デジモンリリカルアドベンチャー   作:のぞむ

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太一とフェイトが出会ってる間の話
ヤマトとはやてが出会います


夜天を包む友情

海鳴にある図書館

ここに選ばれし子供の一人『石田ヤマト』と

そのパートナーデジモン『ガブモン』がいた

ガブモンはぬいぐるみのふりをし

図書館の机の上でヤマトを待っていた

そしてヤマトが本を3冊ほど持ってくる

ガブモンは小声でヤマトに話しかける

 

 

ガブモン「ヤマト?何の本持ってきたんだ?」

 

ヤマト「ああ、実は今度バンドやろうと

    思ってな。でも楽器の使い方が

    よくわからないから

    少し参考にしようとな」

 

ガブモン「へぇ!バンドできるように

     なればいいね!」

 

ヤマト「ありがとなガブモン

    でもメンバーとか集めないと

    いけないからバンド結成できるのは

    中学生になってからだな」

 

ガブモン「そうなんだ…あっ、

     ヤマトあそこ」

 

ヤマト「どうしたんだ?…女の子?」

 

 

ガブモンに言われた方を向くと

車椅子に乗って本棚から本を

取ろうとしてる少女がいた

しかし本は本棚の高い位置にあったため

なかなか取れないでいた

ヤマトは少女に近づき少女が取ろうとしてた

本を取る

 

 

「え?」

 

ヤマト「これだろ?君が欲しかった本」

 

「あ、うん。おおきに」

 

ヤマト「どういたしまして」

 

「あ、あの…」

 

ヤマト「なんだ?」

 

「良かったらでいいんで

 一緒に貸し出しに行かへんか?」

 

 

ヤマトは少女からお願いされ目を丸くするが

すぐに微笑み

 

 

ヤマト「わかった

    ちょうど俺も貸し出しに行くところだし」

 

「おおきにな」

 

 

 

2人は本を借り

図書館を出る

 

 

 

「それにしてもお兄さん

 随分大きいぬいぐるみ

 持ってるんやな」

 

ヤマト「あ、ああ

    これがないと落ち着かないんだ!」

 

「よく見たら随分リアルな

 ぬいぐるみやなぁ…」

 

ガブモン(ま、まずい…!)

 

ヤマト「…ガブモン

    もうぬいぐるみのふりは

    やめていいぞ」

 

ガブモン「えっ!?いいのヤマト?」

 

「えっ!?ぬいぐるみがしゃべったぁぁぁ!?」

 

 

ガブモンがしゃべり少女が盛大に驚く

ヤマトはこの事をナイショにしてくれと言い

少女にガブモンのことを話す

 

 

「デジタルモンスターなぁ…

 世の中色んな生き物がいるんやなぁ」

 

ヤマト「まぁこんな恥ずかしがり屋だけどな」

 

ガブモン「ヤ、ヤマトぉ!?」

 

ヤマト「まぁせっかく知り合ったんだ

    自己紹介しよう。ガブモンが呼んでたが

    俺はヤマト、石田ヤマトだ」

 

「ヤマトさんな。私ははやて

 八神はやてや」

 

 

少女、はやてはヤマトに自己紹介をする

しかしはやての名字を聞き

ヤマトが少し驚く

 

 

ヤマト「八神?…なぁはやて

    君の親戚に太一って名前の奴いないか?」

 

はやて「えっ?ヤマトさん太一兄知ってるん?

    太一兄は私の従兄や」

 

ヤマト「あいつ従妹がいたのか

    太一は…俺の親友なんだ」

 

はやて「太一兄の?そういえば太一兄

    前に遊びに来たときに金髪で

    キザな親友がいるって

    言ってたなぁ」

 

ヤマト「た、太一の奴…」

 

 

はやてに自分のことを変な感じに話した太一に

ヤマトは少しイラっとした

 

はやて「実はな、今日ちょうど太一兄が家に

    遊びにくるんや。

    なんならヤマトさんとガブモンも

    家に来てや」

 

ヤマト「え?いいのか?」

 

はやて「うん、私が料理を振る舞うな

    私料理には自信があるんや」

 

 

はやては明るくそう言う

しかしヤマトはその言葉に引っ掛かる

 

 

ヤマト「…なぁはやて

    お前、両親いるのか…」

 

はやて「…ううん、おらへん

    親は二人とも私が小さい頃に

    死んでもうた」

 

ヤマト「っ…悪い…そんなつもりじゃ…」

 

はやて「いいんよ…それに一人きりは

    もう慣れてもうたし…」

 

 

寂しそうなはやての笑みにヤマトは胸を痛める

そしてヤマトは少し考え

 

 

ヤマト「…はやて

    お前の作った料理は俺が食べるから

    お前は俺が作る料理を食べてくれ」

 

はやて「え?ヤマトさん料理できるん?」

 

ヤマト「人並みにはな

    俺んち親が離婚して俺は

    親父と暮らしてるから料理はいつも

    俺が作ってるんだ」

 

