ジュエルシードの暴走事件から
しばらくたった
太一とアグモンは休日を利用し
フェイトとアルフが住みかにしてる場所を
探していた
太一「しっかしどうしたもんかなぁ…
フェイト達の住みか行ったことないしな」
アグモン「うわぁ…!」
太一「アグモン?何見てんだよ?」
アグモンは高級そうなマンションを
見上げていた
太一「お前なぁ…今は高級マンション
見てる場合じゃ…!アグモン、隠れろ!」
太一はアグモンと木の陰に隠れる
アグモン「なんなの太一…あっ、フェイトとアルフだ」
フェイトとアルフが高級マンションの中に入る
太一「追うぞアグモン!
気づかれるなよ」
アグモン「うん!」
太一とアグモンはマンションに入り
フェイト達に気づかれないように尾行する
そして太一達は屋上まで来る
フェイト達に気づかれないように
物陰に隠れてる
アグモン「ねぇ太一
フェイト達何する気なんだろ?」
太一「シッ!何か言ってる!」
フェイトは目を瞑り呪文のようなものを唱える
するとフェイトの足元に魔方陣が現れた
フェイト「開け、誘いの扉。時の庭園
テスタロッサの主の所へ!!」
フェイトが呪文を言い終わると魔方陣が光り
フェイトとアルフはこの場から消えた
アグモン「た、太一!!フェイトとアルフが
消えちゃったよ!!」
太一「もしかして…転移魔法って奴か?」
太一とアグモンは物陰から出てきて
フェイト達が立っていたところに立つ
太一「時の庭園って言ってたな…
もしかしてそこがフェイトの住みかなのか?」
アグモン「ねぇ太一…どうやってフェイト達の
住みかに行くの?」
太一「うーん…」
そう考えてる時だった
ピカァァ!!
アグモン「太一!デジヴァイスが光ってる!!」
太一「えっ!?ほんとだ!!」
太一が腰につけてたデジヴァイスが光りを放っていた
太一はデジヴァイスを手に取る
太一「もしかして…時の庭園に行けるのか?」
アグモン「太一!試してみようよ!」
太一「ああ!」
太一はデジヴァイスを空に掲げる
すると太一とアグモンは光りに包まれ転移した
太一「ここが…時の庭園」
アグモン「なんか…不気味だね」
太一とアグモンは目を開けるとそこは
どこか不気味な屋敷の中だった
太一「とにかく奥まで行ってみよう」
アグモン「うん」
太一とアグモンは奥まで進んでいく
しかし時の庭園はかなり広く
なかなかフェイト達を見つけられない
太一「しっかしまいったなぁ…
フェイト達どこにいるんだ?」
アグモン「もっと奥まで行って…!?
太一!あそこ!」
太一「どうしたアグモン?…アルフ!」
太一とアグモンは扉の前にいたアルフを見つける
しかしアルフは耳をふさぎ、うずくまっていた
太一「アルフ!どうしたんだよ!?」
アルフ「た、太一、アグモン!?
あんた達なんでここに!?」
太一「俺たちはデジヴァイスを使って来たんだ!
それよりどうしたんだよ!?」
アルフ「お、お願いだよ!フェイトを…
フェイトを助けて!!」
アグモン「それってどういう」
バシッ!
太一「この音は…」
扉の奥ではフェイトが鎖の様な物で縛られ
黒髪の女性が執拗に鞭で叩いていた
「まだたった5つしか集められないなんて…
フェイト、あなたはお母さんを悲しませたいの?」
バシッ!
「あなたは大魔導師
プレシア・テスタロッサの娘なのよ?」
バシッ!
プレシア「どうしてお母さんを悲しませるの!」
バシッ!
フェイト「うっ…ごめんなさい、母さん」
フェイトは母、プレシアからの攻撃を
必死に耐えていた。そして次の攻撃が
フェイトに迫る。フェイトは目をとじる
ビュン!ガシッ!
しかしフェイトに痛みは来なかった
フェイトは朦朧とした意識の中
目を開けるとそこには
鞭を掴んでいる太一がいた
フェイト「たい…ち?」
フェイトはそこで気を失う
そしてアグモンがフェイトを縛る鎖を切る
プレシア「誰なの?あなた達」
プレシアは睨みながら太一とアグモンを見る
太一はアグモンとアルフに向かずに話しかける
太一「アグモン、アルフ…
フェイトを連れて丈の所に行け
あいつは回復魔法が使えるらしいから」
太一は低い声で言う
アグモン「で、でも太一は…!わかった!
