デジモンリリカルアドベンチャー始まります
今、冒険と魔法のゲートが開く
デジモンカイザーの要塞が飛び差ってしばらく経ち
大輔達が帰ってきて就寝する
次の日、タケル、アリサ、伊織が
それぞれのパートナーに乗り、偵察に向かった
テントモンも一緒だ。
そしてカイザーの基地が向かっている場所がわかり
大輔達も向かった。向かった先には海があり
京がホルスモンに、ヒカリがネフェルティモンに乗り
飛んでいく。パートナーが空を飛べない大輔、なのは
フェイト、はやて、すずか、アリシア、ティアナは
置いてきぼりになる
サブマリモンに乗った伊織は
海中を散策していた
すると巨大な物体を発見する
伊織「あっ!」
サブマリモン「カイザーの基地だぎゃ!」
伊織「タケルさん達に知らせなきゃ……ん?」
伊織は基地に空いてる1つの穴を見つけ
中に入った後、伊織はDターミナルで
上空にいるタケル、アリサにメッセージを送る
タケル「基地を発見!洞窟から中に
潜入してみますって!」
テントモン「大丈夫やろか……」
アリサ「気を付けるようには
言っときましょ」
タケル「そうだね」
ペガスモン「タケル、あれ!」
ペガスモンがそう言うと
なんと海に巨大な渦が現れた
アリサ「渦巻き?」
そして基地にいるカイザーは
モニターから渦ができるのを見ていた
カイザー「フッ、どうやら
現れたようだな」
ワームモン「あれ、何なの賢ちゃん?」
カイザー「暗黒パワーの源に通じる入口……
とでも言うのかな?
あそこに何か暗黒系デジモンの
データがあるはずだ…それを回収して
僕のオリジナルデジモンが完成する」
ワームモン「…やめよう賢ちゃん!
感じるんだ!その…口では
上手く説明出来ないんだけど
何かいる……あの渦の底!
怖い……怖いよ!」
カイザー「フフフ…臆病な奴だな」
カイザーは椅子から立ち上がり
歩き出す
ワームモン「ダメ!行っちゃダメだ賢ちゃん!」
カイザー「お前の指図は受けん!!」
ワームモン「うっ!?」
カイザーはワームモンを蹴り飛ばす
そして上空からタケル達が渦を見ていた
テントモン「急がなあきまへんで!」
ペガスモン「そう!大変なことになるよ!」
アリサ「あんた達
さっきからやたらと興奮してない?」
テントモン「そら興奮もしますやろ!
あの渦見たら!」
ペックモン「お前ら
あんなの見て何も
感じないのか…?」
ペックモンの言葉を聞き
タケルとアリサはじっと渦を見る
すると2人はある禍々しい力を感じた
タケル「感じた!」
アリサ「何なのあれ!?」
そしてカイザーは基地から海中を見ていた
ワームモン「賢ちゃん!お願いだからやめて!
今度だけは!でないと
後戻りできなくなっちゃう!
賢ちゃん!」
カイザー「…移動開始」
カイザーの一言で基地は動き始めた
そして基地の中にいる伊織とアルマジモンも
その事に気づいた
アルマジモン「動き出したがや!」
伊織「ここは…カイザーに捕まったデジモン達だ!」
伊織達が今いる部屋にはたくさんの鉄格子があり
中には大勢のデジモンが捕らわれていた
アルマジモン「どうするだぎゃ?」
伊織「動力室よりまずこちらです
アーマー進化して檻を壊しましょう!」
アルマジモン「賛成だぎゃ!」
伊織「デジメンタル…あ」
知識のデジメンタルを使い
アルマジモンをアーマー進化させようとするが
部屋の天井に映る渦を見てしまう
伊織「あれ…何?」
アルマジモンはその渦を見て
寒そうな仕草をする
そして置いていかれた大輔達はというと…
フェイト「大輔、どうしたの?」
大輔「この木を切って
歩き船にするってのはどうだ?」
ブイモン「それいい考え!」
大輔「そうと決まれば!」
ティアナ「上手くいくのかしら…」
大輔の提案に不安を感じるティアナ
大輔が目の前のヤシの木を倒すと
なんと島が動き出した
はやて「…なんやこれ?」
大輔「何って…とにかく!
これでみんなを追いかけるぞ!」
そしてカイザーの基地は渦の中に入る
タケル「どこかに伊織くん達が入った洞窟がある
そこから僕たちも中に潜入する」
アリサ「わかったわ」
ペガスモンとペックモン、テントモンは基地に近づく
するとタケルとアリサが渦の底を見る
ペガスモン「見ちゃダメだ!」
ペックモン「あんなの見たら
呑み込まれちまうぞ」
タケル「う、うん」
アリサ「わ、わかったわ」
2人は渦の底から目をそらし
カイザーの基地に入る
そして檻を壊し、捕らわれたデジモン達を
助けている伊織とディグモンと合流する
タケル「伊織くん!」
伊織「タケルさん!アリサさん!
