かえでトランスファー 其ノ壱
001
この物語は…私の始まりの物語…
そして…ゴールデンウィークに起きた
とある出来事の私視点である
まぁ…今となっては懐かしい限りである
何もかもが…
002
「えっと…本来は4月に転校してくる予定だったんですが
色々ありまして…GW前日に転校する羽目になりました…
篠宮 楓です…よろしくお願いします」
先生
「という訳で、だいたい来週位から
仲良くしてやれ
阿良々木、羽川 、
校内の案内やこの街の案内やらをしてやれ」
今…名前が挙がった方達が学級委員ですかね?
?
「はい、解りました」
?
「…はい…」
003
放課後
楓
「えっと?」
暦
「僕の名前は阿良々木…
阿良々木暦だ」
楓
「阿良々木さん」
なんというか…その頭の特徴的な毛は一体…
動いた!?
翼
「私の名前は羽川翼です、よろしくね」
楓
「羽川さん…よろしくお願いします」
…おぉ…おっきい…負けた…
翼
「とりあえず、GW明けてから
校内は案内するね」
楓
「ありがとうございます」
うん…1週間も空いたら
忘れちゃう…
暦
「って事は…街の案内?
ってなんだよ…」
楓
「あ…私…この街に今朝
着いたばかりだから…家にも行けてないの…」
暦
「どういう事!?」
004
なんというか…私…基本運がなくて…
単身こちらに引っ越してくる最中の飛行機が
国内線なのにハイジャックにあって…
その事情聴取やらで…1週間…
やっと解放されてこの街に来るバスで
バスジャック…
また事情聴取等で1週間…
本来は四月の二、三週ぐらいには
こちらに来れるように調整したのに…
色々あって…GW前日に転校の流れに…
005
暦
「逆にすごいな…」
阿良々木さん…軽く引いてますよね…
楓
「…とりあえず…今日は帰る感じですか?」
翼
「うん…あ、その前に連絡先…
交換しよ?」
これは嬉しいお話です
連絡の取れる級友は大切です
楓
「はい………………あれ?
えっと…どこいった?」
暦
「…えぇ…」
楓
「…引っ越し荷物の中?
いやいや…最後に見たのいつだっけ…
あ…バスジャック…盗られて…川底…」
…今頃…海に流れ着いた頃かしら…
翼
「あは…ははは………
じゃあ、とりあえず…明日の10時に
楓さんの家の最寄り駅に集合しましょう」
楓
「…鍵…ある…,
場所のメモ…ある…」
これが無かったらさすがに帰れない…
あって良かった紙のメモ
翼
「…あれ?この住所…」
暦
「うちの隣…だよな…」
翼
「なんと!」
楓
「あの大きい家、阿良々木さんの
ご家族の家だったんですか!」
暦
「いや待て、それを言うなら
お宅も大概だよ!?」
楓
「あー…そんななってます?」
暦
「え?」
楓
「実は場所だけしか確認してないんです…」
暦
「あー…なら行ったら驚くと思うよ…」
006
羽川さんと別れ阿良々木さんと共に自宅へ
楓
「…な…」
んーと…これは…私の家でいいんだよね?
うん…鍵が合って開いたわ…
表札も…篠宮…郵便は…私宛の手紙…
うん…私の家だ…
楓
「なんちゅうデカさだよ!」
?
「ん?なんか叫び声が聞こえたけど…兄ちゃん
そんな所で何やってんだ?」
暦
「あぁ、火憐ちゃん、こちら
お隣さん」
楓
「えっと…初めまして…
お隣に引っ越してきた
篠宮 楓と申します…」
火憐
「楓さんね、覚えた!よろしくな!」
なんか…1本…1束?
毛がピコピコ動いてる…
楓
「…お姉さん?」
暦
「…妹」
楓
「…はぇ…」
暦
「下にもう一人、妹がいる」
楓
「はぇ…」
火憐
「なんか困った事があれば私達
ファイヤーシスターズを頼ってくれてもいいぜ!」
楓
「ファイヤー…シスターズ?」
暦
「…正義の味方ごっこだよ…」
007
なんか…あの後…兄妹喧嘩が始まったのでそそくさと
逃げてきました…
楓
「…いや…にしても広いよ…
とりあえず荷解き…」
かれこれ2時間…もう夜の7時だよ…
楓
「ご飯作らなきゃ…」
ピンポーン
楓
「誰だろ?」
インターホンのカメラの先にいたのは
阿良々木さんだった
暦
『篠宮、飯食ったか?』
楓
「いや…まだです」
暦
『なら、うちで食わないか?
母さんが誘って来いって』
楓
「いいの?まだ出会って一日目だよ?」
初対面からやっと隣に越してきた人に
ランクアップしたばっかりだよ?
暦
『ん?それがどうした?』
楓
「…じゃあ…ご相伴にあずかります」
そうか…この人はきっと…いい人だ