とある魔法と科学の交差点   作:もっち~!

21 / 27
フォーリーフリゾート Part2

 

---毛利蘭---

 

いつの間に意識を飛ばしたのだろうか?全裸にされ、手首に手錠を掛けられて、天井から吊り下げられていた。

 

「目が覚めたようね。アンタ!私の真一を困らせるのは、止めてくれないかな?」

 

目の前に、中学生くらいの女の子がいる。まさか、新一はこの子と…

 

「私は新一のプロポーズを受けたの」

 

「ふっ!プロポーズ?ウソを言うヤツには躾だな」

 

鼻で笑われた上、彼女が触れると、全身を電流が駆け巡った。何、これ…ダメ…色々な体液が身体から漏れ出していく。もうやめてぇぇぇぇ~!

 

「へぇ~、私に触られた程度で、グジュグジュなのね。ここが緩いんじゃないの?!」

 

「あぁぁぁぁぁ…」

 

触らないで…大事な箇所に電流が駆け巡っていく。

 

「今後、真一に付き纏わないなら、開放してあげるけど。どう?」

 

 

 

---宮藤真一---

 

いつの間にか寝ていた。ここって、どこだっけ?部屋を出ると、ミニとラオとインデックスがいた。

 

「ミニちゃん、僕はどうして寝ていたの?」

 

「疲れたようですとミサカはご報告いたします」

 

「美琴は?」

 

「あの部屋で作業中ですとミサカは正直に答えます」

 

なんかやらかしているのか?言われた部屋に入ると、美琴とミワが、全裸の女性を甚振っていた。

 

「この子はどうしたんだ?」

 

どこかで見覚えのある女性。どこだっけかな?えぇっと…そうだ!毛利蘭って女性だ。

 

「何をしているんだ?」

 

「真一を困らせたから、躾け中」

 

また、間違われたのか。美琴とミワに、事情を説明した。

 

「そんなに似ているの?」

 

「顔も声も体格も名前もねぇ。返品してくるよ」

 

この前、逃亡したトイレの中に、記憶を改ざんした後、シャワーで洗った彼女を置いてきた。

 

 

 

---毛利蘭---

 

気が付くと、お母さんのマンションのベッドの上にいた。

 

「蘭!ねぇ、どうしたの?なんで、うちのトイレに全裸で、濡れた姿でいたのよ」

 

お母さんの目が紅い。泣いていたのかな?どうしたんだっけ?思い出せない。どうして?

 

「わからない…どうしてかな」

 

翌日、前日の私の行動が分かった。園子と二人で、フォーリーフリゾートに行ったそうだけど、私が消えたそうだ。荷物と着替えを残して…

 

「ねぇ、蘭。記憶に無いの?」

 

「うん…そうなのよ、園子…」

 

まるで記憶に無い。どうして?ねぇ、新一…

 

 

 

---妃英里---

 

翌日、前日の蘭の行動が分かった。園子さんと二人で、フォーリーフリゾートに遊びに行ったらしい。なのに、なんで、私の部屋にいたの?

 

「先生、お客様がお見えです。アポはしていないそうですが、いかがしますか?」

 

「どなたかしら?」

 

「四葉家の筆頭執事の葉山様だそうです」

 

四葉家?フォーリーフグループを司る財閥じゃないの。なんで、このタイミングで?まさか、蘭は四葉家の何を知ってしまったの?

 

「お通しして」

 

「わかりました」

 

客間にお通しして、私も向かった。

 

「妃弁護士事務所に、四葉家の方が、どの様なご用件でしょうか?」

 

顧問弁護士がいるので、弁護の仕事では無い。では何だ?

 

「くどうしんいち…その人物に付いてです」

 

新一君が、四葉家に何かしたのか?それで、蘭は巻き込まれたのか?

 

「あなたの娘さんが、勘違いをされているようで、困っているんです」

 

葉山氏は1枚の書類を手渡して来た。戸籍謄本のようだ。宮藤真一…これで『くどうしんいち』と読むのか。父親は七草弘一、母親は四葉真夜とある。七草家の当主と四葉家の当主との不倫により出来た子なのか。

 

「名前が娘の彼と同じなんですね」

 

「名前だけではありません」

 

スマホで動画を再生して、見せてくれた。四葉家当主を『バァバ』と呼ぶ『しんいち』君…顔も声も体格も同じなのか?

 

「当家の抱えた問題を分かっていただけたでしょうか?坊ちゃまを追い回すのを止めて欲しいのです」

 

坊ちゃま…四葉家の次期当主候補なのか。蘭は勘違いをして、その彼を追い回した、それが事実になるのか。

 

「坊ちゃまはまだ、中学生なんです。高校生と同じ扱いをされても困ります」

 

蘭が彼に何かをしたのだろう。高校生なら大丈夫だが、中学生だとダメなのは、色恋沙汰か?まさか、蘭は…

 

「今後、坊ちゃまに何かした場合、それ相当のバツを与えます。なので、今後は当家に近寄らないで欲しいのです。娘さんの彼氏は、私共の方で捜索いたしますから、そちらでは手を出さないでください」

 

そう言い残し、葉山氏は帰って行った。蘭…あんた、何をしたの?

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。