デジモンリリカルアドベンチャー   作:のぞむ

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着々と迫るタイムリミット……


デジモンリリカルアドベンチャー始まります


今、冒険と魔法が進化する


タイムリミット

太一「はやて!」

 

 

はやてが倒れたと聞かされた太一とヒカリは

搬送先の海鳴大学病院にやって来た

アグモンとテイルモンはデジヴァイスの中だ

そしてはやての病室に到着し、中に入る

 

 

はやて「あ、太一兄、ヒカリちゃん」

 

ヤマト「太一…ヒカリちゃん」

 

シグナム「太一殿、ヒカリ殿…」

 

 

はやてがベッドの上で上半身を起こして

座っていた。この場にはヤマトとタケル

守護騎士達がいた

 

 

太一「はやて!お前大丈夫なのか!?

   倒れたって聞いたけど!?」

 

はやて「なんや太一兄まで

    みんなと同じ反応して

    大丈夫!ちょっと倒れただけやで」

 

 

はやては元気に振る舞う

太一はシグナムに念話を飛ばす

 

 

太一(シグナム……一応聞くけど

   やっぱりこれ……)

 

シグナム(はい……闇の書の浸食が

     進行していってるのです)

 

太一(…そっか)

 

 

太一とシグナムが念話を終えると

シャマルが太一とヒカリの方を向く

 

 

シャマル「さっきはやてちゃんにも

     話したけど

     はやてちゃんは検査の為にしばらく

     入院することになったの」

 

ヒカリ「そうですか……」

 

はやて「まぁ…それはええねんけど

    私がおらん間みんなのご飯は

    誰が作るんや?」

 

ヴィータ「ううっ……」

 

 

ヴィータは声を漏らす

 

 

シャマル「あ!だったら私が

     みんなのご飯を」

 

太一、ヤマト「「お前は作らなくていい!!

        死人が出る!!」」

 

シャマル「ちょっと!

     二人合わせて

     ハッキリ言わなくても!」

 

シグナム「私も太一殿と石田と

     同じ意見だ」

 

シャマル「シグナムまで~!」

 

 

シャマルは項垂れてしまう

 

 

ヤマト「それじゃあシグナム達のご飯は

    俺が作る」

 

はやて「ヤマトさんええの?

    お台場から海鳴まで来るの

    大変やないの?」

 

ヤマト「別に構わないさ

    はやてが戻ってくるまで

    みんなのご飯は任せてくれ」

 

はやて「…じゃあ、よろしゅうな」

 

 

その後、少し雑談をした後

シグナム達は病室を後にする

太一も病室を出ようとするが

病室を出ようとしないヤマトを見る

 

 

太一「ヤマト、お前は出ないのか?」

 

ヤマト「俺はもう少しここにいる」

 

太一「そっか……」

 

 

そう言い太一は病室を出る

すると太一は病室のドアを閉める直前

ヤマトに念話を飛ばす

 

 

太一(……はやての事、任せたぜ)

 

ヤマト(……わかってる)

 

 

太一はドアを閉め、去っていった

この場には今、ヤマトとはやてしかいない

 

 

はやて「ヤマトさん?

    みんなと一緒に行かんでええん?」

 

ヤマト「…もう無理しなくていい」

 

はやて「えっ?」

 

ヤマト「苦しいんだろ?今も……」

 

はやて「……やっぱりヤマトさんには

    わかるんやな……うっ……!」

 

 

はやては胸を押さえて苦しみだす

するとヤマトははやてを抱き締める

 

 

はやて「ヤマト……さん?」

 

ヤマト「大丈夫だ……きっとお前は助かる

    自分を……信じるんだ……!」

 

はやて「ヤマトさん……っ!」

 

 

ヤマトの言葉を聞き、はやては

涙を流す。ヤマトははやてが泣き止むまで

抱き締め続けた………

 

 

そして病室を出た太一達は

シグナムを先頭に廊下を歩いていた

そこへ……

 

 

ドンッ!

