カンスト系オリ主   作:花蕾

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主人公の名前が決まらない今日この頃。


ALO編①

目を覚ますと、そこは知らない天井だった……いや、この使い古されたネタはダメだな、うん。

 

二年間、ゲームの中に閉じ込められていたということもあり、身体は細くなり少しの身動きですら身体が悲鳴をあげる。

 

こりゃあ、しばらく動けそうにないか

 

◇◇◇

 

結局、あの後、俺が目を覚ましたことに看護師さんが気づき、現在はリハビリに励んでいる。とはいえ、リハビリにそこまで時間はかからないそうだ。

 

それよりも、今は

 

「おっはよー、お兄さん!元気してた?」

 

「ちょっとユウ、病院では静かに」

 

「ごっめーん、姉ちゃん」

 

「もう。あ、お兄さん、フルーツ切ってきますね」

 

お見舞いにきてくれた可愛いお客さん達の相手をしなきゃな。

 

「毎日、すまないね、二人とも」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ」

 

「お兄さんと喋るのは楽しいから大丈夫!あ、この漫画、借りていい?」

 

片方は漫画目的なような気もするが、まあ、いいだろう。

 

来てくれた二人は、紺野藍子、紺野木綿季。苗字から分かる通り、姉妹である。

数年前からの付き合いで今では、ラン、ユウキとあだ名で呼び会えるほどである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そういえば、お兄さんって、ボクかお姉ちゃんと結婚するんだっけ?」

 

「いつの話だ、それ。おじゃんになった話だろ」

 

「ぶーぶー、ボク達に魅力がないっていうのか!」

 

「そういうわけじゃないぞ。二人ともめっちゃ可愛いし。嫁さんに来てくれるなら大歓迎だし」

 

「じゃあ、なんでダメなんだよー!」

 

「ダメとは言ってないだろ…」

 

数年前まで、二人、ランとユウキはとある病に侵されていた。

そんな二人に目をつけた俺の親属が、二人の遺産目的で俺をランかユウキのどちらかと結婚させようとした。

 

流石にそれはお断りである。俺にだってそれくらいの良識はある。しかしながら、俺が断ったところで別の人物に据え変わるだけである。

 

二人の病、AIDSは治らない、いわゆる不治の病と言われていた。しかし、近年、研究が進み、アメリカなどでは完治のケースも見られていた。

日本ではあまりメジャーではなかったその治療法を、二人に一か八か受けさせてみた。あ、ちゃんと当人の許可はとってるよ。

 

結果は成功。それにこの二人の、日本での完治のケースを皮切りに治療法はものすごいスピードで使われるようになった。現在は、保険の適用範囲内にもなり多くの命を救っている。

 

「ユウ、困らせないの」

 

「えー、でも気になるじゃん」

 

「ダメでしょ」

 

「…姉ちゃんだってお兄さんがSAOにいるとき、どうしようどうしよう、って取り乱していた癖に」

 

「ユウ!?それは内緒って言ったでしょ!!?」

 

その話詳しく

 

「お兄さん!!?」

 

◇◇◇

 

「退院したら何するつもりなの、お兄さん?」

 

「ゲーム。なんかおススメのない?」

 

「あっ、それなら、ALOがいいと思うよ!ボクも姉ちゃんもしてるし」

 

「それならそれにしようかな。どんなゲームなの?」

 

「ALOはアルヴヘイムオンラインの略で、アルヴヘイムの名の通り、プレイヤーは妖精族になり、世界樹を目指すというゲームです。でも、お兄さん大丈夫なんですか、あんなことが起こったばかりなのに」

 

「平気平気。俺は()()()()()()()()()()()()()()()。他の人みたいに命の危機云々は感じてなかったしね。それよりも」

 

「それよりも?」

 

「楽しそうなことはするに決まってるでしょ」

 

当然のように言い切った。

 

「ふふっ、そうですね」

 

「だろ」

 

◇◇◇

 

退院したので、ALO買ってきました。

いや、どこも売れ切れで買うのに苦労した。え、ダウンロード版でいいだろって?ゲームはパッケージで買いたいから、すまんな。

 

さて、キャラメイクをしていくわけだが、種族多くね。

 

サラマンダー…攻撃系の能力に優れ、火魔法が得意

 