はやて「っ…ごめんなヤマトさん

    そんな話させて」

 

ヤマト「良いんだよ。お前も自分のことを

    話してくれたんだ。俺もこれくらい話さないとな」

 

はやて「ヤマトさん…」

 

ガブモン「ヤマト…」

 

ヤマト「さっ!早くはやての家に行こう

    はやて、車椅子押していくな」

 

はやて「ありがとなヤマトさん」

 

 

 

 

二人と一匹ははやての家に着き

はやてはヤマトとガブモンの料理を

ヤマトははやての料理を作った

そしてお互いに料理が終わりテーブルに並べる

 

 

 

 

ヤマト、はやて、ガブモン「「「いただきます!」」」

 

 

ヤマトとガブモンははやてが作った料理を

はやてはヤマトが作った料理を口にする

 

 

ヤマト、はやて「「…美味しい!」」

 

ヤマト「はやて!お前の料理スゲェ美味しいな!」

 

ガブモン「ホントに美味しいね!」

 

はやて「何言っとん!

    ヤマトさんの料理も美味しいで!」

 

 

ヤマトとはやてはお互いに作った料理を褒め合う

ガブモンはガツガツと料理を食べていく

 

 

ヤマト「ところではやては何年生なんだ?

    俺はお台場小学校の6年生だ」

 

はやて「私は足が不自由で学校行けてへんけど

    私立聖祥大付属小学校の3年生や」

 

ヤマト「なんだ。タケルと同級生だったのか」

 

はやて「タケル?」

 

ヤマト「俺の弟だ。今は母さんと暮らしてるんだ

    よかったら今度連れてくるぞ」

 

はやて「うん。今度な

    それにしても太一兄遅いなぁ…

    もう来ても良い頃なんやけど…」

 

ヤマト「あいつはあれでも約束は守る奴だ

    そのうちくるだろ…なぁはやて

    お前携帯持ってるか?」

 

はやて「うん、持っとるよ」

 

ヤマト「俺も携帯持ってるし…よかったら

    メアド交換しないか?

    学校以外の時間なら話し相手になる」

 

はやて「え、ええの?今日知り合ったばかりなのに

    メアド交換して…」

 

ヤマト「何言ってんだ。ガブモンのこと話したし

    料理もご馳走してもらったんだ

    俺達は今日から友達だ!」

 

はやて「友達…」

 

ヤマト「…嫌か?」

 

はやて「そんなことあらへん!すごく嬉しいんや

    私と友達になりたいっていう人がいて

    ヤマトさん!早くメアド教えてや!」

 

ヤマト「…ああ!わかった!」

 

 

二人はお互いのメールアドレスを交換する

そしてヤマトは時計を見るとはっとなる

 

 

ヤマト「悪いはやて。そろそろ親父が帰ってくるから

    俺帰るな!」

 

はやて「そうなん…なんか名残惜しいなぁ…」

 

ヤマト「大丈夫だ。さっきも言ったけど

    学校以外なら話し相手になれるから

    それに今度はガブモンだけじゃなくて

    タケルも連れてくるから

    楽しみにしててくれ」

 

はやて「うん!楽しみにしとくで!」

 

ヤマト「それじゃあなはやて!」

 

ガブモン「また今度な!」

 

はやて「また今度な

    ヤマトさん!ガブモン!」

 

 

 

ヤマトとガブモンがはやての家をあとにした

はやては家で一人になる

 

 

 

はやて「そういえばヤマトさん…私の足の事

    聞いてこなかったなぁ…それに

    見た目はキザっぽいけど優しかったなぁ…」

 

 

はやてはヤマトの優しい顔を思い出し

ほんのり頬を赤くし自分の胸に触れる

 

 

はやて「ヤマトさんかぁ…あかん

    思い出したら胸がドキドキしてきた…

    なんやろこれ…」

 

 

その後結局太一がはやての家に来ず

太一から電話がかかってきてはやてが怒鳴ったのは

言うまでもない

 

 

 

 

   オマケ

 

 

はやての家からヤマトとガブモンが石田家に

帰ってきて父、裕明がリビングにいた

 

 

ヤマト「ただいま」

 

ガブモン「ただいまぁ!」

 

裕明「おお、おかえり

   お前ら随分遅かったな」

 

ヤマト「ああ、ちょっと海鳴で女の子と友達になって

    その子の家に言ってたんだ」

 

裕明「ほーう…その子と楽しくデートか…

   ヤマトもすみに置けないなぁ?」

 

ヤマト「デ、デート!?///」

 

 

デートという単語にヤマトは顔を赤くする

 

 

ヤマト「全然違う!そもそもあいつは

    タケルと同級生なんだぞ!//」

 

裕明「ほうほう…ヤマトは年下が好みなのか…

   ようし!ヤマト!今日はご馳走を

   作ってくれ!」

 

ヤマト「親父ぃぃぃぃぃぃぃ!!///」

 

 

石田家にヤマトの叫びが響いた…

 




今回は1partのみです
次回は光子郎となのは編です
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