デジモンリリカルアドベンチャー   作:のぞむ

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ティアナが加わった選ばれし子ども達が
デジタルワールドへ


デジモンリリカルアドベンチャー始まります


今、冒険と魔法のゲートが開く


ダークタワーを倒せ

御台場小学校の放課後

地球にやって来たティアナは外国からの留学生として

御台場小学校の2年生に編入した

そしてパソコンルームに向かっている途中

下校しようとする伊織を見つける

 

 

ティアナ「伊織?もう帰るの?」

 

伊織「はい、今日は稽古なんです

   剣道の」

 

ティアナ「あんたね……デジタルワールドが

     危ないのに稽古なんて…」

 

伊織「週に一度、お祖父様が教えている

   警察の道場が使える日なんです

   それでは」

 

 

伊織はその場から去っていった

 

 

ティアナ「あいつ…一緒に過ごしててわかったけど

     どこか真面目過ぎるのよね……

     まっ、それが伊織のいいとこだと思うけど」

 

大輔「ほー!ティアナの好みは

   伊織みたいな真面目タイプか……」

 

 

いつの間に来ていた大輔が

ニヤニヤ顔でティアナを見ていた

 

 

ティアナ「だ、大輔さん!?

     こ、好みって!///

     私は別に伊織に対してそういう感情は

     ありません!///」

 

大輔「なんだなんだ?顔真っ赤だぞ?」

 

フェイト「大輔、それくらいでやめた方がいいよ」

 

はやて「そうやで大輔くん

    ティアナちゃんは伊織くんの事

    意識し始めたばかりなんやから」

 

ティアナ「そうですよ…ってはやてさんまで!

     いい加減にしてください!!///」

 

 

ティアナは大輔とはやてにからかわれながらも

その後フェイトから止められ

一同はパソコンルームにやって来た

この場にはアリシア、ヒカリ、タケル、京がいた

だが全員モニターを見つめ、真剣な表情をしていた

 

 

フェイト「どうしたの?」

 

アリシア「実はね、デジタルワールドから

     SOS信号が来てるの」

 

タケル「僕たちの仲間からだよ」

 

京「それに、信号が出てるのは

  黒いエリアからよ。今まで私達が

  行ったところからはかなり離れた所ね」

 

フェイト「デジモンカイザーが支配するエリアが

     また広がったの…?」

 

パタモン「新しい塔が建ったのかな?」

 

テイルモン「そうかもしれないね…」

 

大輔「デジモンカイザーの奴!

   こんなに離れた所まで!」

 

ヒカリ「こうしてる間にもきっとまた……」

 

ティアナ「…早く行きましょう

     デジタルワールドに!」

 

ウパモン「待つだギャ!

     伊織がいないだギャ!」

 

ティアナ「伊織は来ないわよ…

     剣道の稽古らしいわ」

 

ウパモン「…剣道ってなんだギャ?」

 

大輔「メーン!ドーン!」

 

 

大輔が丸めた本でウパモンを叩く

 

 

ウパモン「なんで叩くだギャ!」

 

大輔「これが剣道なんだよ」

 

 

そんな会話をしていると

足音が聞こえてきた

 

 

ウパモン「伊織来ただギャ!」

 

大輔「伊織の足音じゃない!

   隠れろみんな!」

 

 

大輔の言葉で全員が慌てふためく

そしてパソコンルームのドアが開いた

ドアを開けた人物を見て

京とティアナ以外は驚く

 

 

『丈さん!』

 

丈「やあ!」

 

 

パソコンルームに入ってきたのは

選ばれし子ども達の最年長で現在受験生の丈だった

 

 

フェイト「京、ティアナ

     この人は城戸丈さんだよ」

 

京「わ~!なんか偏差値高そ~!」

 

ティアナ「よ、よろしくお願いします!」

 

ヒカリ「井ノ上京さんと

    ティアナ・ランスターちゃんです」

 

丈「よろしく二人とも」

 

タケル「さっきデジタルワールドから

    SOS信号が入ったんです」

 

丈「それはゴマモンからだよ」

 

アリシア「丈さんのデジヴァイスも

     反応したんだ…」

 

チビモン「お菓子!お菓子!」

 

 

チビモンが丈が持ってるビニール袋に食いつく

 

 

丈「あ、これは向こうで食べるんだよ!」

 

はやて「丈さんもデジタルワールドに

    来るつもりなんやな」

 

丈「ゴマモンの事が心配だからね」

 

京「じゃあ、ゲートを開くわよ」

 

大輔「オッケー!」

 

 

今回の居残りであるはやてとアリシア以外が

デジヴァイスをモニターに掲げる

 

 

伊織「すみません!」

 

 

そこへ伊織が入ってきた

 

 

ウパモン「伊織!遅いだギャ!」

 

伊織「あ、城戸さんですね

   私火田」

 

大輔「おい!ゲートが開いたぞ!」

 

京「選ばれし子ども達、出動!」

 

 

京の掛け声で全員ゲートに吸い込まれる

そして着いたエリアは一面に雪が積もっていた

 

 

大輔「うぅ……寒っ!