シルフ…スピードと聴覚に優れ、風魔法が得意

 

ウンディーネ…回復・補助系の魔法が得意。魔力が高く、水中活動もできる

 

ノーム…耐久力と採掘能力が高く、土魔法が得意

 

スプリガン…幻影系や探索の魔法が得意

 

インプ…暗中飛行と暗視が得意で魔法への耐性が高い

 

ケットシー…俊敏性と視力が高く、モンスターのテイムが可能

 

レプラコーン…生産得意

 

プーカ…歌唱や楽器演奏が得意

 

以上9種である。下二つが薄い?知らんな。

 

ケットシーはないな。誰が男の猫耳で喜ぶんだ???

プーカはやだな、歌そこまで上手くないし。あ、でも、某特撮ヒーローみたいに楽器使って戦えるんならしてみたいな…分かんないからやめとこ。

 

ケットシーとプーカは選択肢は速攻で消えたわけだが、どうしようかな。

自身のスタイルといえば、速度に任した連続攻撃なのだが、ALOには魔法がある。SAOにはなかった遠距離攻撃である。そうなると、魔法耐性が高いインプか。レベル上げしたらシルフだろうと素早さで勝てるやろ(適当)

 

よし、インプにしよ。

 

名前はSAOと同じでいいや。

アバターはランダムか。わざわざ、決めなくていいのは嬉しいな。

 

これでログインかぁ、初期地点ってどこやったけ…

 

◇◇◇

 

インプのホームタウンスタートか。ま、しょうがないか。種族間での対立はあるし、PVP推奨のゲームだしな。

 

確か、ユウキとランは央都『アルン』で待ってるんだったな。

 

………どこだ??

 

と、とりあえず、ステータスを見てみよう。

 

???why???

 

俺、このゲーム初よ初。

 

なのに、スキルのいくつかがカンストしてるんだけど。何故???

 

俺、これどこかで見たことあるぞー、剣がアートするオンラインだったような気がするなー

 

…気のせいじゃねぇな、これ。SAOと同じステータスだぞ。あっちになかった魔法スキルは流石にスキルレベル1やけど、周りとのレベル差で違和感しかねぇ…

アイテムボックスは、うげ、バグったものばっか入ってる。捨てよ、こういうの持ってるとBANされる危険性あるし(ポ○モンでミラクル交換できた改造をそのままにしてBANされた過去から学んだ)

 

〜考えること1時間〜

 

考えても分かんないな(諦め)

 

とりあえず、アルンに行くか。場所は飛べば分かるやろ(適当)

 

さあ、空の旅へ。

 

俺は、背中の翼を広げ空へ……

 

ズガガガガガッ!!

 

あ、頭が抉れる。地面に頭から突っ込んでしまった。

 

よし、もう一回

 

ズガガガガガッ!!

 

も、もう一回

 

ズガガガガガッ!!

 

ま、まだまだ!

 

ズガ(以下略)

 

飛ぼうとするだけでHPがなくなりそう…もう、1割削れたぞ、オイ。

 

「遠くから見てたけど、何やってるの、アンタ。自分から地面に突っ込むなんて正気の沙汰じゃないわよ」

 

自分の意思じゃねぇ!!ん?

 

「もしかして、新人さん?」

 

「そうですけど」

 

「あ、やっぱり。いやー、装備見たら初心者っぽかったし。で、どうしたの?」

 

「飛び方がわからなくて」

 

「え、ホームタウンのチュートリアルで教えてもらえるはずなんだけど。もしかして、チュートリアルしてない?」

 

してません。チュートリアルはスキップ、これテストに出ます(出ません)

 

「うーん、急いでるの?」

 

「リアルの知り合いとこちらで待ち合わせしてて」

 

「そっか、どこで?」

 

「アルンってところです」

 

「アルンかー」

 

いきなり話しかけてきた、紫髪のグラマスなお姉さまは少し考えてから

 

「そうだ、私もアルンに用事あるし、連れていってあげようか?なんなら、道中で飛ぶ方法教えてあげようか」

 

お願いします(即答)

 

「ハハ、OK!じゃあ、レクチャーをしながら、アルンを目指そうか」

 

こうして、俺はレクチャーしながら目的地に連れて行ってもらえるという二兎を追って二兎を得るという類稀なる功績を手に入れたのだった。

 

◇◇◇

 

「まずは補助スティックを使った方法からだね。左手をこう握ってみて」

 

真似してみると左の手の平にグリップがでてきた。

 

「それを手前に引いてみて」

 

う、浮いた!?

