IS~駆け抜ける嵐   作:BD3

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33話

「ハロ・・・決勝戦までの時間は?」

 

「アト10分!アト10分!」

 

楯無&箒ペアの試合を制したコウ。決勝戦に赴くべく椅子から立ち上がろうとする。

しかし急激なめまいに襲われ立ち上がる事が出来ず、椅子から滑り落ちた。

 

コウは袖を捲りポケットから栄養剤を取り出し腕に自ら注射した。

 

「はぁ...はぁ...。見られてないよな...?」

 

「大丈夫カ?大丈夫カ?」

 

今はハロとコウだけだが、もし他の人間に見られたらたまったもんではない。

ハロはコウに簡易バイタルを行い身体と健康の結果をモニターに出した。

 

結果は・・・「シバラク休メ」と出た。

 

「そうだな・・・試合が終わったらそうさせてもらうさ」

 

めまいは引いたが体力の限界に近いコウ。

 

決勝戦の為に残して置いた“切り札“を使う時が来た。

 

 

─────────────────────

 

決勝戦

 

アリーナの観客が見守る中、一夏と簪の間に微妙な空気が流れていた。原因は一夏が決勝前に今回ペアとして組んだ理由を話したからだ。

 

だがその空気を読まない物がアリーナの発進口から現れた。

 

4基のブースターから放出された荷電粒子の残光は妖精の飛翔を感じさせ、槍(メガ・ビーム砲)と盾(Iフィールド)を構えは中世の騎士の様に思わせた。

 

それを見たアリーナの観客の中には口を大きく開く者や、その残光や姿に見惚れた者もいた。

 

 

(GP03&ウェポンシステム・・・デンドロビウムからの分離機動形態...)

 

コウがウェポンシステムを使うのはこれが初めてである。

しかもAE社からこのウェポンシステムが存在すると聞かされたのはタッグマッチ前日の事であった。

 

(コイツの推進方式はミノフスキー粒子を媒体にしたイオン・ドライブか・・・。でもステイメンの出力だとイオン・ドライブとIフィールドの同時稼働は出来ない・・・。それが悟られたら劣勢になるだろうな...)

 

ウェポンシステムの弱点はステイメンの2,000kwの出力ではイオン・ドライブとIフィールドの同時稼働が不可能・悟られたら劣勢になることが唯一の弱点だということである。

 

アリーナの地面に着地し10秒経過すると試合開始のブザーが鳴り響いた。

 

先手はコウのウェポンシステムである。

 

同時稼働出来ないと悟られたら不利な状況に陥るのは目に見えているので長期戦は避け短期戦で挑まなければならない。

 

コウは低出力のメガ・ビーム砲を2人の間に撃ち分断させマイクロミサイルを発射し弾幕を作った。

しかしそれに対抗するように打鉄弐式を駆る簪は「山嵐」を展開し、独立稼働型誘導ミサイルを撃った。

 

それによりマイクロミサイルと誘導ミサイルがぶつかり合い爆発が大きくなった。

 

その隙にウェポンシステムの背後に回った一夏は零落白夜を展開し斬ろうとする。しかしウェポンシステムにそんなものは通用しなかった。

 

白式が背後から近付いていることに気が付いたコウは機動力で機体ごと後ろに振り向きメガ・ビーム砲でバットの様に吹き飛ばした。

 

態勢を立て直そうとする白式を絶対防御が発動する位の威力をメガ・ビーム砲を放った。

 

「なんて機動力なんだ!?速すぎ・・・!?」

 

一夏は回避しようとするが間に合わずビーム砲の餌食になってしまった。

 

残るは簪だけである。

 

白式という火力を失った簪だが諦めることはしなかった。その頭をフルに回転しウェポンシステムの弱点を探った。

 

(そういえばあの時・・・)

 

マイクロミサイルと誘導ミサイルによる爆発の際、簪はどさくさに紛れ2門から連射型荷電粒子砲を放った時、ウェポンシステムに当てるもののIフィールドによる防御があったがその時、ウェポンシステムは動いておらず逆に落下していたのだ。

 

(もしかしてジェネレータみたいな物とブースターの同時稼働が出来ていないの・・・?)

 

そう思った簪は移動しながら連射型荷電粒子を撃った。

 

高速移動しているウェポンシステムに当てようとするがやはりその時は動きが止まっていたのだ。

 

(もしかしたら勝てるかも・・・)

 

簪は確信を得るがそう問屋は卸さなかった。

 

コウはミサイルを全弾撃ち凄まじい弾幕を張った。これでは迂闊に近づけないと感じた簪。

 

「はぁ...はぁ...。クッ!!沈めぇぇぇぇぇ!!」

 

集中力がギリギリ途切れかけているコウはメガ・ビーム砲を簪に向けて撃った。

 

しかし当たるどころか簪を掠め、アリーナの壁に当たった。

 

(不味い・・・集中力が・・・!)

 

ウェポンシステムの動きは一瞬だが硬直した。簪はそれを逃さす瞬時加速を使い急接近。

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「っ!うあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

簪は薙刀で3号機を突こうとする。対するコウは全開で横に避けるように動かした。

 

だが薙刀は3号機に直撃し更に横に避けようとしたコウは運悪くIフィールドも引き裂かれてしまった。

 

コウは機動力を生かし後退するが上空から打鉄弐式とは違う反応が現れた。

 

「こんなときにまた彼奴らか....!?」

 

この学園を襲うのは大抵ジオンか亡国機業だけである。

 

そしてソイツはアリーナの地に足をつけた。ザクと同じ一つ目ではあるが赤く塗装されており更にビーム・ナギナタを展開し、その刃を簪に向けた。

 

 

 

 

ソイツの名は・・・ゲルググ

 

 

 

 

 




書き殴りになるな....
書き殴りになるな....

シーマ様を差し置いて書き殴りになるな...

前書きで書いた「お待たせ」の意味は実は鬼滅と仁王のクロスオーバーを書き完成、そしてそのまま寝落ち。
さらに夢の中でシーマ様が私をぶちそのままどこかに消えました。


どうやらBD3は錯覚しているようだ。どうしますか?

1 お節介な男は嫌いさね!と吐く

2 ・・・ぶつよ!という前にぶつ
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