大輔達はアルケニモン達を追う
デジモンリリカルアドベンチャー始まります
今、冒険と魔法のゲートが開く
大輔、すずか、京、伊織
タケル、ヒカリは一旦
太一やはやて達と分かれ
アルケニモン達が乗っているトラックを
車で追いかけていた
大輔「丈先輩のお兄さん?」
「城戸シュウだ
よろしく」
車を運転していたのは丈の兄である
城戸シュウだった
ちなみに丈のもう一人の兄である
城戸シンの弟にあたる
ワームモン「賢ちゃん…」
大輔「心配すんなって
賢は必ず助けっからさ」
ヒカリ「そうよ
私達に任せて」
ワームモン「うん…」
すずか「アリサちゃん、ファルコモン…
大丈夫かな…」
すずかは自分達だけで
トラックを追いかけていったアリサと
ファルコモンを心配していた
一方トラックの中にいる賢は…
賢「約束が違うじゃないか!」
アルケニモン「違うってなにがさ?」
賢「みんなを解放するって
約束だったろ!」
アルケニモン「そんな約束覚えがないね…
君たち家に帰りたい?」
アルケニモンの問いに
子ども達は首をふる
すると子ども達の一人が
賢の元に行く
「一乗寺さんですよね?」
賢「そうだけど…」
「やっぱり…僕、ずっと一乗寺さんに
憧れていたんです
勉強もできて、スポーツも万能で
言うことないですよね?
そしたら、このおじさんが
夢を叶えてあげるって言うから…」
賢「おじさん…?」
「うらやましいねぇ…
みんなの憧れでいられて…」
賢「誰だ!」
「フフフ…私だよ」
子ども達の後ろから
男が姿を現す
男の顔は血色が悪く
不気味さが際立っていた
賢「だから誰だ!」
「ひどいなぁ…覚えていてくれると
思ったのに…
ほら、お兄さんの葬式で
会っただろう…」
賢「兄さんの葬式で…!」
賢は男の言葉で思い出した
確かにこの男は
兄、治の葬式に来ていた
その時男は不気味な笑みで
賢を見ていた
賢「思い出したぞ…だけど!」
賢が言いかけた時に
突然トラックが揺れる
「バカ野郎!ちゃんと運転しろ!」
男はトラックを運転している
マミーモンを怒鳴る
マミーモン「そ、そう言われてもですね…」
トラックの視界を大量のコウモリが
塞いでいた
コウモリを使ったのは
トラックを追いかけていた
デーモン側のレディーデビモンだった
同じくトラックを追いかけていた
アリサとペックモンも気づいていた
アリサ「レディーデビモン!」
ペックモン「くそっ!味方の方だったら
どれだけよかったか!」
レディーデビモン(別)「デーモン様から
逃げられるとでも
思ってるの?」
レディーデビモンはビームを放つ
その閃光は大輔達にも見えていた
アルマジモン「なにがあったんだぎゃ?」
Bテイルモン「たぶん、デーモン側の
レディーデビモンの攻撃よ」
ヒカリ「…車を停めてください」
シュウは言われた通り車を止める
テイルモンとBテイルモンが車を出る
テイルモン「京!ホークモン!
私1人でも戦う…と言いたいところだが
さっきの戦いでエンジェウーモンに
進化する力を失った…
ジョグレスしてくれないか?」
ホークモン「私は構いませんが…
どうします?京さん…」
京「…食い止めるだけ?
もしかして…さっきみたいに…」
京が言っているのは先ほど
ベルゼブモンに倒されたスカルサタモンの事だ
ヒカリ「…誰かが巻き添えにならないうちに
早く…!」
すずか「京さん…」
京「…うん」
Bテイルモン「私はまだレディーデビモンに
超進化出来るわ…
すずか、一緒にきてちょうだい…」
すずか「うん…」
すずか、ヒカリ、京
ホークモンは車を降りる
パタモン「じゃあ、僕達先に行ってるね」
タケル「気をつけて…」
車は再び走り出した
ヒカリ「じゃあ…お願い!」
ホークモン「了解!」
ホークモンの身体から光が放たれる
アクィラモン「ホークモン進化!
アクィラモン!!」
そして京とヒカリのD-3が光輝く
アクィラモン「アクィラモン!」
テイルモン「テイルモン!」
『ジョグレス進化!!』
シルフィーモン「シルフィーモン!!」
レディーデビモン「Bテイルモン超進化!
レディーデビモン!!」
シルフィーモンとレディーデビモンは
空を飛び、レディーデビモン(別)の元へ行く
一方、トラックを追いかけていたアリサ達
レディーデビモン(別)の攻撃で
トラックはスピードを落としていた
アリサ「今よペックモン!」
ペックモン「おう!」
ペックモンは高く飛び
トラックの上に着地する
そして、中にいる賢達は
「及川…及川悠紀夫…
君のパパの同僚だ」
賢「同僚…?」
及川「葬式では君も動揺していたから
しょうがないか…でもこれはどうだい…?
