がっこうぐらし!_浪漫プレイで目指す全員生存   作:縁 緋咲(げに味わい深きレモン)

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 失踪したと思った?残念!サボってました!!(土下座)
 そろそろ名前にナメクジとか入れていいと思った縁緋咲です。
 僕もうね、寝る。

 この回ができる大分前からあった主人公の生態はこちら
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 https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=237299&uid=288533

 超頑張って書いた。大分妄想炸裂したけど寛容な皆様は許してくれるよね…?

 あ、死亡シーン集もどき今書いてるんで雨の日回までに別小説として出したいです(願望)。もちろんR-18Gだよ!


#04 屋上帰還から

 

 生首によるロマン要素が見当たらない浪漫プレイ始まってんよ〜

 

 前回クリアリングガバによって五人になった職員室四天王をコロコロしたとこからです。

 …最後のでめっっっっちゃビックリしました。ついでにそらちゃんも動けなくなってしまったんですが、まぁそろそろ慣れる頃なんで次からはこうはならないと思います。

 

 よしよし、操作可能になりましたね。前回よりは立ち直りが早いです。めぐねぇのおかげですね。

 えーっと現在時刻は…十一時ぐらいですか。極力ステルスしながら行動してたのでかなり時間が経ってます。スタミナもそろそろ危険域ですし、さっさと物資集めて屋上に帰りましょう。

 例のマニュアルに関してはある程度進んでから発見してもらう方向で。今のそらちゃんが読んだら発狂して何もできなくなっちゃいますよハハハ(乾いた笑い)。

 

(…メカクレ探索中…)

 

 うーむカップ麺7個に大袋のスナック菓子が3袋、あと小袋のお菓子がいくつか、そしていろほす他ペットボトル飲料が6本ですか…。一人で消費するぶんには十分でしょうが、五人だとギリギリ1日分なんですよね…。

 こうなると3日目の、特に朝の志気維持が鬼門になるんですが、今回は対策を考えてあるので多分大丈夫でしょう。

 

 さて、もう約束のお昼なんでさっさと戻りまsy…そういえばここにいた『彼ら』の氏体片づけとかないと腐敗してまずいことに…。

 

 …お片付けタイムですね。窓の外に放り投げとけばいいでしょうか(片付け下手並感)。そーれぽいぽいぽいっと。

 

 …四体目(デブ)は…持ち上げられないので諦めます。あれはくるみ姉貴にもちょっとキツいレベルですよ…。…多分、きっと、キツいぐらいだと思います。断じて普通に持ち上げそうとか思ってません。

 職員室の向こうの男子トイレに転がしておきましょうか。

 

 うん、お掃除完了!(床と壁の惨状から目を逸らしつつ)

 

 あ、ついでに手と武器を洗っていきましょうかね。二度に渡り命を救ってくれた袖の下ハサミも綺麗にしてあげます。ホンっと助かりましたよ…。そう何度も使えるようなものではないので、そろそろ替えの用意もしなきゃですかね。

 

 鉄系の金属武器はこまめに洗わないと錆びつき、威力や耐久値が大幅にダウンします。鉄製大型鈍器であればむしろ威力が上がるケースもあるそうですが、そんなものを振り回す事はまずないので関係ありません。

 道具のメンテは大事ってそれいち。

 カマは一本目はもうほぼダメですね。突き刺しまくってたおかげで刃が思いっきり曲がってます。草刈りの道具としてはまだ使えなくはないと思うので持ち帰りますけど。

 しょうがないので二本目に持ち替えていきます。

 これで全部キレイキレイですね!

 

 …え、五体目?誰ですかそれ。(漁る前に捨てときました)大人しそうな女子高生の足首掴んだ変態ハゲオヤジなんか知りません(写す価値ねー)よ。

 

 必要な物はちゃんとカバンに入ってますかね…よし、オーケー。たんきり飴もちゃんとポケットに入れてあります。ハサミは袖の中(ていいち)です。

 足元に気をつけて屋上に帰りましょう。また足掴まれたくないですし(トラウマ)。

 

 あ、血とか払っとかないと。レインコートは一応血とかの液体を弾きますが、なにもしないと普通に汚れがついたままになってしまいます。それではレインコートがただの目立つ緊急回避アイテムになってしまうので、忘れないようにしときましょう。

 

 裾とか持ってバサバサしときます。辺り一面血飛沫撒き散らしますけど無視じゃ無視無視。あーきれいさっぱりとれていくんじゃー

 

 じゃ、誰かに屋上のドア開けてもらいましょうか。

 ただいまー。誰かあけてー。

 

………あっ聞こえてないのか

 

 ノックすればいいか。三回だっけ?あれ?三回はトイレだっけ?

