仮面ライダーの影響かな?主人公死亡しないと気が済まないのかな私は。
同時に書いてるサイバーダイバーズもだし、主人公は大抵酷い扱いになったりしますね。この癖直さないと。
それじゃどうぞ。
探『う、ああ…?』
目が覚めたとき、探の目の前は何かがおかしかった。
確かに殺されたはずなのに、生きている。周りを見ると、警察とバディポリスらしき複数の人間とバディモンスターが現場検証をしている。
探は近くのバディポリスに話しかけることにした。
探『あ、あの……。』
バディポリス「あ、起きた。君大丈夫?名前と…一応所属する世界を教えてえてくれるかい?」
探『所属世界…?いえ、俺速水探ですけど…。所属世界って言えば地球ですかね?』
バディポリス「……なんだって?」
探『それより…ここで俺、もう一人と同じで殺されたはずなのに、何で生きてるんですか?それに胡桃沢は、俺と同じように誘拐されてきたやつが居たはずで、ソイツは生きてますか?』
バディポリス「あー…胡桃沢カレンさんって、さっき女子生徒が警察に救出されたから多分その人だ、衰弱して意識も無かったけれど生きてるよ。」
探『良かった…。けど、どうして俺は生きてるんですか。俺、危険なものを刺されて死んだと思ってたんですが。』
バディポリス「それは…分からない。僕らは、未確認のモンスターが大量に発生しているという通報を受けて現場に来たんだ。」
けど…、とバディポリスは探から目を逸らし口籠る。
様子がおかしい、それに大量発生したというモンスターというのも探にとっては気になるワードだ。
探『?』
バディポリス「そしたら、この地下施設を発見してそこには女子生徒と未確認のネオドラゴンらしきモンスター。……君がいたんだ。」
探『はぁ!?』
探は慌てて自分の体を確認する。
目に見える体は、体格自体は以前の自分と変わらない。
しかし、全身にメタリックな加工がされ足は竜を思わせる鋼の鉤爪が付き、腕は指の先に鋭いメタルクローが装備されている。
バディポリスが無言で差し出した手鏡には人を竜の形になるよう無理矢理引き伸ばしたような中途半端な意匠の顔面が金属でつくられていた。
探『何だこれ!?どうなってるんだ!』
バディポリス「速水探って人のことは、昨日から連絡がとれないと聞いてたけど…人体実験でも受けていたのかい…?」
探『そうか、Eトリガー!』
思い至った可能性は意識を失う際に刺されたEトリガー、それぐらいしか思いつくものは無かった。
目の前のバディポリスにEトリガーを刺されたことを話すと、急にバディポリスの顔が険しいものになる。
バディポリス「どうしてその名前を知ってるんだい?」
探『俺、雪桜探偵事務所の仕事を手伝ううちにEトリガーのことを知ったんです。刺される直前にも名前を聞いてますし。』
バディポリス「ああ、僕の上司が依頼してた…。」
探『それで…この体治りますかね…?』
バディポリス「僕には分からないね、とにかく一度検査の必要はありそうだから付いてきてくれるかい?。」
探『分かりました。』
その後の探はげんなりと落ち込む他無かった。
検査をした所、カードとしてのモンスター名は『デオキシリボ・ドラゴン』というスタードラゴンワールドのネオドラゴンと判明したのだが、これまでに確認されたどのモンスターとも違う遺伝子を持つ未確認モンスターだと言われ、更に謎が増える結果となった。
探『体の解析が進まないし…それにこの姿じゃあ、家に帰れても学校には行けないな…。』
スマホは地下施設で発見されたが証拠品として押収され、財布は耕助にカバンごと投げたので持っていない。
自販機でジュースも買えず、友人への連絡も出来ない。遺伝子が謎すぎて帰れない。
途方に暮れる探の前に、40代前半ぐらいのオッサンバディポリスが話しかけてくる。
