楓物語   作:バリスタ

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ひたぎエンカウンター  其ノ弐

006

 

?

「…なんであなたがここ?」

 

楓

「…あー…多分あなたと似たような事で」

 

暦

「篠宮…それは…」

 

楓

「…近いうちに話すよ…阿良々木くんには」

 

?

「…で…私はどうすれば?」

 

忍野

「君、重さがないんでしょ?」

 

暦

「!?」

 

?

「…なぜそれを?」

 

忍野

「いやぁ…そんな睨まないでよ…

 

 転校生ちゃんから体重が無いかもしれない

 

 って言われててね」

 

?

「…あなた…」

 

キッと睨む

 

暦

「戦場ヶ原、結局は話す事だったんだから

 

 手間が省けてよかっただろ…」

 

戦場ヶ原

「……それもそうね…」

 

忍野

「…ま、とりあえずおおよそ検討はついてるから…

 

 というか…」

 

楓

「見えたから…伝えといた…」

 

暦

「見え…た…?」

 

忍野

「重さ…そして…蟹…

 

 これらから推測できる怪異は…

 

 重し蟹…神様だ」

 

戦場ヶ原

「…神様……」

 

忍野

「とは言っても、宗教があるタイプの神様じゃないからね

 

 今日中には何とか出来るけど…どうする?」

 

暦

「…早いに越したことはないよな、戦場ヶ原?」

 

戦場ヶ原

「…私はまだ…貴女達を信用した訳では無いわ…」

 

楓

「……そうだよね…怪しさ満点だよね…」

 

忍野

「僕はそんなに怪しくないだろ」

 

楓

「…トップオブ不審者…」

 

忍野

「ヒドイなぁ…」

 

 

 

 

楓

「…私が信用出来ないなら

 

 私がここから居なくなればいいのかな?」

 

戦場ヶ原

「…いくつか…聞きたい事がある」

 

楓

「どうぞ」

 

戦場ヶ原

「…貴女は何者?」

 

楓

「…アナタが蟹に行き遭った少女なら…

 

 …獣と噛み合った少女…かな…」

 

戦場ヶ原

「…詩的表現かしら?」

 

楓

「事実を述べただけだよ」

 

戦場ヶ原

「…そう……

 

 今回だけ…信用してあげるわ…

 

 私は何をすればいいかしら?」

 

忍野

「…まぁ、相手は神様だからね…

 

 体を清めてくるといいよ…

 

 こっちはこっちで用意するから」

 

 

戦場ヶ原

「…はい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

007

 

夜

 

 

 

忍野

「…やっぱり本職の人間が着ると様になるねぇ…」

 

楓

「…私が手伝うようなことあります?」

 

巫女装束に身を包んだ篠宮

 

忍野

「…もうあらかた用意し終わったからね…

 

 …可能なら阿良々木くん達が来て

 

 …色々始まったら…結界張れるかな?」

 

楓

「…まぁ…あまり長くは持ちませんけど…」

 

忍野

「…OK…張れるだけ十分だ…さて…来たね」

 

 

戦場ヶ原

「お待たせしました……2人とも…神職の方だったの?」

 

忍野

「いや、僕は違うよ?」

 

楓

「私は…次期ね…」

 

暦

「…馬子にも衣装って奴か、忍野」

 

忍野

「だってさ、転校生ちゃん」

 

楓

「…傷付きました…」

 

戦場ヶ原

「最低ね…阿良々木くん」

 

暦

「あれ!?忍野に向けて言ったのに

 

 変な事になってる!?」

 

 

 

忍野

「…とまぁ、ふざけてないで始めようか」

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