羽衣狐ルート   作:眼鏡最高

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今更ですが中学生編は全部短いです。
やる気が出ないので…




第六話 夢

俺は今、屋上で授業をサボっている。

 

ただサボってる訳じゃない。

昨日ゲームやり過ぎて、眠い…

だから、寝る…

ヘリの上に寝転がり…

 

俺は夢の中へ旅だった。

 

 

〜〜〜

 

 

人間を喰うのも飽きたし、最近は強い奴もいない。

暇だ。どっか遠くに行ってみるか?

 

草っぱらに寝転がり、そんな事を考えていたら。

町の方から派手な音が聞こえた。こりゃ誰か戦ってるな。

暇だし、見に行くか。

 

音の方に行くと、土蜘蛛と陰陽師が戦っていた。

戦ってるが土蜘蛛が陰陽師を押しに押してる。

陰陽師が塵屑のように殴り飛ばされ、動きが止まった。

 

で、土蜘蛛が俺に気が付いた。

 

「朱天」

俺の名を呼ぶと同時に殴りかかってきた。

 

「また、ぶん殴られたいのか」

拳を避けながら土蜘蛛に言い放った。

 

んで、土蜘蛛をぶっ飛ばした。

 

ふと地面を見ると、さっき土蜘蛛にぶっ飛ばされた陰陽師が倒れていた。まだ息があるな、土蜘蛛と戦って生きてるとは人間にしては頑丈だな。

 

そうだ!こいつを育てて強くしよう!

うん、いい考えだ。暇つぶしになるし、将来に戦う楽しみが出来る。

 

そんな感じで陰陽師を拾った。

人間の医者に見せに行った。もちろん人間に化けてな。

 

のちのちに分かるが陰陽師は女だった。女は苦手だったが、けっこう強かったので仕方なくそのまま育てる事にした。

 

人間に化けて陰陽師に術や技を教えると、飲み込みが早くどんどん覚えていった。これなら数年後に俺と戦えるな。楽しみだ。

 

暇つぶしに育てた陰陽師は俺の予想より強くなった。

今じゃ京の町では有名な陰陽師だ。

 

そいつに呼ばれ、屋敷に向かった。

 

まだ仕事で帰ってないようだ。

家の奴に酒を進められ、たらふく飲んでいる。

 

飲んで飲んで飲みまくっていたら、眠くなってきた…

 

う〜ん…

ねむ…

 

 

〜〜〜

 

 

私は鬼に助けられた…

 

私が小さい時、村が一匹の妖怪に襲われ私以外の村人は死んだ。私だけが生き残り、お師匠様に育てられた。お師匠様は陰陽師で私は拝み倒し陰陽術を教わった。お師匠様から術や技を全て学び終わり、諸国を放浪しながら沢山の妖怪ども倒し、私は少し天狗になっていた。

 

強い妖怪は京に居ると聞いて私は京に向かった。

そこで早速、土蜘蛛を見つけ退治しようと攻撃したが、なすすべ無く私は倒された。

 

次に気が付いたのは医者の家だった。

どうやらは私は男に助けられたようだ。その男は変な男だった。

 

いきなり私を強くすると宣言した。

なんでも昔、仙人に術を教えてもらったようだ。

 

土蜘蛛を倒したと言ったが最初は半信半疑だった。

だが、その男が強い妖怪を倒す姿を見て、あらためる事にした。

そこからは術や体術を真剣に教わった。

 

数年が過ぎ。

強い妖怪と戦った時。

男は鬼になった。

 

その鬼は私の村を襲った鬼だった…

見間違えするはずがない…私はこの鬼を…

 

鬼は妖怪を倒し、私の心配をしてきた。

放心しながら私は頷いていた。

 

そして私はある計画を実行した。

酒に無味無臭の眠り薬を入れ、封印する事にした。

 

私が家に居ない事にし、酒を運ばせ、飲ませた。

 

酒瓶が山ほど積み上がり、ようやく薬が効いてきたようだ。

「鬼」が床に倒れた。

 

立ったまま顔を見たが、すっかり寝ている。

 

ごめんなさい…

 

父さん、母さん、姉さん、弟よ、ごめんなさい…

この「鬼」を、この優しい「鬼」を私は殺せない…

敵を殺せないばかりか…

それよりも酷い。私は、この「鬼」を…

 

滑稽だな私は…

 

眠れ…

この思い事、眠れ、鬼よ…

 

眠れ、永遠に…

 

 

〜〜〜

 

 

ガンッと頭に衝撃がきて。

「いってぇ!?」

目が覚めた。

 

「総司、起きろ。授業に出るぞ」

狐が俺の足を掴み地面に落としたようだ。

 

「てめぇ!なにしやがんだ!」

 

「呼んでも起きぬ総司が悪い」

 

「まったくよぉ」

 

なんか、懐かしい夢を見てた気がするが…

すっかり忘れたな。

 

うーん、ひと伸びして起き上がった。

「行くか」

 

「うむ」

 

屋上を後にし、教室に向かった。

 

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