デジモンリリカルアドベンチャー始まります
今、冒険と魔法が進化する
あの後アースラに転移した太一達は
怪我の治療の為に時空管理局の本局へ
行っていた。治療を終えた太一は
とある一室で椅子に座り俯いていた
側にはヒカリもおり少し元気がなかった
アグモンとテイルモンは心配そうに二人を見る
太一「ヤマト…シグナム…みんな…」
ヒカリ「お兄ちゃん…大丈夫?」
太一「…正直言うとあんまり大丈夫じゃないな…
お前こそ大丈夫なのか?」
ヒカリ「私もあんまり…
みんなどうしてあんな事を…」
そんな会話をしていると
部屋の扉がノックされる
フェイト「太一、私、フェイトだよ
入ってもいい?」
太一「ああ」
太一が返事をするとフェイトが部屋に
入ってくる。フェイトの傍には
フェイトの母、プレシアが子供の姿になった
クリスもいた
フェイト「改めて…久しぶりだね…」
太一「ああ…クリスも久しぶりだな」
クリス「ええ、久しぶりね」
太一達はお互いに笑みを浮かべる
太一「フェイト…怪我は大丈夫なのか?」
フェイト「うん…太一は大丈夫なの?
さっきの…ヤマトって人と戦ってから
元気がなさそうだよ…」
太一「…正直言うとあんまり大丈夫じゃないな
ヤマトは…俺の親友だから」
フェイト「親友…」
太一「でもな…実はあいつと戦ったのは
あれが初めてじゃないんだよな」
フェイト「えっ?」
太一「その話はまた今度するな
それより光子郎となのはの所に行かないか?」
フェイト「う、うん」
太一達は部屋を出て
光子郎となのはがいる部屋へと向かう
その際にアグモンとテイルモンを
デジヴァイスの中に入れる
そして部屋に着き扉を開ける
部屋にはベッドの上で上半身を起こしているなのはと
ベッドの側にある椅子に座っている光子郎がいた
光子郎「太一さん、ヒカリさん」
なのは「フェイトちゃん!プレ…クリスさん!」
なのははフェイトを見て笑顔になる
太一「なのは…調子はどうだ?」
なのは「えっと…魔力を吸われて
しばらく魔法が使えなくなる以外は
なんの支障もないって」
太一「そっか…光子郎、お前とテントモンは?」
光子郎「僕とテントモンは大丈夫です
テントモンにはデジヴァイスの中で
休んでもらっています」
太一達が会話していると部屋にクロノが入ってくる
クロノ「失礼するよ」
太一「クロノ、久しぶりだな」
クロノ「ああ、久しぶりだな
今からなのはとフェイトのデバイスを
見に行くんだが…なのは、動けるかい?」
なのは「あ、うん大丈夫…あっ」
光子郎「おっと」
なのははベッドから起き上がり
立ち上がろうとするが体に上手く力が入らないのか
体がフラつき前方に倒れそうになるが
光子郎がなのはを抱き止める
なのは「ご、ごめんね!まだちょっとフラフラで…」
光子郎「あんな目にあったんだから無理ないよ…
なのは…ごめん…」
なのは「な、なんでコウくんが謝るの…?」
光子郎「僕がもっとしっかりしていれば
君をあんな目に合わせる事はなかったんだ
なのに……」
なのは「コウくん…コウくんは
私を守ろうとしてくれた…
それだけでも私…嬉しいよ」
光子郎「なのは…ありがとう」
光子郎はなのはを抱き締める
なのはは顔を赤くするが
なのはも光子郎をギュッと抱き締める
二人はとても和やかな雰囲気であった
クロノ「君たち…いい雰囲気のところ悪いが
そろそろいいか?」
光子郎「あ、はい…すみません(クロノくん…
相変わらず空気読めませんね…)」
なのは「う、うん。大丈夫だよ(クロノくん…
相変わらずKYなの!)」
クロノ(なんだろう…二人から冷たい目で
見られてる…僕何かしたか…?)