捕まってるデジモンを逃がそうと」
テントモン「よっしゃ!ワテにも
手伝わせてくんなはれ!
プチサンダー!!」
ディグモンとテントモンが
檻を壊している中
タケルは渦の底に向かうデジモンに乗った
カイザーを見つける
タケル「カイザーの奴…何してるんだ?」
タケルが不審そうに見ていると
モニターに映ったデジモンのデータを見て
驚愕してしまう
タケル「デビモン!?」
そう、3年前のファイル島での戦い、そして
2年前のジュエルシードをめぐる戦いで
太一達の前に立ちはだかった暗黒デジモン
デビモンのデータだった
カイザーはデビモンのデータの回収を始める
カイザー「これで僕のオリジナルデジモンの
完成だ!」
(…暗黒のパワーをはたしてお前に
使いこなすことが出来るのか?)
突然謎の声が聞こえる
カイザー「だ、誰だ!?」
(暗黒のパワーを甘く見ると…フフフフ…)
声は聞こえなくなる
カイザー「幻聴…フフフッ
幻聴にしてもおかしなことを
言うもんだ。デジタルワールドの
王たる僕に出来ないことなどあるもんか
フフフ…ハーッハッハッハッー!!!!」
その様子を見ていたタケルの脳裏には
3年前のトラウマが浮かんでいた
エンジェモンが自分の命と引き換えに
デビモンを倒したことを……
タケル「なにも知っちゃいないくせに…
わからないくせに……ふざけんな!!」
タケルは自分が被っていた帽子を
叩きつける
伊織「タケル…さん?」
アリサ「ど、どうしたのよ?」
タケル「…もうやめだ。これ以上
付き合ってらんねえ……けりつけてやる!」
いつものタケルからは想像がつかないくらい
荒い口調でそう言い残し、この場から去っていく
パタモン「タケル!待ってよ!」
パタモンがタケルを追いかけていく
伊織も追いかけようとするがテントモンに止められる
アリサ「…あたしは行くわよ!
ファルコモンも来て!」
ファルコモン「う、うん!」
テントモン「ア、アリサはん!ファルコモン!」
アリサとファルコモンもタケル達を追いかける
伊織達は引き続き捕らわれたデジモン達の解放に
戻った
そしてデビモンのデータを回収し終えたカイザーは
モニターの前に来る
すると侵入者が入ったことを知らせる警報がなる
カイザー「あいつら、いつの間に侵入したのか…!
まあいい、今は構っている暇はない」
カイザーがモニターの前に来ると
異形の姿のデジモンにデビモンの腕がつく
カイザー「ほうらピッタリだ!
これで僕のオリジナルデジモンは
完成だ!」
カイザーは嬉しそうに言う
それを見ているワームモンの目は悲しそうだった
するとモニターに上空を飛ぶ
ホルスモンとネフェルティモンと
その背中に乗っているヒカリと京が映る
カイザー「僕のオリジナルデジモンを試すには
ちょうどいいチャンスだ
行け!………キメラモン!」
カイザーがそう言うと
基地から異形のデジモン、キメラモンが現れる
京「何か来るわ…何あれ!?」
ホルスモン「レッドサン!!」
ホルスモンがレッドサンを放つが
キメラモンには傷1つつかない
カイザー「金属化したカブテリモンの防具に
効くもんか…」
ネフェルティモン「カースオブクィーン!!」
ネフェルティモンも攻撃するが
キメラモンは翼を使い素早くよけた
カイザー「エンジェモンとエアドラモンの
翼があるから動きも速いのさ…
今度はこちらから行くぞ!」
キメラモンはホルスモンを尻尾で攻撃する
京「キャア!?」
ホルスモン「うわっ!?」
カイザー「ガルルモンの足に
モノクロモンの尻尾…
クワガーモン、スカルグレイモン
それにデビモンの腕!
ボディはグレイモン
そしてメタルグレイモンの髪…
フフ、どうだ?僕の作ったデジモンは
凄いだろう!フフフッ
ハーッハッハッハッー!
期待どおりのできばえだ!
僕のパートナーデジモンには
ああいうのがふさわしいんだ!
お前みたいなのじゃなくてな…」
カイザーはワームモンは方に向き
冷たく吐き捨てる
ワームモンの表情は悲しさで満ち溢れていた
一方伊織達は近くの小さい島に
助け出したデジモン達をおろしていた
最後の1匹もおろすことができた
テントモン「これで最後や
さっ、ワテらも逃げましょ」
伊織「うん…でも、タケルさんとアリサさんは…」
テントモン「自分らでなんとかしはるでしょ
さっ、はよ」
伊織はディグモンに抱えられ
基地から脱出する
そして基地内を歩いているタケルとアリサ
それとパタモンとファルコモン
パタモン「タケル!決着なんて後でもいいじゃないか!
