【マダム・ルゥルゥのオウニ商会立ち上げ】   作:どら焼きパンケーキ中佐

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~【オウニ商会】に都合の良過ぎる人材の元ガンマンのジョニーが加わりました~


【第八話 アンナ&マリア加入とルゥルゥの過去】

【第八話 アンナ&マリア加入とルゥルゥの過去】

 

マダム・ルゥルゥ達【オウニ商会】の面々は、再びラハマの地に戻って来ました。

 

【羽衣丸】クルーとなる三人娘 管制官的にラハマで働きながらルゥルゥ達を支えていました。

 

「お疲れ様でした。マダム………」

「ありがとう……」

コツコツコツコツコツコツコツコツコツ……

 

ヒールの響きが【オウニ商会ラハマ事務所】の廊下にこだまします……

 

バタン!

 

「何の御用かしら?ユーリアガドール評議会議員先生?」

「ルゥルゥあなた、ほんっと~に皮肉たっぷりに言ってくれるじゃない……性格悪いわ~」

「あなたに言われたら褒め言葉ね。ありがとう……」

 

二人とも本来の目的が何かを忘れたようで、視線がぶつかって火花が見えるかの様です。

 

「あの~【オウニ商会】の面接に御伺いの連絡を致しました。アンナです。」

「同じく、マリアです。お二人は《変態》ですか?」

「コラ!マリア!」

 

ルゥルゥとユーリア議員は否定もしなければ肯定もしないでマリアの発言をサラりと流しました……

大人の貫禄があります。

 

「ユーリア……あなたは何をしに来たのかしら?」

「この二人を此処に案内しただけよ。」

「あら。ありがとう。」

 

~その時でした~

「ラハマ上空に空賊出現。また、【オウニ商会ラハマ事務所】に陸賊と思しき集団接近情報提供あり。マダム、判断願います」

「ロリリコ、ナツオ班長あとアンナとマリア!あなた達で上空の空賊を始末して。ジョニー、もしもの時はよろしく。」

「そんな……銃を握らない約束じゃ……」

「緊急事態は別よ……」

「仕方ない。ユーリア……力を貸してくれるかしら!」

「昔の血が騒ぐじゃない……ルゥルゥ!」

 

陸賊の皆さんは、襲撃相手がどれだけ戦闘慣れした化け物共の巣窟である事を幸か不幸か知りませんでした……

 

手を組んだ二人はユーハングで言えばタケーダ・シンゲーンとウーエスギ・ケンシーンが共闘するのに等しいのでした……その辺の陸賊は不運でした……

 

ロリリコさん達、空賊迎撃隊でしたが、アンナもマリアもどこかで飛行経験があったようで、この僅かな時間の空戦をロリリコさんに導かれるかのように彼女達は経験値としたのでした。

 

後でわかった話しですが、ルゥルゥとユーリアは学生時代にかなりの武闘派だったそうです。

 

無法者とまではいかないまでも、暴走飛行隊と喧嘩を繰り広げる日々に明け暮れながら進学を果たしたのだとルゥルゥとユーリア議員の過去に詳しい地元のお爺さんが情報好きのアンナに教えてくれたのでした……

 

「こんな恐ろしい情報は、知らない……私は知らない……知らなかった事にしよう……」

 

(つづく)




アンナ&マリア加入回です。
ルゥルゥとユーリア議員を暴れさしたくて書きました。
事後報告スタイルなのはお約束です。

次回もよろしくお願いします!!

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