太一達はクロノに連れられデバイスルームに
やってきた。そこにはユーノとアルフがいた
ユーノ「なのは!とりあえず元気みたいだね!
よかった…」
アルフ「太一、ヒカリ、光子郎、なのは。
改めて久しぶりだね」
太一「ああ、久しぶり」
光子郎「ユーノ。なのはとフェイトさんの
デバイスは大丈夫なんですか?」
ユーノ「…あまり大丈夫じゃありませんね
今は自動修復はかけてるけど部品交換が
必要なレベルです…」
なのは「レイジングハート…」
フェイト「バルディッシュ…」
アルフ「…そういやさ、今回戦ったあいつらの魔法
どこか変じゃなかった?」
光子郎「確かに…なのはやフェイトさんとは
どこか戦い方や魔法の性質がが
違ってましたね…」
クロノ「あれは…多分ベルカ式だ」
光子郎「ベルカ式?」
ユーノ「その昔、ミッド式と勢力を二分した
魔法体系です」
クロノ「遠距離や広範囲攻撃をある程度外視して
対人戦闘に特化した魔法で
優れた術者は〟騎士〝と呼ばれる…
最大の特徴は〟カートリッジシステム〝と
呼ばれる武装だ。儀式で圧縮した魔力を
込めた弾丸をデバイスに組み込んで
瞬間的に爆発的な破壊力を得る…
とても危険で物騒な代物だ…
それはさておき太一
君に聞きたいことがある」
太一「…なんだよ」
クロノ「君はあの騎士達…
ヴォルケンリッターとその主を
知ってるんじゃないのか?」
太一「悪いけど…それは言えない」
クロノ「…何故だ?」
太一の返答にクロノは睨みながら
太一に理由を問う
太一「言えないものは言えないんだ
悪いな」
クロノ「…ふざけるな!!」
クロノが怒鳴り声を上げ
側にいたなのはとフェイトはビクッとなる
クロノ「君は彼女達と彼女達が持っていた
闇の書の危険性がわかっていないのか!?
このままだと闇の書の犠牲者がまた
増えるんだぞ!!そうなる前に
闇の書の主の素性と居場所を早く
言うんだ!!」
太一「うるせぇんだよ!!!!」
クロノ「ぐっ!?」
フェイト「太一!?」
太一はクロノの胸ぐらを掴んで押し倒す
太一「コノヤロー!!!!」
太一はクロノを殴ろうとする
クリス「いい加減にしなさい!!」
クリスがそれを止める
クリス「今はあなた達が争ってる場合じゃないのよ!
少し頭を冷やしなさい!!」
太一「…わりぃクロノ」
クロノ「いや…僕も熱くなりすぎた
すまない…」
二人は頭が冷えたのか互いに謝る
クロノ「…この話は今は後回しにしよう
フェイト、クリス
そろそろ面接の時間だ
行こうか」
フェイト「うん、わかった」
クリス「わかったわ」
なのは「面接?」
クロノ「太一、ヒカリ、光子郎、なのはも来てくれ」
太一達はクロノに連れられ廊下を歩く
これから会いに行くのはフェイトとクリスの
保護観察官である
クロノが扉の前に止まる
クロノ「失礼します」
クロノがそう言うと扉が開く
部屋の中にいたのは髭を生やした
壮年の男性だった
「久しぶりだなクロノ」
クロノ「ご無沙汰しています
グレアム提督」
グレアム「さぁ、君たちも入ってくれ
面接を始めよう」
太一(あれ?この人どこかで…)
太一はグレアムを見て疑問に感じたが
すぐに部屋に入る
全員がソファに座るとグレアムが口を開く
グレアム「さて、まずは自己紹介から
始めようか。私はギル・グレアム
時空管理局で提督なんて大層なものを
やらせてもらっている」
太一「俺は八神太一です」
ヒカリ「妹の八神ヒカリです」
なのは「あっ、私は高町なのはです」
光子郎「泉光子郎と言います」
フェイト「フェイト・テスタロッサです」
クリス「フェイトの従姉のクリス・テスタロッサです」