お兄さんが亡くなったのは
偶然が生んだ不幸だ
君にとっては…」
賢「!?」
及川が言っている言葉は
2年前、賢に送られてきた手紙に書かれていた
言葉と同じ言葉だった
賢「あのメールも…あんたが…!」
及川「やっと思い出したか…
君の事が心配でさ」
賢「どういうつもりで!」
カキィンカキィン!
すると外から音が聞こえてきた
及川「おい!」
アルケニモン「はい」
アルケニモンがトラックのドアを開ける
外ではシルフィーモンとレディーデビモンが
敵のレディーデビモンと戦っていた
アルケニモン「どういう事でしょう?」
及川「知るか…そうそう
こいつらは僕の下僕だよ
一部という言い方もあるけど
そう言うとこいつら
つけあがるから…なぁ?」
アルケニモン「はい」
賢「わからない…及川悠紀夫
あんたはいったい何者なんだ…?」
及川「さあね…おい!」
マミーモン「はい」
トラックは近くの広場で停まる
周りには人がいなかった
アリサ「なんでこんなところに?」
及川「そこまでだお嬢ちゃん」
アリサ「えっ!?」
アリサが振り向くと及川とアルケニモンが
アリサを見ていた
及川達のそばにいた賢は動揺を隠せずにいた
アルケニモン「残念だったわねぇ?
あんたが追ってきてたのは
お見通しだったよ」
賢「アリサさん…なんで…!?」
アリサ「なんでって…あんたを
助けるために決まってるじゃない!」
賢「アリサさん…」
及川「ついてきたんならしょうがない
君にも来てもらおう」
ペックモン「なんだと!?」
賢「ふざけるな!
彼女は関係ないじゃないか!」
アルケニモン「あんた達は黙ってな
来ないんなら
こいつと他の子ども達が
どうなってもしらないわよ?」
アリサ「っ…わかったわよ」
アリサはトラックの上から降りて
及川達の元へ行く
ペックモン「アリサ!」
マミーモン「スネークバンデージ!!」
ペックモン「うわっ!!」
ペックモンはマミーモンの包帯で
身動きが取れなくなる
その際にファルコモンに退化してしまう
アリサ(ごめん大輔、みんな
あたし、ドジ踏んじゃった…)
アリサはトラックの中に乗る
ファルコモンを置いて
再びトラックは走り出してしまう
ファルコモン「アリサ!賢!
チクショーーーー!!」
ファルコモンは悔しそうに叫ぶ
少し経つと大輔達が乗っている車が
やってくる
車から大輔、タケル、伊織が降りてくる
大輔「ファルコモン!大丈夫か!」
大輔はファルコモンを拘束している包帯をほどく
ファルコモン「ごめん、賢を助けるどころか
アリサまで捕まっちゃった…」
伊織「そんな!?アリサさんまで!?」
タケル「まだ遠くまで行ってないはずだ!
急ごう!」
大輔「ああ!」
大輔達はファルコモンを連れ
車に戻る。車は再び走り出し
賢とアリサ達がいるトラックを見つける
車は徐々にトラックに近づいていた
タケル「よーし!もう少しだ!」
そして先には踏切もあり
ちょうど電車が通ろうとしていた
タケル「踏切だ!」
伊織「これで追い付きますね!」
しかしトラックは踏切を越えて
走り去っていった
そして電車がやってきたため
シュウは車をとめる
伊織「早く…早く…!」
アルマジモン「落ち着くだぎゃ
電車が通りすぎるのを
待つだがや」
伊織「わかってるけど…!」
大輔達がイライラしながら待っていると
電車は通りすぎていった
大輔「よーし!行くぜ!」
パタモン「今ならまだ追い付けるね!」
タケル「うん!」
しかし、次の電車が通っていき
その次に電車がまた通っていく
その繰り返しで一向に前に進めなかった
『いい加減にしろーーーーーーっ!!!!』
一方トラックは近くの神社に停まっており
アルケニモンとマミーモンは
運転席と助手席に座っていた
トラックの中には賢、アリサ、及川
子ども達がいた
賢とアリサは後ろ手に縛られており
身動きが取れなかった
賢「なぜ僕なんだ…
どうして僕でなければならなかったんだ!?」
及川「葬式で君に会った時にね
ピンと来たんだよ
君には暗黒の種が
植え付けられているって」
賢「暗黒の種…?」
アリサ「何なのよそれ!?」
及川「頭を良くしたり、運動神経を
伸ばしたり…まぁ
色々と役にたつ物さ」
賢「!?」
アリサ「じゃあ、賢が今まで
勉強が出来て
スポーツ万能だったのって…!?」
及川「御名答…
そしてこの子達にも
話しちゃったんだよ種の事…
そしたらみんな欲しいって
だから君にも協力してほしいんだ」
及川は賢を見てそう言う
及川「君の中の種は
もう芽が出ているはずだ
苗を貰ってみんなに移植する
いいだろう?」
及川はスキャン機器を取り出す
賢「それは質問?
