デジモンリリカルアドベンチャー始まります
今、冒険と魔法が進化する
アースラにやって来た太一達
その際にヒカリはリンカーコアの検査を受けた
検査の結果、リンカーコアは無傷だった
強引にリンカーコアを抜き出されたショックと
仮面の男による魔力ダメージで
気を失っていただけとの事だった
太一とアグモン、フェイトとアルフは
ヒカリとテイルモンを医務室で休ませ
ブリーフィングルームにやって来る
そこには光子郎、なのは、クロノ、リンディ
クリス、エイミィ、先ほどそれぞれの用事でおらず
先ほど到着した空、丈、ミミ、それぞれの
パートナーデジモン達、そしてギル・グレアムの
使い魔姉妹、リーゼロッテとリーゼアリアがいた
なのは「太一さん…ヒカリちゃんは…?」
太一「ヒカリなら今は医務室で休ませた所だ
リンカーコアにも何の異常もないってさ」
なのは「よかった……」
クロノ「アースラが稼働中でよかった…
なのはの時以上に救援が早かったから」
ロッテ「だね…」
エイミィ「太一くん達が出動して暫くして
臨時本部のシステムがクラっキングで
あらかたダウンしちゃって……それで
指揮や連絡が取れなくて……ごめんね
私の責任だ……」
エイミィは申し訳なさそうに言う
ロッテ「んなことないよ。エイミィが
すぐシステムを復旧させたから
アースラに連絡が取れたんだし」
アリア「それに仮面の男の映像も残せたわ」
アリアはモニターに仮面の男の画像を映す
光子郎が太一に話しかける
光子郎「太一さん達の所にも
仮面の男が現れたんですよね?」
太一「ああ」
光子郎「…一つお聞きしますが
その時仮面の男の左腕に
切り傷のようなものは
ありましたか?」
太一「いや、なかったぞ…
光子郎、お前達の所にも来た
仮面の男は右腕に傷がなかったか?
俺がデジヴァイスでつけたんだけど」
光子郎「いえ、そのような傷は
ありませんでした……
だとしたら変ですね」
クロノ「君たち、さっきから
何の話をしてるんだ?」
光子郎「つまり、戦いの時仮面の男は腕を片方
負傷しました。ですが仮面の男がそれぞれ
現れた時はどこにも怪我をしてませんでした
短時間で移動したのなら怪我を直す暇は
ありません……僕の考えが正しければ
仮面の男は………二人います」
なのは「えっ!?」
光子郎の言葉に驚愕するなのは
丈「だけど光子郎
一つの世界に同じ人間が二人いるのは
ありえないよ」
丈は仮面の男が二人いるという
光子郎の考えを否定する
光子郎「いえ、瓜二つの双子なら
正体を誤魔化すことが出来るはずです」
光子郎はリーゼ姉妹の方を向く
光子郎「ロッテさん、アリアさん
すみませんがそれぞれ
右腕と左腕を見せてくれませんか?」
ロッテ「……アタシ達を疑ってるのか?」
光子郎「いえ、あくまで確認だけです
見せてください」
光子郎に言われ、ロッテが右腕
アリアが左腕を見せる
二人の腕には切り傷などなく無傷だった
光子郎「……ありがとうございます
よくわかりました」
ロッテ「そう、わかってくれれば
それで「あなた達が…」?」
光子郎「仮面の男の正体だということは
よくわかりました」
リーゼ姉妹「「!?」」
光子郎の言葉に二匹は動揺する
他の面々も驚愕する
アリア「何を言ってるの!
私達の腕には
切り傷はなかったのよ!」
空「アリアさんの言う通りよ
あの人達には切り傷はなかったのよ」
光子郎「切り傷程度は回復魔法で
消すことはできます
ですよね、丈先輩?」
丈「…光子郎の言う通りだよ
前にフェイトくんに
回復魔法をかけた事が
あったけど小さい傷や
切り傷なんかは一瞬で消えたよ」
光子郎「ありがとうございます
それと切り傷より
重要なのはあなた達二人の
行動です」
ロッテ「アタシ達の行動…?」
ロッテは警戒しながら聞く
光子郎「はい…さっき僕は
それぞれ右腕と左腕を
見せてと言いました」
アリア「…それがどうしたと言うの?」
アリアが光子郎に問いかける
光子郎は笑みを浮かべながら話す
光子郎「…それではあなた達に聞きます
『なぜ、自分が出すべき腕』が
わかったんですか?