?「よう、お前が速水ドラゴンだっけ?」
探『間違ってるけどあってる、あなたは?』
赤司「赤司豪(あかし ごう)。お前と話したバディポリスの上司だ。」
探『てことは、探偵にEトリガーを依頼したのは。』
赤司「そう、俺だ。あの子から聞いてたぞ〜、地下の工場で誰にもバレずにEトリガーちょろまかしたって。」
探『耕助、友達と連携したから出来たんですよ。』
赤司「そうだったな。じゃあ、その友達には連絡するのか?」
探『スマホは警察に持っていかれて、それにこんな姿じゃ…』
赤司「そうか…、そりゃ人間だったのにモンスターになったなんて言えんよな、ほれ。」
赤司は自販機から缶コーラを二本買い、一本を探に投げる。
人間だった頃なら簡単に開けられたはずのプルタブに苦戦し、探はやっとの思いで炭酸にありつく。
赤司「おもったより落ち着いてるな、普通こんなことになったらパニックになって逃走劇が始まるもんだが。」
探『バディポリスの対応が良かったからですよ、現実は小説とは違うみたいです。…俺、これからどうなるんですか。』
赤司「分からん。地球生まれのモンスターで所属はスタードラゴンワールド?しかも元人間って、上も対応に困ってるところだろ。お前にも、それ以外にもな。」
探『それ以外?』
赤司「お前以外にも未確認のモンスターが発生してるんだが、そいつらも恐らくお前と同じ経緯でモンスターになった人間だ。ま、記憶ないみたいだが。」
探『俺だけ記憶ありなのか…。』
赤司「それだけじゃねえんだろ?お前さんにはまだ知らせてなかったが、腹の中にEトリガーがいくつか収納されてたらしい。お前だけ、何か誰かに優遇されてる感があるな。」
誰が自分達を生き返らせ、そして探を優遇したというのか。
もしそんなとんでもない事をしてのける存在が居たとしても、そんなものは探しようがない。
そもそも、自分は意識が無かったから意識があった間のことなど分かるはずが。
と思って居た所、探の脳裏に生きていた人の顔が浮かぶ。
探『…胡桃沢なら何か知ってるかもしれない。』
赤司「救出されたモデル社長ちゃんか、確かに彼女ならなにか見ていたかもしれんが。まだ病院からは意識回復の連絡が来てない。暫くはお預けだな。」
探『ですよね…。胡桃沢が起きるまでどうしようか。』
赤司「……それなんだけどな、今思いついたことを上に言ってくる。」
探『え?』
赤司「お前の相棒を探すから、ソイツの所で働かせてもらえ。バディモンスターが仕事手伝うのは違和感ないし、お前の知り合いに状況説明するのも楽になるだろ。」
探『良いんですか!?』
赤司「このままウチで穀潰しされても困るしな。」
数時間後、バディポリス側でも話は直ぐに決まったらしく探を受け入れてくれるという人物の会社に向かうことになった。
周りからはメタリックな見たことないモンスターがバディポリスに連れられている姿を2度見されている。
探『で、さっきのEトリガー本当に俺が持ってていいんですか?』
赤司「あんま外でその話するなよ…。お前が持ってたトリガーは解析してもよく分からないところが多くてな。置いといても扱いに困るから返すってだけだ。」
探『なるほど。で、その会社はどこに。ここ、俺が誘拐された場所ですよね。』
赤司「あの雑居ビルの2階だ。」
探『え?』
二人の目の前には、少し古い雑居ビルが堂々と立っている。
その2階には、これから探がお世話になる会社がテナントとして入っている。
しかし、その会社は探にとって見慣れたものだったのだ
?「赤司、さん。お早い、お着きで、すね…。」
赤司「よ、氷華ちゃん。…って、どうした!?服が泥だらけじゃないか!」
氷華「人を、探していたら、厄介なものに目をつけられた、みたいです。」