今は他にやることがあるでしょ!」
アリサ「タケル!あんたさっきから
どうしたって………!」
タケル達は歩いていた足を止める
目の前にデジモンカイザーが現れたのだ
アリサ「一乗寺…!」
カイザー「お前達、いい根性してるな
暗黒のパワーをも支配する
デジモンカイザーの要塞に
忍び込むなんて」
タケル「っ!………ププッ!」
タケルはカイザーの言葉を聞いて
笑ってしまう
カイザー「な、なんだ!?」
タケル「一乗寺さぁ、いつまで
世界征服ゴッコしてる気?楽しい?
でも君さ、暗黒のパワーなんて
言ってるけど意味わかってる?
わかってないでしょ?怪我じゃすまないよ
いい加減、大人になんないとね」
カイザー「ぐっ!………ムシケラが!ムシケラが!
ムシケラ!ムシケラ!ムシケラァ!!」
タケル「君、それしか言えないの?」
カイザー「だ、黙れ!!」
カイザーは頭に血がのぼり
鞭でタケルを叩く
タケルの頬には叩かれた跡ができている
パタモン「あっ!」
アリサ「タケル!」
タケル「…口で敵わなかったら
暴力ってわけか」
カイザー「ち、違う……!」
タケル「違うの?ま、それは
どうでもいいんだけど
今のでおしまい?
じゃあ今度は……」
タケルは微笑んで目を閉じる
次に開くとその目はカイザーを睨んでいた
タケル「僕の番だね…!
うらぁあ!!」
カイザー「ぐあっ!?」
タケルはカイザーを殴る
カイザーはその拍子で倒れ
タケルが馬乗りになり殴り始める
しかし、外のキメラモンの攻撃が
基地に当たり、揺れてしまう
その隙にカイザーが鞭を手に取り
タケルに振るう
ガシッ!
カイザー「なにっ!?」
しかし難なく掴まれてしまう
タケル「うらぁあ!」
カイザー「ぐっ!」
タケルはカイザーを押し倒し
再び馬乗りになる。それをみたワームモンが
カイザーを助けようとタケルに攻撃する
ワームモン「ネバネバネット!!」
パタモン「エアショット!!」
ワームモン「うわあっ!?」
しかし、パタモンのエアショットが
ワームモンに当たる
パタモン「やる気か!」
ワームモン「賢ちゃんに手をだすんならね!」
パタモンとワームモンは互いに睨み合う
ファルコモン「ど、どうしようアリサ……」
アリサ「ど、どうしようって言われても……」
取り残されているアリサとファルコモンは
困り果てていた
ドゴォオオン!!
外のキメラモンの攻撃が基地に当たり
壁に穴が空く
タケル「な、なんだ!?」
カイザー「僕の作ったデジモン、キメラモンだ!
凄いだろう?お前達が束になったって
敵うもんか!」
キメラモンはホルスモンとネフェルティモンを捕まえ
握りつぶしていた
パタモン「タケル!」
タケル「うん!
デジメンタルアップ!」
ペガスモン「パタモンアーマー進化!
天駆ける希望!ペガスモン!!」
タケルはペガスモンに乗る
タケル「一乗寺!お前との勝負は
また今度だ!」
タケルとペガスモンは飛び去っていった
ワームモン「賢ちゃん…」
倒れていたカイザーは起き上がる
そしてカイザーのそばにシップが落ちた
アリサが放り投げたのだ
アリサ「…酷くなる前に貼っときなさいよ」
カイザー「…何のつもりだ」
アリサ「あたしにもわかんないわよ…
ファルコモン」
ペックモン「ファルコモン進化!ペックモン!!」
アリサはペックモンに乗り、飛び去っていった
カイザー「…あの時もそうだった
あいつは頼んでもいないのに
僕の事情に首を突っ込んで…」
カイザーは1人そう呟くと
殴られた頬にシップを貼った
そしてペガスモンとペックモンが
キメラモンを怯ませ
ホルスモンとネフェルティモンを助ける
ネフェルティモン「ありがとう!
タケル!ペガスモン!
アリサ!ペックモン!」
タケル「キメラモンの動きが止まってる
今の内にひとまず撤退だ!」
タケル達はその場から撤退していった
そして日が沈みそうになった頃
大輔達と合流する
伊織「タケルさん、これ」
伊織はタケルが被っていた帽子を
タケルに返す
タケル「ありがとう」
タケルは帽子を受けとる
大輔「そんなことに…ちくしょう!」
ブイモン「俺…空を飛べたら…」
大輔「言うな!俺達には俺達なりの
戦い方があるさ!」
フェイト「大輔の言う通りだよ
誰にだって出来ることと
出来ないことがあるんだ
だからブイモンは
自分なりの出来ることをして」
ブイモン「大輔、フェイト…うん!」
ブイモンは笑顔になった
大輔「とにかく!一休みしたら
カイザーを追ってくぞ!」
『オオー!!』
夕暮れ時の中、かけ声をだす大輔達
いよいよデジモンカイザーとの決戦が
始まろうとしていた……
キメラモンに手も足も出ない大輔達
その時、ブイモンが黄金の輝きを放つ!
次回もお楽しみに!