---宮藤真一---
秘境の一軒宿が、何故か都会にあるリゾート施設、フォーリーフリゾートになった。真由美さん、摩利、リンリンこと市原鈴音、かっちゃんと、真由美さ
んの後輩であるあーちゃんこと中条あずさ、はんぞーくんこと服部半蔵に、僕、美琴、ミワ、ミニ、ラオ、残念お姉ちゃんことインデックス、火織お姉ち
ゃんにツッチーと大人数で押し掛けた。大丈夫かな、この人数は?
「若から聞いております。お坊ちゃまは、自宅と思っておくつろぎください」
と、大きな部屋に案内された。
「流石は真一ねぇ。顔が効くわね」
真由美さんは上機嫌である。
「都会の一等地に、こんな穴場が…」
火織お姉ちゃんは、室内を見て回っている。この施設、『ロの字』状に宿泊棟が並び建ち、真ん中の空白部分に、温泉やら人工砂浜がある優れた施設だと
言う。
「流石にフォーリーフ系だな」
かっちゃんも感心して、はんぞーくんと共に人工海岸で泳いでいる。
「真一、オイルを塗ってくれない」
真由美さんにサンオイルを塗っていく。歳を取るとクスミやシミに原因になるなんて、言ったらダメだろうな。背中とお尻と、脚の裏を塗ってあげた。
「真一君、私達も頼めるかな?」
摩利、リンリン、あーちゃん、火織お姉ちゃんと順に塗っていく。なんで、日焼けなんかするんだ?プチ火傷だぞ。
その後は、砂浜でビーチボールで美琴達と遊ぶ。このビーチボールは特製で、静電気防止加工をしてある。発電系能力者でも安心だ。
「おい、真一。ナンパしに行こうぜ!ぎゃあぁぁぁ~」
何か不埒なことを言ったのか、ツッチーに方々から電撃が浴びせられた。
「そんな変な遊びは教えないでいいのよ!」
美琴がエキサイトしている。
「真一、ジュースを飲みに行こう!」
御坂軍団に連れ攫われる僕。フリードリンクコーナーに着き、みんなの飲みたい物を持って来てあげる。濡れた身体の発電能力者は、電子機器が使えない
そうだからだ。
「はい、美琴。後、これはミニ、ミワ、ラオの分」
「ねぇ、なんで、私のは無いの?」
インデックスに訊かれた。
「発電能力は無いよね?お姉ちゃん、僕より歳上のはずだよね?」
残念な姿になってしまったお姉ちゃんことインデックは、明らかに運動不足である。ジュースくらい取りに行く、体力は付けないと…フリーイートコーナ
ーにダッシュで行き、皿一杯の食べ物を持って来た。
「真一、私はコーラーがいいなぁ」
食べるのが忙しいようだ。どうにかならないかな、この体型…キューピーちゃん人形を見ている気分になれる。あのお姉ちゃんが、不憫だ…
---毛利蘭---
園子とフォーリーフリゾートに来た。たまには鈴木財閥系以外の場所で楽しみたいと、都会にあるリゾートにやってきた。
「凄いよね。温泉があって、砂浜があって、海岸まであるよ」
「そうね。叔父様に言って、ここよりも大規模の物を作って貰うわ」
鈴木財閥なら作れそうだよね。ふと、視界に新一が入った。なんで、ここにいるの?
「新一!」
「えっ!えぇぇぇ~!」
私の声で振り向き、驚いたように、逃げていく新一。逃がさない!新一を追う。宿泊棟に入っていく新一。誰かと泊まっているの?私を放置して?あり得
ない!兎に角、後を追いかけて…着いた先は、最上階にあるスペシャルスィートだった。ここに泊まれるって、お金、権威、名誉が揃わないと泊まれない
と聞いたことがある。ただのお金持ちでは、ここには泊まれないのだ。
ビリッ!
何かを受けて意識が飛んでいく。