IS~駆け抜ける嵐   作:BD3

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モザンピーク


31話

アリーナ会場は唖然としていた。

 

ミサイルの嵐と土煙の中で何が起こったのか理解する事が出来なかったからだ。

 

何が起こったのか説明をするならこんな感じてある。

 

まずミサイルコンテナから放たれた弾幕の一部は地面にに着弾し、土煙を引き起こした。

 

そしてコウは上空にいるセシリアに背後から近づき叩き落とした。この時、セシリアのレーダーは甲龍を示していたからだ。

しかしそれは甲龍ではなく3号機だったのだ。

 

何故反応は甲龍になっていたのか?それは3号機の本体であるハロが活躍していたからだ。

 

ハロは火器管制システムの役割を持っている他、偽装伝達装置やステルス等々、電子通信の妨害系といった役割を持っているので煙幕や狭い場所や2対1といった数の戦いでも役に立つのである。

 

それを知らないセシリアと鈴は、ハロの偽装伝達により踊らされていたのだった。

 

そしてその2人はというと、二度とウラキとは戦いたくないと怯えながら言ったそうだ。

 

 

 

 

──────────────────────

 

 

 

コウは第2回戦に備え休憩をとっていたコウ。次の対戦相手はシャルルとラウラであった。

これはコウにとって厄介なチームで、もしラウラのAICに捕まればシャルルのパイルバンカーがコウのシールドエネルギーを食い破るだろう。

 

だから今回は1回戦と同じような戦い方はするがその中にアレンジを加えるといった感じて戦うのだ。

 

「そろそろ試合が始まるか・・・」

 

コウは控え室から出ていきハロと共にアリーナに向かっていったのであった。

 

それを後ろで観察していた男女に見られているのに気付かずに・・・

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

アリーナにてコウが出てくるまで待っていたシャルルとラウラはちょっとした対策を練っていた。

 

「さっきのウラキさんの戦い方を見ると隙がまったくない・・・どうしよう...」

 

「そうだな。恐らく私がAICを初手で発動するのはウラキ中尉も分かっているだろうな」

 

「うん・・・ん?そのウラキ中尉って呼び方はどうしたの?」

 

「あ、いや、もしあの人が軍人だったら中尉ってイメージが浮き上がってきたんだ」

 

「そ、そうなんだ...。あ、来た!」

 

シャルルの声と共にアリーナの発進口から3号機が出て来た。

 

そして試合開始のブザーが鳴り響いた。

 

 

初手を取ったのは3号機。まずミサイルコンテナからマイクロミサイルや大型ミサイルが放ち、同時にフォールディングバズーカを連続で撃った。

 

(動きが止まった...!)

 

ラウラはミサイルの嵐に被弾しながらもある程度近づき、AICを発動させ3号機の動きを止めた。

 

「クッ!機体が動かない...!?ハロ!AICの解除間に合うか!?」

 

「ギリギリ!ギリギリ!」

 

そしてラウラと同様に被弾していたが一気に勝負をつける為にパイルバンカーを出した。

 

「これで決める・・・!!」

 

ハロの解除が間に合うかそれともパイルバンカーが3号機を貫くか、どちらが速いのか。

 

 

 

速かったのは・・・どちらも同じであった。

 

解除は間に合ったがパイルバンカーは3号機の腹を貫こうとしていたが盾がそれを受け止めその衝撃で3号機の盾は使えなくなった。

 

「シ、シールドが・・・!」

 

そしてシャルルの背後からラウラが追撃するようにプラズマ手刀を展開し3号機に斬りかかるが、3号機の携帯武装のビームライフルからビームジュッテを展開させた。

 

そしてラウラにサマーソルトを食らわせ、さらに追撃として大型ビームサーベルを展開しラウラをおもいっきり右側に斬り飛ばした。

そのラウラはアリーナの壁に激突。行動不能となった。

 

残ったのはシャルルだけとなった。

 

右に斬り飛ばしたせいか大型ビームサーベルはその勢いで3号機の手から離れ回転。大型ビームサーベルの超広範囲の回転斬りが誕生した。

 

その回転斬りを避けながら近づくシャルル。しかし回転していた大型ビームサーベルは消え、同時に3号機の姿も見失った。

 

3号機の反応は上空を示していた。

 

 

最後にシャルルが見たのは3号機が大型メガビーム砲を構え大質量のビームを放っている所だった。

 

 

 

『試合終了。勝者、コウ・ウラキ』

 

 

 

 

 




次は撃墜王VS元生徒会長とモップ戦です。
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