それともただの命令?」
及川「フフフ…なぁに
痛い事なんかないよ
種って言っても
デジタルなデータなんだから
じゃあ、スキャンさせてもらうよ」
賢「うっ…!?」
アリサ「賢!」
及川はスキャン機器を賢の後ろ首に当てる
賢「大輔……ワームモン……」
賢は涙を流しながら
大輔とワームモンの名を呟き
気を失った
及川「ククク…」
アリサ「賢!賢!!」
一方、街の方では
今だにシルフィーモン、レディーデビモンが
敵のレディーデビモンと戦っていた
レディーデビモン(別)「ハア!!」
シルフィーモン「デュアルソニック!!」
レディーデビモン「ダークネスウェーブ!!」
街の人達は混乱して逃げ惑っていた
そして大輔達が乗ってる車は
警察に停められる
そこへちょうどトラックが後ろに
通りすぎていった
伊織「ああ!」
タケル「マリンデビモン!!」
そこへ運悪くマリンデビモンも現れてしまう
大輔「よし!俺がトラックを追う!
ブイモン!」
ブイモン「おう!」
大輔「デジメンタルアップ!!」
ライドラモン「ブイモンアーマー進化!
轟く友情ライドラモン!!」
ブイモンはライドラモンにアーマー進化し
大輔、ワームモン、ファルコモンは
ライドラモンに乗る
タケル「僕達はマリンデビモンを!」
伊織「倒すんですか…?
僕、そんなこと…」
伊織は躊躇っていたが
マリンデビモンに壊されていく街を見て
決心する
伊織「…はい!」
アンキロモン「アルマジモン進化!アンキロモン!!」
エンジェモン「パタモン進化!エンジェモン!!」
アンキロモン「アンキロモン!」
エンジェモン「エンジェモン!」
『ジョグレス進化!!』
シャッコウモン「シャッコウモン!!」
シャッコウモンにジョグレス進化をし
マリンデビモンに向かっていく
シャッコウモン「ニギミタマ!!」
マリンデビモン「っ!?」
シャッコウモンのニギミタマが
マリンデビモンに直撃する
マリンデビモンはシャッコウモンに
目線を移す
シャッコウモン「お前の相手はこっちだ!」
そしてレディーデビモン(別)と戦っていた
シルフィーモン、レディーデビモン
しかしレディーデビモン(別)の攻撃で
シルフィーモンが地面に落ちてしまう
そこへ一般人が2人やって来る
「なんだ?」
「コスプレだよ
大丈夫?」
シルフィーモン「大丈夫…」
レディーデビモン「あなた達!早く逃げなさい!」
空から降りてきたレディーデビモンが
一般人に呼び掛ける
そこに敵のレディーデビモンも降りてくる
シルフィーモン「危ないから逃げてください!」
「危ないって…ぐっ!?」
レディーデビモン(別)は
一般人の男性を捕まえ
人質にする
レディーデビモン(別)「さぁ!
必殺技でもなんでもどうぞ?」
シルフィーモン「ぐっ…!」
レディーデビモン「この外道…!」
一方のシャッコウモンはマリンデビモンに
苦戦していた
そしてトラックを追っていた大輔達は
街の看板を見て驚愕する
大輔「この方向は…光が丘だ!」
そう、そこはかつて太一とヒカリが
初めてデジモンと出会った街
光が丘だった
光が丘にはデジタルワールドの
ゲートポイントもあるのだ
一方トラックの中では…
及川「光が丘か…皮肉な名前だな
意味がわからないかい?
光ってところがだよ
闇が丘…いや、暗黒が丘ってのはどうだ?
いや、ダークが丘…ハハハ!」
賢「…」
アリサ「なにそれ?
あんたネーミングセンス
最悪じゃない」
及川「フフ…君達のその目、その言動…
軽蔑の眼差しと言動だな
お前達も見習うといい
エリートが凡人を見下す時は
ああいう態度を取るんだ」
及川は子ども達にそう言う
既に暗黒の種の移植は終わっており
子ども達は不気味な笑みを絶やさなかった
及川「そうだ、せっかくだから君にも
暗黒の種を移植してあげよう」
アリサ「えっ!?」
及川の目線はアリサに向けられていた
賢「やめろ!彼女には手を出すな!!」
及川「手を出すわけじゃない
暗黒の種をこの子にも
あげたいだけだよ」
及川は不気味な笑みを浮かべながら
アリサに近づく
アリサ「く、来るんじゃないわよ!