   なんだよここ……」

 

アリサ「あ、あんた達……遅い……!」

 

なのは「にゃにゃにゃ………っ!」

 

 

ずっとその場で大輔達を待っていたのか

なのはとアリサが凍えていた

ちなみにすずかも今回居残り組だ

 

 

ティアナ「ここがデジタルワールドか……あれ?

     さっきまで着てた服じゃない…」

 

 

デジタルワールドに初めて来たティアナは

自分の服装が変わってることに驚く

伊織が丈に近づく

 

 

伊織「あの、先程は挨拶が途中になってしまって…

   私火田」

 

大輔「お前!こんな状況で

   挨拶なんかすんな!」

 

 

大輔が割り込んでくる

すると丈が袋からあるものを取り出す

カイロである。丈がみんなに配る

 

 

丈「はい」

 

なのは「ありがとうなの!」

 

タケル「さすが丈さん!準備いいですね!」

 

京「うぅ、それにしても寒い……

  あっ!しまった!」

 

 

京は落としたカイロを拾う

するとカイロが落ちた場所から

雪に埋もれてるデジモンを見つける

ゴマモンだ

 

 

丈「ゴマモン!」

 

 

丈達が雪を掘っていく

しばらくしてようやくゴマモンを

雪から出せた

 

 

丈「ゴマモン!ゴマモン!!」

 

ゴマモン「じょ……丈?」

 

丈「しっかりしろ!

  どうしたんだよ……

  こんなに傷だらけで…!」

 

ゴマモン「…あいつが…デジモンカイザーの奴が!」

 

 

大輔達は遠くにそびえ立つダークタワーを見つける

大輔達は丈と今回初めて

デジタルワールドに来たティアナに

ダークタワーがあるエリアではデジモンが

イービルリングで操られ、更にはデジモンが

進化できないことを教える

 

 

アリサ「壊しに行かないとだけど

    この雪原を横断しないと

    たどり着けないわね…」

 

フェイト「歩いていくのは大変だよ…」

 

 

みんなが悩んでいる中

大輔は周りにある木を見つめていた

 

 

アリサ「どうしたのよ大輔

    木なんか見て?」

 

大輔「…いいこと思い付いた!

   丈さん!ロープ持ってます?」

 

丈「え、あるけど?」

 

 

大輔が考えたのは周りの木で

そりを作るというものだった

デジモン達が木を倒していき

倒した木をロープで結んでそりが出来た

それに大輔達が乗り、デジモン達が

そりを引っ張る

 

 

大輔「しゅっぱーつ!」

 

 

大輔の掛け声でそりは動き出した

そしてしばらく進んでいるとダークタワーの近くに

雪だるまのような物を多数見つけた

しかしその雪だるまはユキダルモンというデジモンで

足にはイービルリングがつけられていた

ユキダルモンは大輔達に攻撃してくる

そりを引っ張るデジモン達は必死に避ける

 

 

丈「奴らの間を全速力ですり抜けて

  逃げるんだ!」

 

大輔「逃げる!?」

 

丈「塔を壊すのが目的だろ!?

  ここで戦うより先に進んだ方がいい!」

 

大輔「そっか!わかりました!」

 

アリサ「あんた達!全速力で逃げて!」

 

『おう!』

 

 

デジモン達は全速力でユキダルモンの攻撃を避ける

そしてユキダルモンの間を通る事に成功する

 

 

ティアナ「やった!」

 

大輔「このままダークタワーまで行くぜ!」

 

 

大輔とティアナが喜んでいたが

ユキダルモンの攻撃が放たれた

しかしその攻撃は向こう側の丘に当たった

 

 

アリサ「フン!どこ狙ってんの!」

 

なのは「アリサちゃん!前!」

 

アリサ「えっ?………ええっ!?」

 

 

ユキダルモンの攻撃が当たった丘から

なんと雪崩が起きた

 

 

フェイト「みんな!逃げて!」

 

 

フェイトの指示でなんとか避けるデジモン達

全速力で逃げていたが途中地面に亀裂があった

デジモン達のおかげでなんとか飛び越えられたが

その先には川があり、デジモン達は急ブレーキする

 

 

