同じ
生き物なんだよ!
誰かが君を差別したりしても
大丈夫…私がいるから
君と一緒にいるから…」
Bウォーグレイモン「フェイト…」
フェイト「だから生きて………Bウォーグレイモン!!」
ピカアアアアアアアア!!
フェイト「!?」
大輔「フェイトちゃんのD-3が
光ってる…!?」
フェイトのD-3から放たれた光は
Bウォーグレイモンに当たる
Bウォーグレイモン(暖かい……これは
フェイトの心か…)
Bウォーグレイモンは光に包まれる
光が収まり、フェイト達は目を開ける
そして、Bウォーグレイモンがいた場所には
「これは…いったいどういう事だ?」
黒色のアグモンがいた
傷もなくなっており
ピンピンしていた
フェイト「もしかして…Bウォーグレイモン?」
京「どういうこと!?
なんでBウォーグレイモンが
黒いアグモンになってるの!?」
太一「…ははっ
そういうことか!」
太一はフェイトにそばに行き
フェイトの肩に手を置く
太一「フェイト、Bウォーグレイモンは
お前のパートナーデジモンに
なったんだよ」
フェイト「………え?」
『ええええええーーーーーーーー!!!!』
太一の発言にフェイトはもちろん
全員叫び声を上げてしまう
はやて「どういうことなん!?
Bウォーグレイモンが
フェイトちゃんの
パートナーデジモンって!
それになんでアグモンに
退化したんや!?」
太一「多分、フェイトの想いにD-3が答えて
Bウォーグレイモンの暗黒の力を
浄化したんだ
だからアグモンに退化して
傷も癒えたんだと思うんだ」
テイルモン「…1つの黒い影が現れる
その影、運命の乙女に
心を浄化されし…
ウィザーモンが前に言っていたのは
この事だったのね!」
フェイト「君が………私のパートナーデジモン」
アグモン(黒)「フェイト……」
フェイトとアグモン(黒)は
互いに見つめあう
アグモン(黒)「俺は…もう自分から
命を捨てようとしないと誓う
お前を必ず守り抜く
だから…よろしく頼む」
アグモン(黒)はフェイトに手を差し出す
フェイトは笑みを浮かべ、アグモン(黒)の手を取る
フェイト「うん…よろしくね、ブラック」
アグモン(黒)「ブラック?」
フェイト「君のニックネーム…どうかな?」
アグモン(黒)「…悪くない呼び名だな」
アグモン(黒)もといブラックは
笑みを浮かべる
ブラック「だがゲートはどうする?
このままにするわけには…」
「心配しなくても大丈夫よ」
そこへ声が聞こえてくる
声の正体はリンディで
そばにはクロノとクリスもいた
太一「リンディさん!クロノ!クリス!」
リンディ「ゲンナイさんから話を聞いたのよ
光が丘のゲートは管理局、そして
デジタルワールドの技術を使って閉じるわ」
クロノ「もちろんゲンナイさんからの協力もある
上層部にはこの事を話していないから
安心してくれ」
太一「そっか、ありがとな!」
クリス「みんな、今日のところは
帰りなさい
フェイトも、新しい家族の
歓迎パーティーの準備をしないとね」
フェイト「母さん……うん!」
フェイト達はそれぞれの自宅に帰っていく
そして、いよいよ決戦の時がやってこようと
していた……
『パートナーデジモン紹介コーナー』
アグモン(黒)
ニックネーム:ブラック
成長期
パートナー:フェイト・T・ハラオウン
CV:檜山修之
Bウォーグレイモンもとい
ブラックがフェイトのパートナーに!
次回、恐怖の悪魔が姿を現す…!