デジモンリリカルアドベンチャー   作:のぞむ

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フェイトが自分の真実を知ります
そしてあの暗黒デジモンが復活


デジモンリリカルアドベンチャー始まります


今、冒険と魔法が進化する


暗黒デジモン

アースラに戻った太一たちは

フェイトとアルフを連れブリッジに

向かっていた

太一の約束通り局員たちはフェイト達を

拘束しようとはしなかった

そしてブリッジに着いた

ブリッジには空、ミミ、丈、ヒカリ

パートナーデジモン達

クロノ、リンディ、エイミィがいた

そしてモニターには時の庭園に突入した

武装局員たちが映っていた

 

 

リンディ「お疲れ様…それからフェイトさん

     初めまして」

 

フェイト「…」

 

 

フェイトはなにも答えず、待機状態の

バルディッシュを握りしめる

 

 

リンディ(母親が逮捕されるシーンを

     見せるのは忍びないわ。皆、

     フェイトさんを別の部屋に)

 

 

リンディが念話で太一たちに伝える

 

 

太一「フェイト…俺の部屋に来い」

 

 

フェイトがアースラで安心できる場所は

太一、又はヒカリの自室しかない。太一が

フェイトの手に触れようとする

 

 

テイルモン「皆!あれを!!」

 

ヒカリ「テイルモン?」

 

 

テイルモンがモニターを指差す

全員の視線がモニターに向いた

 

 

『プレシア・テスタロッサ!!時空管理法違反

 及び管理局艦船への攻撃容疑で

 あなたを逮捕します!!

 武装を解除してこちらへ!!』

 

プレシア「…」

 

 

プレシアは無言で局員たちを見据えていた

数人の局員が危険物がないか調べるため

玉座の奥に向かう

するとプレシアの目つきが変わった

局員は扉を発見し、その扉を開ける

そこにはカプセルに入った少女がいた

 

 

ヒカリ「あ、あの子…!?」

 

光子郎「た、太一さん…

    あの女の子はもしかして…!」

 

太一「アリシア…!」

 

 

そう、少女はフェイトのオリジナル

アリシアだった

 

 

フェイト「あ………あ………」

 

 

フェイトはその光景を見て驚愕する

 

 

プレシア『私のアリシアに近寄らないで!!』

 

 

プレシアがカプセルの前に立ちはだかる

 

 

『う、撃て!!』

 

 

局員たちは魔法を放つが

プレシアは微動だにしなかった

 

 

プレシア『うるさい…』

 

 

プレシアは手をかざすと魔力を集中させる

すると紫色の雷が部屋全体に降り注ぐ

 

 

『『『『うわぁああああああ!!!!』』』』

 

 

局員たちの悲鳴が響き渡る

 

 

リンディ「いけない!局員たちの送還を!!」

 

エイミィ「りょ、了解です!」

 

 

リンディがそう命令し、エイミィは

慌てて転送準備を始める

 

 

フェイト「アリ…シア…?」

 

 

モニターを見ていたフェイトは

唖然としていた

 

 

プレシア『もう駄目ね…時間がないわ…

     たった10個のロストロギアでは

     アルハザードに辿り着けるか

     わからないけど…だけどもういいわ…

     終わりにする…この子を亡くしてからの

     暗鬱な時間も…この子の身代わりの人形を

     娘扱いするのも』

 

フェイト「ッ!?」

 

プレシア『聞いていてフェイト?あなたの事よ

     せっかくアリシアの記憶をあげたのに

     そっくりなのは見た目だけ

     役立たずでちっとも使えない

     私のお人形』

 

光子郎「フェイトさん…君には酷な話ですが

    プレシアさんは実の娘である

    アリシアさんを亡くしてるんです…

    君はアリシアさんを元に

    プレシアさんが造り出した…クローンで…

    フェイトという名前は

    その時のプロジェクトの…名残だそうです…」

 

 

光子郎は悲痛な声でそう言う

 

 

プレシア『よく知ってるわね。大方

     そこにいる太一から

     聞いたみたいだけど…

     だけどちっとも上手くいかなかった

     作り物の命は所詮作り物

     失ったものの代わりにはならないわ

     アリシアはもっと優しく笑ってくれたわ

     アリシアは時々ワガママも言ったけど

     私の言うことをとてもよく聞いてくれた』

 

なのは「やめて…」

 

プレシア『アリシアは…いつでも私に優しかった…

    フェイト、やっぱりあなたは

    アリシアの偽物よ。せっかくあげた

    アリシアの記憶もあなたじゃ駄目だった』

 