なのは「キャアッ!?」

 

伊織「うわぁっ!?」

 

 

しかしそのはずみでなのはと伊織が

川に落ちてしまう

 

 

フェイト「なのは!」

 

ティアナ「伊織!」

 

ゴマモン「任せて!」

 

 

ゴマモンが川に飛び込み2人を助ける

そして大輔達はどこかの洞窟に避難する

なのはと伊織は先程の川がこたえたのか

焚き火の前で震えていた

 

 

丈「風邪薬もある

  2人共飲んだ方がいい」

 

伊織「はい……すみません…」

 

なのは「ありがとうございます…丈さん……」

 

アリサ「丈さん…ホントに準備いいわよね…」

 

ヒカリ「でもどうしよう…

    これじゃ伊織くんとなのはちゃん

    移動は無理だね…」

 

タケル「僕たちで行こう!」

 

大輔「おし!」

 

丈「僕は残ってなのはくんと伊織くんを

  見ているよ」

 

ティアナ「私も残ります

     伊織となのはさんが心配ですし…」

 

なのは「私、大丈夫なの!」

 

伊織「僕も行きます!

   稽古を切り上げてまで来たんです!

   お祖父様に会わせる顔がありません!」

 

ヒカリ「そんなの無理よ……」

 

フェイト「なのはも無理しない方がいいよ……」

 

丈「ここはみんなに任せた方がいい」

 

アルマジモン「そうだギャ!

       伊織達の体の方が大丈夫だギャ!」

 

伊織「アルマジモン…わかりました

   ここで待ってます」

 

なのは「みんな…気をつけてね」

 

大輔「任しとけ!

   塔は俺たちがきっちりぶっ壊す!」

 

 

大輔、フェイト、アリサ、京、タケル、ヒカリは

再びそりに乗り、ダークタワーに向かっていった

そしてなのは達はまだ震えていた

 

 

丈「大丈夫かい2人共?」

 

伊織「すみません…」

 

なのは「なんとか大丈夫です…」

 

ティアナ「伊織、あんた剣道の稽古

     途中で切り上げて来たって

     言ってたわよね?大丈夫なの?」

 

伊織「うん…でもいいんだ

   僕がこっちに来たかったんだ…」

 

丈「僕も今日、塾の実力テストさぼっちゃったよ…」

 

なのは「丈さんも塾さぼっちゃうことあるんですね…

    コウくんが丈さんは勉強ばっかりやってるって

    言ってたから以外です…」

 

丈「はは…でも仕方ないよね

  そうしたかったんだから

  選ばれし子ども達なんて言われてるけど

  ほんとはさ、僕たちが選んでるんだよね…

  何をすべきか、何がしたいか」

 

伊織「丈さん…」

 

なのは「…やっぱり丈さんって

    一番年上なんですね」

 

 

そんな会話をしている時だった

ティアナのデジヴァイスが何かに反応していた

 

 

ティアナ「あれ?デジヴァイスが反応してる?」

 

なのは「…もしかして」

 

伊織「この奥に…デジメンタルかリングが」

 

 

ティアナ達は洞窟の更に奥を見る

すると洞窟が急に揺れ始めた

 

 

丈「な、なんだ!?」

 

伊織「出てみましょう!」

 

ティアナ「私も!」

 

なのは「ティアナちゃんは洞窟の奥に行って!

    もしかしたらティアナちゃんの

    デジメンタルかリングかもしれないよ!」

 

ティアナ「わ、わかりました!」

 

 

ティアナは洞窟の奥に走っていった

そしてなのは達が洞窟の外に出ると

そこにはイービルリングで操っている

シェルモンを引き連れたデジモンカイザーがいた

 

 

なのは「デジモンカイザー!」

 

カイザー「僕から逃げられると

     思わないでほしいな!」

 

 

丈はふと遠くにそびえ立つダークタワーを見て

抱いているゴマモンを見る

 

 

丈「ゴマモン…フェイトくん達が塔を壊すまで

  奴をここに引き付けておかなきゃならない

  傷ついた体ですまないが…できるだけ戦いを

  長引かせてくれ!」

 

ゴマモン「わかった!」

 

 

ゴマモンはシェルモンに近づき

シェルモンの攻撃を避けていく

 

 

丈(みんな…早くあの塔を!)

 

 

 

 

そしてティアナは洞窟の奥にたどり着いていた

 

 

ティアナ「これって……」

 

 

ティアナの目の前にあったのはリングだった

しかし今までと違い、刻まれていた紋章は

見たことがないものだった……




はたしてティアナの紋章とは……

そして現れるパートナーデジモンとは……


次回、お楽しみに!
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