 

 

「うわっ!?」

 

シグナム「ぐっ!?」

 

 

青年が廊下の曲がり角から現れ

シグナムにぶつかる

その青年は眼鏡をかけていた

 

 

「すみません!

 大丈夫ですか?」

 

シグナム「いや、大丈夫だ

     私の方こそすまない」

 

 

シグナムと青年は起き上がる

ちなみに太一とヒカリ、タケルは

この青年を知っていた

 

 

太一「あれ?シンさんじゃん」

 

シン「あれ?太一くんじゃないか

   ヒカリちゃんとタケルくんも」

 

シャマル「太一くん?知り合いなの?」

 

太一「ああ、この人は城戸シンさん

   俺たちの仲間の丈のお兄さんだよ」

 

シャマル「丈?」

 

太一「ほら、俺達と一緒に眼鏡をかけた奴が

   いただろ?」

 

シャマル「…あ、もしかして私を見て

     何故か緊張してた男の子?」

 

ヴィータ「シャマルを見て緊張?

     なんかその丈っての変な奴だな」

 

 

ヴィータがそう言う

シンは一人でシャマルを見て

考えていた

 

 

シン(…なるほどな

   最近丈が時々上の空になってた理由は

   この人か……丈の奴、いつの間にか

   恋をするなんてな)

 

ヒカリ「ところでシンさんは

    どうしてここに?」

 

シン「俺は実習でこの病院に来てるんだ

   君たちは?」

 

太一「…俺とヒカリの従妹が

   この病院に運ばれたらしくて

   見舞いに来たんです」

 

シン「そうか…あれ?」

 

シグナム「な、なんだ?」

 

 

シンはシグナムに近づき

顔を見る

 

 

シン「君、頬に傷がついてるよ」

 

シグナム「なに?……本当か?」

 

シン「ああ」

 

シャマル「そういえばシグナム

     朝から鍛練をしてたから

     その時についたのかも」

 

シン「よし、ちょうど絆創膏と

   消毒液を持ってるから

   手当てしよう」

 

シグナム「いや、そこまでしなくても

     いずれ治る…」

 

シン「そういう訳にはいかない

   バイ菌が入ったら大変だ

   じっとしててくれ」

 

 

シンはシグナムの頬に消毒液を塗り

そこに絆創膏を貼る

 

 

シン「よし、これで大丈夫だ」

 

シグナム「ああ…すまないな城戸

     感謝する」

 

シン「そんなにかしこまらないでくれ

   医者を目指す者として

   当然の事をしたまでだよ

   おっと!そろそろ戻らないと

   それじゃあ!」

 

 

シンはその場から去っていった

シグナムはシンが去っていった方向を見て

微笑んでいた

 

 

シャマル「あら?どうしたのシグナム?

     もしかして…彼に惚れちゃった?」

 

シグナム「な、何を言っているシャマル!

     私は騎士だ!恋などに

     現を抜かさぬ!///」

 

ヴィータ「…顔を赤くして言われても

     説得力ねぇよ」

 

シグナム「…ほう?そういうヴィータは

     どうなのだ?

     最近高石にやたら気が

     ありそうだが?」

 

ヴィータ「ば、バカ言うなよな!///

     タケルはその……

     やたら臆病で弱そうだから

     アタシがついてやってるだけだ!!///」

 

タケル「……そこまで言わなくても」

 

ヴィータ「あ……」

 

 

タケルは若干涙目になり項垂れる

ヴィータはタケルがいたことを

忘れていたらしく

タケルを見て声を漏らす

 

 

ヴィータ「な、泣くなよタケル!

     後でスイーツか何かを

     奢ってやるから!」

 

タケル「…ホントに?」

 

ヴィータ「お、おう!

     何でも食べたいもん言ってくれ!」

 

タケル「…うん!ありがとうヴィータちゃん!」

 

 

タケルは嬉しそうな顔をする

そんなタケルとヴィータを見ていた

太一とヒカリは念話で会話する

 

 

太一(……見た目的には

   タケルが兄貴でヴィータが妹って

   感じだけど…)

 

ヒカリ(どちらかといえば

    タケルくんが弟で

    ヴィータちゃんがお姉ちゃんよね…)

 

 

 

その後太一達はお台場に帰っていった

 

 

そして二日後、御台場小学校

 

 

太一とフェイト、クリスが

サッカークラブに向かっていると

 

 

大輔「太一先輩!フェイトちゃん!