なのは「やめて…やめてよ!」

 

ミミ「ちょっと!やめてって言ってるでしょ!!」

 

プレシア『アリシアを蘇らせるまでの間の

     私が慰みに使うだけのお人形…

     だからあなたはもう要らないわ

     そこの坊やと一緒に何処へなりと

     消えなさい!』

 

なのは「お願い!もうやめて!!」

 

ミミ「いい加減にしなさいよ!!」

 

 

フェイトは顔を俯かせる

この様子を見ていた空とヒカリは怒りの顔を露にし

丈は歯をくいしばっていた

 

 

プレシア『いいことを教えてあげるわフェイト

     あなたを造り出してからずーっとね

     私はあなたが…大嫌いだったのよ!!』

 

フェイト「ッ…」

 

プレシア『アーッハッハッハッハッー!!』

 

 

プレシアはこれでフェイトの心が

壊れると思っていた。しかしフェイトは…

 

 

フェイト「…フェイト・テスタロッサ…」

 

プレシア『ん?』

 

フェイト「私は他の誰でもない

     〟フェイト・テスタロッサ〝…

     太一が教えてくれた言葉です…」

 

太一「…」

 

フェイト「確かに…私はあなたが造った

     ただの人形かもしれません…だけど

     私は、フェイト・テスタロッサは

     あなたに生み出してもらった…

     あなたに育ててもらった…

     あなたの娘です!」

 

プレシア『ッ……フッ……フフフ……アハハハッ!

     だから何?今さらあなたを娘だと

     思えばいいの?』

 

フェイト「あなたがそれを望むなら…

     それを望むなら、私は世界中の

     誰からも、どんな出来事からも

     あなたを守る…私があなたの

     娘だからじゃない…あなたが

     私の母さんだから!」

 

太一「…良く言ったなフェイト」

 

 

太一がフェイトの隣に立ち

そう言う

 

 

太一「プレシア…もう芝居は

   それくらいにしとけ」

 

フェイト「えっ!?」

 

プレシア『…何の事かしら?』

 

太一「あんたさっきからフェイトに

   ひでぇこと言ってるけど…

   それ本心じゃねぇだろ?」

 

丈「太一、何であの言葉が本心じゃないって

  わかるんだい?」

 

太一「…プレシアの目だよ」

 

ヒカリ「目?」

 

太一「ああ、最初に会った時は

   冷たい目をしてたんだ…

   今も冷たい感じがするけど…

   なんか違和感があったんだよ

   それでなんとなくだけどわかったんだ

   あれは本心じゃねぇって」

 

プレシア『…』

 

太一「ほんとはもうフェイトを

   自分の娘だって

   思ってるんじゃないのか?」

 

プレシア『…あなたの…言う通りよ…』

 

 

プレシアがか細い声で言う

 

 

プレシア『あなたに言われて気づいたの…

     私がどれだけフェイトに酷いことを

     してきたか…あんな事をしたって

     アリシアは戻ってこないのに…』

 

太一「じゃあ何で…」

 

プレシア『私はもう引き返せないのよ…

     私はどうせ管理局に捕まって

     厳しい罰を受けることになる…

     それにあなたは知ってるでしょう?

     私にはもう時間がないって』

 

太一「それは…」

 

プレシア『だから私はアリシアと一緒に

     消えるわ…フェイト…私の事なんて

     忘れて幸せになりなさい…さようなら

     私の可愛い娘』

 

フェイト「母…さん…!」

 

 

フェイトは母からの初めての愛情の言葉に

涙を流す

 

 

『このまま消えてもらっては困る

 貴様にはまだ役に立って貰わねば』

 

「「「!?」」」

 

プレシア『誰!?』

 

 

突然聞こえた声に全員が驚く

するとモニターに映るジュエルシードが

歪みに吸い込まれる

 

 

なのは「ジュエルシードが!?」

 

『クククッ…これでようやく復活できる…

 選ばれし子ども達に復讐できる!』

 

空「私達に復讐ですって!?」

 

丈「誰なんだお前は!?」

 

『忘れたとは言わせんぞ…かつて

 ファイル島で貴様らに敗れてから

 私は貴様らを忘れはしなかったぞ』

 

ミミ「ファイル島!?」

 

 

ファイル島とはかつて太一たちが

デジタルワールドに来て最初に旅した島である

 

 

太一「まさか…お前は!?」

 

『クククッ、ようやく思い出したか…

 そうだ…私は』

 

 

歪みが具現化し

そこには悪魔のような姿をした

デジモンがいた

 

 

デビモン『デビモンだ!!』

 

 

そう、デジモンの名は『デビモン』

太一たちが最初に戦った暗黒デジモンだ

 

 

ヒカリ「あれが…デビモン…」

 

 

太一からデビモンの事を

聞いていたヒカリは怯えながら

デビモンを見る

そしてリンディ、クロノ、エイミィは

驚愕しながらデビモンを見ていた

当然なのは、フェイト、ユーノ、アルフもだ

 

 

太一「何でお前が!?