この妖怪男!!」
及川「妖怪だなんて酷いなぁ
僕はれっきとした人間だよ」
賢「ア…アリサに近づくな!!」
キキーッ!!
しかしトラックが急ブレーキで止まり
全員バランスを崩してしまう
及川「おい!どうしたんだ!?」
アルケニモン「そ、それが…」
「久しぶりだな、及川さん」
アリサ「この声って…」
そう、外にはユウトとラセンモンがおり
ラセンモンがトラックを止めていた
及川「お、お前!なぜここに!?」
ユウト「友達を、助けにきたんだよ!」
場所は変わり
シルフィーモンとレディーデビモンは
敵のレディーデビモンに攻撃出来ずに
相手の攻撃を喰らっていた
レディーデビモン(別)「反撃したっていいんだよ?
こいつの命さえ
気にならないんならね!」
「やめてくれ!俺、死にたくない!」
レディーデビモン(別)「来ないの?
じゃあそろそろ
とどめと行こうか!
まずは気に入らない面をした
お前だ!」
レディーデビモン「ぐっ!」
敵のレディーデビモンの攻撃が
レディーデビモンに繰り出されそうになる
京「うわあああああああ!!」
京が近くに落ちていたスケボーで
レディーデビモン(別)を叩く
そのさいに男性が解放され
ヒカリとすずかも駆けつける
京「卑怯者!今まで見たデジモンの中で
あんたが一番卑怯よ!サイテー!!」
すずか「京さん!無茶はやめてください!」
レディーデビモン(別)「卑怯?
それが私の生き方
加えて私は冷酷非常!
女子供とて容赦はしない!!
死ねぇ!!」
京「っ!」
ヒカリ「京さん!!」
ザン!
敵のレディーデビモンの攻撃は
京には来なかった
レディーデビモンが自身の手で
レディーデビモン(別)を貫いていたからだ
レディーデビモン(別)「き、貴様…!」
レディーデビモン「これ以上…
あなたを野放しにはできない!」
シルフィーモン「トップガン!!」
レディーデビモン(別)「ぎゃあああああああ!!!!」
レディーデビモン(別)は
断末魔をあげながら消滅した
京「ああ…!」
レディーデビモン「…倒すしか、なかったの」
シルフィーモン「わかってください…」
京「倒しちゃった…デジモンを…!」
少し離れたところでは
人質になっていた男性が
友人達に震えながら泣きついていた
ヒカリ「…あの人を助けたのは、京さんよ」
京「……うん」
レディーデビモン「すずか…」
すずか「…大丈夫だよ
早く大輔くん達のところに行こう」
一方シャッコウモンとマリンデビモンが
病院のそばで戦っていた
タケル、伊織、シュウは
動けない患者を助けていた
シュウ「医者の道を捨てた俺が
こんなことしてるなんてな…」
タケル「人の命を救えるのは
お医者さんだけじゃありませんから」
伊織(…警官だったお父さんも
人の命を救った…)
パリーン!!
マリンデビモンの触手が
窓を破り、入ってくる
シャッコウモン「アラミタマ!!」
シャッコウモンのアラミタマで
マリンデビモンは消滅する
それを見ていた伊織は
激しく動揺する
伊織「倒しちゃった…
とうとう敵を…倒しちゃった…!」
タケル達が運んでいた患者達は
医者の元に行った
その際に患者の1人がお礼を言った
タケル「伊織くん…行くよ」
伊織「はい…」
タケルに呼ばれ、伊織は歩いていく
伊織(お父さん…これで
よかったのでしょうか…?)
そしてトラックの方では…
ラセンモン「おい及川
早く出てきて賢とアリサ
それと子ども達を解放しなよ」
ユウト「もうあんたに逃げ道はないんだぜ」
及川「くそっ!いい気になるなよ!」
大輔「あっ!ユウト!」
そこへ大輔達も合流する
ユウト「わりぃ大輔
じっとすることが出来なくて…!
大輔!隠れろ!」
大輔「あ、ああ!」
大輔、ワームモン、ファルコモンは
ライドラモンのジャンプで
トラックの上に隠れる
そしてどす黒い空間から
デーモンが現れる
ワームモン「あいつは…!」
大輔「デーモン!!」
大輔達の前に現れるデーモン…
はたしてどうなるのか……
デーモンと戦う大輔だったが
全く歯が立たない…
はたして策はあるのか…
次回もお楽しみに!