   クリスさん!」

 

 

大輔が太一達に駆け寄る

 

 

太一「どうした大輔?」

 

大輔「実は…太一先輩達に

   頼みたいことがあるんです」

 

太一「頼みたいこと?」

 

大輔「はい、昨日すずかから聞いたんすけど

   海鳴の図書館で仲良くなったって奴が

   入院したらしいんです。それで

   すずかに太一先輩達を友達の見舞いに

   誘ってて頼まれたんすけどどうっすか?

   見舞いの日がちょうどクリスマスイブだから

   その子へのクリスマスプレゼントも

   持参してほしいみたいですけど」

 

太一「俺なら全然構わないぞ

   お前達はどうだ?」

 

フェイト「私は大丈夫だよ」

 

クリス「私もその日は問題ないわ」

 

大輔「ほんとっすか!

   ありがとうございます!」

 

 

大輔は礼を言う

 

 

フェイト「ねぇ大輔

     すずかの友達ってどういう名前なの?

     それも知っておかないと」

 

大輔「ああ、いいぜ

   多分太一先輩その子の名前聞いたら

   驚きますよ!俺だって驚いたんすから!」

 

太一「そりゃどういう事だ?」

 

大輔「その子の名前……八神はやてって言うんすよ

   いやぁ!聞いた時は驚いたぜ

   太一先輩と同じ名字なんすから!」

 

「「「!?」」」

 

 

大輔から出された名前に

三人は驚いていた

 

 

太一「大輔……はやては俺とヒカリの従妹なんだよ」

 

大輔「えっ!?太一先輩とヒカリちゃんの!?

   だから名字同じだったのか」

 

太一「…大輔、はやての見舞いに空と光子郎

   それと俺の友達二人、あとヒカリも

   連れてっていいか?」

 

大輔「全然大丈夫っすよ!

   それじゃあ練習に行きましょう!」

 

太一「ああ」

 

 

太一達は大輔を加え

サッカークラブに向かい始めた

太一達は大輔にバレないように

念話で会話する

 

 

クリス(…太一、フェイト

    はやてちゃんのお見舞いに行くと

    守護騎士達、ヤマトくんとタケルくんに

    鉢合わせる可能性があるわ)

 

太一(ああ…だけどこれはある意味チャンスだ

   あいつらに闇の書……夜天の魔導書の

   真実を伝えられる……最後のチャンスなんだ)

 

 

太一達は昨日ユーノから闇の書について

聞かされていた。闇の書の正式名称は

『夜天の魔導書』本来夜天の魔導書は各地の

偉大な魔導師の技術を蒐集し、研究するために

作られた。しかし歴代の主の誰かが

プログラムを改変し、転生機能と

破損したデータを自動修復する機能が

暴走してるとの事だった

更に改変された夜天の魔導書は一定期間

蒐集をしなければ主の魔力と資質を浸食し

完成すれば主の意思に関係なく

無差別破壊の為に魔力を際限なく

使われているとの事だった

その話を聞かされ太一達は知ったのだ

夜天の魔導書を完成させても

はやては助からないと……

 

 

太一(フェイト

   このまま話そうとしても

   多分ヤマト達は聞く耳を持たないはずだ

   強引だけど一回力ずくで黙らせて

   それから話を聞いてもらおう

   それでいいな?)

 

フェイト(私は…戦わずに話を聞いてもらいたい

     でも、聞く耳を持ってくれないなら

     私は戦う…!)

 

太一(そっか……お前はほんとにいい子だな)

 

フェイト(そ、そんなことないよ///)

 

 

クリスは自分たちの空間に入ってる二人を

微笑ましそうに見ていた

 

 

 

そしてクリスマスイブの日

 

ついに決戦の時がやってこようとしていた……!




次回、ついに夜天の魔導書が目覚める……!


お楽しみに!
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