ロリでショタで30代の男の娘は好きですか?(FGO編) 作:とんこつラーメン
私? 私は……今朝当てました!!!
いや~! 久々にめっちゃテンションが上がりましたね~!
最近は本当にフィーバー状態で、逆にレベル上げを頑張っている状況です。
実際、執筆直前まで種火周回してましたしね。
後は、アルトリア・キャスターのレベルを上げるだけ。
早く実戦で使いたいな~!
カルデア内にある医務室。
本来ならばロマニが常駐している筈のこの部屋が、初めて本来の役割を果たしていた。
「どうだロマニ。オルガの具合は?」
「うん。少し体力が低下している事を除けば、全く問題は無いよ」
「そっか……本当に良かった……」
オレとダ・ヴィンチが製作した素体にオルガの魂を定着させて蘇生させた後、予め準備させておいた医務室へと直行し、ロマニによるオルガの体の検査をして貰っていた。
初めてロマニが聴診器を持っている姿に地味に新鮮味を覚えつつ、オレはロマニの口から出た言葉に本気で安堵していた。
「それにしても、博士は本当に凄いね。今の所長の体はそこら辺にいる人間と殆ど大差が無い。しかも、ちゃんと魔術回路まで備えているだなんて……」
「元々がオルガの遺伝子から生み出したものだしな。アニムスフィアの魔術回路を継承しているのは、ある意味で当然の事だ」
「ロマニ。先生のすることに一々驚いていても無駄よ。この人は私達の想像なんて簡単に飛び越えていく人なんだから」
「確かに所長の言う通りだ。今回は、その博士の想像を超えた能力に幾度となく助けられた形になるんだからね」
想像を超えた…ね。
オレなんかまだまだなんだけどな。
ウチの両親の本気を知ったら、こいつら全員が立ったまま気絶するぞ。
「これでようやく、本当の意味でミッション完了…って事になるのかな?」
「そうだな。紆余曲折はあったが、結果として全員が無事に帰還できたんだ。今はそれで良しとしよう」
終わりよければ全てよし…ってな。
「では、これから改めて管制室に移動してこれからの事について話し合おうと思うんだけど……」
「それがいいが、その前にオルガの為に車椅子を用意して貰えないか?」
「車椅子かい?」
「せ…先生! 流石にそれは……」
「何言ってんだ。精神面で疲弊している上に、今のお前の体は長い間寝たきりの状態だったに等しいんだぞ? 後々はともかく、今はまず体のリハビリをしながら『新しい体』に少しずつ慣れていけ。ちゃんと立って歩けるようになるまでは、車椅子を使え。いいな?」
「は…はい。先生がそう仰るなら……」
「よろしい。ちゃんと年長者のいう事は聞くもんだぞ?」
「「年長者……」」
おい。なんだその背伸びをしている子供を見ているような目は。
「今の発言で思ったんだけど、もしかして博士って医学に関しても詳しかったり?」
「うんにゃ。確かに勉強をしたことはあるし医師免許も持ってるけど、あくまで持ってるだけだ。本職の人間には敵わないよ」
「いやいやいや! 免許を持ってるだけでも十分に凄いからねっ!? はぁ…君は一体どこまで万能なんだい…?」
「ンな事言われても、オレは単純に将来の為に色んな事を勉強しただけなんだけどな……」
そこまで驚くような事でもないと思うんだけどな……。
結局、オルガはロマニが用意した車椅子に乗って管制室へと行くことになった。
・・・・・
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管制室に行くと、其処には既にマシュと藤丸、アルトリアとダ・ヴィンチが待っていた。
「待たせたなお前ら」
「いえ。私達も先程来たばかりなので…って、所長ッ!? なんで車椅子にのってっ!?」
「もしかして、どこか具合が悪いのっ!?」
「そうじゃないわよ! まだ、この体を動かすことに慣れてないから、リハビリが終わるまでの一時的な処置よ!」
「「よかった……」」
「ったく…大袈裟なのよ……」
なんて文句垂れてるけど、顔が笑ってるぞ。
心配してくれて嬉しかったんだろ?
