楓物語   作:バリスタ

8 / 17
ひたぎエンカウンター  其ノ弐

006

 

「…なんであなたがここ?」

 

「…あー…多分あなたと似たような事で」

 

「篠宮…それは…」

 

「…近いうちに話すよ…阿良々木くんには」

 

「…で…私はどうすれば?」

 

忍野

「君、重さがないんでしょ?」

 

「!?」

 

「…なぜそれを?」

 

忍野

「いやぁ…そんな睨まないでよ…

 

 転校生ちゃんから体重が無いかもしれない

 

 って言われててね」

 

「…あなた…」

 

キッと睨む

 

「戦場ヶ原、結局は話す事だったんだから

 

 手間が省けてよかっただろ…」

 

戦場ヶ原

「……それもそうね…」

 

忍野

「…ま、とりあえずおおよそ検討はついてるから…

 

 というか…」

 

「見えたから…伝えといた…」

 

「見え…た…?」

 

忍野

「重さ…そして…蟹…

 

 これらから推測できる怪異は…

 

 重し蟹…神様だ」

 

戦場ヶ原

「…神様……」

 

忍野

「とは言っても、宗教があるタイプの神様じゃないからね

 

 今日中には何とか出来るけど…どうする?」

 

「…早いに越したことはないよな、戦場ヶ原?」

 

戦場ヶ原

「…私はまだ…貴女達を信用した訳では無いわ…」

 

「……そうだよね…怪しさ満点だよね…」

 

忍野

「僕はそんなに怪しくないだろ」

 

「…トップオブ不審者…」

 

忍野

「ヒドイなぁ…」

 

 

 

 

「…私が信用出来ないなら

 

 私がここから居なくなればいいのかな?」

 

戦場ヶ原

「…いくつか…聞きたい事がある」

 

「どうぞ」

 

戦場ヶ原

「…貴女は何者?」

 

「…アナタが蟹に行き遭った少女なら…

 

 …獣と噛み合った少女…かな…」

 

戦場ヶ原

「…詩的表現かしら?」

 

「事実を述べただけだよ」

 

戦場ヶ原

「…そう……

 

 今回だけ…信用してあげるわ…

 

 私は何をすればいいかしら?」

 

忍野

「…まぁ、相手は神様だからね…

 

 体を清めてくるといいよ…

 

 こっちはこっちで用意するから」

 

 

戦場ヶ原

「…はい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

007

 

 

 

 

忍野

「…やっぱり本職の人間が着ると様になるねぇ…」

 

「…私が手伝うようなことあります?」

 

巫女装束に身を包んだ篠宮

 

忍野

「…もうあらかた用意し終わったからね…

 

 …可能なら阿良々木くん達が来て

 

 …色々始まったら…結界張れるかな?」

 

「…まぁ…あまり長くは持ちませんけど…」

 

忍野

「…OK…張れるだけ十分だ…さて…来たね」

 

 

戦場ヶ原

「お待たせしました……2人とも…神職の方だったの?」

 

忍野

「いや、僕は違うよ?」

 

「私は…次期ね…」

 

「…馬子にも衣装って奴か、忍野」

 

忍野

「だってさ、転校生ちゃん」

 

「…傷付きました…」

 

戦場ヶ原

「最低ね…阿良々木くん」

 

「あれ!?忍野に向けて言ったのに

 

 変な事になってる!?」

 

 

 

忍野

「…とまぁ、ふざけてないで始めようか」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。