とある魔法と科学の交差点   作:もっち~!

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初対面のはずが…

 

---宮藤真一---

 

寝ようとベッドへと向かうと、インデックスが付いて来た。

 

「お姉ちゃんの部屋はラオと一緒だよ」

 

「真一と寝るの。夢だったんだよ」

 

あれ?記憶を失ったはずだけど…そう聞いた記憶がある。

 

「僕のことを覚えているの?」

 

「うん!真一のことだけ、忘れないようにしたみたいだよ」

 

せめて、身体の維持だけしてくれれば良かったのに…目の前で、あのシスター服を脱ぐ。やはり、脱いでも凄かった。想像通りの幼児体型である。

 

「さぁさぁ、お姉さんが隣で一緒に寝てあげるのだ」

 

お、お姉さん?どう見ても、妹にしか見えないんですが…口調も僕の知っているお姉さんと別人である。その夜、全裸のインデックスが添い寝をしてくれた。

 

 

翌朝、ラオを介して、お姉ちゃんを、こんな身体にした元凶を、ネット検索で試みた。すると、都市伝説であるが、大人が子供になる薬があると出た。これを使われたのか?そうであって欲しい。下垂体を弄られてだと、もう絶望的であるが、そういう薬ってことなら、解毒剤を作れば良い訳だし。

 

『大人を子供にする薬の情報を求めています』

 

と、メールで弘一おじさん、ジィジ、バァバ、ニィニ、ツッチーに送った。これで、情報を得られればいいなぁ。目覚めたインデックスは、朝から豪快に食べていた。どこに食べた物が入るんだ?消化吸収率が抜群に良いのかな?

 

そうだ!高校の図書館で調べてみよう!

 

だけど、薬学系の書物は思ったよりも無かった。魔法師の魔法で、元に戻るのか?魔法リストなる書物を見るが、そういう魔法は無いようだ。後はなんだ?僕の記憶を検索するも、そんな薬についての情報は、あの検索結果だけだった。

 

昼休みを知らせるチャイムが鳴ったので、生徒会室んへと向かった。

 

 

「うん?大人を子供にする薬?そんなのがあるのか?」

 

生徒会の皆さんも、知らないみたいだ。インデックスの状況を聞いてもらい、他に原因がないかを考えて貰う。

 

「それって、摩利がラオちゃんになるってことよね?」

 

真由美さんが確認してきたので、頷く僕。

 

「聞いたこと無いわね」

 

「無いですか…」

 

やはり、都市伝説の薬が原因か?

 

「彼女って、記憶は残っていたわよね?」

 

昨晩、インデックスと会話した真由美さんが、再確認をしてきた。

 

「僕に関しての記憶だけ、残っていました」

 

「そうなると、真一君を助けたお姉さんってことになるけど、インデックスちゃんはお姉さんに見えないわね」

 

えぇ、見えません。あんな丸みを帯びたフォルムでは無かったです。

 

「摩利とかリンちゃんみたいなフォルムだったんですよ」

 

「俺も聞いたことが無い。そうなると、その都市伝説の真偽を探る必要はあるな」

 

その日の結論は、かっちゃんの伝手で、軍事情報を調べてくれることになった。

 

 

翌日も全裸のインデックスに抱きつかれたまま起床した。朝から滅入る。あのお姉ちゃんが、コレと思うと、嘆かわしい。昨日のインデックスは、昼寝、三時寝、就寝以外、喰っていたそうだ。エンゲル係数が高そうだ。料理の方はシスターズが交代で対処してくれているので、問題は無いそうだ。食材は、火織お姉ちゃんが寄付してくれている。十字教団の償いって意味らしい。償いなら、解毒剤を探して欲しいよ。

 

脳手術について調べてみたが、お姉ちゃんと別れたのは、ほぼ1年前である。その1年の間でホルモンバランス云々で、体型の変化はあるものの、体型の幼児化は無いようだ。そうなると、やはり、都市伝説の薬が原因か?

 

そうだ!インデックスの記憶を読めばいいのか。が…僕に関しての記憶は残っていたが、それ以外の記憶はさっぱり残っていなかった。誰に飲まされたのかが分かれば、ソイツを見つければいいんだけど…う~ん、そうだ!あぁいう場所って、来訪者の記録ってあるよね。火織お姉ちゃんに調べて貰うように頼んだ。手術後のインデックスとの面会記録と、手術決定後の来訪者記録が手に入れば、前進しそうである。

 

スマホからメール着信を知らせる音がした。弘一おじさんからだった。

 

『米花町 喫茶ポアロ 安室に訊いてみな』

 

この人が、何か情報を持っているのか。喫茶ポアロの場所を調べて、そこへと向かった。

 

 

そこはビルの1階部分にある、小さめな喫茶店である。学園都市でお小遣いを稼いできたので、コーヒーくらいは飲めそうである。バァバと弘一おじさんからブラックカードというクレジットカードを貰っているが、こういうお店では使えないだろうな。

 

カランコロン

 

ドアベルが鳴り響く中、店内に足を踏み入れた。カウンターの向こうには日焼けした男性が一人いて、僕を見て固まっていた。

 

「工藤君…」

 

「あの…安室さんですか?」

 

「そうだけど…」

 

「弘一おじさんから紹介されました」

 

「弘一?…まさか、七草弘一の紹介か?」

 

「そうです。大人が子供になる薬の情報を探しています。何か手がかりは無いですか?」

 

「…七草のオヤジ…そこまで調べていたのか」

 

「知っているんですね」

 

カランコロン

 

ドアベルが鳴り響いた。誰か入って来たようだけど…振り返ると、知らない女性が立ち尽くしていた。

 

「…新一…」

 

何故か僕の名前を知っている。誰だっけ?記憶を精査するも、記憶には無い。これが初対面のはずである。

 

「あの…誰かと、間違えていませんか?僕は宮藤真一といいます」

 

「新一…会いたかったわ…」

 

泣きながら僕に縋りついた女性。誰だ、この女性は?

 

 





オリ主の名前が『くどうしんいち』なので、展開はバレバレでしたよね?(^^;
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