デジモンリリカルアドベンチャー   作:のぞむ

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全ての選ばれし子どもが揃う時
デジタルワールドに奇跡が起きる


デジモンリリカルアドベンチャー始まります


今、冒険と魔法のゲートが開く


ぼくらのデジタルワールド

ベリアルヴァンデモンは

地球を闇に覆っていく

インペリアルドラモン達は立ち向かうも

必殺技は闇の力に跳ね返され

通用しなかった

 

 

ベリアルヴァンデモン「選ばれし子ども達よ!

           よく見ておけ!

           お前達の世界が

           俺のものになっていく所を!

 

賢「僕達の世界を…お前の思い通りにはさせない!」

 

アリサ「そうよ!」

 

 

大輔達諦めてはいなかった

しかし暗黒の種を植え付けられた子ども達は

諦めていた

 

 

「あいつに勝とうなんて無理だよ…」

 

「おうちに帰りたい…」

 

「僕は帰りたくない…

 だって家の中に

 僕のいる場所なんてないもん…」

 

「そうさ…どうせだったら

 このままここで…」

 

はやて「なにバカなこと言っとんね!」

 

「どうしてバカなことなの?

 状況を見ればわかるじゃん…」

 

「そうさ、無理に決まってんのに…

 どうせやられちゃうのに…」

 

大輔「無理なもんか!

   無理だなんて簡単に決めつけんな!」

 

フェイト「頑張れば出来ることは

     きっとあるはずだよ!」

 

ユウト「みんなが力を合わせれば

    出来ないことはない!」

 

「でも、僕達は

 何が出来るって言うの?」

 

「めちゃくちゃだよ…」

 

ベリアルヴァンデモン「何を悪あがきしている?

           ハハハハハハハー!!」

 

 

 

一方現実世界では

太一、ヤマト、光子郎、空、丈、クリス

スバル、ティアナ、ギンガ、アリシア

アグモン、キュートモン、ガオモン

リボルモン、ドルモン、ギルモン

暗黒の花を刈り取られた子ども

そして太一や大輔達

選ばれし子ども達の家族達が

ある山に来ていた

もちろんヴォルケンリッター達や

アインス、リインもだ

辺りは闇の力に覆われて暗かった

 

 

リイン「とーさま…怖いです…」

 

ヤマト「大丈夫だリイン…」

 

シャマル「ねぇ、本当にここに

     ゲートは開くの?」

 

光子郎「東京のゲートは

    管理局とデジタルワールドの技術で

    封印されてそう簡単には開けません…

    一番近くで可能性があるのはここなんです」

 

クロノ「だがどうしてここにゲートが開くと

    思うんだ?」

 

空「私たちはここから初めて

  デジタルワールドに行ったの」

 

 

そう、3年前に太一達は

ここにサマーキャンプで来ており

ここからデジタルワールドに飛ばされ

アグモン達と出会い、一緒に冒険したのだ

 

 

アグモン「太一!僕達デジタルワールドに

     行けないの!?」

 

太一「いや、きっと行けるさ!

   ゲートよ頼む!開いてくれ!!」

 

 

太一は空にデジヴァイスをかざす

しかし何も起きなかった

 

 

空「駄目だわ…何も起こらない」

 

アリシア「私達のD-3でも開かないよ…」

 

光子郎「こ、これは!?」

 

 

光子郎はノートパソコンを見て

驚愕する

 

 

丈「どうしたんだい!?」

 

光子郎「世界中にゲートの反応が!」

 

クリス「なんですって!?」

 

 

そう、世界中の選ばれし子ども達が

デジヴァイスを天に掲げていた

デジヴァイスから光が放たれていた

 

 

 

そして、なのはが眠っている病室では

なのはのD-3、そしてなのはの身体が

光っていた

 

 

インプモン「なにこれ…!?」

 

 

 

 

 

そしてデジタルワールドでは

ガブモン、テントモン

世界中の選ばれし子ども達の

パートナーデジモン達が集まってきた

 

 

フェイト「デジモン達が…」

 

すずか「あんなに沢山!」

 

ガブモン「デジヴァイスの光が

     俺達を導いてくれた!」

 

ゴマモン「世界中の選ばれし子ども達の

     パートナーデジモンが集まってるんだ!」

 

ピヨモン「私達の世界を

     どうするつもり!?」

 

テントモン「せや!勝手なマネ

      させへんで!」

 

ベリアルヴァンデモン「フン!

           世界中のパートナーデジモンだと?

