そして数分後、1年生が入ってきて前の方に集まり、組み分けの儀式が始まり、少ししてアイリスの番へと来た。
マクゴナガル先生が「アイリス・ウィルソン」と言った。
僕は、心臓がドキドキしていた。だってもし、アイリスがグリフィンドール以外の寮へ入ったら僕が見守ってやれないじゃないか!っと心の中で思うと震えが止まらなかった...がしかし!神様は、悪戯好きだ!アイリスが帽子を被ろうとした瞬間あのクソ帽子!「アイリス・ウィルソン...ハッフルパフ!」と言いやがった!ハッフルパフ生は、盛り上がり、アイリスにおいでっと手招きした。
くそ!そしてシャーロットの方を見ればドヤ顔でこっちを見ては、アイリスと握手してたんだ!ちくしょ!後で会ったら二、三回殴ってやる!てか!ハッフルパフ生が!馴れ馴れしく僕の妹に触れるな!くそが!っと心の中で思い、表情は、無だった。
そして組み分けの儀式も終わり、僕は、新しく入ってきたグリフィンドール生と一緒に寮へ向かい先輩方が1年生に色々教えていた。僕は端っこで壁に寄りかかり、ブツブツと文句をいっていた。その後も色々なことがあったけど、僕はそれらを無視し、シャーロットの元へ走った。
シャーロットは、中庭の噴水前で立っていて僕を見るなり「やっときたかい、レオン」とニヤニヤしながら待っていた。
「...まず一言...殴らせろ」と俺が言うとシャーロットは、ケラケラわらいながら
「おいおい!やめてくれよ!妹がハッフルパフに来たからって僕に怒らないでくれよ!ていうか逆に!スリザリンやレイブンクローに入らなくてよかったじゃないか!その2つのどちらかに入っていれば君は、情報すら取れないんだから」
「うるせ!...」
まぁたしかにハッフルパフだったのはまだいい方だ。僕には、レイブンクローとスリザリンに友人は、いない。だからまだいい方だけども!やっぱり兄妹だから!一緒の寮になりたいじゃん!その気持ちわかれよ!シャーロット!っと言いたかったがさすがにそれを言っては...こいつの取引人?って奴に申し訳ないから言葉に出しては言わなかった。
そして僕達は、廊下を歩き今後の作戦や取引などを話し、別れた。
僕が1人で廊下を歩いているとアイリスみたいな声が聞こえ、走って見に行った。そしたらそこには、アイリスがハッフルパフ生と仲良く話している姿があった。
僕は、嬉しく感動した。だってあんなに友達できるかな?っとか言ってた子が入学してすぐに話せるようになってるんだよ!?もう僕、泣きそうだよ。アイリスを見ているとアイリスと話しているハッフルパフ生の1人が僕に気づき、「ねぇ、あれ」と指さされた。僕は焦り、急いで隠れ逃げた。アイリス達の声が響いて聞こえる。それは、「誰だったんだろう」
「怖いね〜」
「赤い...ローブ...グリフィンドールだ!」
と言っていた。アイリスよ!本当のことをすごく話したい!がすまない!君を裏切りたくないんだ!マグルのお兄ちゃんって設定でずっといてくれ!と涙を流しながら走った。
そして寮に戻り、今日は、色々とあって疲れたのかベッドに寝転んだままいつの間にか寝ていた。
次の日、僕は、寮の友達に起こされ、目が覚める。寮の友達は、もう制服に着替えていて僕が起きたのを確認すると「シャーロットが呼んでるよ」と教えてくれ、僕は急いで制服に着替え、寮を飛び出した。
すると「やぁ!おはようレオン」と爽やかな挨拶をして、猫を撫でているシャーロットがいた。
「おはよう、シャーロット」と僕も返すとシャーロットは、「いい物があるんだけど?...取引といかないかい?」と言い出した。
いいもの?っと思い、もしそれが嘘だったら怖いから「いい物ってなんだ?」と聞くとシャーロットは、ニヤニヤして「君の妹の写真だよ、それも寮の中での」と言うと僕は、妹センサーがピン!っと動き「何がほしい?」と言うとシャーロットは、「ふふふ〜そりゃぁ君だって僕が欲しいものくらいそろそろわかるだろ?」と言ってショルダーバッグから1枚の写真を取り出し「ほれほれ〜」と言って写真をフリ回りし始めた。
僕は、急いでショルダーバッグからマグル製品の写真を取り出し「ほら」と言ってシャーロットに渡した。そしてらシャーロットも僕に写真を渡してきて「取引成立だ!」と言って満足そうに廊下を歩き始めた。僕は、シャーロットからもらった写真を見た。そこには、談話室のソファでうたた寝してるアイリスの姿があった。僕は、堪らず大きな声で「かわいい!」と叫んでしまった。物凄く恥ずかしい...。叫んだせいでその近くにいた生徒から物凄くこちらを見られ、その目線に耐えきれず、急いでシャーロットのところへ走り、となりを歩いた。
(続く)
読んでくださりありがとうございます!
レオンの妹への愛がどんどんわかってきますねw
こんなお兄ちゃんでもwちゃんと真面目にするときは、真面目にするですよw
そしてシャーロットくんもどんどん出てくるのでお楽しみに!