行くよアルフ!」
アルフ「あ、ああ!」
アグモンは太一の顔を見て
すぐにアルフとフェイトを連れてこの場から去る
太一の顔はアグモンが今まで見たことがない
怒りの顔だった
プレシア「もう一度聞くわ…あなたは誰?」
太一「…八神太一…あんたは?」
プレシア「私はプレシア、
大魔導師プレシア・テスタロッサ」
太一「テスタロッサ…
あんた…フェイトの母親なのか?」
プレシア「そうよ」
太一「…あんた、フェイトの母親なら
なんで鞭で叩いてたんだよ…っ!?」
太一は怒りで手が震えていた
プレシア「あの子はジュエルシードを
たった5つしか集められてない…
それに対してのお仕置きよ」
太一「…ざ…け…な…
ふざけるな!!!!!!!」
太一の怒りがついに爆発した
太一「お前は!フェイトがどんな思いで!
どんなに頑張ってジュエルシードを
集めてるのか知らないのか!?」
太一の脳裏には暴走したジュエルシードを
必死に抑えようとしたフェイトが浮かんだ
プレシア「うるさいわ…そんなこと
私の知ったことではないわ」
太一「…お前は、俺がぶったおす!!
デジヴァイス、セットアップ!!」
太一のデジヴァイスは剣になり
太一はバリアジャケットを纏った
プレシア「変わったデバイスを持ってるのね
それより、あなたが私を倒す?
大魔導師である私を?」
太一「ああ!」
プレシア「フン…笑わせないでちょうだい!!」
プレシアは太一に電撃攻撃をを放つ
太一「メガフレイム!!」
太一もメガフレイムを放ち
プレシアの電撃を打ち消す
プレシア「なかなかやるじゃない…
でもこれでどう!」
プレシアは先ほどより協力な電撃を放つ
それを見た太一は電撃に向かっていき
太一「でりゃあ!!」
太一はデジヴァイスを振り
電撃を打ち消す
プレシア「今の攻撃を打ち消したって言うの!?」
太一「喰らいやがれ!!」
ガキィン!!
太一はプレシアに剣を振り落とす
しかしプレシアは杖で間一髪その攻撃を防ぐ
太一「まだまだこんなもんじゃないぜ!」
プレシア「っ!?」
接近戦が得意な太一は何度も攻撃をする
その度にプレシアは杖で防ぐ
プレシア「っ!調子に乗るんじゃない!!」
太一「うわぁ!?」
プレシアは至近距離で電撃を放ち
太一はそれを喰らい吹き飛ばされる
太一はなんとか持ちこらえたが
頭から血が出ていた
太一「…伊達に大魔導師を名乗ってねえか」
プレシア「そういうことよ
これでとどめよ!
サンダー・スマッシャー!!」
プレシアは電撃を太一に放つが
ギリギリで太一はかわす
太一「メガフレイム!!」
太一はデジヴァイスを構え、メガフレイムを放つ
プレシアはそれをかわすが
その後ろの壁に当たる
プレシア「!?そこは!!」
太一「!?」
その壁の向こうには隠し部屋があり
そこでは一人の少女がカプセルに入っていた
しかし太一はその少女の容姿を見て驚愕していた
太一「フェイ…ト?」
カプセルに入っていた少女は幼いが
明らかにフェイトに似すぎていた
太一はカプセルに近づく
プレシア「私のアリシアに触らないで!!」
プレシアはカプセルの前に来て
少女を守るような体制を取る
しかし太一の目線はアリシアと呼ばれた少女に
行っていた
太一「なんで…フェイトがもう一人?」
プレシア「フェイトがもう一人?…フフフ
アーッハッハッハッ!笑わせないで!
私のアリシアをあんな出来損ないと
一緒にしないで!」
太一「出来損ないだと!?」
プレシア「本当の事よ、あの出来損ないは
アリシアを元に私が造り出した
クローンよ。フェイトと言う名は
そのときのプロジェクトの名残よ」
太一「フェイトが…クローン…!?」
太一はフェイトがクローンだということに
驚きを隠せないでいた
プレシア「でも、姿形が同じでもあの子は
アリシアではなかった…
アリシアはもっと優しく笑ってくれた
アリシアはいつでも私に優しかった…
だから私はあの出来損ないを捨てて
アリシアを生き返らせると決めたの!」
太一「死人を生き返らせるだって!?
