デジモンリリカルアドベンチャー   作:のぞむ

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物語の時系列は「ぼくらのウォーゲーム」のあとです





出会い編
勇気と雷光の邂逅1


八神太一達選ばれし子供達の冒険…

あれから1年が経ち、

太一は5年生から6年生になった

そして太一は1年ぶりに再会したパートナーデジモン

『アグモン』と一緒にお台場の隣町

『海鳴』に来ていた

ぬいぐるみのふりをし、太一に抱かれたアグモンは

太一に話しかける

 

 

アグモン「ねぇ太一?」

 

太一「なんだアグモン?」

 

アグモン「僕たちなんでお台場の隣町に来てるの?」

 

太一「この海鳴に住んでる従妹に会いに行くんだよ」

 

アグモン「いとこ?いとこって何?」

 

 

アグモンは従妹の意味が解らず首を傾げる

 

 

太一「従妹ってのは親の兄弟の子供のことだよ

   俺の従妹の場合は俺の父さんの弟の娘だ」

 

アグモン「へぇ~!ところでその従妹ってどんな子?」

 

太一「凄く活発で料理が得意な奴だよ…ただ」

 

アグモン「ただ?」

 

太一「あいつ…小さい頃に父さんと母さんを

   亡くしたんだ…

   それに追い討ちをかけるように両足が謎の病気で

   麻痺…残ったのは両親が残した財産とデカイ家…

   ひでぇ話だぜ…!あいつヒカリと

   同い年なのによぉ…!」

 

アグモン「太一…」

 

太一「叔父さんと叔母さんが死んだ後は

   俺んちに引き取られる予定だったけど

   なんでも叔父さんの友人が生活費を支援

   してくれるみたいで結局あいつは

   叔父さんと叔母さんの家に今も住んでる…

   それも一人で…あいつ俺やヒカリが遊びに

   来ると大喜びするけど俺が帰るときに

   すげぇ寂しそうな顔をするんだ…

   わりぃなアグモン、重い話させて」

 

アグモン「いいよ太一

     ありがとう、話してくれて」

 

太一とアグモンはお互いに見つめあい微笑む

 

 

アグモン「あっ!太一あそこ!」

 

太一「どうしたんだアグモン?

   なんだこれ?宝石か?」

 

 

アグモンが人気のないゴミ捨て場に落ちてた宝石を見つけ

太一がそれを拾う

 

 

アグモン「ねぇ太一

     これホントに宝石なの?」

 

太一「だと思うけど…

   こんな宝石みたことねぇ…」

 

 

「それを渡してください」

 

 

太一、アグモン「「!?」」

 

 

太一とアグモンは突然聞こえた声に驚き

声がした方を向くとそこには黒衣の衣服を着た

金髪の少女とオレンジ色の狼がいた

 

 

太一「な、なんだお前ら!?」

 

「あなたの持ってるジュエルシードを渡してください

 あなたが持ってても意味はありません」

 

「早く渡しな!渡さないと…ガブッといくよ?」

 

 

狼が戦闘態勢に入るとアグモンが庇うように

太一の前に出る

 

 

アグモン「太一!下がってて!」

 

太一「アグモン!」

 

「へぇ!アンタ使い魔かい?

 アタシとやろうってのかい?」

 

アグモン「使い魔?何の事か解んないけど

     太一に手をだすんなら容赦しないよ!」

 

「フンッ!なめるんじゃないよ!」

 

「アルフ!」

 

 

少女にアルフと呼ばれた狼はアグモンに突進し

アグモンはそれを回避する

 

 

アルフ「フェイト!こいつはアタシがやるから

    そいつからジュエルシードを!!」

 

フェイト「!」

 

 

フェイトと呼ばれた少女は斧のような武器を構え

太一を攻撃しようとする

 

 

太一「っ!?」

 

 

丸腰で武器を持ってない太一にはなす術がなかったが

 

 

キィィィィィン!

 

 

太一「!?」

 

 

太一の頭にとある言葉が浮かぶ

太一は何の事か解らなかったがすぐそこまで

フェイトが迫ってきて太一は

 

 

太一「セットアップ!」

 

フェイト「!?」

 

 

 

太一は突然オレンジ色の光りに包まれた

フェイトは後退し驚く

光りがおさまると太一はアグモンの進化系

『グレイモン』に酷似した衣服を身にまとい

太一が腰に着けていたデジヴァイスが

剣になり太一が握っていた

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

太一「な、なんだこの格好!?

   それにデジヴァイスが剣に!?」

 

フェイト「魔導師…!」

 

 

太一「なんかよくわかんねぇけど

   力がみなぎってくるぜ!」

 

 

一方アグモンの方はアルフ相手に防戦一方だったが

 

 

アグモン「ち、力がみなぎってくる!」

 

 

ぴかぁぁぁぁ!

