途中で、めちゃくちゃ手抜きになります。
お詫びの言葉もございません。
俺は五人目の人間を食い終えた。
狐が久しぶりに生き胆を集めに行くと言い、少し遠くへ足を延ばした。
俺が居る場所は薄暗い寂れたトンネルの入り口脇の茂みだ。狐はトンネルの入り口に立っている。人通りが少なく効率は悪いがバレずに生き胆を集める事が出来る。つーか人間食うの飽きたな…
しばらくして反対側から女子高生が歩いてきた。見たとこ普通で、純朴そうな女子高生だ。嗅覚を鋭くしたが香水の臭い匂いも、金属とかも無い。うん、あれなら食いやすそうだな。
数mまで女子高生が狐に近づき、狐が女子高生に声を掛けようとした時に、それは足元から聞こえた。
「はっ!羽衣狐様!はっはっはじめましてぇ!今日は!いっいい天気ですねぇ!そっそれでは失礼しますっ!」
『狐』が『狐』に挨拶していた。
声の主は、デフォルトの狐人形みたいな、チビ狐だった。
ちなみに今の時間帯は夕闇が包む頃で、ほとんど空は真っ暗だ。
ぬいぐるみっぽいチビ狐は何度もどもり羽衣狐に話し掛け立ち去ろうとしていたが羽衣狐の尾っぽに捕まっている。
羽衣狐の尻尾に捕まり宙でブランブランしてるチビ狐に話し掛けたが反応が無い…、よく見るとチビ狐は気絶していた。…白目で気絶していた。
チビ狐の体を何度も揺さぶり大声を出したが起きず、最終的には。
「おい!おいっ!起きろやっ!」
キレて少し強めに殴った。
「ふぎゃっ!」
起きたと思ったら。
「えっ…、ぎゃあああああ!…へふ…」
叫び声を上げ、また気絶しやがった…
そんな事を何度か繰り返し、ようやっとチビ狐と話している。
こいつは、いったいなんなんだ。無駄に疲れた…
チビ狐の名前は「ゴン」と言った。
あの女子高生に、ゴンが人に化けた時、怪我をして手当てしてもらったようだ。で、守護妖怪をしているらしい。ナニそれ…守護霊か何かの親戚?初めて聞いたぞ。
ただ、これだけを聞きとるのにも大変苦労した。ゴンは、どもりまくりで喋るので、わかりにくい、それに少し声を荒げると気絶する。マジで本気で、疲れた。
そして最後に狐が、羽衣の方。
「次、童の邪魔をしたら、わかるな」
そしてプルプル震えていたゴンの動きが止まった。間違いなく気絶しているだろう。ただ、もう起こすのが面倒なので、そのまま置き去りにした。
弱いくせに変な狐だったな。
〜〜〜
あれから数週間後。
また俺達は生き胆を集めに行った。
あのトンネルに。
二人の生き胆を狐が喰らい、俺が残りを処理していたら、トンネルの向こうからゴンと共に女子高生が歩いて来た。
あいつ、どうする気だ…
また狐の邪魔をしたら、間違いなく殺されるだろうな。
段々と、ゴン&女子高生は狐に近付いていた。
そんな時に、突然と爆音がトンネルに響いた。
爆音と共に現れたのは、首無しライダーだった。
女子高生は後ろを振り向き「ひぃっ!?」と、ひきつるような声を出していた。あっという間に首無しライダーは女子高生のすぐ後ろまで迫っていた。
首無しライダーと女子高生が交差し、女子高生が倒れた。
何かがポーンと飛んで、コロコロと俺と狐の方に転がってきた。
それは、ゴンの首だった。
「うるせぇんだよ…」
「まったくじゃ。情緒が無いのう」
俺は道路に出て、狐の前に立ち、まっすぐ向かって来る首無しライダーを待ち構えた。
交差する瞬間、首無しライダーを一撃でぶっ潰した。
地面にめり込み、跡形も無く、消え去った。
女子高校生を見に行くと、気絶していた。
似た物同士か…
ほっといても大丈夫だな。
狐の元に戻り、俺達は帰る事にした。
一度トンネルを振り返り、俺は帰路についた。