クララ様はサディストである   作:黒ハム

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初めましての方は初めまして、黒ハムです。
別の作品書いていたときにふと書きたくなったので投稿します。
ネタです。見切り発車です。
ちなみに別の作品の主人公と違い感性は普通です。

ところで皆様注意事項は既に読みましたか?読みましたね?ではどうぞ。


プロローグ

『では本日は昨日のフットボールフロンティア決勝戦で活躍した雷門中。その中の特に4名にインタビューしていこうと思います』

 

 テレビではアナウンサーの人が雷門中に行って、インタビューを行うようだ。と言っても生放送じゃないので色々と情報は流れていたが。

 フットボールフロンティア。中学サッカー界の日本一を決める、大きな大会だ。

 サッカーというスポーツは日本中いや世界中から注目を集めるこの時代。中学生の大会と言えどその注目度は計り知れない。

 優勝校は当然注目を浴びる。先日……正確には先週行われた決勝戦から一週間が経ってもその熱はとどまることを知らず、新聞、雑誌、テレビなど多くのメディアが彼らを注目する。

 

『本日はお願いしますね。では、まず簡単に自己紹介をどうぞ』

 

 そして、インタビューを受けている四人というのは、雷門中を優勝に導いた大きな貢献者と言ってもいい。

 

『雷門中1年。夜桜(よざくら)剣人(けんと)です。リベロをやっています』

 

「おい皆!剣人が映ったぞ!」

 

 剣人が映ると同時に私たちのテンションは上がっていく。

 私たちは永世学園に通っている仲間。ただ、ここにいる仲間は中学校が一緒というだけだはない。お日さま園という孤児院出身で小学校も一緒。中学校からは私たちお日さま園出身者用の寮みたいな感じのところに住んでいる。

 今映っていた剣人もお日さま園出身。だけど、小学校に上がると同時に引き取り手が見つかって私たちと離れ離れになってしまった。

 この前……といってもだいぶ前だけど、フットボールフロンティアの本戦開会式で剣人を見つけ、お父様にも確認したけど本人だった。そこで再会したけどまた離れ離れになってしまった。

 

「凄いね彼は。気付けば遠い存在に見えるよ」

 

 基山タツヤ。私たちの代の言わばリーダー的な存在。

 

「だよな!俺たちもいつかあんな風になりたいな!」

 

 緑川リュウジ。明るいタイプで、なんかよく諺を使う節がある。

 

「あの、フットボールフロンティア決勝大会ごっこを実現するとは……やるな」

 

 砂木沼治。歳上。子供っぽいところがある。

 

「あなたのあれに、剣人は参加していなかったはずよ」

 

 八神玲名。同い年なのに歳上に見える。お姉さん的存在。後、私より胸が大きくてスタイルがいい。

 

「剣人かぁ……今度勝負してぇな」

 

 南雲晴矢。熱い。頭にチューリップが咲いてる。

 

「私もだ。まぁ、勝負ができればだが」

 

 涼野風介。クール。だけど私服がダサい。

 今思うと結構な人数がテレビに釘付け。さすがにリビングにこれだけ集まると狭い。

 

『そうですね。じゃあ、まずは貴方のサッカーを始めたきっかけは何ですか?まずは夜桜君』

『オレは友達ですかね。周りにいた奴らが誘ってくれて一緒にやり始めました』

『なるほど……ちなみにそのお友達と今は?』

『オレが引っ越してしまって、中々会えていませんね。今度会ったら一緒にサッカーしたいなって思います』

 

 笑顔で対応しているあたり慣れているのかな?一緒にいる豪炎寺さんや鬼道さんも落ち着いているし……ああ、でも円堂さんだけは固まっているようだけど。

 

「…………そうじゃない」

「ん?何か言った?クララ」

「……特に何も言ってないよ」

「そう?」

 

 私が見たいのは剣人のあんな格好良く爽やかにインタビューに応える姿じゃない。

 もっと、オドオドとした可愛らしくひ弱な小動物みたいな姿だ。

 何のために録画していると思っているの?確かに、今見れていない子たちにも共有するという目的は1割くらいある。でも残りの9割はそれをネタに散々いじることだ。いじり倒すことだ。

 

「なぁ、風介」

「なんだ晴矢」

「クララの奴、すごい不機嫌じゃないか?」

「触らぬ神に祟りなしだぞ」

「???アイツが好きな剣人が出ているのに不機嫌だぞ?変じゃないか?」

「やめておけ。それ以上踏み込むと殺されるぞ」

 

 あそこでなにやら小声で話していますね……全部聞こえているけど

 ふふっ。どうやらあの二人とは後でオハナシする必要があるみたいで。

 

『じゃあ、そろそろ最後の質問ですね』

 

 気付けば最後の質問になった。途中で好きな動物やら何か色んな話が出たけどつまらなかった。

 恋愛関係も出たけど至って普通に応えてたからネタにできない。頬を真っ赤にして湯気が出そうな感じで応えてくれたら最高にそそるのに淡々と応えていて本当につまらない。

 

『今の皆さんの目標は何でしょうか?』

『世界です!』

『世界……ですか?』

『はい!日本だけじゃなくて世界のすごい奴らとも戦いたいです!』

 

 円堂さんの言葉に三人もうなずいている。

 

「世界……か」

 

 剣人が一層遠い存在に感じてしまう。世界を目指す剣人に対して私たちはサッカー部すらない。ただのサッカー好きどまりの存在なのだから。

 

『これで、インタビューを終わります。四人とも今日はありがとね』

 

 そしてテレビの方はニュースに切り替わった。

 

「ちょっとボール蹴ってくる」

「あ、俺も行く!」

 

 治の一言にリュウジをはじめとした面々が外へと駆け出す。

 

「暗いんだから気をつけろよ」

「分かってるって!」

 

 ……はぁ。何というか……。

 

「……退屈」

 

 とりあえず、あの二人とオハナシして気分を変えよう。

 ちなみにクララとオハナシした二人が数日間、クララを見るたびに恐怖がフラッシュバックしたのはまた別のお話。




簡単な主人公解説。

名前 夜桜剣人
学年 1年
ポジション リベロ
お日さま園出身で小学校に上がると同時に親族に引き取られる。
お日さま園の子たちと仲がいい。
雷門中に進学し、サッカー部に加入。一年組と仲がいい。
必殺技 ???

本当に簡単ですがこんな感じで。
FF編はカットしていますが見たい人が多かったらやります。
ちなみにペンギン技は使わない(予定)です。
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