がっこうぐらし!_浪漫プレイで目指す全員生存 作:縁 緋咲(げに味わい深きレモン)
最近この小説は『実況解説プレイ動画』なのでは…?と思い始めもすら。ママエアロ。
何言ってんだコイツ(真顔)
野生の 生首が 現れた !
勘違いゴリラに恐怖してしめやかに(体の力が)四散したロマンプレイ実況今回もすたぁと〜。こいついつも行動不能から始まってんな。
まあ実際は精神的疲労とスタミナ切れのダブルパンチが原因みたいですけどね……。どっちにしろトドメはそこのゴリラです。恨むぞ。
とりあえずカバンはゆきちゃんにパスしといたので、中身は勝手にみてもらいまそ。
食糧分配に関してはこっちで色々考えるよりりーさんに丸投げした方がいいらしいですし、そらちゃんが頑張れるのはここまでです。
めぐねえにどこから持ってきたのか聞かれてますね。当たり前のように選択肢にセリフはありません。
……ボディーランゲージで伝えます。YU☆BI☆SA☆SI☆!
保存が効きお腹を満たせるカップ麺、みんなで分配が容易な大袋のスナック……この状況ではありがたいとはいえ、あろうことか教師が持ち込んでたことにめぐねえが苦笑いしてますね、かわいい。まあ高校だし多少はね?
お?どうしたゴリラ、なんか言いたそうにして。申してみよ(上から)。
「カップ麺があるのはいいんだけどさ、お湯はどうするんだ?」
『お湯はどうするんだ?』
・・・。
ガスコンロとヤカンの回収忘れてた!!
え、うせやろ攻略メモガン見しながらやってたはずなのに…書いてないやん!!
ウッソだろお前www
お湯がない状態でカップ麺を食べようとすると水を入れてみるイベントが発生してみんなのが雰囲気が悪くなって序盤の勢いがなくなるからなんとしても入手しにいかなくては…!(ガバッ)
「わわっ、烏間さん、落ち着いて!」
HA☆NA☆SE(バタバタ)……
筋力値最下位ゆきちゃんに押さえ込まれました…。そんなにスタミナやばいんか。
クォレハゴリラとめぐねえに行ってもらうしか無さそうですね。
じーーーーーっ(無言の上目遣い)。
「……わかった。あたしが行く」
「……私も、いきます」
そうだ、それでいい。
後はゴリラとめぐねえに任せてゆきちゃんに介護されながら待ちましょう。まだ2日目だから信じて送り出したゴリラと先生が氏体になって帰ってきたりはしないはずです。
ゆきちゃんと信頼関係を結びながら三階を半制圧して戦闘要員たちを『彼ら』との戦闘に慣れさせついでにガスコンロのガバをフォローする、完璧だぁ。
でもダメダメダメ誰が屋上を守るの(意訳)ってりーさんが反対してますね。疲れ切ったそらちゃんとゆきちゃんしか残らないので不安なのでしょう。
ゆきちゃんもそらちゃんにこれ以上無理をさせたくないと言ってくれてます。は^〜マジ天使か。いい子だわぁ……。でもね、バリケードあるからなんとかなるんだ。
(ボソボソボソ……)
…声…がちっせえ!もっと声張れや!
人見知り『ダメです。』
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
「?烏間さん、もう一回言って?」
ゆ、ゆきちゃん……!
(ボソボソボソボソ……)
「…うん。わかった、ありがとう」
天使はここにいた!今後は作戦会議でちゃんと意見を言えるようになりました!ありがたや……ありがたや……
どういうことかといいますと、ゆきちゃんからの好感度が上がったためそらちゃんが少しだけ話せるようになったんですね。ゆきちゃんとだけ。
これにより、ゆきちゃんが側にいる時に限り、ゆきちゃんを通じはっきりとした意思疎通を取れるようになりました。
あんまり難しい言葉は使えませんが、これまでのボディーランゲージよりは万倍マシです。
「みんな、烏間さんがね、危ないからくるみちゃんとめぐねえの2人で行ってほしいって。あと、もし……アレが来ても、バリケードを押さえて静かにしてればどこかにいってくれるはずって」
ちゃんと正確に伝えられましたね、よかったです…。そらちゃん、人と話すのは苦手でもちゃんと語彙力はあったみたいですね。
さて、ゴリラとめぐねえが探索に出てったところで、りーさんの好感度上げをします。
しかし、大きな弱点として正気度が低く、また好感度調整を間違えると悲惨なエンドを迎えるという点があります。
好感度調整ミスって後ろから刺された経験のある兄貴姉貴はとても多いハズ。かく言う主も一度血塗れの百合の園を築いたことがあります(白目)。
主にとってこのゲームをプレイする上での一番の爆弾が、りーさんというキャラクターです。二番目はみーくんです。りーさん誘爆さすのやめてクレメンス……。
さて、好感度を稼ぐには会話が一番、早速話しかけたいところですがぁ……。
……。どう話しかけようかな……(リアルコミュ障)。
ーーーーー
どかしたバリケードを元の位置に正して、疲れと責任感で動けなくなってしまったらしい烏間さんの隣に座った。
思えば、随分と無理をさせてしまっているのかもしれない。一人で恐ろしい怪物がいるであろう校舎内を探索するのは、彼女で無くともとても勇気がいることのはずだ。
……だから、彼女を『使う』のが最善のはずだ。自分は後ろから、できることをするだけだ。彼女が言ったとおりに。
「烏間さん、ありがとう。でも、次からはちゃんとみんなと相談してからにしてね?」