   あの時エンジェモンが倒した筈なのに!?」

 

デビモン『確かに私はエンジェモンに敗れ

     消滅した…しかし私のデータの一部が

     この時の庭園に流れ着いたのだ』

 

ミミ「そんな!?あの時エンジェモンが

   自分を犠牲にしてまで倒したのに…」

 

デビモン『だが私は復活した

     残念だったな…ふんッ!!』

 

プレシア『ぐぅっ!?』

 

フェイト「母さん!!」

 

 

デビモンがプレシアを壁に叩きつける

 

 

デビモン『選ばれし子ども達よ

     この女を助けたければ

     私の元に来ることだ』

 

太一「プレシアは人質って訳かよ…!」

 

デビモン『そういうことだ

     では待ってるぞ

     選ばれし子ども達』

 

 

ここでモニターは閉じられる

 

 

太一「…皆、デビモンはほっといたら

   何を仕出かすかわからない!

   それにプレシアも心配だ!頼む!

   一緒に来てくれ!」

 

空「もちろんよ!デビモンを

  このままにはできないわ!」

 

ミミ「私とパルモンは

   前より強くなったのよ!

   デビモンなんてすぐ倒すんだから!」

 

ヒカリ「私も行くよ!お兄ちゃん!」

 

 

キィィィィィィン!!

 

 

空、ミミ、ヒカリは頭の中で

ある言葉が浮かんだ

 

 

「「「デジヴァイス、セットアップ!!」」」

 

 

三人は同時に叫び、光りに包まれる

光りが収まると空はピヨモンが進化した

バードラモンをモチーフにした

バリアジャケットを纏い、ミミは

パルモンが進化したトゲモンを

モチーフにしたバリアジャケットを纏い

ヒカリはテイルモンをモチーフにした

バリアジャケットを纏っていた

三人共デジヴァイスが武器になっており

空とミミは杖丈になっており

ヒカリは弓矢になっていた

 

 

太一「お、お前ら!

   その格好!?」

 

空「私達…もしかして魔導師に?」

 

ミミ「凄い…力がみなぎってくる!」

 

ヒカリ「これで私達も戦えるよ!」

 

 

三人はそう言った

 

 

光子郎「当然僕も行きますよ!」

 

丈「僕も行くよ!」

 

 

光子郎と丈もそう言った

 

 

フェイト「…私も行くよ

     母さんを…助けたいから!」

 

アルフ「フェイトが行くなら

    あたしも行くよ!」

 

太一「…フェイト、アルフ…

   わかった。でも無茶すんなよ」

 

フェイト「うん」

 

なのは「私も行かせて!」

 

ユーノ「僕も!」

 

光子郎「なのはさん、ユーノ

    デビモンはとても危険な奴です

    それでも来ますか?」

 

なのは「大丈夫だよ!私、少しでも

    光子郎さん達の役に立ちたいの!」

 

ユーノ「お願いします!光子郎さん!」

 

光子郎「…わかりました

    行きましょう!」

 

なのは「うん!」

 

 

なのはが返事をすると

クロノが近づいてくる

 

 

クロノ「僕も行くよ

    僕より年下の君たちが

    頑張ってるんだ

    僕も頑張らないと」

 

太一「背は俺より低いけどな」

 

クロノ「うるさいよ」

 

 

そんな会話をしているが

太一とクロノは互いに微笑んでいた

 

 

光子郎「皆さん、恐らくデビモンは

    ジュエルシードを吸収して

    完全体、又はそれ以上の強さを

    持ったと思います

    気を引き締めて行きましょう!」

 

太一「ああ!」

 

 

太一が返事をするとフェイトが

魔方陣を展開させる

 

 

フェイト「行くよ!

     開け、誘いの扉。時の庭園

     テスタロッサの主の所へ!!」

 

 

太一たちはデビモンを倒し

プレシアを助けるために時の庭園へ

転移した




デビモン登場!

果たして太一たちはデビモンを
倒せるのか?

次回を楽しみにしててください
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