 まあいいや。

 コンコンコン

 

ーーーーー

 

 生野菜と水だけの朝ごはんを食べながら、これから出来ることについて話し合うことにした。

 烏間さんは三階の探索に出てしまったので、この中にはいない。

 彼女には、私たちよりも勇気や行動力があるようだ。

 

(・・・)

 

「ではまず、烏間さんが戻ってくるまでに出来ることについて、意見のある人はいますか?」

 

 佐倉先生が先生らしく場を取り仕切る。全体的な計画は、烏間さんが帰ってきてから、ということらしい。

 くるみが右手を挙げた。

 

「烏間の援護に行く、っていうのは?烏間一人でゾ…あいつらがうじゃうじゃいるようなところを切り抜けられるのか?」

 

「でも…人数が増えたらその分アレも寄ってこないかしら?」

 

 でっち上げだ。自分は安全なところに居たいだけだ。

 

「何も言わずに一人で行ったってことは、アレを一人でなんとかできる、ってことじゃないの?」

 

 だから私たちは行かなくても問題ないわよ。

 

「うーん…それもそうか…」

 

 くるみは渋々、と言った感じで退いた。佐倉先生が次の案を求める。

 

「じゃあー…ハイ!」

 

 元気よく手を挙げたのは、丈槍さんだった。

 

「はい、ゆきちゃ…丈槍さん」

 

「あいつらが絶対入って来れないように、バリケードを強化したらいいと思います!」

 

 丈槍さん以外の全員がバリケードの方を見た。昨日の夜に、明かりの少ない状況で作ったそれは、あまり強固そうには見えなかった。

 “アレ”が何体も集まってバリケードを破ろうとし始めたら、そう長くはもたないだろう。

 

 全員が顔を見合わせる。どうやらみんな同じ結論に至ったらしい。

 

「じゃあ、バリケードを強化するってことでいいですね?それじゃあ皆さん、頑張りましょう!」

 

「「おー!」」

 

 くるみと丈槍さんが掛け声とともにこぶしを振り上げた。

 

 私も、それに合わせて片手をを小さく上げた。

 

 

 

 心の中にあったのは、後ろめたい安心感と漠然とした不安だった。

 

ーーーーー

 

 バリケードを強化しながら、武器や使えそうなものを集めていたら、太陽はほとんど真上まで昇っていた。小休憩のためにフェンスの近くに座る。

 思えばまともな食事をとったのは、昨日の昼ごはんで最後だ。昨晩、烏間からもらったお菓子を食べたし、今朝も野菜を生で食べたりもしたが、あまりお腹は膨れなかったし、そもそもあまり喉を通らなかった。

 

 烏間がそろそろ戻ってくるハズだが、アイツが食糧を十分に持ってこられるとは限らない。あいつらに襲われて落としてくるかもしれないし、そもそも食糧なんかないかもしれない。自分だけ生き残るためにどこかに隠すかも…

 

 …やめよう。今、人を信じないでどうする。

 今日だけでも何度目かわからないため息をついた。

 

「烏間さん、そろそろ戻ってくる頃かな…?」

 

 隣に座ったゆきの小さな呟きに、多分な、と短く応える。

 

「…烏間さん…すごいよね…。みんなを励ましたり、ひとりで中に行っちゃったり…すごい勇気だよね…」

 

「いや、…無茶、してるんだろうな」

 

 願望に近い、自分勝手な想像だった。

 

「あたしらのために、無茶して声張って、無茶して前に出て…」

 

 普段からそういうことができるヤツなら、名前ぐらい知っててもいいはずだ。でも、あたしはアイツの名前どころか、顔すら知らなかった。

 

「…あたしも、腹括らないとダメかな…」

 

 あいつに無理させないために…。

 フェンスに背を預け、吐息混じりに呟いた。

 

 

「…?今、何か聞こえなかった?」

 

 ゆきが中への扉を、正確には扉を塞ぐバリケードを見ながらあたしに聞いてきた。どきりとして立ち上がり、シャベルを掴む。

 

「…どんな音だった?」

 

「なんか、こう…鳥が羽をバサバサしてるみたいな…」

 

「……はぁ?」

 

 ゆきの言ったことに困惑し、首を傾げた瞬間、扉が叩かれた。

 控えめに三回。それだけ。

 

 最大限警戒しながらバリケードに近づく。無意識に足音を殺し、息を潜めてバリケードの前に立ち、恐る恐る声をかける。

 

「…烏間か?」

 

 扉がノックされた。

 

「烏間なんだな?」

 

 扉がノックされた。

 

「わかった、今開けるから待ってろ」

 

 扉がノックされた。

 

「………」

 

 バリケードに手をかけたところで、無性に腹が立ってきた。

 

 あたしらに何も言わずに勝手に出てって、一人で無茶をして…!

 ほとんど喋りもせずに、ただあたしたちをやる気にさせて…!

 的外れな苛立ちだ。

 

 カッとしてシャベルでバリケードを殴り付けて、黙ったままの烏間に怒鳴りつける。

 

「わっかりにくいんだよ!!もっと声張りやがれ!!!」

 

 加熱した頭で、扉の向こうの黄色い影に言葉を叩きつけた。

 

 ドテッ『ヒエッ ゴメンナサイッ』

 

 盛大に尻餅をついた音と、裏返った怯えたような小さな声に、我に帰った。

 

「ご、ごめん烏間、今、今開けるから…」

 

 冷水を浴びせられたように一気に冷えた頭で、一瞬前の自分の行いを悔いた。

 

 震える手で急いでバリケードをずらし、扉の鍵を開ける。

 

「ほら、早く…」

 

 なぜかレインコートを着た姿の烏間は、少しだけ開けたバリケードの隙間を素早く抜けると、肩に掛けていたカバンを近づいてきたゆきに放って座り込んでしまった。

 

 かなり疲れているようだ。体育座りのように座ったまま全く動かなくなってしまった…。

 




千文字あったあとがきは消しました

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