           不愉快だ!お前達が

           どれほど集まろうと

           俺の敵ではない!」

 

 

ベリアルヴァンデモンは暗黒のパワーを

デジモン達にぶつける

しかしデジモン達は必死に耐えていた

 

 

パルモン「なによこれくらい…

     あたし達は…絶対負けないんだから!!」

 

 

すると空からデジヴァイスの光が降り注ぎ

デジモン達に当たる

 

 

ベリアルヴァンデモン「眩しい!

           この光はいったい

           なんなんだ!?」

 

タケル「闇が消えていく!」

 

京「デジモン達の光の力で!」

 

ベリアルヴァンデモン「うわああああああああ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして太一達の目の前やな

光が放たれていた

 

 

太一「あの光!」

 

光子郎「3年前と同じ…!」

 

アグモン「ゲートが開くよ!」

 

キュートモン「みんなが僕達を呼んでるっキュ!」

 

丈「さぁ!来て!」

 

 

丈は子どもを呼び

言われるがままに空のそばに行く

クリスとアリシアは

リンディとクロノの方に向く

 

 

クリス「いってきます

    お母さん、兄さん」

 

リンディ「…ええ、いってらっしゃい!」

 

クロノ「気を付けてな」

 

ヤマト「リイン…ちゃんと待ってるんだぞ

    母さんを連れてちゃんと帰ってくるからな」

 

リイン「とーさま…はいです!」

 

アインス「太一、石田

     主を頼むぞ」

 

シグナム「太一殿、ご武運を」

 

太一「ああ、任せろ!」

 

アグモン「さあ、行こう!」

 

 

太一達はデジヴァイスを掲げる

すると光が放たれ

気がつくと太一達はいなかった

 

 

裕明「大丈夫、あの子達に任せましょう」

 

奈津子「今の私達に出来るのは

    あの子達を信じることです」

 

大輔の母「大輔達を信じる…」

 

裕子「きっと帰ってくるわ!

   だって3年前もそうだったもの!」

 

政実「そして今度も必ず!」

 

リンディ「私たちに出来ないことは

     あの子達には出来ます!」

 

クロノ「頑張るんだ…空、フェイト、太一

    みんな…」

 

 

 

 

 

そしてデジタルワールドへ

太一達、そして世界中の選ばれし子ども達が

降り立つ

 

 

フェイト「太一!母さん!アリシア!」

 

はやて「ヤマくん!」

 

太一「フェイト!」

 

ヤマト「はやて!みんな!

    それにしても、こんなに沢山の

    子どもが!」

 

光子郎「世界中にゲートが開いたんです!

    一斉に!」

 

丈「みんな選ばれし子どもと

  そのパートナーデジモンだ!」

 

太一「子ども達とデジモンの絆が

   ゲートを開いたんだ!」

 

 

 

 

「ふぇ…?」

 

 

 

光子郎「え…?」

 

フェイト「この声…!」

 

はやて「なのはちゃん!」

 

 

そう、光子郎達のそばに

意識不明の重傷で入院しているはずの

なのはがいた

そばにはインプモンもいた

 

 

なのは「私、確かあの時…」

 

 

バッ!

 

 

光子郎はなのはに抱きつく

光子郎の目から大粒の涙が流れていた

 

 

なのは「コ、コウくん……」

 

光子郎「ごめん…ごめんよなのは!

    君が無理して疲れてたのに

    僕は気がつかなかった!

    何も出来なかった!

    本当に、ごめん…っ!」

 

なのは「…私の方こそごめんね

    コウくん達に心配かけて

    私、絶対に元気になるの!

    もう、無理はしないから…っ!」

 

 

なのはも涙を流していた

 

 

太一「でも、どうしてなのはは

   身体を動かせるんだ?

   満足に動かせないはずなのに…」

 

光子郎「おそらく、今のなのはは

    魂だけの状態で

    デジタルワールドに来たんです

    きっとなのはの身体は

    病院の中にあるはずです」

 

なのは「そうなんだ…変な感じだね…」

 

 

なのはは不思議そうにそう言う

 

 

しかし、ベリアルヴァンデモンはまだ

倒されなかった

 

 

「やっぱりそうなんだ…

 選ばれし子ども達は特別なんだ

 私達とは違う…」

 

空「なにを言ってるの!?」

 

「私達には、パートナーデジモンなんて

 いないもの…」

 

「戦う力もないし

 暗黒の種を取り出すことも出来ない…」

 

「このまま、なにも変わらないんだ…」

 

 

子ども達の負の感情は

ベリアルヴァンデモンの力になっていった

 

 

大輔「パートナーデジモンがいないからって

   なんだよ!選ばれし子どもが

   なんなんだよ!俺は特別でも

   なんでもないぜ!」

 

「そんなことないよ…デジモンがいるし」

 

フェイト「デジモンは、私達がいてほしいと思ったら

     いるって信じたら必ず存在するんだよ!

