頑張るが…
デジモンリリカルアドベンチャー始まります
今、冒険と魔法が進化する
タケル「ふんふんふ~ん♪」
タケルは海鳴の商店街を
一人で鼻歌を歌いながら歩いていた
実際にはデジヴァイスに入ってる
パタモンと一緒だが
パタモン『タケルよかったの?
ヤマト凄く
落ち込んでたよ』
タケル「いいんだよパタモン
お兄ちゃんってば僕もう
一人で出かけられるのに
付いてくるってしつこいんだもん
お兄ちゃんにはいい薬だよ」
パタモン『ははは…』
ちなみにヤマトは
家の隅っこで塞ぎ込んでおり
ガブモンが必死にヤマトを慰めていた
タケル「あっ、服屋さんだ
ちょって見ていこうよ」
パタモン『うん!』
タケル達は海鳴の服屋に入り
洋服などを見て回る
タケル「色々な服があるね」
パタモン『そうだね』
タケル「あっ」
パタモン『どうしたのタケル?』
タケル「ヴィータちゃんだ」
タケルの視線の先にははやての守護騎士の一人
ヴィータがおり、ヴィータはなにやら
一枚のシャツを見ていた
タケル「ヴィータちゃん!」
ヴィータ「!?」
タケルはヴィータに話しかける
ヴィータは話しかけられ驚いたが
すぐに警戒心を露にする
ヴィータ「お前は…高石なんとか!」
タケル「タケルだよ!高石タケル!」
タケルはヴィータにツッコミを入れる
するとタケルはヴィータが見ていた
シャツを見る
タケル「『のろいうさぎ』の
プリントシャツ…もしかして
このシャツ欲しいの?」
ヴィータ「…お前にはカンケーねぇだろ」
ヴィータは警戒心を崩さずタケルを睨む
するとタケルが財布を取り出し
中身を確認する
ヴィータ「な、なにしてんだよ?」
タケル「…よかった!
なんとか足りそう…
すいませ~ん!」
「はい、なんでしょう?」
タケルが近くにいる店員を呼ぶ
タケル「こののろいうさぎの
プリントシャツください!」
ヴィータ「え?…」
「かしこまりました!」
タケルは会計を済ませる
ヴィータはのろいうさぎのシャツを
取られたと思い落ち込む
タケル「はい、ヴィータちゃん」
ヴィータ「えっ?」
タケル「このシャツほしかったんだよね?
ヴィータちゃんにあげるよ」
ヴィータ「…」
ヴィータは無言でシャツが入ってる袋を
受けとる
ヴィータ「…でだよ…」
タケル「ヴィータちゃん?」
ヴィータ「なんでだよ!!
なんでお前はアタシに
近づこうとしてんだよ!!」
ヴィータは大声でそう言う
ヴィータ「はっきり言うけどな!
アタシはお前を認めてねぇ!
お前の兄貴もだ!アタシが
認めてるのははやてと太一と
ヒカリだけだ!だからもう
アタシに近くんじゃねぇ!!」
タケル「…僕はただ…」
タケルは少し涙目になりながら
口を開く
タケル「ヴィータちゃんと…
友達になりたいだけなんだ…」
ヴィータ「…」
ヴィータは友達になりたいと言うタケルの
言葉を聞き驚くがすぐにタケルに背を向ける
ヴィータ「…服だけは貰っといてやる」
そう言いヴィータは去っていった
パタモン『タケル…』
タケルは涙を拭う
タケル「大丈夫だよ…
もう少し散策してみよ?」
パタモン「うん…」
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その後ヴィータは海鳴臨海公園に来て
海を眺めていた
ヴィータはタケルが言っていた言葉を
ずっと思い返していた
タケル『…友達になりたいだけなんだ…』
ヴィータ(…なんであいつ
アタシと友達になりたいんだろ…)
ヴィータはそう思いながら
タケルが買ってくれたのろいうさぎのシャツを見る
ヴィータ「…まっ、欲しかったもんは
手に入ったし
早くはやての家に帰るか!」
ヴィータが帰ろうとした時だった
ザバァァァァン!!
突如大きな水しぶきが起きた
なんと海からデジモン『シードラモン』が
現れたのだ
ヴィータ「こ、こいつは…デジモン!?」
シードラモンは近くにいたヴィータを
睨み付けていた
ヴィータ「へっ!アタシとやろうってのか?