相変わらず素直じゃない奴だな。
「これで、ようやく全てのスタッフが揃ったわけか。それじゃ、これからの事について話し合おうか」
「そうだな」
オルガはまだ本調子じゃないので、ここは代理としてオレが前に立つことに。
「まず、あの特異点の最後の戦いの後に『この世界のレフ』が言っていた事だが……ロマニ」
「うん。博士の御両親と並行世界のレフ教授のお蔭でカルデアスは燃えるような真紅から元の青い色へと戻ってはいるが、外部との連絡は出来ない状況だ」
「多分、母さんたちが人理焼却のエネルギーを何らかの方法で防いでいる間、その影響を世界中に与えないように母さんたちが何かしてるんだと予想出来る」
「何かって?」
「さぁな。それは流石に分からない。恐らくは時間停止術式に近い事だとは思うが……」
「じ…時間停止ッ!? 博士の御両親はそんな事も出来るのかいッ!?」
おうおう。いつもながらロマニのリアクションは見ていて面白いな~。
他の皆は口をポカ~ンと開けているだけなのに。
「出来る出来る。今から7年ぐらい前に父さんが『時粒子』っていう『時間の流れる場所にならどこにでも存在する特殊な粒子』を発見して、それをエネルギーにしてエンジンを回す『時流エンジン』ってのを開発してさ、色々と実験をしている間にそれが『タイムマシン』になる事が判明したんだ。で、その応用で時間を停止させたり、遅くしたり、早くしたりする術式を生み出したんだ」
「「「「「「…………」」」」」」
あ…あれ? なんで皆固まっちゃってるの?
なにかおかしなことでも言った?
「い…いや、ここで色々とツッコミをしていったら、それこそキリがない。ここはグッと我慢をして博士の話を聞こうじゃないか……!」
「奇遇ねロマニ…私も丁度、同じ事を考えていたところよ……」
「もっちーのお父さんって凄いんだね~……」
「あの鞠絵の父上なのだから、かなりの人物を想像していましたが、これはまたなんとも……」
「はは……時間に干渉出来る技術だなんて、私でも不可能だよ…これは参った…」
話…続けてもいいんだよな?
「コホン。とにかく、連絡が取れないのは外の世界や人類が滅びている訳じゃなくて、単純にウチの親達に何らかの手段で守られているからと判断するのが妥当だろう」
「それじゃあ、カルデアだけ通常通りに稼働出来ているのは……」
「ここだけ、術式を展開していないからじゃないか?」
さっきはああ言ったけど、実際には人理焼却の影響が及ばない異空間にカルデア以外の全てを閉じ込めて、ある種のシェルターのようにしているんだろうな。
ンな事を言えば、またぞろ変な空気になるから黙ってるけど。
「母さんも言っていたが、これはあくまでも応急処置に過ぎない。全ての原因となった存在を排除しない限りは何の解決にもなりはしない」
「全ての原因……」
敵の正体は全く不明。
けど、やるべき事だけは明確だ。
「ロマニ」
「了解だ」
今度はロマニが前に出てコンソールを操作すると、目の前のディスプレイに地球の映像が表示された。
「まずはこれを見てくれないか? 君達が特異点で頑張ってくれている間にボク達でなんとか修復をしたシバでスキャンした過去の地球の状態だ」
表示されている地球には、さっきまでオレ達がいた場所が完全に無くなっていた。
「皆の活躍のお蔭で冬木の特異点は消滅をした。けれど、未だに人理焼却のエネルギーは顕在したまま。博士の御両親ともう一人のレフの尽力で世界と人類は辛うじて崖っぷちで耐えている状態だ」
「あの特異点が無くなっても、まだ事態が収束していないってことは……」
「他にも原因が存在している…ってことね」
「所長の言う通り。ボクたちもそう仮定したんだ。その結果が……」
ロマニがまた操作すると、今度は異形の姿となった地球が現れた。
それには七つの点が存在していて、それが煌々と輝いている。
「この狂ってしまった世界地図だ」
「こいつは……ヤバいな」
「わ…分かるんですか?」
「まぁな。これは冬木のものとは比較できないレベルの時空の乱れだ。これが新しく発見されたって事は……」
「そう。これらは全て『特異点』だ。しかも、普通の特異点じゃない」
「人類史のターニングポイント。現在に至るまでの全ての歴史を形作った究極の選択肢。万が一にでも、それらが崩壊するような事があれば、それは即ち人類史の土台が崩される事と同義。この『七つの特異点』はそーゆーことか」
成る程。あの母さんが珍しく真剣な顔でオレ達を守ろうとしたわけだ。
あの人達は積極的に世間に関わろうとしはしないが、別に世捨て人になっている訳じゃない。
寧ろ、あの人達ほど、世界と人類を愛している人達はいないだろう。
だからこそ、うちの親達は世界に干渉しない。
自分達の力がどれだけ強大で、良くも悪くも世界の多大な影響を与えるか知っているから。
そんな人達が自ら歴史の表舞台に立って、オレ達に全てを託した。
ならば、あの人達の子供として、その期待に応えない訳にはいかないだろう。