 

「よしよし、いい調子。じゃあ、スティックのボタンを押してみたり、前後に倒してみてよ」

 

押してみると加速、押し倒すと下降。左右に倒してみると旋回し、視界がグルングルンと入れ替わる。ヤベェ、ジェットコースターみたいで楽しい。

 

「それでどうしたら動くか分かったと思うから、少しそれで進んでみようか」

 

「了解」

 

先行する彼女を追いかける。やはり、慣れの差か、スピードが少し自分のほうが遅い。

 

「それにしても襲撃とかあったらまずいんじゃないですか?スティックで片手塞がってるし」

 

「んー、そんときはあたしが対応するからだいじょーぶ」

 

「…あれ、スティックなしで飛んでますけど、できるんですか?」

 

「お、良いところに気づいたね!これは《随意飛行》って言ってね、慣れたら楽だよー。それに飛行中もメニュー開けたりするしね。やってみる?」

 

「それじゃあ…」

 

感覚としては、仮想の筋肉を動かす感じらしい。

 

「難しい!!」

 

「うーん、でも最初、君、スティックなしで地面に突っ込んでたろう。センスはあるはずなんだけど」

 

あのときはがむしゃらにやっただけで…ん?今、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「うし」

 

両頬を叩き、一旦頭の中をリセットする。ごちゃごちゃしたことは考えない。とりあえず、思うことは自分が飛べるというイメージだけ!!

 

「……す、すごいよ!!君!!こんなすぐに随意飛行できるようになるなんて!」

 

「と、飛べた…」

 

「よし、飛行方法もこれでOK!じゃあ、アルンに向かおうか!」

 

「はい!」

 

◇◇◇

 

はい、着きました、アルン。え、カットしすぎ?いや、道中は確かにモンスターとか別種族いたけど、お姉さまが魔法で一瞬で片付けるんだもん。

 

……魔法の力ってスゲー

 

「お、きたきた!お兄さーん!」

 

「あ、ユウキじゃないか。ランは?」

 

「姉ちゃんなら、今、アイテム買いに行ってるよ!」

 

「なるほど」

 

「驚いた」

 

ユウキと話してると、飛び方とアルンへの道案内をしてくれたお姉さんが言葉を発した。

 

「まさか、待ち合わせ相手が『絶剣』とは」

 

「ってええええ!!なんで、お兄さんが、メイと一緒にいるの!!?」

 

…?お友達?

 

「いや、お兄さん、知らないの!?メイは、インプの領主様だよ!!」

 

「…………えっ」

 

まじで??

 

「そうだよ。やっぱり、知らなかったかー、うんうん、メイさんは悲しいよ」

 

「い、いや、すいません」

 

「だから、お姉さんのお願い聞いてほしいなー」

 

……なんか、アルゴに近い感じがするなー

 

「ちょーっと、お手紙届けるだけでいいんだよ」

 

「ダメだよ!お兄さんは今からボク達と一緒に冒険するんだよ!!」

 

「おー、ならユウキちゃんとランちゃんにも頼もうかな」

 

「……どうしたの、ユウ?そんな大声出して」

 

「あ、ランちゃん!いやー、そこのお兄さんに依頼をしようと思って」

 

「ダメですよ。今から、私達と遊ぶ予定があるんですから」

 

いつも、穏やかな感じのランの目がキリっとしてる。

 

「いやー、ランちゃん達も受けていいからさ、頼むよ」

 

「ダメよ。さっきも言ってたように予定が」

 

「クレープ」

 

「っ!?」

 

「ぜんざい、お汁粉、お団子、羊羹」

 

「っ!!!?」

 

「洋菓子も和菓子も食べ放題でいいよ」

 

「お兄さん、ユウキ、やりましょう!メイが可愛そうですし」

 

「姉ちゃん!!?」




紺野姉妹生存ルート!!そして、オリキャラ登場!!

次回からは原作介入します。
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