僕はそれぞれ右腕と左腕を
見せるようにと言いました
ロッテさんが右腕、アリアさんが
左腕を見せてとは
一言も言っていませんよ?」
リーゼ姉妹「「なっ!?」」
光子郎「つまり、ロッテさんが太一さん達を
アリアさんが僕達を襲撃したんです!」
リーゼ姉妹は顔を俯かせる
クロノ「ロッテ…アリア
本当なのか?」
クロノがリーゼ姉妹に問いかける
少ししてロッテが光子郎を見て口を開く
ロッテ「…あんたみたいな勘のいい坊や…
本当に嫌いだよ」
ロッテは敵意を剥き出しにする
アリアも敵意を見せる
光子郎「…あなた達に僕たちの妨害を
指示したのはグレアムさんですね?」
ロッテ「違う!アタシ達の独断だ!」
クリス「…それはないわね」
クリスがそう言った
クリス「使い魔とその主人は
精神リンクで繋がっているのよ
グレアム提督が知らない筈はないわ」
アリア「流石ね…クリス・テスタロッサ…
いえ、大魔導師プレシア・テスタロッサと
呼んだ方がいいかしら?」
クリス「!?」
クリスは自身の本名を呼ばれ驚愕する
他のメンバーも驚いていた
クロノ「どういう事だ…?
管理局でクリスの正体を知っているのは
僕と艦長、エイミィだけの筈だ…!」
ロッテ「甘いなクロ助
プレシア関連のデータを調べてみたけど
クリス・テスタロッサなんて名前の人間は
データ上には存在してなかったんだ」
アリア「それで半信半疑でプレシアの子ども時代の
データを調べたら出てきたわ…
プレシアの子ども時代の写真が…
眼鏡とポニーテールで誤魔化してる以外は
今のあなたと瓜二つだったわ」
ロッテ「たくっ、子どもの姿に戻ってまで
生き延びようとするなんて
どうしようもない犯罪者だね」
フェイト「母さんを愚弄するな!!」
フェイトは母親を侮辱され怒りを露にする
ロッテ「うるさいなぁ!
あんただってそいつと同じ
犯罪者だろ?やっぱ親が犯罪者なら
その娘も「おい」!?」
突然聞こえた声でロッテは喋るのをやめた
声の正体は太一であった
太一はリーゼ姉妹を睨む
太一「それ以上先を言ってみろよ?
お前らをぶっとばすぞ!」
太一の迫力にリーゼ姉妹は圧倒され
冷や汗をかく
太一「グレアムさんに伝えておけ
俺たちと守護騎士達……
そしてはやてに手を出してみろ
あんたを使い魔もろとも
ぶっ倒すってな!」
ロッテ「父様を倒す…?