     それは、私達に心があるのと同じように!」

 

はやて「子どもに、夢を叶える力が

    あるのと同じなんや」

 

「そんなの子ども騙しよ…」

 

大輔「みんなにもあるだろ?

   将来の夢!」

 

「将来の夢?」

 

「そんなの忘れちゃったよ」

 

大輔「嘘だ!きっとあるはずだよ!」

 

タケル「恥ずかしがることなんかないよ!」

 

「じゃあ、君の夢は?」

 

大輔「俺?俺はね、ラーメン屋!」

 

フェイト「えっ!?」

 

 

大輔の夢を聞き

フェイト達は驚いてしまう

 

 

大輔「俺はラーメン好きなんだ!

   世界一旨いラーメン作れるように

   なりてぇ!」

 

賢「知らなかった…」

 

ユウト「すずかは知ってたんか?」

 

すずか「うん

    デートに行った時に

    ラーメン屋さんによく

    連れて行ってくれたの

    その時によく話してたから…私はね

    工学系の仕事をやりたいの」

 

「そう…実は私、幼稚園の先生になりかったの」

 

ヒカリ「そうなの?私もなりたいの!」

 

 

ヒカリと女の子は互いに微笑み合う

 

 

大輔「お前らは?」

 

「僕、野球選手!」

 

「私ね、本当はケーキ屋さんに

 なりたいの!」

 

「漫画家になりたいって言った時

 みんなに笑われて、諦めちゃってたけど…」

 

「そうだ…なりたいものがあったのに

 いつの間にか、それは考えちゃいけない事だと

 思ってた…でも違うんだね?」

 

大輔「人が何を言ったって

   カンケーねぇじゃん!」

 

「そうよね…夢を見るくらいは

 自由なはずよね!」

 

アリサ「考えるだけじゃないわ!

    努力すればきっと実現できるわよ!」

 

「夢を実現する力って

 僕達もあるの?」

 

なのは「もちろんあるよ!」

 

「本当に?」

 

『本当さ!』

 

『ほんとの本当に?』

 

『ほんとの本当さ!』

 

「なんだか嬉しくなってきた!」

 

「なんだか出来るような気がしてきたよ!」

 

フェイト「絶対に出来るよ!」

 

 

子ども達は別世界から

デジタルワールドへ足を踏み入れる

 

 

「うん!僕、きっと夢を叶えるよ!」

 

 

すると子ども達の足元から

光が放たれ、そばには

幼年期デジモンが沢山いた

 

 

「初めまして!」

 

「僕、君のパートナーデジモンだよ!」

 

「私達のこと、信じてくれてありがとう!」

 

 

デジモン達は子ども達の元へ行く

子ども達の手にはD-3が現れていた

 

 

「デジヴァイス!」

 

「僕のデジヴァイス!」

 

「僕にも夢を実現する力があるんだ!」

 

ベリアルヴァンデモン「バカな!?

           この俺がこんな子ども達の

           光で消されてたまるものかああ!!」

 

 

ベリアルヴァンデモンは肉体を失い

魂が空に浮かんだ

 

 

インペリアルドラモンFM「みんな!力を貸してくれ!」

 

オメガモンズワルト「あの闇をこの世界から

          追い払うんだ!!」

 

 

選ばれし子ども達はデジヴァイスを

掲げる

デジヴァイスから放たれた光は

インペリアルドラモンとオメガモンズワルトに

集まる

 

 

インペリアルドラモンFM「ギガデス!!」

 

オメガモンズワルト「ガルルキャノン!!」

 

 

 

インペリアルドラモンと

オメガモンズワルトの必殺技が

闇に放たれたる

 

 

こうして、ヴァンデモンは完全に消滅した

 

 

大輔「消えた…!」

 

賢「倒したんだ!」

 

『やったああーーーー!!』

 

 

選ばれし子ども達は

歓喜の声をあげる

ブイモンやブラック達も退化する

するとテイルモンの前に

ゲンナイが現れる

 

 

テイルモン「ゲンナイさん?」

 

ゲンナイ「これを返す時が来た」

 

 