いつも見ていた筈の雪桜氷華の見たこともない疲れきった顔に探の頭はフリーズする。
息は上がり、服はボロボロで爪で浅く斬ったような切れ方をした部分もある。
赤司「人探しって、依頼か?その内にモンスターに襲われたのか。」
氷華「いえ、個人的に…。速水探君という、高校生が、行方不明になったと、彼の友人から、連絡が入って…。色々と心当たりを探していたら猿のようなモンスターに、攻撃されたんです。その一匹に追われて、ました。」
赤司「マジかよ、ずっとソイツから逃げてたのか。いまどこに」
探『そこだ!』
氷華に上からナニカが襲いかかり、探はその影に蹴りを入れる。
それは、機械仕掛けの猿だった…が、足はバッタのような機構でジャンプ力の高そうな見た目をしている。
目が赤く光り、無機質な敵意を今度は探に向け
猿?『目標達成できず、継続的な破壊に勤めます。攻撃開始。』
探『二人とも俺の後ろに居てくれ!ぬぐお!』
猿?『第三者による妨害を確認、攻撃目標を一時変更します。攻撃開始。』
猿は休みなく攻撃を仕掛け、探を追い詰める。
しかし、突如猿は動きを止め首を傾げるような仕草で探を伺う
猿?『イナンナターゲット、確認。バディファイトによる細胞奪取を開始します。』
探『イナンナ?』
どこかで聞いたワードを発した猿は、バディファイトのコアデッキケースを取り出す。
そしてオレンジ色のドームを発生させ、その場にいた全員を閉じ込める。
猿?『ルミナイズ。』
探『なんで急にバディファイトを?けど今はデッキなんか…。』
赤司「お前の腹の中にデッキ入ってるぞ!」
探『マジか!えっと…。』
腹の格納庫を開け、デッキらしき感触の物を取り出す。
探『バディファイトなら、こっちのものだ!行くぞ!』
氷華「待ってくれないか。」
探『探偵?どうした。』
氷華「…どうしてその姿なのかは分からないけれど、君は速水くんなのだね?」
探『え?何でそんなこと…あ。』
すっかり自らがモンスターであることを忘れ、探は自身の今を暴露してしまう。
氷華は探からデッキケースを奪い取り、ルミナイズする。
氷華「あまりに君らしい喋り方で、私を探偵と呼んだからね。…それよりも、ファイトの進行は私に任せてくれないか。君よりもバディファイトには慣れているからね。」
探『そういえばお前の方が、バディファイトは強かったよな…。』
氷華「覚えていたか。それは重畳だよ。では、始めようか。」
氷華はずっと前から大会優勝を重ねる実力の持ち主で、バディファイトを初めて数ヶ月の探では相手にならないほどの腕を持っている。
氷華にファイトを任せた方が良いだろうと判断して探、いやデオキシリボ・ドラゴンは氷華の横に立つ。
氷華&猿「『オープン・ザ・フラッグ!!』」
氷華「スタードラゴンワールド」
雪桜氷華
スタードラゴンワールド
デオキシリボ・ドラゴン
ライフ10 手札6 ゲージ2
猿『デンジャーワールド』
猿
デンジャーワールド
アーマナイト・バッタザル
ライフ10 手札6 ゲージ2
氷華「私のターンからだね。それでは、行こうか!」
デオキシリボ・ドラゴン『了解だ、探偵!』
ちょっとばかり展開が強引でしたね、次はもう少しうまい運びができるようにしないと。
次は出所不明のモンスターと対決。
感想お待ちしてます。
デオキシリボ・ドラゴン
人間としての享年、15歳
モンスター歴、1日未満
性別、中身は男
■この物語の主人公、スタードラゴンワールド所属。
■かつては人間、速水探としての人生を生きていたが殺され、紆余曲折を経て今の姿に。
■自らのメタリックな色味と中途半端に竜らしい骨格をあまり気に入っていない。
■一人称は俺。
【secret】お腹に物を格納できるスペースがある。。