 

 

アルフ「な、なんだい!?」

 

グレイモン「アグモン進化!!グレイモン!!」

 

 

太一が魔導師になった影響か

アグモンはグレイモンに進化する

 

 

アルフ「こ、こいつ!?姿が変わって

    でっかくなった!?」

 

グレイモン「今度はこっちの番だ!」

 

 

バン!!

 

アルフ「がぁ!?」

 

 

グレイモンは巨体を活かしアルフを叩き落とす

 

 

フェイト「アルフ!?」

 

太一「よそ見してる場合じゃないぜ!」

 

フェイト「っ!?」

 

 

フェイトは間一髪のところで太一の攻撃を防ぐ

二人は武器の取っ組み合いになる

しばらくしてフェイトは太一から離れ

 

 

フェイト「フォトンランサー、ファイア!!」

 

 

フェイトは複数の金色の魔力弾を繰り出す

太一は焦るが再び頭の中にある言葉が浮かぶ

 

 

太一「っ!?メガフレイム!!」

 

 

グレイモンのメガフレイムには劣るが

太一は連続でメガフレイムをだし

魔力弾を打ち消していく

 

 

太一「…」

 

フェイト「…」

 

 

太一とフェイトは互いに睨み合う

二人はしばらく睨みあっていたが

 

 

太一「ほい」

 

フェイト「えっ?わっ!?」

 

 

太一がフェイトに投げたのは

太一が持っていたジュエルシードだった

 

 

太一「それが欲しかったんだろ?」

 

フェイト「そ、そうですが…」

 

 

フェイトは困惑していた

太一がこうもあっさりジュエルシードを渡したことを

 

 

フェイト「あの!なんでジュエルシードを?」

 

太一「ああ、それ別に要らねぇからな

   それに…」

 

フェイト「それに?」

 

太一「悔しいけどあのまま戦ってても

   多分負けてたからな」

 

フェイト「っ!?」

 

 

フェイトはさらに困惑した

負けをあっさり認めたのはもちろんだが

それを言ったときの彼は笑顔だった

何よりその笑顔がフェイトには眩しすぎた

 

 

太一「おい?どうした?」

 

フェイト「い、いえ!ありがとうございます!」

 

太一「良いってことよ!

   ところでさ」

 

フェイト「はい?」

 

太一「何か忘れてる気がするんだけど」

 

フェイト「言われてみれば…」

 

 

二人が考えてると

声が聞こえてきた

 

 

グレイモン「太一ぃ!勝ったよ~!」

 

アルフ「くそぉ!!放せぇ!!」

 

太一、フェイト「「あっ」」

 

 

グレイモンに踏み潰されてるアルフをみて

太一とフェイトは思い出す

その後二匹に事情を話した

 

 

アルフ「ってことはフェイト勝ったんだね!

    さっすがアタシのご主人様!」

 

フェイト「ち、違う「ああ!

     強いなお前の主人!」あの!」

 

アルフ「だろ?アンタなかなか話が

    わかるじゃないか」

 

アグモン「太一、大人になったねぇ…」

 

 

ぐぅぅぅぅ~

 

 

話が盛り上がったところで二人と二匹は

腹がなる

 

 

アルフ「フェイト、お腹すいたね

    早く帰ってごはん食べよ!」

 

フェイト「うん

     帰ってすぐ用意するから」

 

太一「ちょ、ちょっと待て!

   ごはんお前が作ってんのか!?」

 

フェイト「いえ、私たちいつも

     冷凍食品を食べてるんです」

 

太一「えぇっ!冷凍食品!?」

 

フェイト「はい?」

 

太一「…」

 

 

太一はしばらく考え込む

すると

 

 

太一「よし!お前ら家に来いよ

   母さんに頼んでお前らの分も

   用意してもらうから!」

 

フェイト「えっ!?悪いですよ!」

 

太一「遠慮すんなって!むしろ母さん喜ぶからさ」

 

アルフ「フェイト、せっかくだし

    ごちそうになろうよ」

 

フェイト「…わかりました、えっと…」

 

太一「ああ!俺は八神太一!お前は?」

 

フェイト「フェイト、フェイト・テスタロッサです」

 

太一「ああ!よろしくなフェイト!」

 

アグモン「僕はアグモンだよ!よろしくね!」

 

アルフ「アタシはアルフだよ!よろしく!」

 

 

二人と二匹は自己紹介をする

 

 

太一「じゃあ行こうぜフェイト」

 

フェイト「はい、太一さん」

 

アグモン「う~ん」

 

アルフ「どうしたんだいアグモン?」

 

アグモン「何か忘れてる気がして…」

 

アルフ「なんだいそれ?」

 

アグモン「わかんない」

 

アルフ「なんだいそりゃあ…」

 

 

二人と二匹はその後太一が住んでるお台場に

向かった

太一の従妹に会うということを忘れて…

 




この小説では太一とはやては従兄妹という設定です。
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