後悔しても知らねぇからな!」
ヴィータは自身の武器、アイゼンを起動させ
シードラモンに突っ込んでいき
アイゼンを振りかぶる。しかしシードラモンには
かすり傷しか与えられなかった
ヴィータ「なにっ!?うわぁ!!」
ヴィータはシードラモンの攻撃を受けて
海に落ちる。シードラモンは海に潜っていった
そして海から出てきたシードラモンは
ヴィータを締め付けていた
ヴィータ「ぐぅっ……!」
一度締め付けると死ぬまで放さない
シードラモンの締め付けに
ヴィータは顔を歪ませる
ヴィータ(ちくしょう…こんな奴に…
こんな奴にやられちまうなんて…
このまま死んで…はやてに会えなく
なるなんて…嫌だ…助けて…!)
ヴィータは心の中で助けを求める
パタモン「エアショット!!」
それに答えるかのようにパタモンの
エアショットが放たれる。シードラモンは
エアショットの衝撃でヴィータを放す
ヴィータは地面に落ちそうになるが
タケル「おっと!」
ギリギリでタケルが受け止めて抱える
タケル「大丈夫ヴィータちゃん?」
ヴィータ「お、お前…」
タケル「後は僕とパタモンに任せて!
パタモン、進化して!」
パタモン「オッケータケル!」
するとパタモンが光に包まれる
エンジェモン「パタモン進化!エンジェモン!!」
パタモンは天使型デジモン『エンジェモン』に
進化した
ヴィータ「パタモンが…天使に!?」
タケル「あれはエンジェモンだよ
お願いエンジェモン!」
エンジェモン「任せろタケル」
エンジェモンは拳に聖なる力を宿し
それをシードラモンに喰らわせる
エンジェモン「ヘブンズナックル!!」
シードラモン「ギシャアァァァァ!!!!!!」
シードラモンはヘブンズナックルを
まともに喰らい叫び声を上げる
すると上空にデジタルワールドに通じる
ゲートが開き、シードラモンは
ゲートに吸い込まれた
そしてエンジェモンがパタモンに退化する
タケル「シードラモン…きっと何かの拍子で
僕達の世界に来たんだね…
それよりヴィータちゃん…
大丈夫だった?」
ヴィータ「…これくらい平気だ…
それよりお前、いつまで
アタシを抱えてる気だよ?」
タケル「あ、ごめん…」
タケルはヴィータを降ろす
ヴィータ「…なぁ
聞きたいことがあるんだけど?」
タケル「なに?」
ヴィータ「…なんでお前は
アタシと友達になりたいんだよ?」
タケル「…理由なんてないよ」
ヴィータ「…は?」
まさかの返答に
ヴィータは思わず声を漏らす
タケル「僕はただヴィータちゃんと
友達になりたかった
友達になりたいのに
理由はいらないと思うよ」
ヴィータ「…お前、変な奴だな」
タケル「ええっ!?僕変なの!?」
ヴィータ「ああ、スゲー変だよ
それと言いたいことがある!」
タケル「な、なに?」
ヴィータ「…助けてくれて…
ありがとな…タケル///」
ヴィータは頬を少し赤くしながら
タケルの名を呼ぶ
タケル「ヴィータちゃん…今僕の名前」
ヴィータ「う、うるせぇな///!
アタシは帰るからな!
それと!またはやてん家に来いよ!」
タケル「それって…」
ヴィータ「と、友達になってやるから
また来いよってことだよ!」
タケル「…うん!また行くよ!」
タケルがそう言うとヴィータは
走り去っていった。タケルは
ヴィータの背中を見えなくなるまで
見ていた
パタモン「よかったねタケル」
タケル「うん…」
タケルとパタモンも家へと帰っていった
ちなみにヴィータははやての家に帰り
はやてはヴィータが持って帰った
のろいうさぎのシャツとヴィータの顔で
なんとなく察する
はやて(きっとタケルくんやな…
タケルくんはヴィータと
友達になりたそうにしとったしな…
それにしてもヴィータの顔…
これはからかいがいがあるで♪)
文字通りヴィータははやてやシャマルから
盛大にからかわれた
タケルとヴィータが友達になりました
次回の事を言っちゃうと…次回は大輔とすずかの回です
お楽しみに!