「博士の言う通り。これらの特異点が出現してしまった時点で、この星の未来は確定してしまったに等しい。世界の為に、これ以上博士の御両親に負担を掛けない為にも、ボクらがこれらの特異点を修復しなくてはいけない。いや、これはボク達にしかできない事だ」
ロマニの話を聞き、全員が一斉に真剣な顔になる。
それだけで分かる。お前ら皆が既に腹をくくっているって事がな。
「結論から言っちまえば、オレ達はこれから、この七つの特異点へレイシフトをして、この捻じ曲がった歴史を本来あるべき形へと戻す。それが、世界と人類を救う唯一無二の手段だ。けど、お世辞にも現状、このカルデアは戦力が充実しているとは言い難い」
「マスター適性者は先生と藤丸だけ。それ以外は全員が冷凍睡眠状態にある…」
「存在しているサーヴァントも、マシュとアルトリア。それからだ・ヴィンチだけだ。けど、ダ・ヴィンチは基本的にカルデアにてして貰わないといけないことが山ほどある。ってことは……」
「実質的に、戦力となるのは私とマシュだけになるのですね」
「そうなるな……藤丸」
「は…はい!」
ここでオレは、こいつに最低の言葉を吐かないといけない。
心でどれだけ割り切っていても、やっぱし慣れないもんだよな……。
「こんな状況でお前にこんな事を話すのは半ば強制に近い事だってのはオレもロマニもオルガも理解してる。後で好きなだけオレ達の事を恨んでくれても構わない。その上で敢えて尋ねよう」
「…………」
「マスター適性者48番。藤丸立香。お前が人類を、世界の未来を取り戻したいと思うのならば……オレと、オレ達と一緒に七つの人類史と戦ってくれるか?」
「もっちー……」
「お前が何て答えても、オレ達は決して文句なんて言わない。ここで逃げ出すのも選択肢の一つだし、当然の権利だと思っている」
正直言うと、コイツには戦場に立ってほしくは無い。
戦場ってのは、良くも悪くもこの世で最も平等な場所だ。
善人も悪人も大人も子供も老人も若者も男も女も神も悪魔も、皆が等しく死んでいく。
そんな場所に、これまで争い事とは無縁の世界にいたコイツを連れて行こうとしている。
オレは間違いなく最低の大人だ。
「私…行くよ」
「藤丸……お前……」
「あんな事を体験して、あんな事を聞かされて、今更他人事でなんていられない。それに……」
「それに?」
「もっちーだけに全てを背負わせる事なんて出来ないし、したくない。凡人な私に出来る事なんてたかが知れてるのは分かってるけど、それでも、もっちーが背負おうとしている物を少しでも一緒に持ちたいんだ」
はは……こいつ…なんつー目をしてやがる。
どこまでも真っ直ぐな目をしてる癖に、震える体を抑えようと必死に踏ん張ってやがる。
こいつは今、自分の中の『恐怖』と必死に戦っているんだ。
戦いながらも、前に進むことを選んでいる。
「……ありがとな。お前の言葉で、オレも改めて覚悟を決めたよ」
「うん!」
オレは、目の前にいる皆と、辛うじて生き残った数少ないスタッフ達の顔を見て、静かに息を吐いた。
「これより、人理継続保障機関フィニス・カルデアは、当初の目的通り人理継続の尊命を全身全霊で全うする! 我等の目的は人類史の保護と奪還! 探索対象は各年代と、その時代における原因と思われる聖遺物『聖杯』だ!」
ここまできたらもう、オレも皆も後戻りは出来ない。
只管に突き進むだけだ。
「これから我等が戦うべき相手は即ち、人類の歴史そのもの。オレ達の目の前に立ちはだかるのは無数の英霊であり伝説だ。これは前代未聞の挑戦であると同時に、過去に弓引く冒涜的行為に等しい。なんせ、オレ達は人類を守護する為に人類史そのものに立ち向かうのだから」
全員がオレの言葉を少しも聞き逃さないように聞いている。
こんなのは昔、時計塔で講師をしていた時以来だな。
「だが、我等が生き延びて真の意味で未来を取り戻すには、もうこれしか方法が残されていない。例え、この先にどんな結果が待ち受けていようとも…な」
多分、この戦いでオレは多くの事を学び、同時に失うことになるだろう。
だが、それでも進み続けると決めた。
もう…迷いはない。
「これより、作戦名はファーストオーダーから改める。これはカルデアの最初で最後、唯一無二の使命。人理守護指定『Grand Order』……」
最後の締めに一番大きな声で、その場にいる全員に届くように叫んだ!
「魔術世界における最高位の使命を以て、オレ達の手でこの星の未来を絶対に取り戻すぞ!!!」
「「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」」」」」」
こうして、オレ達の長い闘いの日々が始まったのだった。
次回、戦力補充の為に英霊召喚をします。
一応、もっちーとぐだ子それぞれに召喚しますが、誰が誰を引くかはまだ秘密。
取り敢えず、フラグだけは必ず回収するとだけ言っておきましょうか。
冬木でもっちーは幾つかのヒロインフラグを立てましたからね。
必ずや召喚に応じてくれることでしょう。