ゲンナイはテイルモンに

あるものを渡す

それはなんとテイルモンの

ホーリーリングだった

 

 

テイルモン「ホーリーリング!」

 

ゲンナイ「ホーリーリングは

     デジモンカイザーの移動要塞で

     暗黒の力を制御するために

     使われていた

     そのまま置き去られていたのを

     ジョグレス進化のために

     使わせてもらっていたんだ

     もう、ジョグレスの必要もなくなった

     みんな、ありがとう!」

 

フェイト「ゲンナイさん

     あの世界はなんなんですか?」

 

ゲンナイ「人の思いを具現化する世界だ

     いや、思いを実現させる力そのものだ

     実はデジタルワールドも

     その力を元に成り立っている」

 

アリサ「ねぇ、暗黒の種

    取り除かなくていいの?」

 

賢「大丈夫、夢を実現する力を

  信じることが出来れば

  種はもう芽を出さないよ」

 

アリサ「そうね…」

 

アルマジモン「伊織…どうしたんだぎゃ?」

 

 

大輔達は伊織の方に向く

伊織は及川の腕を掴み

進んでいた

 

 

伊織「もう少しです!及川さん!」

 

及川「ありがとな…」

 

伊織「一緒に行きましょう

   デジタルワールドへ!」

 

及川「ああ…行こう…!

   俺は、夢を持つ力が

   自分にあることを

   信じることが出来なかった…

   人は誰でもくじけてしまう時がある…

   けれど、俺はそれを乗り越えることが

   出来なかったんだ…」 

 

「悠紀夫…」

 

 

及川と伊織の目の前に

幼年期デジモンが現れる

 

 

及川「デジモン…!」

 

伊織「君はいったいだれ?」

 

「僕ピピモン

 悠紀夫のパートナーデジモンだよ」

 

フェイト「及川のパートナーデジモン…!?」

 

大輔「聞こえたか!あんたの

   パートナーデジモンだってよ!」

 

及川「俺の…!」

 

ピピモン「やっと会えたね

     ずっとずっと待ってたんだよ!」

 

及川「いたんだ…!俺のデジモンが!」

 

ピピモン「僕だよ…わかる?」

 

及川「ああ…よく知ってるよ…

   初めて会った時から

   ずいぶん時間が経ってしまったけどね…」

 

ピピモン「こっちに来てよ

     デジタルワールドに」

 

 

ピピモンはそう言うが

当の及川は動かなかった

 

 

伊織「どうして?どうしてデジタルワールドに

   入っていかないんですか…?」

 

ゲンナイ「…ベリアルヴァンデモンが

     抜け出た身体は既に肉体としては

     力尽きている

     たぶん…もうそんなに長くは…」

 

伊織「そんな…!?」

 

及川「…デジタルワールド

   これが…デジタルワールドか…

   ずいぶん、荒れちまったな…」

 

ゲンナイ「ベリアルヴァンデモンを倒すために

     エネルギーを使い果たしたからな…

     簡単には元には戻らないだろう…」

 

及川「…異世界の力を」

 

フェイト「異世界の…力…?」

 

及川「思いを具現化する…」

 

はやて「それをどうすんや…?」

 

及川「身体はもう動かない…

   でも…!」

 

 

及川の身体は光始める

 

 

すずか「待って!」

 

タケル「そんなことをしたらあなたは!」

 

 

及川の身体はだんだん消えていっていた

 

 

及川「俺にも夢を叶える力があったら

   君たちのように、冒険することが

   出来たんだろうか…?」

 

伊織「ありますよ!

   だってこうして、デジタルワールドに

   来られたじゃないですか!

   パートナーデジモンに会えたじゃないですか!!」

 

 

伊織の言葉を聞き

微笑みながら及川は空へと消えていった

 

 

伊織「そんな……っ!」

 

ティアナ「伊織……っ!」

 

 

伊織は泣き崩れてしまう

ティアナもつられて泣いてしまう

 

 

ピピモン「もう行っちゃうの?

     せっかく会えたのに…」

 

 

 

 

ー大丈夫…僕はずっとここにいる…

 デジタルワールドの中に生きているから

 ずっと、見守っているよ…ー

 

 

選ばれし子ども達は空を見上げながら

泣いていた

 

 

こうして、及川悠紀夫は

自らの命をエネルギーに変えて

デジタルワールドに放った

 

 

そして、デジタルワールドは生命を取り戻し

再生したのであった……




月日が経ち、大輔達は
どのように過ごしているのだろうか…?


次回、ついに02編クライマックス!!
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