羽衣狐ルート   作:眼鏡最高

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酷いです。本当に酷いです…
ごめんなさい…

中学生編ラスト。




第十一話 音楽室

放課後の夕方、俺は音楽室で歌を歌ってる。クソ真面目になっ!

これもそれも狐が合唱コンクールの委員になったせいだ。あぁ面倒い。

 

「一度、止めてくれる。はぁ…、総司」

狐は、ピアノを弾いてる女に声を掛け、ため息をわざとらしく出し、残念な物を見る目で、俺の名を呼んだ。

 

「真面目に歌ってんだろ!」

 

「…音程が、びっくりするほど外れてるわ」

 

「んなもん知るかっ!」

 

「総司は後で居残り練習するわよ」

 

「えぇ!?俺は帰って『迷探偵ボナン』を見る予定なんだぞ」

 

「なら頑張って音程を合わせなさい。はい、じゃあ最初から始めるわね」

狐は冷めた目で俺を切り捨て、クラスの奴ら笑顔を振りまいていた。

 

30分ほどでクラスの練習は終わり、今は俺と狐だけが音楽室にいる。

 

「無理だって、俺、苦手なんだよ」

 

「めずらしいの。総司が弱気とは」

 

「別に弱気じゃねぇ。向き不向きがあんだよ」

 

「上手く出来るようになったら、ご褒美をやろう」

 

「なんだ?ご褒美って?」

 

「妾をやろう」

 

「いらねー」

そう言ったら尻尾でみぞおちを殴られた。

「がっ!てめぇ何すんだ!コラ!」

 

「すまぬ。手が滑った」

 

「アホか!それに尻尾だろ!」

 

「蚊が止まっていた」

 

「喧嘩売ってんのか!ボケ!」

 

その後、まるっとキレイに話を受け流され、30分ほど歌の練習をやり仕舞いになった。狐は鍵を返しに行き、俺は教室で待っていた。

 

あまりに遅いので、俺は椅子に座り、いつの間にか眠っていた。

 

寝ぼけ眼で目を開けると、近くに狐の顔があった、気がする。

 

「ふぁ、お前なんかしたか?」

目をこすりながら聞いたが。

 

「まったく疲れたわ。あのブタ教師にも困ったものだ。あやつに手を握られた。妾の手が汚れたわ」

 

まるきり俺の話をスルーし、ブタ教師の話をした。このブタ教師は音楽の教師で、やたら狐に接触している。今度しめとくか、とりあえず要注意だな。

 

二人で家に帰り、家でも歌の特訓をさせられた。

 

 

 

 

朝なんとか布団から這い出て、部屋を出た。

 

いつも通りに狐は油揚げ系統の飯を食い、俺は味噌汁、ご飯、お新香、焼き魚を食った。洗面所に二人で並び歯を磨き、家を出て学校に向かった。

 

 

久しぶりに真面目に授業を受けた。

んで、五限目前の休み時間、ブタ教師を見つけた。

俺は後ろから静かに近づいた。

 

「要件だけ言うぞ。あいつに近づくな。二度目はねぇぞ。わかったな」

 

注意勧告はしたので俺は教室に戻った。

これでも狐に近づくなら、ぶっ飛ばすかね。

 

 

 

放課後。

また音楽祭の練習をやり、また俺は居残り練習した。

狐の尻尾にぶっ叩かれたりし30分ほどやった。

 

で、帰ろうと音楽室から出ようとした時。

ピアノの音色が聞こえてきた。

 

聞いたことあるな、なんだったか?

そんな事を考えていたら。

 

「エリーゼか…」

と狐がポツリと言った。

 

ピアノの音はだんだん煩く大きな音になっていった。あまりに煩いので俺はピアノをブン殴った。ピアノは壁際まで飛んで音は止まった。すると、違う楽器がいっせいに演奏を始めた。クソ煩い。なんか腹立つわ。

 

「総司、あれを殴れ」

狐が指差したのは、面白い髪型してるオッサンの絵だ。

 

「おう」

走って一気に近づき、飛び蹴りした。

絵は壁にめり込み、全ての楽器の音が止まった。

 

「帰るぞ」

 

「おう」

 

 

 

あと合唱コンクールは優勝した。

 

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