そんなことできるわけ」
プレシア「できるのよ!忘却の都『アルハザード』
そこの秘術を使えばアリシアは
生き返る!そこに行くためにフェイトに
ジュエルシードを集めさせたのよ!」
太一「それじゃあフェイトは…
フェイトはどうなるんだよ!!」
プレシア「あんな出来損ないがどうなろうが
知ったことじゃないわ!アリシアを
生き返らせるためなら誰が
どうなろうと「いいかげんにしやがれ!!
大バカ野郎!!」なんですって!!」
太一「あんたは過去にとらわれてるだけだ!
それにアリシアが生き返ったとしても
あんたをどう思うかわかるか!?…失望だよ!!」
プレシア「そんなはずはないわ!!
アリシアはそんなこと思うはずがない!」
太一「いいや思う!!それにフェイトはアリシアの
クローンなんだろ!?言い方を変えれば
フェイトはアリシアの双子の妹だ!
あんたが妹にしてきた事を姉のアリシアが
許すと思うか!?」
プレシア「黙りなさい!!あなたに何がわかるの!?
理不尽な事故で娘を失った私の気持ちが
あなたにわかるの!?」
太一「わからねぇよ!確かに大切な人を
失うのは俺も嫌だ!それにどんなに後悔しても
どんなに辛くても
いつかは前を向かなきゃいけねぇんだ!!」
プレシア「…私は…!ゴホッ!ゴホッ!」
太一「!?お、おい!」
プレシアは咳き込み口を抑える
そして床に血が落ちた
太一「あんた、病気なのか!?」
プレシア「…不治の病よ…私を倒すなら
今がチャンスよ?」
太一「…俺はあんたを倒す気はねぇよ
それにあんたを倒したらフェイトが悲しむ」
太一はバリアジャケットから私服に戻る
そしてこの場から去ろうとする
プレシア「…八神太一と言ったわね?」
太一「ああ…」
プレシア「太一…私は…アリシアを失った私は
いったいどうすればよかったの…?」
太一「…俺にはわからない…でも
あんたにはアリシアの妹…
フェイトって名前の娘がいるだろ?
あいつを…フェイトを守ってやったら
きっとアリシアは喜んでくれる…」
プレシア「あの子を…守る…」
太一「…後はあんた次第だ
でも俺は、どんなことがあっても
フェイトの味方だ」
そう言い残し、太一は去っていった
1人残されたプレシアは…
プレシア「私は…どうすれば」
プレシアは悲しげに呟く
プレシアの脳裏には娘であるアリシアと
出来損ないと言い虐げてきたフェイトが
過ぎていった
プレシア「アリシア…フェイト…ごめんなさい」
場所は変わり
ピンポーン!
丈「はーい…太一!?どうしたんだよその怪我!?」
太一「ああ、ちょっとな…それより
フェイト来てないか?」
丈「あ、ああ、アグモンとアルフさんが
運んで来たよ。回復魔法をかけて
今は寝かせてるよ…それより
フェイトくんの怪我…どう見ても何かで
叩いたような感じだったよ」
太一「…そのことなんだけど」
ピロロン!
突然携帯のメール着信音がなる
太一、丈「「誰だよこんな時に…えっ?」」
メールは太一と丈の二人に来ていた
丈「太一!?君にもメールが!?」
太一「丈も!?…とりあえず中身を見てみよう!」
太一と丈はメールの中身を見る
その内容は
『選ばれし子ども達
翌日、光子郎の家に集合してくれ
緊急事態じゃ
ゲンナイ』
太一「ゲンナイさん!?」
去年の夏、デジタルワールドの冒険で
太一達を手助けした老人、ゲンナイからの
メールだった
そして時の庭園の無人部屋では
「…まさか選ばれし子どもの一人が現れるとは…
しかし私の計画は必ず成功させる
ジュエルシードを手にいれ、必ず
選ばれし子ども達に復讐する!」
歪みの様なものが喋り
その歪みは消えた…その歪みに
プレシアは気づいていなかった
果たしてプレシアはどういう決断を
するのでしょうか?
そしてあの歪みの正体は…?