妖精さんが見えるだけなのに   作:語部創太

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 私は帰ってきた!(゚∀゚)
 研修合宿を乗り越え、満員電車を乗り越え、今日は週末じゃぁ!

 ……え? 日曜日出勤? はい……はい……



 (´・ω・`)





13.案内2(間宮視点)

 春日くんの背中が見えなくなると、スッと強張っていた肩の力が抜けました。隣を見れば長門さんも、小さなため息をついています。

 

「それにしても、間宮も彼を警戒していたのは意外だったな」

「実は、大本営の『伊良湖』ちゃんから手紙が来まして」

「なに?」

「大本営の私――『間宮』は春日くんの虜にされてしまっているので、くれぐれも注意してほしい、と」

 

 つい昨日届いた手紙には、大本営の私が春日くんに積極的に話しかける様子や、休日に春日くんの自宅へ足しげく通っていた、という報告が事細かく書いてありました。

健全なお付き合いであれば構わないと思うのですが、伊良湖ちゃんの手紙には春日くんのことを「艦娘と見れば、誰彼構わず毒牙にかけている」「女たらし」「クズ」と書かれていて、あまり好意的には取れませんでした。

そのことを長門さんに話すと、長門さんは眉間に皺を寄せて唸りました。

 

「やはり、か」

「執務室でも何かあったのですか?」

「これはあくまで私の推測にすぎないのだが」

 

 前置きして長門さんは話し始めました。武装した妖精さんたちが春日くんに銃を向けたこと。【提督】の制止すら聞かなかったその妖精さんたちをあっという間に懐柔したこと。春日くんの配属は大本営内で元帥閣下、【提督】と敵対する勢力の差し金ではないか。手始めに妖精さんを、そして私たち艦娘を篭絡して鎮守府を乗っ取ろうとしているのではないか。そういった長門さんの憶測は私に送られてきた伊良湖ちゃんの手紙内容と、偶然というにはあまりにも共通する点が多すぎました。

 

「そこまで悪い子には見えませんでしたけど……」

「いや、そうやって絆されればアイツの思う壺だ」

 

 挨拶の時に向けてくれた爽やかな笑顔は、彼のことを警戒していた私でも、とても好意的に取れました。裏表ない純粋な少年に見えましたが、歴戦の猛者である長門さんがこれほどまでに警戒しているというのなら、やはり彼は【提督】を失脚されるべく送り込まれた刺客なのでしょう。

 

「どういう手を使ったのか【提督】はアイツのことを信頼している様子だったからな。食堂の使用許可は通るだろう。艦娘とは極力接触させないように注意するが――」

「はい。私の方でも、なにか取れる手段がないか考えておきます」

「そうか。頼んだぞ」

 

 こうして私と長門さんは、他の艦娘が春日くんと接触しないように細心の注意を払うことを決めたのでした。

 

「とりあえずは腹ごしらえだな! A定食、戦艦盛で頼む!」

「あら? 長門さんはあと15分で出撃じゃありませんでしたっけ?」

「忘れていたああああああああ!!」

 




 主人公のステイタスに「女好き」が追加されました!
 レベルアップどころかダウンしてない? 好感度が!

 伊良湖ちゃんはどうして手紙なんか書いたんでしょうねぇ(フラグ立てるだけ立てて回収しきれないパターン)


 誤字報告、ありがとうございます。非常に助かります(゚∀゚)
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 足の爪割れました(´・ω・`)とても痛いです。
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