丈槍さんが少し頬を膨らませ、烏間さんに説教をしている。烏間さんはこくこくと小さくうなずきなから、手渡されたジュースのボトルの蓋を開けた。
ちびちびと舐めるように飲み、すぐに蓋を閉めてしまった。中身はほとんど減っていない。
「……ちゃんと水分補給しないと、この時期でも熱中症になるわよ?」
見かねて声をかけた。戦うことのできる人を減らしたくはない。
「…………そうですね」
まさに蚊の鳴くような声、といった声色だ。烏間さんはもう一度ボトルに口をつけると、今度は半分ほど一気に飲み、蓋を閉めずにこちらに差し出してきた。
「……あとは、どうぞ。私は大丈夫です」
とても大丈夫そうな声には聞こえないが、無理に飲ませるのもいけないだろうと思って、差し出されたボトルを受け取った。
「ありがとう、大事に飲むわ」
烏間さんは小さく頷くと、ハッとして辺りを探りだした。
先ほどまで肩から提げていた彼女のスクールバッグを手繰り寄せると、歪んで刃こぼれした鎌を取り出し柄をこちらに向けて差し出した。
「……これ、返します」
木製の柄に、所々茶色のシミができていた。これは……。
「……壊しちゃって、ごめんなさい」
一層消え入りそうな声に、罪悪感を覚えた。彼女は、私達のために戦ってくれたのに、私は……。
「私こそ…ごめんなさい」
なぜ謝るのか、と目を丸くした烏間さんの顔を見て、さらに罪悪感が増した。烏間の顔を見られなくなって、両手で顔を覆った。滑り落ちた鎌が床に落ち、甲高い音を立てた。
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
「なんだかよくわからないけど、仲直りしたならそれでよし!ほら、若狭さん、烏間さんもう怒ってないからっ……ね?」
急にうずくまった私とおどおどとし始めた烏間さんの様子を見かねたのか、丈槍さんが強引に仲裁してくれた。
子供のように泣きじゃくる私の背中を、二つの小さな手がいつまでも撫でてくれた。
ーーーーー
烏間がさっきまでいたからなのか、点々と死骸の転がった廊下を見て、また寒気がした。
あまりにも非現実的な、ホラー映画でしか見たことのない光景は、血と腐敗臭の混ざった風と血糊で滑る床のせいで嫌でも現実だと思い知らされる。
心臓が痛いほど鳴っている。呼吸が浅くなる。
「恵飛寿沢さん?」
背後から肩を掴まれて、思わず悲鳴を上げそうになった。
「っ……?!」
「大丈夫ですか?」
「……驚かさないでくれよ」
「ご、ごめんなさい」
人の心配をしながらも足の震えているめぐねえを見て、そうだ、と思い当たり、近くにあった掃除用ロッカーを開けた。
「あいつらを倒すのは、あたしがやる。めぐねえは、これであいつらを近寄らせないようにしてほしい」
そう言ってめぐねえにモップを渡した。倒すことはできなくても、遠ざけるだけならできるはずだ。
「……はい。恵飛寿沢さんの背中は、私が護ります」
とりあえず、ガスコンロのありそうな化学実験室から調べることにした。
屋上への階段はすぐそこだから、最悪逃げる事はできる。
砕けたガラス片が散乱した化学実験室に、やつらの気配は無かった。一応しっかりと警戒しながら、目的の物と他に使えそうな物を探す。
「マッチとライター、あとは湯沸かしやコップの代わりにビーカーがいくつか欲しいですね」
「手で全部持ってくのは無理だし、カバンでもあればなぁ」
めぐねえが挙げた他にも、電池や紙、食塩など使えそうなものはいくつか見繕ったが、肝心のガスコンロは見当たらなかった。
「準備室にあるんでしょうが、鍵がかかってますね……どうしましょう」
「ガラスのとこ割れば通れるか……?」
「ええ?!怪我しちゃいますよ?何よりガラスを割ったら大きな音が鳴りますし……」
しかしそれしか方法は無い。鍵を壊そうにも頑丈そうだし、何より音が出る上時間がかかりそうだ。
「じゃあ、やるぞ。めぐねえ、離れてて」
破片が飛んできてもいいように、顔を腕で守りながら磨りガラスをシャベルで打った。
大きな音とともにガラスは粉々に割れ、準備室の中の様子がはっきりとわかるようになった。
ガスコンロは…………あった。中央の机の上だ。
尖った小さなガラス片をシャベルのフチで砕き、静かに準備室の中に入った。
生憎内側に鍵はついておらず、内側からも扉を開けるのは無理なようだ。
ひとまずめぐねえを呼び、窓越しにコンロを渡した。次は予備のガス缶と他に使えそうなものを探す。
戸棚を手早く確認していくと、ヤカンを見つけた。これは使える。
それからティッシュ。そして、少し大きめのビーカー。こんなものか。
「めぐねえ、使えそうなもの渡すからこっち来て」
めぐねえが振り向いて返事をしようとした瞬間、廊下に面した扉が激しく叩かれた。
不味い、と思った時には引き戸が倒され、腹這いになったゾンビが実験室に侵入してきた。
「めぐねえ!危ない!!」
なんとなく自分の小説を読み返してたら過去の実況パートの文が自分的に読むに堪えない感じだったから書き直したいです(願望)。
え?設定とかの細かいところが違う?
オリジナル展開タグと独自設定タグを盾にやり過ごします。
水カップ麺はいけなかないらしいですがあったかいもの食べたいジャン?キャラクターたちは水で戻してもいける事知らないし多少はね?
あ、理科室に置いてある塩とかビーカーは食用とか食器に使ったらホントはダメだから真似しないでね。