全員が自己紹介を終えると面接が始まった
グレアムからの質問にフェイトとクリスは
答えていく。ここで面接が一旦区切られる
グレアム「光子郎くんやなのはくん達は
日本人だったね。いや懐かしいものだ」
光子郎「懐かしい…ですか?」
グレアム「ああ、実は私も地球出身なのだよ」
なのは「ええっ!?そうなんですか!?」
グレアム「ああ。あの世界には魔法は存在しないし
魔力を持った者もほとんどいない
だが稀に現れるのだよ
私や君たちのような例外がね…
それよりもフェイトくん、クリスくん」
フェイト「あ、はい」
クリス「なんでしょう?」
グレアム「君たちは太一くんやなのはくんの
友達でいいんだね?」
フェイト「はい!」
クリス「えぇ」
グレアム「そうか…約束してほしいのは一つだけ
友達や自分を信頼してくれている人間を
裏切ってはいけない…それが出来るなら
私は君たちの行動を制限するつもりはない
出来るかね?」
フェイト「は、はい!大丈夫です!」
クリス「私も大丈夫です…特に太一は
私とフェイトの恩人です
裏切る意味がありません」
フェイトとクリスの言葉を聞くと
グレアムは微笑む
グレアム「それを聞いて安心したよ
とりあえず話は以上だ
付き合ってくれてありがとう」
フェイト「はい、ありがとうございました!」
光子郎「グレアムさん、では失礼します」
太一達は部屋を去っていった
一人部屋に残ったクロノは
グレアムに語りかける
クロノ「既にお聞きかもしれませんが
僕たちがロストロギア…闇の書の捜査
捜索を担当することになりました」
グレアム「クロノ…私が言えた事ではないが
無理はするなよ」
クロノ「はい」
クロノはそう言うと部屋を去っていった
一方廊下を歩いていた太一は
ヒカリに話しかける
太一「なぁヒカリ
グレアムさんってどっかで
会ったことなかったか?」
ヒカリ「お兄ちゃんもそう思う?
私もどこかで会ってる気がするんだけど
思い出せないの…」
太一「そっか…いったいどういう事なんだろうな?」
太一達はしばらく考えていたが
それをやめた。しばらく経ち
とある部屋にアースラのクルー達が集まっていた
リンディがクルー達に話し出す
リンディ「さて、私達アースラスタッフは今回
ロストロギア、闇の書の捜索、及び
魔導師襲撃事件の捜査を担当することに
なりました。しかし肝心のアースラが
しばらく使えない都合上
事件が発生した地球に臨時の作戦本部を
置くことになります」
そう言うとリンディは太一とフェイトを見て
イタズラっ子のような笑みを浮かべる
リンディ「ちなみに司令部は
太一くんとヒカリさんと
同じマンション…それも
すぐ隣の部屋になりま~す!」
太一「……へ?」
リンディの発言に太一は思わず
間の抜けた声を出すが
すぐにフェイトの方に向く
太一「ほ、本当なのかフェイト?」
フェイト「う、うん」
そう答えたフェイトは少し嬉しそうにする
太一「そっか…これからよろしくな!
俺…すげぇ嬉しい!」
フェイト「太一…うん、よろしくね!」
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太一達が去った後のグレアムは…
グレアム「…まさか太一くんとヒカリくんが
魔導師になっていたとは…あの子達は
私を憎むだろうな…だがもう
この方法しかないのだ…
闇の書の不幸の連鎖は…私が断ち切る…!」
グレアムは静かにそう呟いた……
フェイトが原作と違い
お台場に引っ越します。それも
太一と同じマンションで隣の部屋です
次回もお楽しみに!