魔導師になって半年程のあんたに
父様を倒せるもんか!」
クロノ「…それはわからないよ」
アリア「なんですって…?」
クロノ「半年前のジュエルシード事件…
そしてこれまでの戦いを見て
わかったことがある…太一は
今の僕より強い」
ロッテ「なんだって…!?」
クロノ「だからといって鍛練を
疎かにするつもりはない
いずれ太一と肩を並べられる程まで
強くなるように努力するつもりだ」
クロノがそう言うとリンディが告げる
リンディ「…リーゼロッテ、リーゼアリア
あなた達はこの部屋から速やかに
立ち去りなさい…でなければ
罰則を与えます」
太一「…リンディさんもそう言ってるんだ
早く失せろ!」
太一がそう言うとリーゼ姉妹は
逃げるようにブリーフィングルームから
去っていった
クロノ「太一…1つ聞かせてくれ
君が言っていたはやてという人物が
闇の書の主じゃないのか?」
太一「…悪い、それ以上は…」
クロノ「太一…彼女達とグレアム提督が
これから何を仕掛けてくるか
わからない……だから話してくれ
闇の書の主のこと…君と守護騎士の
関係…何もかも」
光子郎「…太一さん
クロノくん達にはもう話すべきです
彼の言うとおり、グレアムさん達が
何をするかわかりません
クロノくん達を味方につけておけば
グレアムさん達も迂闊にはやてさん達に
手を出せないはずです」
光子郎の言葉を聞き太一は少し考える
そして太一は口を開く
太一「わかった…だけど約束してくれ
闇の書の主は……何も悪いことは
してないんだ。ヤマト達もあいつを
助けるためにあいつに黙って
魔力の蒐集をしてるんだ……だから!」
クロノ「わかってる…事情によるが
闇の書の主は拘束しない…
少し複雑な気持ちだがな…」
空「クロノくん?」
光子郎「…クロノくんとリンディさんは
11年前の闇の書の事件で
ご家族を亡くしているそうです」
クロノ「…知っていたのか?」
光子郎「…エイミィさんから聞いたんです
最初にヤマトさん達から襲撃された日
クロノくんから闇の書への憎しみが
なんとなくですが感じてしまい
気になったのでエイミィさんに
聞いてみたら話してくれました」
エイミィ「ごめんね…クロノくん」
エイミィは申し訳なさそうに謝る
空「…本当なの?」
クロノ「……本当だ
クライド・ハラオウン
僕の父で管理局の提督をしていた
父さんが死んだのは僕が小さい頃だから
あまり覚えていないけどね…」
空「クロノくん…」
少し辛そうに話すクロノを見て
空はクロノの背を擦る
クロノ「ありがとう、空
太一……話してくれ」
太一「…ああ」
太一は全て、何もかも打ち明かした
自分の従妹、八神はやてが闇の書の主だということ
闇の書がはやてを浸食していてこのままだと
はやてが死んでしまう事、ヤマトとタケル、
守護騎士達が魔力の蒐集をしてるのは
闇の書の浸食を止めるためだという事を……
なのは、クロノ、リンディ、エイミィは
驚きを隠せないでいた
なのは「…太一さんの従妹が
闇の書の主……!?」
クロノ「…君が頑なに闇の書の主の素性を
言わなかったのも納得できるな」
この場には重たい空気が流れていた
ミミ「み、みんな!
そんなに重く考えないで!
今ユーノくんが闇の書の事を
調べてくれてるのよ
はやてちゃんを助ける方法は
きっと見つかるわよ!」
太一「…そうだよな
ユーノが頑張って
調べてくれてるんだ
それに期待するか」
リンディ「…みんな、アースラの航行に
問題はないそうよ。
予定より少し早いですが
これより、司令部をアースラに移します
太一くん達は一度帰宅しても
大丈夫よ」
太一「わかりました」
太一達はそれぞれの家に帰っていった
そして翌朝。お台場八神家
今日は日曜日である
太一「ふぁ~……おはよう母さん」
ヒカリ「おはようお母さん」
アグモン「おはよ~!」
テイルモン「おはよう」
裕子「おはよう
朝ごはん出来てるわよ」
裕子がそう言い
太一達はテーブルに座り
朝食を食べようとする
プロロロッ!
すると家の受話器が鳴り響く
裕子「あら?誰かしら?」
裕子は受話器を取り電話をする
太一達は構わず朝食を食べる
そこへ裕子が電話を終え戻ってくる
しかしどこか慌ててる様子だった
裕子「太一!ヒカリ!
大変よ!」
太一「どうしたんだよ母さん
そんなに慌てて?」
裕子「…二人とも、それとアグちゃんと
テイルちゃんも落ち着いて聞いて
さっき石田先生から連絡があったの…
はやてが倒れて…病院に運ばれたって…!」
太一「……え?」
そう告げられた瞬間、太一は握っていた箸を
落とした……
はやてが倒れ、着々と迫るカウントダウン……
はたしてこの先どうなっていくのか……?
次回をお楽しみに!