---宮藤真一---
手に入れた毒薬を、バァバ、弘一おじさんに渡して、解毒剤を検討して貰う事にした。薬学関係の知識が乏しい上、僕の家には薬品を検査する装置も施設がないからだ。
「これ、お姉ちゃんが戻れるといいなぁ」
目の前では、一心不乱に食事をしているインデックスがいる。次に考え無いといけないのは、だれが、インデックスを殺そうとしかだ。火織お姉ちゃんのいる教会へと転移した。
「彼女を殺そうとしたヤツ?う~ん…バチカンにはいないかな。殺す目的で、あんな面倒な事をするとは思えないわ」
そうだよね。殺す気があるのなら、脳外科手術を受ける前に殺すよな。
「十字教って1枚岩で無いんだよね?」
「イギリス、バチカン、ロシアに分かれているけど、イギリスも殺す気は無いし、ロシアも賛成だった」
十字教にはいないのか。
「インデックスの能力があると困る人達って?」
「そうねぇ~、魔法使いとかかな」
僕?
「僕は困らないよ」
「真一君はそうでしょう。だって、元々は真一君の脳だもの」
そうだった。僕の脳のコピーした物を移植したんだった。そうなると、
「僕も狙われているのかな?」
「どうだろう?真一君の存在は、魔法使いサイドには知られていないはずよ」
それは、僕が魔法師サイドにいるからか。
「寧ろ、インデックス個人と言うより、十字教団の最強兵器として、狙われたのかもね」
そうなると、他の宗教か?でも、バチカンの保護施設で、毒薬を盛られたんだよな?他の宗教関係者は、入れないはずだ。
「来訪者記録で怪しい人物は見つかっていないんだよね?」
「見つかっていないわ」
待てよ…精神感応術で操られていたら?
「ねぇ、その記録で、お姉ちゃんがインデックスの保護した後に、死んだ人っている?」
「追跡調査が必要ね」
---江戸川コナン---
俺にソックリのヤツがいたそうだ。名前までも一緒って、あの黒ずくめの組織の罠か?本物の工藤新一をおびき出す為?
「新一…どうやって、消えたのかな…」
妃弁護士のマンションのトイレから消えたそうだ。ドアにはカギが掛かっていて、窓は無い。完全密室での消失事件かぁ。
「蘭お姉ちゃん、幻影だったんじゃないの?」
「そんな事は無いわ。だって、新一の身体の感触が手の平に残っているもの」
実体はあったのか。後、考えられるのは…異世界にへと召喚されたとか?無いかぁ…
---宮藤真一---
学園都市でお小遣いを稼いで帰ると、ネェネがいた。
「ねぇ、真一、夏休みに沖縄旅行に行かない?」
「夏休みって?」
「夏になると学校が長い休暇期間に入るのよ」
勉強しないでいいの?
「美琴も?」
「うん、夏休みあるよ」
「真由美さんも?」
「沖縄かぁ~。蒼い海、白い砂浜、私も行こうかな」
真由美さんも行く気があるようだ。
「どうやって行くの?」
「飛行機よ」
飛行機?随分と遠いんだな。脳裏に沖縄の地図が表示された。うん?大亜連合の海軍基地が近いのか…大亜連合は、バァバに意地悪をした大漢の生き残りがいる連合国のことで、正式名称は大亜細亜連合だったかな?先に掃除をしておくか?
◇
翌日、気持ち良く寝ていると、真由美さんからの連絡で起こされた。
『直ぐに、生徒会室に来なさい』
って。今日は朝帰りで眠いんだけど…服を着替えて、生徒会室へ転移した。
「ねぇ、今日の未明、どこにいたの?」
「未明?」
「はぁ~、未明って、まだ明るくなる前よ」
真由美さんが頭を抱えていた。
「夜風を感じながら、空中をお散歩…」
あれ?バレているのか?なんで?
「どこにお散歩したの?」
「海の上…」
「ねぇ、何か落としたり、撃ったりしなかった?」
完全にバレている気がする。なんでだ?何かヘマをしたか?
「どこから持ち出したの?」
「USNAの潜水艦からミサイルの弾頭を2つくらい…」
「十文字君、犯人はコイツよ!」
僕を指差す真由美さん。
「あんたねぇ~、なんて物を落としたのよ!おかげで、沖縄旅行はパァ~よ!!」
「なんで?」
みんな、沖縄旅行を楽しみにしていたのに…
「目の前で、キノコ雲が上がった周辺には行けないでしょ?」
「そういう物?」
「そういう物よ」
常識らしい。頭を抱えている真由美さん。そうなのか。キノコ雲は学園都市で見慣れているから。
「なぁ、具体的には何をどうしたんだ?」
かっちゃんに訊かれた。
「上空3万メートルから、『超電磁砲』で核弾頭を撃ち出しただけだよ」
かっちゃんが絶句している。そんな慌ただしい午後、今度はバァバからの連絡だった。
『直ぐに来て!』
僕はバァバの元へ転移した。
学園都市のキノコ雲は、放射性物質は使われておりません(^^;;